35歳の平均年収はいくら?中央値や手取りを男性・女性ごとに解説

「自分は35歳として、平均より稼いでいるのか?」

年収は、自身の評価や市場価値を測るうえで、多くのビジネスパーソンがつい確認したくなる指標です。とくに35歳は、これまで積み上げてきた専門性や経験が、報酬として明確に表れ始めるタイミングと言えます。

本記事では、ハイクラス転職に強いJAC Recruitment(以下、JAC)の成約データと、厚生労働省など公的機関の最新統計をもとに、35歳の平均年収・中央値・手取り額を徹底解説します。さらに、男女別・エリア別・企業規模別・業種別・職種別の年収水準や、実際に年収アップを実現した転職事例も紹介。

「今の年収は妥当なのか」「どの選択肢が年収アップにつながるのか」を客観的に判断するための指標として、ぜひご活用ください。

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35歳の平均年収は約775.7万円

JACの転職成功者を対象に、2023年1月〜2025年10月のデータを集計したところ、35歳の平均年収は約775.7万円でした。ハイクラス層の登録が多いJACでは、35歳前後で特定領域の専門性や実務経験を軸にキャリアの幅を広げる方が多く、その結果として年収水準も相対的に高くなる傾向があります。


また、担当領域の深さや担う役割によっては、平均を上回る条件で転職を実現するケースも少なくありません。同年代の転職市場を把握するうえで、一つの参考指標といえるでしょう。




35歳の男性の平均年収は約785.5万円、女性は約739.5万円

JACの実績データを性別で見ると、35歳の平均年収は男性が約785.5万円、女性が約739.5万円です。いずれも、特定の専門領域を定めて経験を積んできた方が中心です。また、35歳時点ですでにマネジメントポジションや高度な専門領域を担っているケースが多く、この点が年収水準に反映されています。

一方、全年代で見た場合、JACでの転職成功者の平均年収は825.9万円です。内訳は、男性が848.1万円、女性が741.3万円となっており、35歳以降もマネジメント責任の拡大や専門性の深化にともなって、年収レンジが一段引き上がっていく構図が読み取れます。

項目35歳全年代平均
平均年収775.7万円825.9万円
男性の平均年収785.5万円848.1万円
女性の平均年収739.5万円741.3万円

35歳の平均手取り額は約573万円(手取り月収は約48万円)

年収776万円・35歳の会社員(ボーナスなし、扶養なし)の場合、年間の手取り額は約575万円、手取り月収は約47.9万円となります。額面年収からは、所得税・住民税・社会保険料などとして年間約202万円が差し引かれ、手取り率はおおよそ73.9%です。

この年収帯では、社会保険料と税負担の割合が一段と大きくなるため、キャッシュフローの観点から額面と手取りの差を正確に把握しておくことが重要です。その一例が、以下の内訳です。

項目月収年収
額面収入646,667円7,760,000円
所得税(復興特別所得税を含む)36,570円438,840円
住民税36,308円435,700円
健康保険32,207円386,484円
介護保険0円0円
厚生年金59,475円716,940円
雇用保険3,557円42,684円
手取り478,550円5,742,600円

出典:国税庁「税について調べる」

出典:日本年金機構「厚生年金保険」

出典:全国健康保険協会「保険料率」

扶養の有無や各種控除の適用状況、居住する自治体による税率の違いなどによって、実際の手取り額は前後します。ただし、年収770万円台の会社員(35歳前後)であれば、概ねこの水準を一つの目安として捉えることが可能です。

35歳の年収の中央値は747.1万円

JACの2024年登録データでは、35歳の年収中央値は747.1万円です。
分布データを見るととくに600〜800万円帯に厚みがあり、このレンジが35歳成約者のコア層となっています。

全体平均(825.9万円)と大きな乖離がないことからも、35歳時点で一定の専門性をもつ方の報酬水準が、比較的安定していることが分かります。

【エリア別】35歳の平均年収(東京・神奈川・大阪・愛知・埼玉・千葉・兵庫・福岡)

本データは、JACの転職実績(想定年収)を首都圏・関西圏を中心とした主要都道府県に集計した参考値です。なお、地域によってサンプル数が異なり、件数が少ない地域は平均値が一部の事例に左右されやすい点にご留意ください。

【首都圏・関西圏を中心とした主要都道府県】35歳の平均年収 

エリア平均年収
東京都821.7万円
神奈川県793.6万円
大阪府707.4万円
愛知県770.1万円
埼玉県665.6万円
千葉県662.6万円
兵庫県754.4万円
福岡県671.3万円

当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より

35歳前後は、専門性の深さやマネジメント経験の有無によって、年収レンジに差がつき始める時期です。東京・神奈川といった首都圏では、本社機能や外資系企業、高度専門職ポジションが集中しているため、35歳時点でも高い年収水準での採用が見られます。

一方、地方エリアでは管理職ポストの総数が限られることから、同年代でも年収の伸び方に差が出やすい点が特徴です。

【企業規模別】35歳を含む35-39歳の平均年収(大企業・中企業・小企業)

厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」によると、30代後半(35〜39歳)の賃金は企業規模が大きいほど高い傾向があり、35歳相当の平均年収も大企業・中堅企業・中小企業の順に水準が下がります。

企業規模による違いは、以下のとおりです。

・大企業:中小企業の基準を超える規模(従業員数が数百〜1,000人超、資本金が大きい企業群)

・中堅企業:中小企業を超えつつ、従業員数2,000人以下程度の中間層

・中小企業:中小企業基本法が定める資本金・従業員数の範囲に入る企業

大企業では、評価制度や昇進ルートが整備され、賃金テーブルも上がりやすい傾向にあります。一方、中堅・中小企業では、一人が幅広い業務を担う代わりに賃金水準は相対的に抑えられ、企業ごとの経営方針や業績による年収レンジのばらつきが大きくなりやすい点が特徴です。

以下では、月例賃金をもとに「月給×12カ月+年間賞与その他特別給与額」で年収換算した、35-39歳の平均年収をまとめました。

企業規模35-39歳の平均年収35-39歳男性の平均年収35-39歳女性の平均年収
大企業630.5万円699.8万円488.2万円
中堅企業507.1万円553.0万円427.2万円
中小企業451.6万円492.0万円376.5万円

大企業では役割の細分化により給与レンジが上がりやすい一方、中堅・中小企業では多様な業務を担うケースが多く、賃金水準は相対的に抑えられる傾向があります。

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」(p9 – 企業規模別にみた賃金)

【参考】年齢別平均年収

25歳から55歳までの社会人を対象に、年齢別の平均年収推移を一覧で整理しました。年齢ごとの収入の変化を把握することで、キャリア形成の節目や転職を検討する際の年収相場の目安として活用できます。

全体の傾向を見ると、30代前半から40代半ばにかけて年収が大きく伸び、マネジメントや専門性の深化が進む50歳前後でピークを迎える構図です。年齢とともに求められる役割が変化する中で、収入水準も段階的に引き上がっていく様子が読み取れます。

年齢平均年収
25歳535.4万円
26歳569.8万円
27歳596.8万円
28歳615.1万円
29歳651.4万円
30歳668.4万円
31歳698.8万円
32歳720.9万円
33歳739.7万円
34歳764.7万円
35歳775.7万円
36歳800.2万円
37歳814.7万円
38歳823.1万円
39歳856.0万円
40歳866.4万円
41歳874.2万円
42歳883.1万円
43歳910.6万円
44歳902.1万円
45歳934.9万円
46歳967.4万円
47歳938.0万円
48歳964.8万円
49歳954.6万円
50歳981.9万円
51歳994.9万円
52歳995.7万円
53歳998.9万円
54歳1012.5万円
55歳994.5万円

当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より

【最終学歴別】35歳を含む35-39歳の平均年収(大学院卒・大卒・短大卒・高専卒・高卒・中卒)

厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」によると、30代後半(35〜39歳)の賃金を学歴別に見ると、大学院卒が最も高く、大卒、高専・短大、専門学校、高校の順に平均年収水準が下がる傾向が見られます。大学卒では、35〜39歳時点で平均797.5万円、男性826.4 万円、女性660.3万円となっており、年齢とともに役割や業務範囲が広がる中で、緩やかに給与が上昇していく構図です。

​以下は、最終学歴別の35-39歳の平均年収をまとめた表です。

最終学歴35-39歳の平均年収35-39歳男性の平均年収35-39歳女性の平均年収
大学院797.5万円826.4万円660.3万円
大学616.3万円661.4万円520.3万円
高専・短大474.2万円582.4万円413.8万円
専門学校465.0万円503.4万円414.6万円
高校463.2万円509.6万円348.5万円

大学院卒と高校卒とでは平均で約300万円超の差が生じており、依然として学歴による賃金格差は残っています。一方で、専門学校や高専・短大卒では、専門スキルを軸にしたキャリアパスが反映され、高校よりも高い水準となるケースも多く、産業や職種による個別のばらつきが大きい点も特徴です。

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査の概況」(p8 – 学歴別にみた賃金)

【業種別】35歳の平均年収ランキング

JACの35歳成約者データを業種別に見ると、最も平均年収が高いのは金融で936.1万円です。続いてWebが877.1万円、コンサルティング・シンクタンク・事務所が870.2万円、IT・通信が853.4万円、商社が851.1万円と続きます。いずれも、専門領域の深さや成果への評価が年収に反映されやすい業種です。35歳時点でも、高い専門性やマネジメント経験をもつスペシャリストが多いことがうかがえます。

一方で、医療・介護・福祉(840.7万円)、マスコミ(809.4万円)、メディカル・バイオ(757.2万円)といった業種でも、専門職や管理職としての役割によって年収水準は高く、個々人のキャリア選択やポジションによってレンジの振れ幅が大きい点が特徴です。

以下は、全体平均年収が高い順に並べた業種別の一覧です。

業種35歳の平均年収
金融936.1万円
Web877.1万円
コンサルティング・シンクタンク・事務所870.2万円
IT・通信853.4万円
商社851.1万円
医療・介護・福祉840.7万円
マスコミ809.4万円
メディカル・バイオ757.2万円

当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より

【職種別】35歳の平均年収ランキング

JACの35歳職種別実績(想定年収ベース)を見ると、最も平均年収が高い職種はコンサルティング・アドバイザリーで974.8万円です。続いて金融が955.5万円、内部統制・監査が911.1万円、経営・事業企画が879.7万円、法務・知財が806.6万円と続きます。いずれも高度な専門性や資格、戦略的思考が求められ、成果や付加価値が年収に直結しやすい職種が上位を占めているのが特徴です。

一方で、医療・介護・福祉や秘書・アシスタント・事務・顧客対応などの職種は、社会的な役割は大きいものの、業界構造や収益モデルの影響を受け、相対的には年収レンジが抑えられる傾向があります。同じ35歳でも、どの職種でキャリアを積んできたかによって、年収水準に明確な差が生じることが、この職種別データからも読み取れます。

以下は、全体平均年収が高い順に整理した一覧です。

職種35歳の平均年収
コンサルティング・アドバイザリー974.8万円
金融955.5万円
内部統制・監査911.1万円
経営・事業企画879.7万円
法務・知財806.6万円
IT790.9万円
Web・アプリ・ゲーム783.6万円
経理・財務773.9万円
営業772.4万円
マーケティング・商品開発768.2万円

当社実績(2023年1月~2025年10月、想定年収)より

35歳で年収アップの転職に成功した事例

ここからは、JACを介して35歳で転職を成功させた事例をご紹介します。

35歳でコンサルティングファームからヘルスケア事業会社へ。年収1,400万円を実現したキャリアチェンジ

Aさん(35歳/男性)

業種職種年収
転職前コンサルティング経営コンサルタント(マネージャー)1,200万円
転職後ヘルスケア事業企画1,400万円

Aさんは、医療・ヘルスケア業界での営業・営業企画を通じて実績を積んだ後、大手コンサルティングファームへ転身しました。医薬品メーカーの営業組織改革やヘルスケア関連の新規事業立ち上げ支援、SCM構築など、医療業界に特化したプロジェクトを数多く手がけてきました。

特に、戦略立案にとどまらず、現場実装までを見据えたプロジェクト推進力が強みであり、クライアントの事業成長に直結する支援を行ってきた点が評価されていました。

一方で、「外部支援ではなく、事業会社の一員として、より深く医療・ヘルスケアの価値創出に関わりたい」という思いが強まり、転職を検討されました。

Aさんが次のキャリアで重視したのは、単なるヘルスケア事業ではなく、患者や生活者と直接つながり、データを活用して個別最適なヘルスケアを提供できるプロダクトをもつ企業であること。また、事業フェーズとしても、戦略構想から実行までを担える環境を求めていました。

JACのコンサルタントは、Aさんの医療業界における実務理解と、コンサルタントとして培った事業設計力・プロジェクト推進力に着目。大手企業グループのリソースを活かしながら、ヘルスケア領域の新規事業をスピード感をもって立ち上げる事業企画ポジションを提案しました。

選考では、論理的な戦略構築力に加え、顧客や関係者を巻き込みながら事業を前に進めてきた実行力が高く評価されました。その結果、事業立ち上げフェーズを担う中核として採用が決定。年収は1,200万円から1,400万円へと向上し、35歳にしてコンサルティング経験を事業会社で活かすキャリアチェンジを実現しました。

※本事例は実際の成約事例をもとに構成していますが、プライバシー保護のため、企業名・職位・担当業界・時期等の一部を変更しています。

35歳でデータガバナンス領域から、Webサービス企業のITプロジェクト推進ポジションへ。年収1,150万円を実現した転職

Oさん(35歳/女性)

業種職種年収
転職前電子決済サービスデータマネジメント1,000万円
転職後WebサービスIT系プロジェクトマネージャー1,150万円

Oさんは、コンサルティングファームで官公庁向けのIT・業務最適化案件を経験した後、事業会社にて業務改革やBPRを軸にキャリアを築いてきました。業務フローの再設計や生産性向上を目的としたプロジェクトにおいては、実務に踏み込んだ推進役として成果創出に貢献してきた点が強みです。

特に、バックオフィス領域の大規模な業務改善では、業務量の可視化からプロセス再構築までを担い、結果として年間数千時間規模の工数削減を実現。あわせて、RPA活用を前提とした業務設計や、現場スタッフのスキル育成にも関与するなど、「仕組みを作って終わらせない」プロジェクト運営を行ってきました。

直近では、デジタルサービス企業にて、データ利活用とガバナンスの両立をテーマに全社横断の取り組みを担当。経営層や事業部門、IT・法務など多様な関係者と連携しながら、ルール設計や運用プロセスの整備を推進してきました。一方で、役割の性質上、守りの比重が高くなっていたことから、「より事業やユーザーに近い立場で価値創出に関わりたい」という思いが芽生えるようになります。

JACのコンサルタントは、Oさんが培ってきた全社調整力とプロジェクト推進力、データを軸に事業とITをつないできた経験に着目。グローバルに事業を展開するWebサービス企業において、海外拠点を含むプロジェクトをリードするITプロジェクトマネージャーのポジションを提案しました。

選考では、複雑な利害関係を整理しながらプロジェクトを前進させてきた実績や、ルール設計にとどまらず実行フェーズまでやり切ってきた姿勢が評価されました。その結果、事業成長を支える重要プロジェクトを担うポジションでの採用が決定。年収は1,000万円から1,150万円へと向上し、35歳にして「支える立場」から「事業を動かす立場」へと役割を広げる転職を実現しました。

※本事例は実際の成約事例をもとに構成していますが、プライバシー保護のため、企業名・職位・担当業界・時期等の一部を変更しています。

35歳で年収アップの転職を目指すならJAC Recruitment

35歳は、これまでに培ってきた専門性や実務経験が市場でどのように評価されるのかが、年収として明確に表れ始めるタイミングといえます。一方で、同じ年齢でも選ぶ業界や職種、担う役割によって年収レンジには大きな差が生じるのも特徴です。

年収差が生まれる背景には、個人のスキルや経験だけでなく、企業が求める役割や報酬設計の違いがあります。そのため、35歳で年収アップを伴う転職を目指す際には、求人票だけでなく、業界動向や報酬水準、ポジションごとの期待値を把握することが不可欠です

JACはハイクラス・専門職領域に特化し、業界・職種ごとに専門性を持つコンサルタントが、企業の採用背景や評価基準まで踏み込んだ情報を提供しています。単なる求人紹介にとどまらず、35歳時点でどのような役割を担うことが中長期の年収向上につながるのかまで含めて、ご提案します。外資系・日系グローバル企業や、非公開を含む中核ポジションを多数取り扱っている点も、年収レンジを一段引き上げる選択肢を検討するうえでの特徴です。

35歳は、これまでの経験を活かしながら、次の10年を見据えたキャリア設計を行う重要な節目です。納得感のある転職につなげるため、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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