59歳の転職は厳しい?転職動向や成功事例を解説

59歳での転職は「厳しい」と言われがちですが、実際にはハイクラス層を中心に一定数の転職成功事例が存在します。
本記事では独自データをもとに、59歳での転職の実情について独自データをもとに、JAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。

管理職・スペシャリスト転職をお考えの方へ
JAC Recruitmentは、ハイクラス転職に特化した転職エージェントです。業界・領域に強い専門コンサルタントが、解像度の高い情報を提供し、あなたの転職をサポートします。

結論から言えば、59歳の転職は容易ではないものの、即戦力となる専門性やマネジメント経験があれば十分に成立します。本章では、59歳の転職について、JACのデータを中心に次の2つの観点から解説します。

• 59歳でも転職する方は一定数存在する
• 24.8%が59歳で初転職

厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、55〜59歳における転職入職率は女性7.6%、男性5.4%でした。この結果から、59歳でも転職が成立していることが確認できます。

出典:「令和6年雇用動向調査結果の概況」(厚生労働省)

JACの実績を見ると、50代は全体の15.7%です。
さらに、50代のなかでも59歳は全体の5.9%を占めており、50代前半と比較すると割合はやや低いものの、59歳で転職する方は一定数いらっしゃいます。

【JAC実績における50代の割合】

年齢割合
50歳13.9%
51歳14.5%
52歳13.2%
53歳12.7%
54歳10.5%
55歳9.3%
56歳8.2%
57歳5.6%
58歳6.1%
59歳5.9%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACの実績における59歳の男女比率は次のとおりです。全年代の男女比率(男性:79.0%、女性:20.7%)と比較すると、59歳のハイクラス転職市場では男性が大半を占める構成となっています。

【JAC実績における59歳の男女比率】

性別割合
男性94.5%
女性5.5%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACを利用して59歳で初めて転職した方の割合は24.8%でした。
過去に一度以上転職を経験している方の割合は75.2%であり、その内訳は下記のとおりで、おおむね転職回数が増えるほど割合が減少しています。

【JAC実績における59歳の転職回数別割合】

転職回数割合
0回目24.8%
1回目22.4%
2回目12.9%
3回目11.3%
4回目8.3%
5回目4.6%
6回目3.7%
7回目5.2%
8回目1.2%
9回目0.6%
10回目0.3%
11回目0.9%
12回目0.3%
13回目0.3%
14回目0.3%
不明2.8%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

59歳になると、初めて転職する方は少なく、複数回の転職経験をもつ方が大半です。これは、専門性やマネジメント経験を武器に、条件改善や経営層ポジションを狙う転職が一般化しているためと考えられます。


本章では、59歳における次の3つの転職活動実態を、JACの独自データ(※1)を用いて紹介します。

• 59歳の転職後平均年収
• 59歳の転職で年収アップした方の割合
• 59歳で管理職以上に転職した方の割合
(※1)当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACが提供する転職支援を活用して59歳で転職した方の、転職後平均年収は900万円前後です。
また、転職後の年収帯別の割合は、次のとおりです。

【59歳転職後の年収帯別割合】

年収割合
600万円未満13.8%
600~699万円16.9%
700~799万円11.3%
800~899万円12.9%
900~999万円11.3%
1,000~1,099万円9.8%
1,100~1,199万円8.9%
1,200~1,299万円4.9%
1,300~1,399万円3.1%
1,400~1,499万円1.8%
1,500万円以上5.2%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

59歳で転職した方の年収分布を見ると、1,000万円以上が約3割を占めています。さらに、800~999万円の層も24.2%を占めており、全体の約6割が年収800万円以上という高水準に集中しています。このことから、企業はこの年代に即戦力となる経営層や高度な専門性を求めており、59歳での転職ではハイクラス向けのポジションが一定の割合を占めていることがわかります。

JACが提供する転職支援を活用して59歳で転職した方のうち、年収アップした方の割合は28.5%でした。また、年収アップした方の平均増加額は130万円程度です。

なお、転職後の年収アップ帯別の割合は、次のとおりです。

【59歳転職後の年収アップ帯別割合】

年収割合
50万円未満44.1%
50~99万円8.6%
100~149万円15.1%
150~199万円7.5%
200~249万円11.8%
250~299万円4.3%
300~349万円1.1%
350~399万円1.1%
400~449万円1.1%
450~499万円0.0%
500万円以上5.4%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

転職で年収アップした方のうち、47.3%が100万円以上の年収アップを実現しています。また、500万円以上年収アップした方は5.4%おり、専門性の高さや経営層への登用などが、ハイレベルなポジションへの転職成功の一因と考えられます。

全体として、59歳での転職は大きな年収増よりも、安定したキャリア継続や適正な報酬への調整を目的とする傾向が強いといえるでしょう。

JACが提供する転職支援を活用して59歳で転職した方のうち、管理職以上のポジションに就任した方の割合は64.7%でした。内訳は、次のとおりです。

【59歳転職後の役職別割合】

役職割合
本部長以上7.7%
部長以上26.1%
課長以上31.0%
課長未満35.3%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

59歳で転職する方の多くは管理職クラスで、課長以上が全体の64.7%を占めています。特に、部長以上の割合は33.7%で、企業が即戦力となるマネジメント層を積極的に採用していることがうかがえます。

一方で、課長未満も35.3%存在しており、専門性を活かしたポジションへの転職も一定数見られます。さらに、本部長以上の経営層も7.7%存在しており、よりハイレベルなポジションへのキャリアシフトが可能であることを示しています。


50代での転職は「難しい」と思われがちですが、実際には豊富な経験と専門性を活かし、キャリアアップを果たしている方が多数います。

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用し、59歳で転職を成功させた事例を紹介します。

Gさん(59歳/男性)

業種職種年収
転職前医薬品開発ベンチャー経営企画部 副部長800万円
転職後科学機器メーカーIR担当1,150万円

Gさんは銀行で法人・個人業務を経験後、債券引受業務や海外IR支援に従事し、国内外の投資家対応や決算説明資料作成など、IR業務のスペシャリストとしてキャリアを築いてきた方です。

JACのコンサルタントは、Gさんの「IR戦略構築力」と「グローバル対応力」を活かせる科学機器メーカーのIR担当ポジションをご提案。面接では、海外投資家とのコミュニケーション力や資料作成スキルを効果的に伝える準備をサポートしました。

結果、転職が成功し、年収は800万円から1,150万円へアップ。IR領域で培った知見を活かし、異業種で新たな価値を創出した好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

Lさん(59歳/女性)

業種職種年収
転職前ITシステム開発会社企画/ プロダクトリーダー900万円
転職後総合コンサルティング会社ITコンサルタント1,150万円

Lさんは新卒からITシステム開発会社で上流工程から保守まで一貫して経験し、直近20年間は大型プロジェクトをリード。エネルギー分野で新規事業企画や海外パッケージのローカライズも推進してきた方です。

JACは、Lさんの「プロジェクト推進力」と「DX支援の知見」を評価し、総合コンサルティング会社のITコンサルタント職をご提案。面接前には、最新のDX動向や企業の期待ポイントを共有し、Lさんが自信をもって臨めるよう支援しました。

結果、転職が成功し、年収は900万円から1,150万円へアップ。IT戦略と業界知識を融合し、顧客側でDXを推進するキャリアを実現した好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

Nさん(59歳/男性)

業種職種年収
転職前自動車メーカー 技術部門 マネージャー1,300万円
転職後自動車部品メーカー海外拠点長1,850万円

Nさんは自動車メーカーで新型車の生産技術開発に従事し、構造標準の推進や生産要件の設計基準への織り込みなど、品質改善と効率化に取り組んできた方です。

JACのコンサルタントは、Nさんの「生産技術の専門性」と「マネジメント力」を強みとして、自動車部品メーカーの海外拠点長のポジションをご提案。面接では、現地法人の生産戦略を担うリーダーとしての適性をアピールできるようサポートしました。

結果、転職が成功し、年収は1,300万円から1,850万円へアップ。国内で培った技術力を武器に、グローバルな舞台で活躍するキャリアを築いた好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

59歳での転職は年齢による制約がある一方、専門性と実績が明確であれば、年収・役職ともにキャリアアップは十分可能です。今回ご紹介した3つの事例から、転職成功のポイントを整理しました。

まず、専門性と実績の打ち出しです。IR戦略、ITコンサルティング、生産技術など、長年培ったスキルが評価されました。

次に、柔軟性です新しい業界や役割への挑戦には、変化に対応する姿勢が不可欠です。

そして、戦略的な活動とプロの支援です。JACのコンサルタントがあなたの強みを再定義し、企業ニーズに合わせた提案や面接対策を行うことで、成功率は大きく高まります。

59歳でもキャリアの集大成として新たな挑戦は可能です。JACのコンサルタントがその一歩をサポートいたします。

【参考】年齢別の転職

年齢別の転職動向、年収推移、成功事例、押さえるべきポイントは以下のリンクからご覧ください。​



50代は、長年培ってきた専門性や豊富なマネジメント経験を強みとして発揮できる一方で、企業からはスペシャリストとして高い成果が求められる年代です。役職定年やキャリアの先を見据え、次のステージをどう築くかが重要な分岐点となります。

その点、JACには、各業界の求人動向や企業の採用ニーズを深く理解したコンサルタントが在籍しており、「目先の転職」だけでなく「その先のキャリア形成」までを見据えたアドバイスを提供しております。さらに、専門性とマネジメントスキルのバランス、企業文化との適合性、ワークライフバランスと成長機会の両立など、59歳の転職で直面する課題に対しても、個々の状況に合わせた最適解を提案し、満足度の高い転職へと導くことができます。

また、非公開求人や独占求人も多数取り扱っているため、より自身の目指すキャリアに適したハイクラス案件に出会える可能性も期待できるでしょう。
59歳というキャリアの節目を機にハイクラス転職を検討している方は、ぜひJACをご利用ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

ご登録後に非公開求人を含む最適な求人をご提案します。