25歳は、キャリアの方向性によって将来の年収水準が大きく分かれ始める重要な時期です。
本記事では、厚生労働省の公的データとJAC Recruitment(以下、JAC)の実績(2023年1月~2025年10月)をもとに、25歳の平均年収・中央値・手取り額を男女別・属性別に詳しく解説します。
目次/Index
25歳の平均年収は約535.4万円
JACの実績によると、25歳の平均年収は約535.4万円 です。国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査(2024年分)」によると、20代後半の平均年収が約369万円である点と比べても、国全体の平均と比べて高い水準にあり、ハイクラス求人を多く扱うJACでは、25歳時点でも一定の専門性やスキルを評価されたケースが多いことが特徴です。
出典: 国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査(2024年分)」
25歳の男性の平均年収は約540.5万円、女性は約540.0万円
JACの実績では、25歳の男性の平均年収は約540.5万円、女性は約540.0万円です。IT、営業、技術系を中心に採用実績が多く、成長産業における若手即戦力人材への需要が高いことが特徴です。
全年代の平均年収は825.9万円(男性848.1万円、女性741.3万円)です。25歳以降は、まず担当領域の専門性を高めたり、プロジェクトリーダーとして小規模なチームを率いるなど、責任範囲が広がる段階を経て、マネジメントや専門職として役割がさらに広がり、年収レンジも上がる傾向があります。
表にまとめると以下のとおりです。
| 項目 | 25歳 | 全年代平均 |
|---|---|---|
| 平均年収 | 535.4万円 | 825.9万円 |
| 男性の平均年収 | 540.5万円 | 848.1万円 |
| 女性の平均年収 | 540.0万円 | 741.3万円 |
当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より
25歳の平均手取り額は約424.0万円(手取り月収は約35.3万円)
年収535.4万円を前提に概算すると、25歳の年間平均手取り額は約424.0万円、月あたりの手取りは約35.3万円程度となります。社会保険料や税金を差し引いた後でも、一定の可処分所得を確保できる水準といえます。
ボーナスがなく毎月同額を受け取るケースの、手取り額の内訳例は次のとおりです。
| 項目 | 月収 | 年収 |
|---|---|---|
| 額面収入 | 446,000円 | 5,354,000円 |
| 所得税 | 8,550円 | 102,600円 |
| 住民税 | 19,591円 | 235,100円 |
| 健康保険 | 21,802円 | 261,624円 |
| 厚生年金 | 40,260円 | 483,120円 |
| 雇用保険 | 2,674円 | 32,088円 |
| 手取り | 353,123円 | 4,239,468円 |
出典:国税庁
出典:日本年金機構
出典:全国健康保険協会
※扶養の有無や各種控除、自治体による税率の違いなどにより実際の手取り額は変動します 。
25歳の年収の中央値は517.5万円
JACの実績では、25歳の年収中央値は517.5万円です。分布データを見ると500万〜700万円帯に偏っており、このレンジが25歳の中心層といえます。
平均年収との乖離も小さく、25歳時点では一定の専門性を備えた層の報酬水準が比較的安定していることが読み取れます。

【参考】年齢別平均年収
25歳から55歳までの社会人の平均年収推移を一覧で示します。年齢ごとの収入の変化を把握することで、キャリア形成や転職検討時の相場感をつかむ参考データとして活用できます。
全体としては、30代前半〜40代半ばにかけて年収が大きく伸びる傾向が見られ、50歳前後でピークを迎える形となっています。
| 年齢 | 平均年収 |
|---|---|
| 25歳 | 535.4万円 |
| 26歳 | 569.8万円 |
| 27歳 | 596.8万円 |
| 28歳 | 615.1万円 |
| 29歳 | 651.4万円 |
| 30歳 | 668.4万円 |
| 31歳 | 698.8万円 |
| 32歳 | 720.9万円 |
| 33歳 | 739.7万円 |
| 34歳 | 764.7万円 |
| 35歳 | 775.7万円 |
| 36歳 | 800.2万円 |
| 37歳 | 814.7万円 |
| 38歳 | 823.1万円 |
| 39歳 | 856.0万円 |
| 40歳 | 866.4万円 |
| 41歳 | 874.2万円 |
| 42歳 | 883.1万円 |
| 43歳 | 910.6万円 |
| 44歳 | 902.1万円 |
| 45歳 | 934.9万円 |
| 46歳 | 967.4万円 |
| 47歳 | 938.0万円 |
| 48歳 | 964.8万円 |
| 49歳 | 954.6万円 |
| 50歳 | 981.9万円 |
| 51歳 | 994.9万円 |
| 52歳 | 995.7万円 |
| 53歳 | 998.9万円 |
| 54歳 | 1012.5万円 |
| 55歳 | 994.5万円 |
当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より
【エリア別】25歳歳の平均年収(東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・兵庫・福岡)
本データは、JACの転職実績(想定年収)を首都圏・関西圏を中心とした主要都道府県に集計した参考値です。なお、地域によってサンプル数が異なり、件数が少ない地域は平均値が一部の事例に左右されやすい点にご留意ください。特に福岡県は参考値としてご覧ください。
【首都圏・関西圏を中心とした主要都道府県】25歳の平均年収
| 地方 | 25歳の平均年収 |
|---|---|
| 東京都 | 554.6万円 |
| 神奈川県 | 513.9万円 |
| 大阪府 | 501.3万円 |
| 愛知県 | 497.9万円 |
| 埼玉県 | 591.3万円 |
| 千葉県 | 452.4万円 |
| 兵庫県 | 478.9万円 |
| 福岡県 | 567.1万円 |
当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より
【企業規模別】25歳の平均年収(大企業・中企業・小企業)
厚生労働省が公表している「令和6年 賃金構造基本統計調査」によると、20代後半(25〜29歳)の賃金は企業規模が大きいほど高く、大企業・中企業・小企業の順に水準が下がります。 月例賃金をもとに「月給×12カ月」で年収換算した、25歳相当の平均年収は次のとおりです。
| 企業規模 | 25歳の平均年収 | 25歳男性の平均年収 | 25歳女性の平均年収 |
|---|---|---|---|
| 大企業 | 473.9万円 | 503.5万円 | 437.9万円 |
| 中企業 | 415.2万円 | 440.8万円 | 385万円 |
| 小企業 | 377.0万円 | 394.9万円 | 354.2万円 |
大企業では役割の細分化により給与レンジが上がりやすい一方、中堅・中小企業では多様な業務を担うケースが多く、賃金水準は相対的に抑えられる傾向があります。
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」(p9 – 企業規模別にみた賃金)
【最終学歴別】25歳の平均年収(大学院、大学、高専・短大、専門学校、高校)
厚生労働省が公表している「賃金構造基本統計調査」をもとに20代後半(25〜29歳)を学歴別に見ると、大学院卒が最も高く、大卒、高専・短大卒、専門卒、高卒の順で水準が下がります。
特に大卒層では、25歳時点で平均465.6万円、男性487.1万円、女性441.5万円となり、役割や業務範囲の広がりに応じて給与が緩やかに上昇する構図が見られます。
以下は、最終学歴別の25歳の平均年収をまとめた表です。
| 最終学歴 | 25歳の平均年収 | 25歳男性の平均年収 | 25歳女性の平均年収 |
|---|---|---|---|
| 大学院 | 537.0万円 | 549.6万円 | 495.1万円 |
| 大学 | 465.6万円 | 487.1万円 | 441.5万円 |
| 高専・短大 | 402.6万円 | 461.6万円 | 378.4万円 |
| 専門学校 | 390.0万円 | 403.0万円 | 379.2万円 |
| 高校 | 390.8万円 | 419.7万円 | 332.4万円 |
専門性を備えた方のキャリアが伸びる年代であることも影響し、学歴による差が残るものの、産業や職種によって個別の変動幅も大きい点が特徴です。
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」(p8 – 学歴別にみた賃金)
【業種別】25歳の平均年収ランキング
JACの25歳業種別実績では、コンサルティングが576.4万円、IT・通信が566.2万円、メディカル・バイオが555.9万円、と上位を占めています。いずれも専門性やスキルが早期に評価されやすい領域であり、若手期から高水準の報酬が提示される傾向が見られます。特にIT分野では、女性の平均年収が男性を上回るなど、デジタル領域におけるジェンダー差の小ささも特徴的です。
一方、サービス業は427.1万円と低水準にとどまり、消費者接点を中心とする業種では若年層の給与が抑えられる傾向があります。25歳時点では管理職ポジションが少なく、報酬は役職よりも専門スキルや実務経験への評価が反映されやすい段階にあります。成果が直接報酬に反映されやすい業種では高水準になりやすく、逆に組織型の業種では昇格前のため伸びが限定的です。
つまり、若手期は業界選択やスキル習得が年収差を大きく左右するフェーズであることが、業種別データからも明確に読み取れます。
以下は、全体平均年収が高い順に整理した一覧です。
| 業種 | 25歳の平均年収 | 25歳男性の平均年収 | 25歳女性の平均年収 |
|---|---|---|---|
| コンサルティング・シンクタンク・事務所 | 576.4万円 | 593.0万円 | 528.4万円 |
| IT・通信 | 566.2万円 | 562.1万円 | 575.8万円 |
| メディカル・バイオ | 555.9万円 | 562.2万円 | 550.4万円 |
| 商社 | 553.1万円 | 574.0万円 | 427.9万円 |
| 金融 | 552.7万円 | 578.2万円 | 445.5万円 |
| WEB | 545.6万円 | 571.4万円 | 468.0万円 |
| EMC | 522.7万円 | 518.4万円 | 466.6万円 |
| 消費財 | 505.1万円 | 532.6万円 | 466.6万円 |
| マスコミ | 498.3万円 | 372.0万円 | 519.3万円 |
| 建設・不動産 | 491.6万円 | 474.1万円 | 561.5万円 |
| サービス | 427.1万円 | 450.0万円 | 415.6万円 |
当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より
【職種別】25歳の平均年収ランキング
JACの25歳職種別実績では、コンサルティングが627.7万円、クリエイティブが613.7万円 と突出し、専門性の高い業種が上位を占めています。一方、営業や人事は500万円前後にとどまり、職種による報酬差が明確に表れています。
特徴的なのは、首都圏集中型の金融よりも専門性が高い職種が上位に位置している点で、若年層においてもスキルや成果が直接評価される職種が強いことを示しています。
25歳時点では管理職や高度ポジションが少ないため、組織規模よりも専門スキルが収入差を生むフェーズにあります。キャリア選択が年収に直結する時期であり、どの領域で経験を積むかが将来の報酬水準を大きく左右することが、職種別データからも読み取れます。
以下は、全体平均年収が高い順に整理した一覧です。
| 職種 | 25歳の平均年収 | 25歳男性の平均年収 | 25歳女性の平均年収 |
|---|---|---|---|
| コンサルティング・アドバイザリー | 627.7万円 | 632.4万円 | 612.1万円 |
| クリエイティブ | 613.7万円 | 536.0万円 | 690.3万円 |
| 金融 | 579.1万円 | 588.2万円 | 520.0万円 |
| 経理・財務 | 564.0万円 | 572.7万円 | 537.5万円 |
| IT | 533.4万円 | 534.4万円 | 530.6万円 |
| WEB | 533.1万円 | 520.8万円 | 542.5万円 |
| 経営・事業企画 | 529.6万円 | 565.1万円 | 500.0万円 |
| 営業 | 528.8万円 | 530.3万円 | 523.1万円 |
| マーケティング・商品開発 | 527.1万円 | 584.7万円 | 477.7万円 |
| 人事・労務 | 513.3万円 | 468.9万円 | 557.7万円 |
| 技術系 | 502.7万円 | 504.8万円 | 490.7万円 |
| メディカル・バイオ | 498.0万円 | 520.0万円 | 489.2万円 |
当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より
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