CFOの年収ガイド|平均年収・転職市場の動向・成功事例を解説

CFO(Chief Financial Officer)は、財務戦略や資本政策を担う経営幹部として、企業の成長を支える重要なポジションです。近年の転職市場では、資金調達やIPO準備、M&A、経営企画などの経験をもつ方へのニーズが高まっており、高年収での採用事例も数多く見られます。

JACリクルートメント(以下、JAC)の転職支援実績では、CFOの平均想定年収は1,709.8万円となっています。特に、資金調達や資本政策、IPO準備、M&Aなどを通じて企業価値向上や事業成長に貢献した実績をもつ方は高く評価される傾向が見られます。

本記事では、JACの実績データをもとに、CFOの平均年収や企業タイプ別・業種別の年収動向をわかりやすく解説します。さらに、年収アップを実現した転職成功事例や、最新の求人情報もあわせてご紹介します。

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CFOの平均年収は1,709.8万円、業種別の平均年収なども解説

JACが支援した転職実績データ(2024年1月~2026年8月、想定年収)によると、CFO全体の平均想定年収は1,709.8万円となっています。当社実績では、想定年収が1,300万円~1,500万円の層に多くの事例が集まっており、企業規模や事業フェーズ、求められる役割によって年収水準は大きく異なります。

近年のCFO採用では、財務・会計の専門知識に加え、経営戦略の立案や資金調達、IPO準備、M&A、IRといった経営に近い領域での経験が重視されています。特に、経営陣の一員として事業成長や企業価値向上に貢献した実績をもつ方は、高い評価を得やすい傾向があります。

また、スタートアップから上場企業まで幅広い企業でCFO人材の採用ニーズが高まっており、管理部門全体の統括経験や、投資家・金融機関との折衝経験をもつ方への需要も拡大しています。転職市場では、担当領域の広さだけでなく、経営課題を解決した実績や再現性のある成果を示せるかどうかが、年収アップの重要なポイントとなるでしょう。

企業タイプ別年収

企業タイプ平均年収
日系1,711.1万円
外資1,673.0万円

企業タイプ別に見ると、日系企業の平均年収は1,711.1万円、外資系企業は1,673.0万円と、大きな差は見られません。

これは、CFOが企業経営を担うポジションであり、企業属性よりも役割やミッションの違いが報酬に反映されやすいためと考えられます。例えば、IPO準備や資金調達、M&A、海外子会社管理など、経営課題の解決に直結する経験をもつ方は、日系・外資系を問わず高く評価されるケースが少なくありません。

そのため転職を検討する際は、年収水準だけでなく、自身の経験や強みが企業の課題とどの程度合致するか、どのような経営ミッションを担えるかという観点で求人を選ぶことが重要です。

業種別年収(※一部抜粋)

業種平均年収割合
ソフトウェア1,567.1万円11.7%
機械・装置2,167.5万円10.0%
食品・飲料1,991.0万円6.7%
電気・電機1,520.0万円6.7%
外食1,803.3万円5.0%
医療機器・用具1,500.0万円5.0%
自動車・部品1,240.7万円5.0%
システムインテグレーター992.0万円5.0%
金属・素材1,800.0万円3.3%
医薬品1,750.0万円3.3%

※当社実績(2024年1月~2026年8月、想定年収)より

業種別に見ると、ソフトウェア(11.7%)や機械・装置(10.0%)で構成比が高く、CFOの採用が活発に行われていることがうかがえます。また、機械・装置や食品・飲料では比較的高い年収水準の事例も見られます。

CFOの採用では業種ごとに求められる役割が異なり、ソフトウェア業界では資金調達やIPO準備、機械・装置や製造業ではグローバル財務管理や経営管理体制の強化に関する経験が評価される傾向があります。食品・飲料や消費財分野では、事業拡大やM&A、海外展開を支える財務戦略の立案・実行能力が求められるケースも少なくありません。

このように、CFOの年収や採用ニーズは業種によって異なりますが、共通して重視されるのは、財務・会計の専門性に加え、経営課題の解決や企業価値向上に貢献した実績です。転職活動では、業界特有の課題に対してどのような成果を上げてきたかを具体的に示すことが、高年収のオファーにつながる重要なポイントとなるでしょう。

CFOの最新求人情報

JACではCFOに関連する求人を多数お預かりしています。ここではその一部をご案内します。

株式会社KAIXIA:CFO候補

株式会社ゴーレム:FP&A(経営企画・BizOps候補)※CFO候補

Saasスタートアップ:CFO候補

外資系医療機器メーカー:Head of Finance, Japan

創薬バイオベンチャー:CFO

非公開企業:財務部/ ファイナンス担当部長(CFO候補)

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非公開求人について詳しく知りたい方はこちら

※募集が終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。(2026年9月現在)

CFOで年収アップを目指すには

CFOで年収アップを目指すには、財務・会計の専門知識だけでなく、経営に近い立場で企業価値向上に貢献した実績を具体的に示すことが重要です。JACの転職支援実績では、資金調達やIPO準備、M&A、経営企画など、経営課題の解決に直結する経験をもつ方が高く評価される傾向が見られます。

資金調達・資本政策の経験を武器にする

CFO採用では、資金調達や資本政策の立案・実行経験が重要な評価ポイントになります。特に、金融機関や投資家との交渉、エクイティ・デットファイナンスの実行経験をもつ方は、企業成長を支える存在として高く評価される傾向があります。転職活動では、調達額や事業への貢献などを具体的に示すことが重要です。

IPO準備・M&A経験で市場価値を高める

IPO準備やM&Aに携わった経験も、年収アップにつながりやすい要素です。上場準備における体制構築や証券会社・監査法人対応、M&Aの推進やPMIなどの実績は、多くの企業で再現性の高いスキルとして評価されます。特に成長企業やPEファンド投資先企業では、こうした経験への需要が高まっています。

管理部門統括と経営企画の経験を広げる

CFOには財務だけでなく、人事・総務・法務・情報システムなどを含む管理部門全体の統括が求められるケースも少なくありません。管理部門を横断して組織運営を行った経験や、経営戦略・中期経営計画の策定に関与した経験は、高年収ポジションへの転職において大きな強みになります。

グローバル対応力と経営視点を磨く

近年は海外子会社管理や海外投資家対応、グローバル財務戦略の経験を求める求人も増えています。英語力に加え、多様なステークホルダーと連携しながら経営判断を支えた経験をもつ方は、日系・外資系を問わず高い評価を得やすいでしょう。

特にCFOの転職では、「経理・財務の専門家」としての実績だけではなく、「経営陣の一員として企業成長にどう貢献したか」を示せることが、年収アップへの近道といえます。

CFOの年収アップ転職成功事例

IPO・M&Aの経験を評価され、CFOへキャリアアップ

Aさん(男性/40代後半)

 業種職種年収
転職前不動産テック企業経営企画部長1,800万円
転職後経営コンサルティングファームCFO2,000万円

Aさんは、公認会計士として監査法人で監査業務やM&A関連業務、上場支援業務に従事した後、事業会社へ転身。経営企画や内部監査、財務戦略などを担当し、上場準備から上場までのプロセスに中心メンバーとして携わりました。その後も財務・経営の両面で経験を積み、企業価値向上に向けたさまざまな施策の推進に取り組んできました。

また、管理部門の責任者として経営企画や財務管理など幅広い領域を統括し、経営管理体制の整備や中期経営計画の策定を推進。経営層の一員として事業成長を支えてきました。

JACでは、監査法人と事業会社の双方で培った専門性に加え、上場支援やM&A、経営管理領域で培った実績を強みとして整理。その結果、経営コンサルティングファームのCFOポジションへの転職を実現しました。

転職後は年収が約200万円向上。現在はCFOとして、財務戦略や経営管理の知見を生かしながら、企業の成長戦略や経営基盤の強化に取り組んでいます。

財務と事業戦略の経験を生かし、CFOへキャリアアップ

Bさん(女性/30代前半)

 業種職種年収
転職前戦略コンサルティングファーム戦略コンサルタント1,300万円
転職後Webメディア・EC企業CFO1,350万円

Bさんは、投資銀行業務を通じて企業分析や資本市場に関する知見を培った後、企業分析や経営支援に関わる業務に従事しました。その後は戦略コンサルティングファームにて、事業戦略立案や企業価値向上支援など幅広いプロジェクトを担当。ファイナンスと事業の両面に精通した経験を積み重ねてきました。

また、成長企業の支援に携わる中で、経営課題の解決や事業拡大支援に取り組み、企業成長に対する理解を深めてきました。そうした経験を通じて、外部アドバイザーではなく、自ら経営の当事者として企業成長に関わりたいという思いが強まり、CFOへの転身を志しました。

JACでは、ファイナンス領域の専門性に加え、戦略立案や成長支援を通じて培った事業理解力を整理。資金調達や経営管理だけでなく、事業成長を支える経営人材としての強みを明確化し、成長フェーズにある事業会社への転職を支援しました。

その結果、CFOポジションへの転職を実現。年収は約50万円向上し、現在は経営陣の一員として財務戦略や経営管理に携わりながら、企業価値向上と事業成長の推進に取り組んでいます。

財務戦略の経験を生かし、CFOへキャリアアップ

Cさん(男性/40代後半)

 業種職種年収
転職前調剤薬局運営企業財務部長1,750万円
転職後グローバル小売企業CFO1,900万円

Cさんは、長年にわたり財務領域で経験を積み、資金管理や財務戦略の立案・実行に携わってきました。グローバル企業では海外拠点に関わる財務管理や資本政策の企画を担当し、その後はメーカー企業において海外子会社との連携強化や資金管理体制の整備などを推進してきました。

直近では財務部門の責任者として、海外事業に関わる財務管理体制の構築やリスクマネジメント、グループ全体の資金戦略の策定を担当。財務の専門性に加え、経営基盤の強化にも取り組んできました。

JACでは、財務戦略や資本政策、海外拠点管理の経験を強みとして整理し、企業成長を財務面から支援できる経営人材として提案。その結果、小売事業を展開する企業のCFOポジションへの転職を実現しました。

転職後は年収が約150万円向上。現在はCFOとして、財務戦略の推進や経営基盤の強化に取り組みながら、事業成長と企業価値向上を支えています。

※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

CFOの転職なら、JACリクルートメント

CFOへの転職で年収アップを実現するには、財務・会計の専門知識だけでなく、資金調達、資本政策、IPO準備、M&A、経営企画などを通じて企業価値の向上にどのように貢献したかを具体的に示すことが重要です。企業によって求められる役割やミッションは異なるため、自身の経験を応募先に合わせて整理することが転職成功のポイントとなります。

JACでは、CFOやCFO候補をはじめ、管理本部長や経営企画責任者などエグゼクティブ層の転職支援実績をもとに、年収水準や求人要件、市場動向を踏まえたキャリア提案を行っています。職務経歴書のブラッシュアップから応募企業の選定、面接対策まで、管理部門・エグゼクティブ領域に精通したコンサルタントが転職活動をサポートします。

CFOとしてさらなるキャリアアップや年収向上を目指したい方は、ぜひJACへご相談ください。

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企業傾向の情報収集など、JACのコンサルタントにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JACリクルートメント

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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