39歳の平均年収はいくら?中央値や手取りを男性・女性ごとに解説

39歳は、これまで積み上げてきた専門性や実績が最も安定して評価されやすい時期です。一方で、40代を目前に「この先のキャリアをどう描くべきか」「今より高い水準を目指せるのか」といった視点で、自身の市場価値を見直すタイミングでもあります。
実務経験が厚い39歳だからこそ、転職市場における評価は大きく変わります。

では、39歳の平均年収はどれほどなのか。
本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)の実績や厚生労働省の最新データを基に、39歳の年収水準を多角的に解説します。

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39歳の平均年収は約857.8万円

JACの実績によると、39歳の平均年収は約857.8万円です。ハイクラス求人を多数取り扱っているため、39歳の平均年収も800万円台後半と高水準にあります。

39歳の男性の平均年収は約879.3万円、女性は約785.8万円

JACを介して転職された39歳の平均年収を男女別に見ると、男性の平均年収は約879.3万円、女性は785.8万円となっています。JAC利用者の全年代の平均年収は838.6万円であることと比較すると、39歳の平均年収は全体を上回る水準であることが分かります。また、男性、女性の平均年収も全年代平均を上回る金額です。

JACの実績における全年代の平均年収と39歳の平均年収を比較すると、以下の表のようになります。

項目39歳平均全年代平均
平均年収857.8万円838.6万円
男性の平均年収879.3万円863.5万円
女性の平均年収785.8万円747.0万円

当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より

39歳の平均手取り額は約629.2万円(手取り月収は約52.4万円)

ボーナスの支給がなく、年収を12ヵ月で分割して支給されると仮定し、東京都在住の39歳(扶養なし)の方の平均手取り額を計算しました。JACの実績データである39歳の平均年収857.8万円をもとに計算すると、年収の平均手取り額は約629.20万円となります。内訳については以下の表のとおりです。

項目月収年収
額面収入71,5000円8,578,000円
所得税49,860円598,320円
住民税42,183円506,196円
健康保険35,180円422,160円
介護保険 -
厚生年金59,475円713,700円
雇用保険3,932円47,184円
手取り524,370円6,292,440円

※本試算は、賞与を含まない月給ベースの年収を想定しています

出典:国税庁

出典:日本年金機構

出典:全国健康保険協会

住民税率は自治体や、扶養・各種控除の有無によっても手取り額は変動します。年収850万円台の39歳前後の会社員の場合、おおよその目安としては上記の水準と考えられます。

39歳の年収の中央値は812.2万円

JACを利用して転職された39歳の年収中央値は812.2万円です。
分布を見ると、600万〜899万円に約半数(約49%)が集中しており、39歳のボリュームゾーンは「800万円前後」といえます。一方で、700万円以上の層が全体の約7割、900万円以上の層も4割弱を占めており、年収レンジ全体が右側に厚い“ハイクラス寄り”の分布となっている点が特徴です。

なかでも、最も割合が多いのは「年収1,000万円以上」の層で24.6%。39歳の約4人に1人が1,000万円超の条件で転職を実現している計算です。単発の例外値ではなく、一定のボリュームを持ったゾーンとして1,000万円台が形成されていることからも、マネジメントや専門職として役割を広げてきた39歳にとって、1,000万円超は「特別な一握り」ではなく、現実的に狙いうる水準といえます。

自分のスキルや経験を最も発揮できるフィールドを選び取れるかどうかで、600万〜800万円台にとどまるのか、900万円・1,000万円超のレンジに踏み込めるのかが分かれる――。
そんな“レンジの切り上げ”が起こりやすいのが、39歳というタイミングだと捉えられます。

【エリア別】39歳の平均年収(東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・兵庫・福岡)

本データは、JACの転職実績(想定年収)を首都圏・関西圏を中心とした主要都道府県に集計した参考値です。なお、地域によってサンプル数が異なり、件数が少ない地域は平均値が一部の事例に左右されやすい点にご留意ください。

【首都圏・関西圏を中心とした主要都道府県】39歳の平均年収 

東京都904.5万円
神奈川県807.4万円
大阪府804.0万円
愛知県863.6万円
埼玉県728.4万円
千葉県811.7万円
兵庫県803.5万円
福岡県749.5万円

※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より

39歳前後は、これまで築いてきたキャリアや評価が、年収水準としてほぼ固まりやすい時期です。東京・神奈川といった都市部では、本社機能や外資系企業、管理職・シニア専門職ポジションが集中しており、39歳時点でも高い年収水準での採用が見られます。

一方、地方エリアではポストの総数が限られるため、同年代でも年収の伸び方や選択肢に差が出やすい点が特徴です。

【企業規模別】39歳を含む35-39歳の平均年収(大企業・中堅企業・中小企業)

平均年収はさまざまな要素に影響を受けます。厚生労働省が公表している「令和6年賃金構造基本統計調査」では、企業規模別の月例賃金を公表しています。

39歳が属する30代後半の企業規模別の平均年収では、企業規模が大きくなるほど年収も高くなる傾向が見られます。特に男性の場合、平均年収の差は大きく、大企業と中小企業の金額差は約200万円にも上ります。

月例賃金をもとに「月給×12カ月+年間賞与その他特別給与額」で年収換算した39歳相当の平均年収は次のとおりです。尚、従業員1,000人以上の企業を大企業、100人~999人の企業を中堅企業、10人~99人の企業を中小企業として分類しています。

企業規模30代後半の平均年収30代後半の平均年収30代後半の平均年収
大企業630.5万円699.8万円488.2万円
中堅企業507.1万円553.0万円427.2万円
中小企業451.6万円492.0万円376.5万円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(第1表 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)

【参考】年齢別平均年収

以下の表は、JACを介して転職された方の25歳から55歳までの平均年収を年齢別にまとめたものです。39歳から平均年収は850万円を超え、その後緩やかに上昇していることが分かります。50代後半に向けさらなる年収アップが期待できるでしょう。

年齢平均年収
25歳542.3万円
26歳575.0万円
27歳607.8万円
28歳621.6万円
29歳659.0万円
30歳676.1万円
31歳708.7万円
32歳732.1万円
33歳750.0万円
34歳782.1万円
35歳782.2万円
36歳809.9万円
37歳820.8万円
38歳835.4万円
39歳857.8万円
40歳877.8万円
41歳886.0万円
42歳899.9万円
43歳924.1万円
44歳907.5万円
45歳951.6万円
46歳964.0万円
47歳965.6万円
48歳985.8万円
49歳975.3万円
50歳1016.6万円
51歳1012.3万円
52歳1023.3万円
53歳1005.3万円
54歳1021.8万円
55歳998.7万円

当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より

【最終学歴別】39歳を含む35-39歳の平均年収(大学院卒・大卒・短大卒・高専卒・専門学校卒・高卒)

厚生労働省が公表している「令和6年賃金構造基本統計調査」では、学歴別の平均賃金のデータも公開されています。

39歳が属する30代後半では、大学院卒の年収が最も高く、高卒と比べると300万円以上の差が生じています。また、男性と女性の平均年収を比較すると、すべての学歴において女性の平均年収は男性よりも低く、男女間の賃金格差が未だ解消していない現状も確認できます。

最終学歴30代後半の平均年収30代後半男性の平均年収30代後半女性の平均年収
大学院797.5万円826.4万円660.3万円
大学616.3万円661.4万円520.3万円
高専・短大474.2万円582.4万円4139歳万円
専門学校465.0万円503.4万円414.6万円
高校463.2万円509.6万円348.5万円

 出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(第1表 年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)

【業種別】39歳の平均年収ランキング

JACの実績データでは、「コンサルティング・シンクタンク・事務所」964.7万円が最も高く、続いて金融957.7万円、WEB915.1万円と、高度な専門性が求められる業種が上位を占めています。
これらの領域に共通するのは、専門性×再現性×事業貢献を高いレベルで求められる点で、成果を構造化して示せる39歳は即戦力として評価されやすいポジションです。

特にコンサル・金融・WEBは、事業成長や意思決定への直接的な寄与度が報酬に反映される業界構造のため、経験が成熟する39歳前後で年収900万~1,000万円超に乗せやすい業種といえます。
専門性を軸に、自身の成果の“再現可能性”を示せるかどうかが、上位レンジへの分岐点になります。

業種39歳の平均年収
コンサルティング・シンクタンク・事務所964.7万円
金融957.7万円
WEB915.1万円
IT・通信896.4万円
メディカル・バイオ892.6万円
メーカー(電機・機械)834.2万円
流通822.4万円
マスコミ815.4万円
建設・不動産815.1万円

当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より

【職種別】39歳の平均年収ランキング

職種別の平均年収では「医療・介護・福祉」が最も高い1,257.7万円となっています。そのほか「コンサルティング・アドバイザリー」が1,056.7万円、「経営・事業企画」が990.5万円、「WEB・アプリ・ゲーム」が957.2万円、「金融」が941.3万円と続きます。いずれも専門性が問われる職種であるという共通点が見られます。

業種39歳の平均年収
医療・介護・福祉1,257.7万円
コンサルティング・アドバイザリー1,056.7万円
経営・事業企画990.5万円
WEB・アプリ・ゲーム974.2万円
金融941.3万円
マーケティング・商品開発883.6万円
営業874.7万円
IT857.7万円
経理・財務848.4万円
メディカル・バイオ843.2万円
内部統制・監査841.1万円
土木系831.5万円

当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より

39歳で年収アップの転職に成功した事例

実際にJACを介して転職をし、年収アップに成功された39歳の方の事例を2つご紹介します。

行政出向・再開発PJの実績を武器に、大手不動産の事業企画へキャリアアップ

Gさん(男性/39歳)

業種職種年収
転職前不動産事業企画800万円
転職後不動産事業企画1,500万円

Gさんは、大手デベロッパーにおいて分譲マンション向けの用地取得や事業計画、商品企画などの経験を積まれた後に転職をされ、市街地の再開発事業の推進に携わってこられた方です。行政に出向し、行政側の立場から再開発事業の事業組成に関与された経験もあり、これまでの経験を生かし、さらなるスキルアップを図れる環境への転職を希望されていました。

JACでは、Gさんの意向を尊重し、大手不動産会社の事業企画職をご紹介しました。住宅だけでなく、オフィスビルや商業施設、物流施設など、多様な事業企画に関わる業務であり、将来的には海外事業を担当する可能性もあることから成長意欲の高いGさんの希望に合致するのではと判断したためです。

面接では大学院で都市科学を専攻したGさんの専門性、これまでに培ってきた豊富な実績が高い評価につながり、見事年収700万円アップの条件で採用が決定しています。

証券の内部監査から銀行の審査スペシャリストへ。年収800万→1,250万を実現した転職事例

Iさん(女性/39歳)

業種職種年収
転職前証券内部監査800万円
転職後銀行審査1,250万円

Iさんは、証券会社や銀行などにおいて、デューデリジェンスやIR資料の作成、RM、融資審査、内部監査など、幅広い業務に携わった経験をおもちの方です。内部管理責任者や証券外務員1級、日商簿記など、多数の資格も取得され、金融業界におけるスキルアップを目指されてきました。ファイナンス領域のスペシャリストとして、さらなる経験を積みたいと転職を決意されたとのこと。

JACでは、銀行におけるエクイティ投資案件の審査やリスク分析を担当するスペシャリスト職をご紹介しました。Iさんがこれまでに培ってきたノウハウや知見を最大限に発揮できるのではと判断したためです。

面接ではIさんの実績はもちろん、多数の取引先と良好な関係性を構築してきたコミュニケーションスキルも高く評価され、年収450万円アップの条件で採用が決定しています。金融庁との調整業務などにも関わる業務であり、Iさんからは大きなやりがいをもって業務に取り組んでいるとご報告をいただいています。

39歳で年収アップの転職を目指すならJAC Recruitment

40歳を目前に控えた39歳の時期に、新たな環境での挑戦を目指し、転職を検討する方は少なくありません。また、十分な実績と経験に裏付けられた専門的な知識やノウハウを保有する30代後半の実務経験者を希望する企業も多く、まさに39歳はさらなる飛躍に適したタイミングであるといえます。

転職による年収アップを目指すにあたっては自身の強みを明確に把握するとともに、自身の価値が高い評価につながる企業を見極めることが重要になります。JACでは、業界ごとの専門チームが企業の経営幹部、部門責任者と密接なリレーションシップを構築しています。そのため、求人票だけでは捉えにくい採用の背景や求められる資質などについても把握しており、詳細な情報に加え、面接対策に関するアドバイスの提供が可能です。事前に企業研究を進められれば、より転職活動を有利に進められるでしょう。

納得できる転職活動を実現したい場合にはぜひ、JACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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