経理のマネージャー職への転職は難しい?最新求人や平均年収も解説

経理マネージャーへの転職は難易度が高い一方で、必要な経験を満たせば十分に実現可能です。

実際、経理職の転職者のうちマネージャー以上で決定する割合は約28.7%にとどまり、特に大手企業では外部採用枠が限定される傾向にあります。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)の転職実績データをもとに、経理マネージャーへの転職難易度や平均年収、最新の求人動向を整理したうえで、求められる経験・スキルや評価のポイントを解説します。

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経理マネージャーへの転職は難しいのか

JACの実績データでは、経理職への転職者のうちマネージャーで決定した割合は28.7%です。まずは「経理職として転職する際に、マネジメント職で決定できる確率」として難易度を捉えると、位置づけが明確になります。

年代が上がるほどマネージャーでの決定割合は高く、50代では53.0%に達します。一方、企業規模別では大手企業が19.3%と相対的に低く、外部採用でマネジメント枠を得る難度が上がりますが、転職実例として一定の積み上げがあるのも事実です。

本章では、年代・企業規模の2軸で“難しさの正体”を分解します。

  • 経理への転職者のうちマネージャーへの転職は28.7%
  • 経理マネージャーへの転職は50代が最多
  • 大手企業の経理マネージャーの転職は19.3%

経理への転職者のうちマネージャーへの転職は28.7%

経理への転職者のうち、マネージャー職に就いた方の割合は28.7%です。

職位割合
マネージャー未満63.7%
マネージャー28.7%
部長以上7.6%

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

表のとおり、経理への転職者の6割超(63.7%)がマネージャー未満の職位で迎えられ、マネージャー以上のポジションへ進む方は3割弱にとどまります。さらに部長以上の上位職に絞ると7.6%と限定的で、職位が上がるほど採用の間口は狭まる構造です。

経理マネージャーは日々の数値管理に加え、組織運営や経営層との連携を担う立場にあります。仕訳や決算への精通に加え、原価管理や予算統制、経営判断に資する財務分析を主導した経験が問われ、部門の管理力と経営視点の双方が求められます。

転職市場全体で見れば多数派ではないものの、3割近い方がマネージャーの職位で迎え入れられているのも事実です。JACの実績データによれば、採用側は「決算を締める力」だけでなく、「レビュー・育成・経営への説明」を再現できるかが評価軸となっており、求められる素養と実績を備えていれば、十分に現実的に狙えるポジションといえます。

経理マネージャーへの転職は50代が最多

経理への転職者でマネージャーの職位に就く割合が最も高いのは50代で、53.0%にのぼります。

年代マネージャーの割合
20代1.3%
30代11.9%
40代38.8%
50代53.0%

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

40代は38.8%、30代は11.9%、20代では1.3%と、若い年代ほどマネージャーでの採用は限定的です。これを裏返すと、20代では98.7%がマネージャー未満の職位で迎えられている計算になります。経理は決算実務や監査対応、税務領域で蓄積した経験がそのまま評価につながるため、若年層がいきなりマネージャー職に転身するのは現実として難しいです。

50代になると、部長以上の上級管理職にまで踏み込む方も一定数あらわれ、その比率は24.7%と4分の1ほどに達します。財務全体を俯瞰する視座やCFO候補としての素養が問われる段階に入っているといえます。一方で20代から30代前半は、決算や開示業務の経験を着実に積み上げる時期にあたり、マネージャー転職に備える助走期間と捉えるのが妥当です。

経理マネージャーへの転身を実現するには、自身のキャリア段階に応じた経験の積み上げが欠かせません。

大手企業の経理マネージャーの転職は19.3%

大手企業で経理のマネージャーポジションに就いた方の割合は19.3%です。

企業規模マネージャーの割合
大手企業19.3%
中堅企業31.3%
中小企業38.8%

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

中堅企業では31.3%、中小企業では38.8%と、企業規模が小さくなるほどマネージャー職への到達率が高まります。大手企業に目を向けると、転職者の8割近く(76.1%)がマネージャー未満の職位で迎えられており、経理組織の層が厚く社内の昇格候補も豊富にいるため、外部からマネージャー候補として迎えられる枠は相対的に絞られる傾向です。

中堅・中小企業ではIPO準備や経理体制の強化、グループ管理の整備といった文脈で、外部の経理マネージャー候補を求めるケースが増えます。連結決算や開示業務、監査法人対応の実績をもつ方であれば、マネージャーのポジションで採用される可能性が広がります。

部長以上の上位ポジションに視点を移すと、最も比率が高いのは中堅企業で13.6%と、大手の4.6%や中小の8.5%を上回る水準にあります。大手の経理マネージャーを射程に入れる場合は、専門領域での突き抜けた経験や、グローバル基準での財務知見など、差別化できる強みが評価の決め手となります。


経理マネージャーの最新転職・求人情報

経理マネージャーの求人は、東証プライム上場の大手から、IPO準備中のスタートアップ、外資系企業まで業種や企業フェーズを問わず幅広く存在しています。想定年収のレンジも500万円台から1,500万円台までと厚みがあり、転職希望者の経験や志向性に応じて選択肢を組み立てやすい状況です。

評価される経験としては、上場企業での連結決算や開示業務、IPO準備フェーズでの内部統制構築、監査法人対応の実績などが軸になります。プレイングマネージャーとして実務にも踏み込みつつ、メンバーを束ねるマネジメント力を兼ね備えた方への期待は高く、英語力や公認会計士・税理士などの専門資格をもつ方であれば、外資系やグローバル案件でさらに選択肢が広がります。

ここからは、経理マネージャーに関する最新求人・転職情報を紹介します。

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2026年6月最新)

なお、本記事で紹介している求人は、JACがお預かりしている求人の一部です。
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経理マネージャーへの転職で必須とされやすい経験・スキル

経理マネージャーへの転職では、主に次の3つの経験・スキルが必須として求められます。

一般的な経理経験を超え、上場企業ならではの開示や連結決算の遂行力に加えて、監査法人や税理士など外部専門家との折衝、自ら手も動かしながらチームを率いるプレイングマネージャー的な遂行力までが問われる傾向にあります。

本章では、それぞれが必須となる背景や評価のポイントについて、経理領域の専門用語を交えながら解説します。

  • 上場企業での経理実務経験(開示・連結)
  • 監査法人対応・税理士との折衝経験
  • プレイングマネージャーとしての経理実務遂行能力

上場企業での経理実務経験(開示・連結)

経理マネージャーの求人で頻繁に必須要件として掲げられるのが、上場企業での経理実務経験、なかでも開示業務と連結決算の遂行能力です。

開示業務は、決算短信や有価証券報告書、四半期報告書といった法定書類の作成を担います。証券取引所や金融庁への提出義務がある領域であり、記載ミスや遅延が企業価値の毀損やレピュテーション低下に発展する重さがあります。会計基準と開示府令の双方を踏まえた精緻な作成能力が問われる業務です。

連結決算は、親会社と子会社・関連会社の財務数値を統合し、グループ全体の財政状態を表す決算手続きを指します。連結対象会社の特定、内部取引の相殺消去、未実現利益の調整、税効果会計の連結調整など、単体決算とは異なる論点が多数生じます。J-GAAPに加えIFRS適用企業ではさらに高度な会計知識が求められ、未経験者がいきなり主担当として担うのは困難です。

マネージャー職で必須となるのは、これらの業務における最終的な品質責任を担う立場だからです。部下の作業をレビューし、監査法人の指摘に対応し、経営層に数値の意味を説明する役割を一手に引き受けるため、自らが上場企業の経理をくぐった経歴が前提となります。

監査法人対応・税理士との折衝経験

経理マネージャーには、監査法人や税理士といった外部専門家との折衝経験が欠かせません。

監査法人対応では、監査計画の擦り合わせから期中監査、四半期レビュー、期末監査に至る一連のプロセスで論点整理と資料提出を担います。会計基準の解釈や見積項目の妥当性、開示の十分性をめぐり、監査人と専門的な議論を重ねる場面も少なくありません。

税理士との折衝も比重が大きく、法人税申告や消費税対応、税効果会計、組織再編に伴う税務処理など、複雑な論点を整理しながら処理方針を固めていく必要があります。税務調査が入った際には、調査官との対応窓口として組織を代表する立場に立ちます。

マネージャー職で必須とされるのは、これらの折衝が組織を代表する意思決定を伴うためです。担当者レベルでは進められない判断局面が多く、専門用語と論点を踏まえて対応できる経理スペシャリストでなければ務まりません。

プレイングマネージャーとしての経理実務遂行能力

経理マネージャーの求人では、自らも手を動かすプレイングマネージャーとしての遂行力が必須要件に挙がるケースが目立ちます。

中堅企業やスタートアップでは経理組織の規模が限られるため、マネージャーが月次決算や四半期決算の主要工程を直接担う場面が多々あります。仕訳起票から決算整理、開示資料の作成まで、通しでこなせる方が部門では重宝されます。

部下を指導する立場としても遂行力は問われます。部下が悩む論点に具体的な解決策を示したり、繁忙期にはレビューと自身の作業を並行する場面が日常的に生じます。マネジメント専任ではなく手も動かせる経理スペシャリストが評価されやすい傾向です。

経理マネージャーへの転職で歓迎されやすい経験・スキル

経理マネージャーへの転職では、必須要件に加えて次の4つの経験・スキルが歓迎されやすい傾向にあります。

採用企業が転職希望者を比較検討する際、必須要件を満たす方は一定数存在します。そこで内定の決め手になるのが、IPOや内部統制の構築、システム導入、FP&A的な経営支援、海外子会社管理や原価計算など、専門性の高い領域での実績です。

本章では、それぞれが歓迎要件として挙がる背景と、マネージャー職だからこそ価値を発揮しやすい理由を、経理領域の専門用語を交えながら解説します。

  • IPO準備および内部統制(J-SOX)の構築経験
  • 経理システムの導入・業務フローの改善経験
  • FP&A的視点での経営の意思決定支援経験
  • 海外子会社管理や原価計算などの特殊領域の知見

IPO準備および内部統制(J-SOX)の構築経験

IPO準備とJ-SOX構築の経験は、経理マネージャー求人で特に歓迎されやすい要素です。

IPO準備フェーズでは、Iの部・IIの部の作成や上場審査対応、決算早期化、開示体制の整備など、通常の経理業務を超える業務が同時並行で発生します。J-SOXは金融商品取引法に基づく内部統制報告制度で、業務記述書・フローチャート・RCM(リスクコントロールマトリクス)の3点セット作成から、整備状況評価・運用状況評価までを設計・実行する必要があります。一度経験すると体系的な型が身につくため、別企業のIPO準備でも転用しやすい知見となります。

これらの経験者は採用市場で希少性が高く、IPO準備中のスタートアップや上場後も統制を強化したい企業からの引き合いが続いています。マネージャー職で歓迎される最大の理由は、経理・法務・ITといった部門を横断するプロジェクトリーダーシップが問われるためです。担当者レベルでは進められない監査法人や主幹事証券との折衝、社内規程の刷新、経営層への報告までを束ねる立場を担えるかが、採用の決め手になります。

経理システムの導入・業務フローの改善経験

会計・経理システムの導入や業務フローの改善経験は、経理マネージャー求人で歓迎されやすい要素の一つです。

具体的には、SAPやOracle、勘定奉行、OBIC7などのERP導入や、freee・マネーフォワードといったクラウド会計への移行プロジェクトをリードした経験が該当します。連結会計システム(DIVAなど)の刷新、経費精算ツールやワークフローの整備、RPAによる定型業務の自動化なども含まれます。

採用企業が歓迎する背景には、決算早期化と業務の属人化排除という共通課題があります。月次決算3営業日以内、四半期決算の前倒しといった目標を掲げる企業では、システムと業務フローの両面から組織を変革できる担い手が欠かせません。マネージャー職で歓迎されるのは、部門の合意形成と外部ベンダーとの折衝を両立しながらプロジェクトを完遂できる立場にあるためです。

FP&A的視点での経営の意思決定支援経験

FP&A的な視点で経営の意思決定を支援した経験は、経理マネージャーへの転職で大きな評価対象になります。

FP&A(Financial Planning & Analysis)とは、財務計画の策定から予実管理、フォーキャスト、業績分析、経営層へのレポーティングまでを担い、CFOや事業責任者の意思決定を支える機能を指します。具体的には、年度予算の編成プロセスを主導した経験、月次ローリングフォーキャストによる着地見込精度の向上、ROICなどの経営指標を用いた事業ポートフォリオ評価、KPI設計とモニタリング体制の構築などが代表的です。

東京証券取引所がPBR改善要請を出したことを受けて、稼ぐ力や資本効率に関する説明責任は厳しさを増しています。財務会計を超えて、経営判断につながる数字を読み解き、提言できる経理スペシャリストは依然として不足しています。

マネージャー職で歓迎されやすい理由は、経営会議の場で数字を語り、事業部門や経営層と対等に議論できる立場を期待されるためです。決算を締めるだけの経理ではなく、経営の意思決定に踏み込める方は、CFO候補としての将来性まで含めて評価されます。

海外子会社管理や原価計算などの特殊領域の知見

海外子会社管理や原価計算といった特殊領域の知見は、経理マネージャー求人で希少性の高い歓迎要件として挙がります。

海外子会社管理では、連結パッケージの収集から為替換算、IFRSや現地基準とJ-GAAPのGAAP差異調整、移転価格税制への対応、現地ファイナンスチームとの英語折衝までが対象です。原価計算では、標準原価と実際原価の差異分析、製品別・プロジェクト別の採算管理、SAPなどのERP上でのコストセンター設計など、製造業や受注型ビジネスに特有の論点を扱います。

専門性が高い割に経験者の供給が限られるため、グローバル展開を進めるメーカーや海外売上比率の高い企業からの需要は底堅く推移しています。マネージャー職で歓迎されるのは、これらの領域を組織として束ねるリーダーが必要だからです。担当者レベルでは判断しきれない論点を引き取り、CFOや経営層に橋渡しできる方は、専門領域の責任者として採用されやすい傾向にあります。

経理マネージャーへ転職した場合の想定平均年収は889.6万円

経理マネージャーへ転職した場合の想定平均年収は889.6万円です。

JACの転職実績データによると、経理のマネージャー未満クラスの平均年収692.4万円に対し、マネージャーでは約200万円高い水準となります。年代別では30代がピークを描き、企業規模別では大手企業ほど高い水準を示すなど、同じマネージャー職でも条件によって振れ幅が生じます。本章では、職位・年収帯・年代・企業規模の4つの切り口から、経理マネージャーの年収相場を解説します。

職位平均年収
マネージャー未満692.4万円
マネージャー889.6万円
部長1,118.3万円

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

経理は職位が一段上がるごとに、平均年収が約200万円から230万円ずつ積み上がる特徴があります。担当者からマネージャーへの昇格は、転職市場で評価される一つの大きな節目といえます。

経理マネージャーの年収レンジをより詳しく見るために、マネージャークラスの年収分布を見ていきます。

年収帯割合
600万円未満5.0%
600万円台12.8%
700万台20.2%
800万円台17.7%
900万円台15.8%
1,000万円台9.4%
1,100万円台7.1%
1,200万円以上11.9%

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

分布のボリュームゾーンは700万~800万円台(37.9%)です。
800万円以上のハイクラス帯は約61.9%を占めており、経理マネージャーの年収水準は比較的高いレンジに分布していることがわかります。さらに1,000万円以上は約28.4%と、一定数が4桁年収に到達しています。同じマネージャー職でも、企業規模や求められる役割、経験領域によって年収レンジが大きく広がる点が特徴です。

次に、年代別の傾向を見ていきます。

職位20代30代40代50代以上
マネージャー未満603.2万円720.3万円714.6万円674.3万円
マネージャー648.0万円967.7万円907.4万円890.4万円
部長以上1,009.2万円1199.7万円1,0870.0万円

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

マネージャーの平均年収は30代の967.7万円がピークで、40代907.4万円、50代以上890.4万円と緩やかに下降します。20代でマネージャーとして転職する方も平均648.0万円と高水準です。30代から40代前半でマネージャーとして転職するタイミングが、年収面で最も戦略的なフェーズといえます。

最後に、企業規模別の傾向を見ていきます。

職位大企業中堅企業中小企業
マネージャー未満722.5万円689.8万円634.9万円
マネージャー1,022.4万円864.9万円811.9万円
部長以上1,316.1万円1,142.1万円952.9万円

※JACの転職実績データをもとに作成(データ収集期間:2023年1月~2025年12月)

経理マネージャーの平均年収は、大企業1,022.4万円、中堅企業864.9万円、中小企業811.9万円と、企業規模に応じて210万円超の差が生じます。大企業では連結対象の海外子会社管理や開示業務の負荷、グループ全体を見渡す視座が求められる分、報酬水準も高めに設計される傾向です。年収を重視する場合は、大手上場企業が一つの軸となりますが、中堅企業のCFO候補ポジションなど、職責の広さで差別化された求人もあるため、条件と職務内容の両面から検討することをおすすめします。

経理マネージャーへの転職事例

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを通じて、経理マネージャーへの転職を成功させた事例を紹介します。

USCPA×SAP×英語で“国内税務→国際税務”へ拡張した税務マネージャー転職

Tさん(40代前半/女性) 

業種職種年収
転職前ITサービス企業経理チームリーダー800万円
転職後自動車部品メーカー税務マネージャー900万円

Tさんは40代前半の女性で、外資系Eコマースや医療機器メーカーを経て、グローバルIT企業の経理財務チームリーダーとしてメンバーを束ねていました。日商簿記2級に加え、就業しながらUSCPA全科目合格を果たすなど、向上心の高さがうかがえる方です。

転職を検討された背景は、現職での職域がこれ以上広がらない見込みであったことです。

JACのコンサルタントは、Tさんが積み重ねてきた決算・税務の経験に加えて、USCPA保有とビジネス中級の英語力、SAP導入経験という掛け合わせの希少性に注目しました。フランス系グローバル自動車部品メーカーの税務マネージャー求人をご提案し、国内税務にとどまらず移転価格やBEPS対応といった国際税務にも踏み込める職域の広さを重視されたTさんの志向と一致したことで、年収100万円アップでの転職が実現しました。

現在のTさんは、税務統括ポジションで、IFRSとJ-GAAPの両基準を行き来しながら税務戦略を担う立場にあります。経理の専門性を国際税務領域へと広げた好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

税理士科目合格をもつ経理プロフェッショナルが電子部品メーカーから消費財メーカーの管理会計マネージャーへ転職した事例

Iさん(40代前半/男性) 

業種職種年収
転職前電子部品メーカー財務課長  850万円
転職後消費財メーカー管理会計課長1,050万円

Iさんは40代前半の男性で、新卒入社された企業で一貫して経理を歩まれてきた方です。工場経理から子会社経理、本社経理、さらには税務まで幅広い領域を経験され、原価計算・管理会計・税務申告から移転価格税制まで対応できる、深い専門性をもつ経理スペシャリストです。税理士科目合格(財務諸表論・簿記論)に加え、日商簿記2級などの資格も保有されています。

これまでの経験を経てIさんは、組織事情で職域が限定されている状況に課題を感じ、税務をはじめ自身の専門性をより発揮できる環境を求めて転職活動を開始されました。

JACのコンサルタントは、Iさんの製造業での原価計算と管理会計の経験、マネジメントとプレイヤーを両立してきた実績を高く評価し、プライム上場の消費財メーカーが創業経営者直下で募集する管理会計マネージャー求人を提案しました。

転職後のIさんは、経営者直下のポジションで原価計算や製品別・拠点別の収益性分析、KPI設計に携わっておられます。年収は850万円から1,050万円へと200万円アップし、製造業で培った管理会計の専門性が経営パートナーとしての役割へとつながった好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

連結決算と開示業務に強みをもつ経理部長がIRコンサル企業から創薬支援企業の経理マネージャーへ転職した事例

Nさん(50代前半/男性) 

業種職種年収
転職前IR/エクイティコンサル企業経理部長1,200万円
転職後創薬R&D支援企業経理マネージャー1,300万円

Nさんは50代前半の男性で、ベンチャー企業の経理担当として社会人キャリアをスタートされた後、大手電機メーカーのシェアード企業で連結決算と支社の単体決算を担い、医薬品メーカーでは課長として経理業務全般を取りまとめてこられました。直近ではプライム上場企業の経理部長として、月次決算から開示書類の作成提出までを統括されていた、経理一筋のスペシャリストです。

これまでの経験を経てNさんは、現職の働き方が長期就業を続けるには厳しいと判断され、落ち着いて専門性を発揮できる環境を求めて転職活動を開始されました。

JACのコンサルタントは、Nさんの連結決算と開示業務における高い専門性に加え、6名以上の部下を束ねてきたマネジメント経験を評価し、上場準備中の創薬プラットフォーム企業が募集する財務経理マネージャー求人を提案しました。

転職後のNさんは、グループ連結決算や開示資料の作成、IPO対応など、これまでの専門性をそのまま生かせる環境で活躍されています。年収は1,200万円から1,300万円へとアップし、上場企業で培った経理マネジメントの実績が、IPO準備フェーズという新たなフィールドで評価された好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

経理マネージャーへの転職なら、JAC Recruitment

経理マネージャーへの転職は、上場企業の開示・連結決算や監査法人対応といった必須要件に加えて、IPO準備や内部統制構築、FP&Aといった専門領域での実績が評価を分けます。

求人ごとに求められる経験の組み合わせは多様で、自身の強みを企業のフェーズや課題に的確に重ね合わせて訴求できるかが、年収やポジションの広がりを左右します。そのため経理領域の専門知識と各企業の経営課題を踏まえた提案力をもつ転職エージェントの支援が、転職成功の鍵となります。

JACには、上場企業の経理部門からスタートアップのIPO準備、グローバル企業の国際税務まで、経理マネージャー領域の採用動向と企業ごとの組織課題に精通したコンサルタントが在籍しています。本記事で参照したJACの転職実績データが示すとおり、経理マネージャー職の転職支援においても豊富な実績を積み重ねています。一人ひとりのキャリアと志向を丁寧にヒアリングしたうえで、決算実務やマネジメント経験などの強みが評価される求人を見極めて提案します。

経理マネージャーへの転職をお考えの方は、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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