建築設計(意匠設計、構造設計、設備設計)に強い転職エージェント

近年、コロナ禍や東京五輪延期といった未曾有の事態が続くなか、施工案件の中止や延期、受注数の減少といった打撃を受けた建設業界。そのなかにあって、属人化される傾向にある非効率な業務といった課題が浮き彫りになりました。それにより、他業界より遅れていると言われてきたデジタルトランスフォーメーション(DX)に追い風が吹いている状況です。また現在、受注回復の動きが見られています。

JAC Recruitmentの建設業界専門チームは、建設業界出身のコンサルタントで構成されており、どこよりも深く、最新の情報を転職ご希望者様にお伝えしております。今回は、発注者から依頼された建設工事を総合的に請け負う総合建設業(ゼネコン:General Contractor)における、設計職の転職事情について解説します。

30代・40代の建築設計職の転職事情


設計職は人気がある職種であり、今後、改修含めた案件の多様化から設計の仕事も減るとは考えづらく、中途採用が活発といった状況です。

現在ゼネコンでは、建物の設計と施工を同業者で行う「設計施工一貫方式」にこだわりを持つ企業を中心に設計職の採用に力を入れています。企業の採用意欲や経験にはよりますが、当社が取り扱う求人案件では、年収600万~1000万円が目立ちます。設計職は、設計事務所に求職者が流れる傾向にあることから、ゼネコンは優秀な人材を自社へ積極的に採用しようと、年収相場の中でもハイレベルの金額を提示するケースがよく見られます。

マネジメントとして50代や60代の転職成功事例もありますが、設計経験や知見の積み重ねがあるだけでなく、最新技術にもアレルギーを持つことなく設計に取り入れることができる30~40代の転職成功事例が多い傾向にあります。

意匠設計の転職事情

建築物の顔を決める意匠設計は、設計職の中でも花形ともいわれてきました。設計業界の設計職の中では一番人口が多いといわれます。設計施工一貫にこだわるゼネコンでは、外面のデザインだけではなく、緻密な納まりなど内部構造にも配慮した意匠設計が求められます。

ゼネコンの意匠設計者は、企業の潤沢な資金力を生かして莫大な研究開発費用をつぎ込んだ、素材や工法など最新鋭かつ意匠性の高い案件の、設計から施工、竣工まで、一貫してかかわりながら、自分の意匠設計が現実のものとなるまでを見届けることができます。

構造設計の転職事情

近年増加している巨大建築物、高層建築物、個性のある建築物などを建設するために、構造設計は非常に重要です。もともと日本は地震などの自然災害が多く、かつ過去の「構造計算書偽造問題」を契機に建築物の安全確保に関する法律が厳しくなっていることから、構造設計のキャリア形成は社会的にも非常に意義が高いといえます。

従来、構造設計は設計事務所などの外部企業が請け負うことが多く見られましたが、今はゼネコン社内で行うことが増えています。そのため、構造設計者は新工法を取り入れた設計に自らチャレンジしやすくなり、技術研究所と連携から技術者としてのスキルのより高みを目指せるようになります。

設備設計の転職事情

設備設計は、設計職の中でも就業者が少ない職務です。その一方、世の中で、「次世代エネルギー」「カーボンニュートラル」など、環境配慮対応のキャッチフレーズが飛び交う中で、その目的を果たすための重要なファクターとなるため、これまで以上に重用されるポジションになると考えられます。

企業やブランドイメージ向上を目指すゼネコンにおいては、「ESG」や「SDGs」といった世界を持続可能にしようとする環境配慮(サステナビリティ)への取り組みは、今、非常に注力している分野であり、設計施工する建物においてもそういった観点での付加価値づくりを重視しています。設備設計は、そうした価値づくりの基盤を担っているといえます。

【職種別】建築設計の仕事内容と求められるスキル・資格


当社のゼネコンの設計職の求人におけるほぼ全てにおいて、「一級建築士であること」が求められます。そのため、現在は二級建築士であるという方は、一級建築士の取得を目標とすることを、強くお勧めします。 以降は、職種別にご紹介します。

意匠設計職に求められるスキル・資格

かつては、「建築家」としてのアイデンティティを発揮し、自分の流儀に則って設計することが求められてきましたが、現在は、少々異なります。当社がお預かりしている求人の傾向は下記の通りです。

  • 建物の利用者の気持ちに立てること
  • 公共性や社会ニーズをうまく考慮できる設計ができること

つまり、自分自身のデザインの個性をアピールするよりは、「利用者や顧客の気持ちに寄り添い、それをどのように形(デザイン)にしてきたか」をアピールするべきでしょう。意外なことかもしれませんが、ゼネコンが採用する意匠設計職の求人の多くは、経験した案件の著名度や規模の大きさなどは重視されることはなく、あくまで設計者自身の能力自体を重視しています。

構造設計に求められるスキル・資格

構造設計者は、安全性への工夫や配慮など構造にかかわることだけでなく、建築物を取り巻くさまざまなことを配慮して設計することが求められます。当社がお預かりしている求人の傾向は下記の通りです。

  • ● 建築物が施工される地域の特性などの考慮
  • ● コストダウンにとらわれがちな発注者に対して数値を用いて論理的に説得する力

構造設計者の書類選考や面談では、どういう構造設計をしたのかということだけではなく、なぜその構造設計にしたのか、その背景としてどういうニーズを考慮もしくは想定したのか、どういう課題があったのかなど、論理的に説明できるとよいでしょう。

設備設計に求められるスキル・資格

構造設計者は、安全性へ設備設計者は、日進月歩で進化する設備技術にキャッチアップし、最新鋭の技術の実装だけでなく、メンテナンス性やリニューアルのことも見越して設計しなければなりません。当社がお預かりしている求人の傾向は下記の通りです。

  • ● 環境配慮、費用対効果の考慮、他設備とのシステム連携や制御など、幅広く課題を見渡しての検討ができるスキル
  • ● 建築業界以外の知見や情報収集力、高い学習意欲

転職を希望する設備設計者は、IoTやICTなど最新の技術事情に精通していることだけではなく、「もしこの技術を採用したら、このような設備が実現できそう」と考えられる想像力や発想力を、過去の設計経験に基づいて具体的にアピールしていくのがよいでしょう。

建築設計職のキャリアパス


ゼネコンでの転職においては、意匠設計、構造設計、設備設計、いずれにしても、まず自分自身が、「今、何ができて、何が足りないか」を見極めたうえで、「今後は何がしたいか」「そのために自分は何ができるか」を具体的に整理・分析することが重要です。「今、自分が置かれている環境」と「希望する待遇とキャリア」を切り離し、将来、自分自身が設計者としてのキャリアをどう積んでいきたいかを冷静に検討しましょう。

例えば、「できるだけ開発の上流に行くべき」と考えたが故に、発注側の企業に転職したとします。設計といっても企画が中心となることから、設計実務から離れてしまい、設計者としての過去のキャリアは生きることなく、かつそこでキャリアが止まってしまう可能性がございます。

このようなミスマッチは避けていくべきでしょう。

JACを活用し、ミスマッチのないキャリアパスを


ゼネコンは、福利厚生が非常に充実しており、住宅補助や資格手当も手厚く、会社員としての職場環境の満足度は高いといえます。また、ゼネコンでの設計職は、施工側とかかわりながら、設計から竣工までを見届けることが可能であることから、非常にダイナミックでやりがいのある仕事といえます。

しかし、ご自身のスキルや経験を棚卸ししたり、目指すべき方向性を検討したりするには、メリットばかりに目を向けず、冷静に現実や将来を見据える必要があります。その際には、プロの転職コンサルタントの客観的なアドバイスが役立ちます。

前述の通り、JAC Recruitmentの建設業界専門チームは建設業界出身者で構成されており、転職ご希望者様に寄り添ったアドバイスや求人情報をお伝えできます。ぜひご登録のうえ、建設業界専門チームの転職コンサルタントと面談をしてみてください。

この記事の著者

村井

村井

建設チーム コンサルタント


【得意分野】空間デザイン・建築領域

不動産業界、建設業界を合計して約15年に亘って携わり2017年にJAC Recruitmentに入社。
業界経験者しか理解できない慣習や環境、仕組み、案件のフロー、独特の商流を実際に経験し、 一方でプライベートではアート、美術領域への知識がある為、建設・不動産から空間デザインまでの幅広い知識を活かしキャリアをサポートさせて頂きます。


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