40代も後半に差しかかり、「46歳の転職は厳しいのでは」と考える方もいるかもしれません。また、今のキャリアに悩みながらも、「46歳での転職は年齢的に遅いのでは」と感じる方もいるでしょう。
実際、46歳での転職は難しいのでしょうか。本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が独自データをもとに、46歳の転職の現状や成功事例について解説します。
46歳で転職は厳しい?
結論として、46歳でも十分に転職は可能です。JACの実績データをもとに、以下の2つの観点から46歳の転職について解説します。
- 46歳でも転職する方は十分存在する
- 15.0%が46歳で初転職
46歳でも転職する方は十分存在する
厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査の概況」には、年齢階級ごとの転職入職率が示されています。このデータによると、46歳が属する45歳~49歳の転職入職率は、女性10.7%、男性6.0%です。このことから、46歳でも着実に転職機会があるといえます。

また、JACを利用して転職された40代の割合を見ると、46歳は全体の9.5%です。年齢が上がるにつれて転職した方の割合はわずかに下がるものの、40代前半と後半で大きな差はありません。
【JACを利用して転職された40代の割合】
| 年齢 | 割合 |
|---|---|
| 40歳 | 11.6% |
| 41歳 | 11.0% |
| 42歳 | 10.3% |
| 43歳 | 10.3% |
| 44歳 | 9.8% |
| 45歳 | 10.6% |
| 46歳 | 9.5% |
| 47歳 | 9.3% |
| 48歳 | 9.1% |
| 49歳 | 8.4% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
また、JACを利用して転職された46歳の男女比は、以下のように男性の比率が高くなっています。
【JACを利用して転職された46歳男女比率】
| 性別 | 割合 |
|---|---|
| 男性 | 79.2% |
| 女性 | 20.6% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
15.0%が46歳で初転職
JACを利用して転職された46歳の方のうち、初めて転職した方の割合は15.0%でした。転職回数が1回の方は19.3%で最も多く、回数が増えるほど割合は少なくなっています。
【JACを利用して転職された46歳の転職回数歴割合】
| 転職回数 | 割合 |
|---|---|
| 0回目 | 15.0% |
| 1回目 | 19.3% |
| 2回目 | 17.9% |
| 3回目 | 16.4% |
| 4回目 | 12.4% |
| 5回目 | 6.0% |
| 6回目 | 4.9% |
| 7回目 | 2.4% |
| 8回目 | 0.9% |
| 9回目 | 0.2% |
| 10回目 | 0.7% |
| 12回目 | 0.1% |
| 不明 | 3.8% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
日本では、長年、新卒時から定年まで同じ会社で雇用され続ける終身雇用が定着していました。しかし、転職が一般化した現在では、46歳時点で転職経験をもつ方が多数派です。
46歳における転職活動の実態
JACの実績データをもとに、46歳の転職活動の実態を、以下の3つのポイントに沿って解説します。
- 46歳の転職後平均年収
- 46歳の転職で年収アップした方の割合
- 46歳で管理職以上へ転職した方の割合
46歳の転職後の平均想定年収は967.3万円
JACを介して転職をされた46歳の方の転職後の平均年収は967.3万円です。また、転職後の年収帯別の割合は以下の表のようになります。
【46歳転職後の年収帯別割合】
| 年収 | 割合 |
|---|---|
| 400万未満 | 0.5% |
| 400万~499万 | 1.8% |
| 500万~599万 | 7.2% |
| 600万~699万 | 12.9% |
| 700万~799万 | 13.7% |
| 800万~899万 | 13.8% |
| 900万~999万 | 10.0% |
| 1,000万~1,099万 | 10.0% |
| 1,100万~1,199万 | 7.9% |
| 1,200万~1,299万 | 7.9% |
| 1,300万~1,399万 | 2.9% |
| 1,400万~1,499万 | 3.5% |
| 1,500万以上 | 7.8% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
年収帯では800〜899万円が最多で、年収1,000万円以上の転職が全体の4割を占めています。
46歳の転職で年収アップした方の割合は57.4%、平均で124万円前後アップ
JACを介して転職された46歳の方のうち、年収アップを実現した方は半数を超える57.4%で、年収アップの平均額は124万円程度となっています。
転職後の年収アップ帯別の割合は次のとおりです。
【46歳転職後の年収アップ帯別割合】
| 年収 | 割合 |
|---|---|
| 50万未満 | 26.9% |
| 50万~99万 | 24.4% |
| 100万~149万 | 20.2% |
| 150万~199万 | 10.1% |
| 200万~249万 | 8.0% |
| 250万~299万 | 3.7% |
| 300万~349万 | 2.5% |
| 350万~399万 | 1.1% |
| 400万~449万 | 0.7% |
| 450万~499万 | 0.0% |
| 500万以上 | 2.5% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
転職によって年収がアップした方のうち、100万円以上年収がアップした方は48.7%を占めています。一方で、大幅な年収アップは少数ですが、300万円以上アップした方は6.7%おり、転職によってスキルや経験に見合う評価を受けたケースもあると考えられます。
46歳で管理職以上へ転職した方の割合は48.8%
JACを介して転職された46歳の方のうち、管理職以上のポジションに就任された方の割合は約半数となる48.8%でした。内訳は以下の表のとおりです。
【46歳転職後の役職別割合】
| 役職 | 割合 |
|---|---|
| 本部長以上 | 1.3% |
| 部長以上 | 9.7% |
| 課長以上 | 37.8% |
| 課長未満 | 51.2% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
46歳の方の半数近くが管理職のポジションに就任していますが、約4割の方は課長クラスへの就任となっています。一方、約1割の方が部長クラスに就任しており、専門領域におけるマネジメント経験が評価されれば、十分に部長以上のポジションを目指せる状況にあるといえます。
46歳の転職で意識すべきポイント
46歳の転職を成功させるためには、以下の3つのポイントを意識すべきです。
- プレイングマネージャーとしての能力と実績
- 柔軟なキャッチアップ力や貢献姿勢のアピール
- 部門横断プロジェクトの参画経験と成果の明確化
プレイングマネージャーとしての能力と実績
46歳は、マネジメント力だけでなく、自ら実務に入り、成果を出す力が強く期待される時期です。特に成長フェーズにある企業では、マネジメントだけでなく、自ら手を動かし、専門的なスキルで実務レベルの課題を解決できる人が求められます。
特定領域における実務者としての高度なスキルとマネージャーとして求められる的確な判断の両立は、転職市場において高い評価につながります。さらに、「生産プロセスの見直しによって〇%のコスト削減を実現」、「ソリューション営業により既存顧客の売り上げを〇%向上」など、定量的なデータとともに再現性の手法を明示できると、入社後の活躍を強く印象付けることができるでしょう。
柔軟なキャッチアップ力や貢献姿勢のアピール
46歳は40代後半にも入り、十分な経験と実績を積んでいる年齢です。豊富な経験がある一方で、採用企業は「成功体験への固執」や「新しい技術への適応力」を懸念する場合があります。そのため、学習意欲や柔軟性を具体的に示すことが重要です。例えば、資格取得や最新の技術の習得など、継続的に学ぶ姿勢を示すことは、さらなる成長を目指す柔軟性のアピールにつながります。
また、新たな環境への適応力は、コミュニケーション能力を示すことで裏付けられます。過去に、部署異動で早期にチームメンバーと信頼関係を構築したエピソードや多様なステークホルダーの意見を調整したエピソードなどを具体的に示すと、新たな環境でも成果を生み出せる可能性を示唆できます。
さらに、自身のキャリアアップ姿勢をアピールするだけでなく、新たな環境で経験を存分に活かしつつ、組織に貢献したいという姿勢を示すことも重要です。
部門横断プロジェクトの参画経験と成果の明確化
部門横断プロジェクトなどで多様なステークホルダーを巻き込み、調整や合意形成を行った経験は、高いコミュニケーションスキルやリーダーシップ、プロジェクト推進力の裏付けになります。さらに、所属部門にとどまらず、組織全体の課題やプロジェクトのプロセスを俯瞰して捉える視点が養われ、総合的な判断力も身に付きます。
面接時には、プロジェクトの内容や規模、自身の役割、具体的な行動などとともに、プロジェクトで得られた成果を定量的に示すことが大切です。加えて、プロジェクト完遂後にどのような評価を受けたか、組織にどのような価値を残したのかまで伝えられると、再現性のある実績としての強力なアピールとなります。
46歳での未経験・異業種への転職成功事例
本章では、JACを介して46歳で転職を成功させた事例をご紹介します。
46歳でデジタルマーケティング会社からコンサルティング会社に異業種転職
Uさん(46歳/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | デジタルマーケティング会社 | ITコンサルタント | 900万円 |
| 転職後 | コンサルティング会社 | ITコンサルタント | 1,000万円 |
Uさんは、大手SIerでの就業経験がありました。主にインフラ系のシステム構築プロジェクトにおいて、システム開発やプロジェクトマネージャーとして経験を積んだ後、ITコンサルタントとして活躍。顧客の課題解決に向けたシステムの提案やDXコンサルティング、デジタル人材育成事業などに携わるなど、幅広い活動を経験されています。
40代の後半に入り、ITコンサルタントの知見を活かし、顧客の経営課題の改善により深く関わることができるポジションに転職したいとの希望が強まり、JACにご相談をいただきました。
顧客の経営課題の改善に向け、当事者意識をもって業務に邁進したいと考えるUさんにJACでは、少数精鋭部隊でコンサルティングを実施している企業のITコンサルタント職をご提案。裁量が大きいために意思決定のスピードが早く、IT領域から経営戦略まで一気通貫で担当できる点は、Uさんの意向にマッチすると判断したためです。
面接の結果、Uさんの実績はもちろん、コンサルタントとしての成長意欲の高さ、プロジェクトマネージャー経験者ならではの俯瞰的な視点が高い評価につながり、見事に採用が決定しました。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
46歳で経営コンサルタントからSIerのPMI統合マネージャーへキャリアチェンジ
Dさん(46歳/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 総合コンサルティング会社 | 経営コンサルタント | 1,700万円 |
| 転職後 | SIer | PMI統合マネージャー | 2,300万円 |
Dさんは、大学卒業後にMBAを取得され、アメリカでの就業経験もある方です。コンサルティング会社で大企業向けのクロスボーダーM&A案件のPMIフェーズに多数携わってきました。その経験を活かし、自社の成長に貢献できる事業会社への転職を決意しました。
JACでは、大手SIerのPMI統合マネージャーをご紹介。外部から高度なスキルと実績をもつスペシャリストを積極的に招聘し、組織文化の大胆な変革を進めている企業です。複雑なPMI案件の成功経験をもつDさんの実績はもちろん、ビジネスレベルの英語力、コンサルティング会社で培った経営視点が高く評価され、見事年収500万円アップの条件で採用が決定しました。
DさんはPMI部門の統合マネージャーとして活躍し、これまでの経験をメンバーに還元しながら積極的に業務に取り組んでいるとのご報告を受けています。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
46歳でハイクラス転職を成功させたい方はぜひJACへご相談を
46歳は、20年以上の実務経験で培った専門性や、過去の成功体験や失敗体験をもとにした的確な判断力など、経験に基づいた安定感が高い評価につながる年齢です。また、プレイングマネージャーとして、マネジメントと実務の両立が強く求められる年齢でもあります。さらに、自身のキャリアの方向性を固めるフェーズにあり、転職を成功させるうえでは自らの強みに基づいた明確なキャリア戦略の立案が不可欠です。
JACは、ハイクラス転職のサポート実績を豊富にもつ転職エージェントです。外資系企業や日系大手企業はもちろん、目覚ましい成長を続けるスタートアップ企業など、多様な企業と強固なネットワークを形成しています。46歳のハイクラス転職では、これまで培ってきた経験やスキルを存分に発揮できる環境の見極めが重要です。
JACでは、今後への希望を丁寧にヒアリングしたうえで、理想のキャリア実現を叶える最適な案件をご提案します。46歳の今、ハイクラス転職を成功させたいとお考えの場合は、ぜひJACにご相談ください。


