面接対策

転職面接対策マニュアル|質問・回答例や面接前後の対策を解説

「転職面接で対策すべきことを1から10までまとめて知りたい」「転職面接で有利になるにはどうしたらいいのか」と悩んではいませんか。


ハイクラス転職に強みを持つJAC Recruitmentが、基本的な転職面接対策はもちろんのこと、よく聞かれる質問や面接官の意図、転職面接で差がつくポイントなどについて詳しく解説していきます。

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企業から指定された応募書類(提出済みの場合は、応募書類のコピー)は必須。書類を折らずに収納できるカバンに入れましょう。
筆記用具・メモ帳、ハンカチ・ティッシュ、普段はスマートフォンを時計代わりにしている方も面接時は腕時計を持ち歩きましょう。
急なトラブルでもすぐに連絡が取れるように、スマートフォンはしっかり充電しておきましょう。
その他、予備の現金やモバイルバッテリー、身だしなみをチェックできる手鏡やブラシもあれば望ましいです。

服装は指定がある場合を覗き、紺やグレー系のスーツが無難です。靴は磨いたものを履くようにします。
髪型は清潔感を大切にし、ふけや寝癖がないようにします。女性の場合、ロングヘアはひとつにまとめましょう。
面接時の姿勢は背中に定規が入っているようなイメージで背筋を伸ばします。椅子に座る際はお腹に力を入れて前かがみにならないようにしましょう。

転職面接力を鍛える練習方法を解説

面接には受付から退室までマナーがあります。以下に面接の流れ別に守るべきマナーを紹介します。

チェック項目
受付・身だしなみを整える
・10分ほど前の到着をする
・明るく端的な受付を行う
入室・3回、ノックをする
・できるだけ背中を見せずにドアを閉める・あいさつと30度の敬礼をする
・「どうぞ」といわれてから着席する
面接・質問を最後まで聞いて答える
・結論から話す
・相手の目や目に近い位置を見る
・横柄な態度にならないようにする
退室・お礼と45度の最敬礼を行う
・最後のあいさつと30度の敬礼をして退室する

転職面接時のマナーやマイナス行動を解説

転職時のオンライン面接(Web面接)マナーを徹底解説

転職面接で落ちるときに考えられる理由と対策を解説

面接後のお礼メールは、必ずしも送る必要はなく、お礼メールが選考結果に影響することは少ないです。しかし、礼儀正しく熱意が伝わるお礼メールが届くことで、最後の一押しとなってくれる可能性もあります。

面接後のお礼を伝えるメールを送る場合は、面接を受けた当日中に送るのがベストです。ただ、営業時間外になってしまうは、翌日の午前中早めに送るとよいでしょう。

転職面接におけるメールの書き方をシーン別に解説

転職面接後の結果通知は、一般的には面接日から「1週間以内」が目安とされています。しかし、選考プロセスの速度は、企業の規模や選考に関わる人数、採用を決定するまでの手続きによって左右されます。

転職の面接結果通知が来る目安を解説

オンライン面接(Web面接)とは、自分のパソコンやスマートフォンを使い、ネットを経由して企業の面接担当者と面接することを指します。

企業から指定された面接用URLへアクセスすることで、面接をスタートできるなど、スピーディで手軽に面接を行うことができる点がポイントです。

転職時のオンライン面接(Web面接)マナーを徹底解説

☑通信環境を整える
ツールやデバイスを確認する
背景に余計なものが映らないようにする
静かな環境でアクセスする
オンライン面接前のチェックリスト

中途採用の面接は、事前準備による対策が必須です。社会人経験が豊富であるほど語れることが多くなり、事前にまとめておかないとベストな回答をできないためです。そして、準備した回答で面接の練習をし、客観的なフィードバックをもらうのが転職の成功確率を高めます。

中途採用の面接は新卒時とここが違う。効率的な転職対策とは?

中途採用の面接は自己紹介や自己PRから始まる場合が多いです。面接全体の流れに大きく影響するため、事前に自己分析やスキルの棚卸しをしたうえで、1~2分で話せる内容を考えておきましょう。

なぜ転職を目指しているのかという質問で面接官がチェックしたいのは、「応募者が入社後にすぐに辞めないか」「応募者が自社で活躍してくれそうか」という2点です。

面接官が確認したいのは、主に「募集しているポジションで活躍して、自社に利益をもたらしてくれる人か」「即戦力になりそうか」という2点です。事前の企業研究とスキル・経験の棚卸しをとおして、アピールすべきことを明確にしておく必要があります。

面接中に他社の選考状況や空白期間(ブランク)など、転職の状況について聞かれることがあります。

最後の逆質問で何も聞かないのは、マイナス評価につながる可能性があります。「自社への本気度」や「入社の意思」などを面接官が確認している可能性があるためです。基本的には、入社が決まったときの状況を尋ねる質問をあらかじめ用意しておくのがよいでしょう。たとえば、仕事内容やメンバーの特徴、今後注力する事業などです。


また、外資系企業の英語面接のポイントも気になる方は、こちらの記事も合わせて確認しておきましょう。

英語面接対策:よく聞かれる質問例と回答例のフレーズを紹介|面接通過率アップのポイントも

面接官内容
人事担当者提出書類の確認をベースとした一般的な評価と確認

一次面接では、書類選考だけではわからない、対面での印象やコミュニケーション能力、ビジネスパーソンとしての態度や姿勢を主にチェックされます。
面接官は、総務・人事部の担当者が行うことが多いです。挨拶をはじめ、基本的なビジネスマナーをしっかりと確認しておきましょう。

面接官内容
部門責任者
直属の上司
実際の業務や企業文化への適合性の確認

二次面接は、企業にとって即戦力になり得るか、また組織に馴染めそうかどうかをスキル・キャリア・過去の経験などの観点からチェックされます。

入社後に直属の上司となる責任者が担当することが多いです。

一次面接に比べて、ひとつの質問をより深堀りして聞かれる傾向にあります。一次面接時以上の説明を求められても対応できる準備が重要です。一次面接と二次面接を通して回答は矛盾がないようにしましょう。

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転職の二次面接に通過しやすくなる対策を解説

面接官内容
社長
役員
入社後のキャリアビジョンの確認や自社との相性

1次面接、2次面接と進めば、いよいよ役員・社長面接へ臨みます。

転職活動において社長面接や役員面接に進めたということは、社風とのマッチングや業務スキル、知識、人柄といった面で合格ラインに達した、と考えて問題ありません。しかし、あえて最終面接として社長や役員との面談機会が設けられているのには理由があります。

社長や役員は経営陣ですから、一番に考えるのは「会社の成長・発展」です。目先の利益だけでなく、長期的にどのような貢献をしてくれるのか、といった視点で応募者をジャッジしていくため、しっかり自分のビジョンや会社とのマッチ度を語れるようにしておく必要があります。

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社長面接・役員面接で聞かれることや対策

【例文付き】転職の最終面接対策のコツ|聞かれる質問・逆質問を解説

よくある質問と回答などをおさえるのも重要ですが、転職の面接を成功させるには、まず以下6つの対策ポイントをおさえるのが重要です。

  1. 面接のキーマンを見極める
  2. 上司が望む部下像を意識する
  3. 圧迫面接に備える
  4. 聞きづらい質問の切り出し方を身に着ける

上記の対策を行うことで転職面接の成功率を上げられます。それぞれ具体的に解説していきます。

面接官には3つのタイプがあり、タイプごとに面接で確認したいことは異なります。多くの場合、キーマンである将来の直属の上司への受け答えは採用に直結するため、対策が必須です。もちろん、ほかの面接官への回答に手を抜いてよいわけではないため、以下の表で各面接官の役割などを理解して対策しましょう。

面接官のタイプ備考
人事部の担当者転職面接の調整役。社風に合うかどうかの確認や一般的な常識が備わっているかを確認する。
入社後の直属の上司多くの場合、決定権を持っているキーマン。現場で必要な人物像を具体的に持っている。
その人物像に合致し、その部署や企業に利益をもたらせことができると伝えるのが重要。
社長や部門長
直属の上司のサポート役。入社後に直接接点を持つ機会は少ないため、積極的に合否の主張はしない。
ただし、以下の場合は例外。
・社運を左右する重要なポジションやチームを任せる場合
・中小・ベンチャー企業の場合

主に対策すべきはキーマンへの回答ですが、ほかの面接官の心象を損なうようでは、面接の雰囲気が悪くなるなどしてキーマンの心証も悪くなる可能性があります。上記の表で各面接官が何をするために面接の場にいるかを理解し、的確な回答をするのが面接対策の定石です。

面接官が複数人いる採用面接の攻略法と各人の役割

中途採用の合否に大きな影響力を持っている「直属の上司が望む部下像」を事前に知り、面接の場で印象付けるのも重要です。具体的には、「この人となら一緒に働ける」と相手に印象付ける必要があります。人材としての優秀さだけでなく、部下としての優秀さアピールする必要があるということです。以下の表で上司が望む・嫌う部下像を理解し、対策しましょう。

上司が望む部下像上司が嫌う部下像
・チームワークを重視する
・協調性がある仕事を任せられる
・良識のある言動ができる
・上司や仲間を立てるハードワークにも率先して取り組める
・個人プレーに走る
・チームに対する所属意識が薄い
・報告、連絡、相談をしない
・言葉遣いが悪い
・自信過剰
・自分の権利ばかりを主張する

上の表の上司が望む部下像を面接の場で感じさせるためには、以下2つのポイントを遵守してください。

  • 会話のキャッチボールを成立させる
  • 実績をアピールする際に自分一人の手柄のように話さない

面接で自身の強みや実績をきちんとアピールするのは重要ですが、一方的に話してしまうと部下として扱いにくそうな印象を持たれてしまいます。また、チームが円滑に動くのを妨げる人も部下としては好まれません。上司や同僚とうまく協同しつつ、困難なシーンでも前向きにチーム内で働ける人物だと印象付けてください。

面接官に好印象を与えるコミュニケーションや話し方

転職の面接で「長所・短所」を聞かれたときの答え方や例文を解説

圧迫面接に備えるのも大事な対策の1つです。取引先で無理な要求をされたり厳しい言葉を受けたりするシーンは避けられないほか、あえて意地の悪い質問や答えにくい質問をしてくる面接官が存在するためです。たとえば以下のような質問には的確に答えられるように準備する必要があります。

  • 当社に合わないのでは?
  • どうせ、すぐ辞めるのでしょう?

上記のような圧迫面接を受けても感情的になったり無言になったりせず、冷静に受け答えをするには事前の準備が大切です。

圧迫面接への対策・対応方法

給与や勤務地、労働条件は入社前に確認すべきことですが、うまく質問しなければ仕事の姿勢などを疑われてしまいます。聞きづらい質問をする場合は、以下2つのポイントを心がけてください。

  • 質問をするタイミングを見計らう
  • 意欲の表れとして聞く

それぞれ具体的に解説していきます。

仕事内容や勤務時間、給与、休日休暇などは基本的に面接が進めば企業側から説明がなされます。説明がされた際に追加で質問をするのがタイミングとしてベストです。仕事内容といった条件面の説明が出ない場合は、評価がよくない可能性が高いといえます。聞きづらい質問を無理にするのではなく、自己PRなどに努めるべきといえるでしょう。

意欲の表れとして、社員の参考事例や確認の意味をこめて聞くのも聞きづらい質問をする際のポイントです。

単純に「残業はありますか?」とストレートに聞くと残業を嫌がっているように聞こえて、マイナス評価につながりかねません。しかし、失礼がなければ条件の確認をするのは当然と面接官も理解しています。面接の最後に逆質問の機会があるため、必要な質問をしておきましょう。

転職面接の聞きづらい質問と切り出し方

転職面接の対策においては、事前準備を行うだけでなく、シミュレーションをしておくことも重要です。

直接企業とやり取りをしているJAC Recruitmentのコンサルタントであれば、応募企業で聞かれる質問項目や面接のポイントなどもアドバイス。面接時における問題点や課題について客観的にレクチャーできます。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


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