成層圏無人機(HAPS):航空機開発プログラムマネージャー|機体開発全体を統合・推進
Velocity Aeroworks株式会社
想定年収
800万円 ~ 1,100万円
勤務地
東京都
従業員数
5名(2026年8月現在)
仕事内容
■会社概要
Velocity Aeroworks株式会社は、成層圏プラットフォーム「HAPS(High Altitude Platform Station)」の開発・製造・運用を行う、東京大学航空宇宙工学専攻発のディープテックスタートアップです。 高度約20〜24kmの成層圏を長時間飛行するプラットフォームを用いて、防衛・防災・通信・宇宙実証領域における「新しい空のインフラ」を構築することを目指しています。 現在、2027年の成層圏到達に向け、機体の設計・製造・飛行試験を繰り返しながら開発を進めています。
■具体的な業務内容
<1>機体開発全体の計画・進行管理
機体開発全体の統合スケジュール、主要マイルストーン、クリティカルパスを管理します。機体、製造、電装、電源、ソフトウェア、試験等のチーム間の依存関係を整理し、遅延、部品、設備、外部ベンダー、未決定事項等の阻害要因を早期に発見します。開発目標から逆算して担当者、期限、準備完了条件を設定し、複数の開発項目が競合した際には優先順位と実施時期を整理します。
<2>システムズエンジニアリング・機体統合
CTO / Chief Engineerおよび各技術責任者と連携し、機体を一つのシステムとして成立させるための整理・統合を行います。機体レベルの要求・制約と各サブシステムの要求とのつながりを整理し、機体構造、電装、電源、制御、ソフトウェア、ペイロード等のインターフェースを明確化します。設計変更が他領域や全機性能、統合、試験へ与える影響を把握し、地上試験・飛行試験を含む検証項目、合格条件、検証順序を整理します。要求、設計、試験結果の対応関係を追える状態を構築していただきます。
技術アーキテクチャや重大な技術判断の最終責任はCTO / Chief Engineerおよび各技術責任者が持ちます。プログラムマネージャーには、各領域をブラックボックスのままつなぐのではなく、要求・インターフェース・変更影響・検証までを全機の視点で理解し、開発プログラムへ反映することを求めます。
<3>開発状態の把握
Jira、Slack、設計資料、試験ログ、製造状況等を確認するとともに、必要に応じて担当者との打ち合わせや現場確認を自ら行います。「順調」「ほぼ完了」といった曖昧な進捗をそのまま受け取らず、残作業、完了見込み、依存関係、技術的不確実性まで具体化します。自身が詳しくない技術領域についてもブラックボックスのまま扱わず、担当者へのヒアリング、資料、実物、実際の工程を自ら追いながら、開発全体の中でどのようにつながっているかを理解していきます。
<4>必要な仕事・意思決定の発見
既に存在するタスクを管理するだけでなく、開発目標を成立させるために、そもそも必要な仕事が揃っているかから確認します。担当者がいない仕事、チーム間に落ちている作業、未整理の技術判断を発見し、適切な担当者・期限・意思決定者へつなげます。
技術判断そのものはCTOや各技術責任者が行いますが、「何を決める必要があるか」「誰が決めるべきか」「判断に必要な情報は何か」「いつまでに決めなければ何が止まるか」を明確にし、必要な時点で判断を発生させることはプログラムマネージャーの責任です。
<5>飛行試験を含む開発サイクルの統合
飛行試験を重要な開発リズムの一つとして活用しながら、「解析 → 設計変更 → 製造・修理 → 機体統合 → 地上試験 → 飛行試験 → 次の解析」を一つの開発プログラムとして進めます。すべての変更を直近の飛行試験に詰め込むのではなく、得られる情報、開発全体への影響、作業量、統合リスク等を踏まえて、何を今回実施し、何を次に回すかを整理します。必要であれば試験内容や実施時期を見直すことも含め、飛行試験の実施回数ではなく、開発全体の速度と学習量を最大化することを重視します。
<6>開発運営の仕組み化
Jira、Slack、Confluence、Git、AI・自動化等を活用し、CEOやCTOが各担当者へ個別に聞きに行かなくても、開発状態を把握できる仕組みを構築します。Jiraを綺麗にすることや、会議・ドキュメントを増やすこと自体は成果ではありません。不要なプロセスを削りながら、問題や遅延が早く表面化する、低い報告負荷で情報帯域の高い開発運営を作ることを期待しています。
■入社後90日で期待する成果
・現在の機体構成、各技術領域の開発状況、主要な未決定事項、既知のリスクを把握している ・次の開発目標から逆算した統合スケジュールとクリティカルパスを整理し、CEO・CTOと合意できている ・チーム間の依存関係とインターフェース上の論点が可視化され、関係者が同じ前提で議論できる状態になっている ・担当者が不在の仕事、チーム間に落ちている作業を洗い出し、担当・期限・完了条件へ割り付けられている ・決めるべき技術判断が、判断者・必要情報・期限とともにリスト化され、必要な時点で判断が発生している ・飛行試験ごとに「今回入れる変更」「次に回す変更」を根拠とともに整理し、開発サイクルを回せている ・地上試験・飛行試験の準備状況を、部品・治具・人員・手順まで含めて事前に把握できている ・Jira、Slack、Confluence等を用いて、過剰な報告を課さずに開発状態が見える仕組みの初版を運用している ・製造・統合・地上試験・飛行試験の現場に自ら入り、実機ベースで開発状態を確認できている
■このポジションの魅力
<機体開発全体を一つの時間軸で動かせる> 特定の技術領域や飛行試験だけではなく、機体構造、製造、電装、電源、ソフトウェア、試験、運用を横断し、航空機開発全体に関わります。
<機体を「システム」と「プログラム」の両面から見られる> スケジュールを管理するだけではなく、要求、インターフェース、統合、検証まで理解しながら、実機開発全体を動かします。技術と開発運営を分断せず、一機の航空機が成立するところまで関われるポジションです。
<実機開発の仕組みそのものを作れる> 完成された開発プロセスを運用する仕事ではありません。どの情報を取るか、何を自動化するか、どう優先順位を決めるか、設計・製造・試験をどうつなぐかまで、自ら設計・改善できます。
<短い周期で実機から学べる> 飛行試験を開発の最後に置くのではなく、継続的に実機を飛ばしながら開発を進めることを重視しています。設計変更を数か月後に評価するのではなく、製造・統合・地上試験を経て、短期間で実際の飛行結果から学べる環境です。
■組織・レポートライン
CEO直下のポジションです。CTO / Chief Engineerおよび機体構造・製造、電気・電源、ソフトウェア、システム、運用の各技術責任者と連携しながら、開発プログラム全体を推進していただきます。
仕事内容変更範囲
会社の指示する業務
職位
ー
募集背景
■募集背景・ミッション
Velocity Aeroworksは、2027年の成層圏到達、その先の長時間飛行・量産・ミッション運用を見据え、「設計 → 詳細設計 → 製造・修理 → 機体統合 → 地上試験 → 飛行試験 → 解析 → 次の設計変更」という開発ループを高速に回しています。翼幅30m級の機体が完成し、これから飛行試験を重ねていく段階です。
航空機開発では、機体構造、製造、電装、電源、制御、ソフトウェア、安全、飛行試験、調達など、多数の技術領域が相互に依存します。個々の開発が進んでいても、一つの設計遅延、部品不足、インターフェースの不整合、未決定事項によって、機体全体の開発が止まることがあります。
本ポジションではCTO / Chief Engineerおよび各技術責任者と連携しながら、機体開発全体のスケジュール、要求、依存関係、クリティカルパス、技術領域間のインターフェース、検証計画、必要な意思決定を統合し、開発プログラム全体を次の目標へ最短で前進させることを担っていただきます。
当社では隔週を基本とした飛行試験のリズムを構築していきますが、飛行試験を予定通り実施すること自体が目的ではありません。解析を深めるのか、設計変更を入れるのか、まず飛ばして情報を取るのか。どの変更を今回入れ、何を次に回すのか。技術的不確実性、工数、統合リスク、得られる情報を踏まえ、CTOや各技術責任者と優先順位を整理し、飛行試験を含む開発全体を推進します。
また、単に各担当者から進捗を回収する役割でもありません。必要な情報が上がってこなければ、自ら担当者、現場、実機、設計資料、試験データへアクセスし、実際の開発状態を明らかにします。一方で、エンジニアへ過剰な日報や会議を課すことも望んでいません。仕組みで取れる情報は仕組みで取り、人に聞かなければ分からない情報は自ら取りに行くことで、開発者の時間を守りながら、問題や遅延を早期に発見できる開発運営を作ることも重要なミッションです。
募集人数
1人
応募条件
技能/経験
以下の経験・能力をお持ちの方を想定しています。
■必須スキル
・ハードウェアを含む製品・システム開発において、複数の担当者・技術領域を横断して開発を前進させた経験
・メカ・電気・ソフトウェア等をまたぐ開発計画、依存関係、日程を扱った経験 ・各領域のエンジニアと技術的な会話ができ、未知の技術領域についても自ら情報を取りに行き、開発の流れ・工程・依存関係を理解できる能力
・システム全体を俯瞰し、要求・制約・インターフェース・検証のつながりを整理できる能力
・必要な情報を自ら取りに行き、曖昧な進捗や課題を、残作業・期限・依存関係・必要な意思決定へ具体化できる能力
・日本語でのドキュメント作成・レビュー、および技術チームとの円滑なコミュニケーション能力
※エンジニア、開発リード、試験担当等として、複数領域を横断して実機開発を成立させてきた方も歓迎します。
■歓迎スキル
・航空宇宙、自動車、ロボット、eVTOL、無人航空機等において、設計・解析・製造・試験のいずれかをエンジニアとして経験した方
・システムズエンジニアリング、要求分解、インターフェース設計、統合・V&Vの実務経験
・エンジニアから開発全体の管理・推進へ役割を広げた経験
・試作機開発、飛行試験、走行試験、統合試験等の推進経験
・構成管理、設計変更管理、安全・品質保証に関する知見
・外部ベンダー・サプライヤーを含むハードウェア開発経験
・Jira、Confluence、Slack等を用いた開発運営改善の経験
・AI・自動化等を用いた情報収集
・開発管理の改善経験
・英語での技術資料読解、海外ベンダー・パートナーとのコミュニケーション経験
■求める人物像
・Velocityの体現:Velocityはベクトル量であり、当社において「スピード」ではなく「正しい方向への全速力」を意味します。机上で完璧な工程を作るのではなく、実際に作り、飛ばし、壊れ方を見ながら改善し、正しい方向へ開発を進められる方
目の前の予定を守ること自体ではなく、何が開発全体を最も前進させるかを考え、必要な人・情報・判断を集められる方
・必要な情報が報告されるのを待たず、自ら担当者、現場、実機、開発データへ取りに行ける方
・分からない技術領域をブラックボックスのまま管理せず、現場・担当者・資料・実物を自ら追い、機体全体の中でどうつながるかを理解しようとする方
・個別のサブシステムだけでなく、要求、インターフェース、統合、検証まで含めてシステム全体を考えられる方
・「順調」「多分大丈夫」といった曖昧な状態をそのままにせず、会社として判断できるところまで確認できる方
・開発者へ過剰な報告や会議を課さず、最小限の負荷で必要な情報が得られる仕組みを考えられる方
・与えられたタスクを管理するだけでなく、「この目標を達成するために何が足りないか」を自ら考えられる方
・目の前の飛行試験やマイルストーンを目的化せず、開発全体への効果から、何を今やり、何を後に回すべきかを考えられる方
・技術責任者の専門性と意思決定権限を尊重しながら、必要な情報や判断については遠慮せず求められる方
・PC上だけで開発を管理せず、製造・統合・地上試験・飛行試験の現場へ入れる方
学歴
不問
職務経験
要 (5年以上)
業界経験
ー
年齢
年齢制限不問
英語力
不問
その他語学力
語学力詳細
ー
勤務条件
雇用形態
無期雇用
試用期間
有り(6カ月 ※試用期間中の労働条件の差異:無)
給与
年俸制
年収:800万円 ~ 1,100万円
月収:67万円~
月額基本給:55万円~
※経験・スキル・役割期待に応じて決定します。
賞与・インセンティブ
年0回 昨年実績:無し
昇給
有り 年1回 / 4月
勤務地
東京都
※谷中事務所
110-0001 東京都 台東区谷中2-13-2
交通手段1 沿線名:東京メトロ千代田線 駅名:千駄木 最寄駅から:徒歩5分
勤務地変更範囲
出向
就業時間
09:00~18:00
休憩時間:60分
残業:月30時間~40時間程度
固定(定額)残業代制
残業手当
定額の残業代+通常の残業代
固定残業時間 40時間 / 月
固定残業代 119,100円 / 月
40時間を超える時間外労働分は追加で支給します。
通勤手当
交通費:全額支給
その他手当
休日・休暇
完全週休二日制, 土, 日, 祝日, 年末年始
年間休日:125
年間有給休暇:入社7ヶ月目には最低10日以上
社会保険
雇用保険, 健康保険, 労災保険, 厚生年金
福利厚生
SO(ストックオプション)相談可
受動喫煙対策
就業場所 原則禁煙(分煙)
備考
在宅勤務有り フルリモート不可
選考内容
選考プロセス
適性試験:無し 、 面接回数:2回~3回
求人No.:NJB2414782
最終更新日:2026/9/30
企業情報
企業名
Velocity Aeroworks株式会社
代表者名
代表取締役 佐々木悠人
設立
2025年8月
従業員数
5名(2026年8月現在)
資本金
78,000,000円
本社所在地
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3-3-9_3階
〒110-0001 東京都台東区谷中2-13-2
株式公開
未公開
日系・外資
日系
企業URL
https://v-aero.com/
事業内容
ー
事業に関する特色
高度20km超の成層圏を飛び続ける無人機(HAPS)を、機体そのものから開発、製造、運用している。
会社の特色
東京大学航空宇宙工学専攻の研究グループが母体。
柔軟翼の空力弾性制御、電源システム、自社アビオニクスを実機と飛行試験で積み上げている。
その他の特色
投資家:インキュベイトファンド、個人投資家
売上実績
求人No.:NJB2414782
最終更新日:2026/9/30
