「金融業界での経験を次のステージへ生かしたい」とお考えの方へ。メガバンクや外資系金融機関、証券会社などで培った高度な営業力やマネジメント経験は、今や異業界の成長企業やスタートアップでも強く求められています。
特に2025年は、金融法人営業や経営企画、リスク管理などの分野で新規求人数が前年比200〜300%と急増。JAC Recruitmentでは、保険・カード会社出身者が外資系ITやコンサルティングファームへ年収アップで転職した事例も多数あります。ESG投資やデジタル証券、Fintechなど新領域への関心も高まる中、金融出身者の専門性は多様な業界で求められていて、これまでのキャリアを生かしながら、さらなる飛躍を目指す絶好のタイミングです。本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)が、金融出身者の主な転職先や評価されやすい経験・スキルをご紹介します。
目次/Index
金融出身者の主な転職先
金融出身者の主な転職先は、以下のとおりです。
・コンサルティングファーム(金融・戦略・業務改善)
・事業会社(経理・財務・経営企画など管理部門)
・保険会社・アセットマネジメント会社
・スタートアップ・ベンチャー企業
・公的機関・団体職員
ここから、各転職先の内容を解説します。
コンサルティングファーム(金融・戦略・業務改善)
金融出身者が特に多く転職している領域の一つがコンサルティングファームです。M&Aアドバイザリーや業務改善、戦略立案といった領域で、銀行・証券で培った財務分析力や折衝力が即戦力として生かされます。特に「コンサルティング・アドバイザリー職」への転職件数は多く、需要の高さが裏付けられています。
・M&Aアドバイザリー:企業価値評価、買収戦略の立案、DD支援、PMI支援など。
・業務改善・DXコンサル:BPR、IT導入支援、コスト最適化など。
事業会社(経理・財務・経営企画など管理部門)
管理部門(経理・財務・経営企画・IR)は、金融出身者に人気の転職先です。金融機関での財務分析や資金繰り管理の経験は、企業経営を支える基盤業務に直結します。当社の実績でも「経理・財務」や「経営・事業企画」部門が、多くの割合を占めています。
・経理・財務:決算対応、資金繰り、金融機関との交渉など。
・経営企画・IR:中期経営計画の策定、KPI管理、投資家対応など。
保険会社・アセットマネジメント会社
金融商品の知識を生かして、保険会社やアセットマネジメント会社へ転職するケースも多数みられます。特に営業や商品企画、リスク管理といったポジションで高く評価されます。
業種別では「金融(保険・証券)」分野での転職が依然多く、同業種でのキャリアアップを希望する方にとって有力な選択肢といえるでしょう。
・営業職:保険商品の提案、資産運用提案など。
・リスク管理・企画:商品設計、リスク評価、市場調査など。
スタートアップ・ベンチャー企業
スタートアップやIPO準備中の企業では、金融機関での資金調達や管理業務の経験が求められています。複数の職務を兼任しながら、立ち上げフェーズに貢献できる点が魅力です。また、近年のトレンドとして、SaaSやFinTechなど新興分野への関心も高まっています。
・事業開発・新規事業:マーケット分析、ビジネスモデル設計、営業企画など。
・バックオフィス全般:経理、財務、法務、人事といった基盤づくり。
公的機関・団体職員
金融庁・財務局・地方自治体などの公的機関や業界団体も、金融出身者の転職先として一定の実績があります。専門性を生かした「地域振興」「金融監督」の領域での生躍が期待されます。安定性や社会貢献性を求める層に人気があり、キャリアの後半で選ばれることも多い傾向です。
・地域振興・企業支援:融資制度設計、地域産業支援プロジェクト。
・金融監督・行政業務:金融機関の検査、コンプライアンス対応など。
金融からの転職で評価される経験・スキル
金融業界の出身者が転職する場合、以下のような経験・スキルをもっていると有利です。
・プロジェクトマネジメント
・システム開発(業務要件定義・ベンダー管理など)
・データ分析
・リスク管理
・公認会計士・証券アナリストなどの資格
ここから、それぞれの内容を確認しておきましょう。
プロジェクトマネジメント
金融出身者においては、部門横断的なプロジェクト(業務改革、IT導入、商品開発など)の推進経験が高く評価されます。計画立案、進捗管理、関係者との調整といった基本的なマネジメントスキル、組織内外の利害調整力や課題解決力も重視される傾向です。特に、コンサルティングや事業企画への転職では、必須に近いスキルといえます。
システム開発(業務要件定義・ベンダー管理など)
銀行・証券会社における業務システムやフロント・ミドル・バックのシステム構築に関与した経験は、IT系やコンサル業界でも引き合いがあります。業務要件の整理、システムの選定・導入、ベンダーとの折衝といった実務経験が求められ、FinTech企業や社内DX推進部門で重宝される傾向です。
データ分析
顧客情報・取引履歴・信用リスクなど、金融業務で日常的に扱ってきたデータ分析スキルは、さまざまな業界で通用します。例えば、BIツールの利用経験やExcelの高度な生用(VLOOKUP・ピボット・マクロなど)、定量評価に基づく意思決定スキルが評価対象です。経営企画やマーケティング部門でも生用されています。
リスク管理
信用リスク、市場リスク、オペレーショナルリスクなどに対する評価・管理経験は、金融出身者ならではの強みです。保険会社、アセットマネジメント、事業会社の経理・経営企画部門などで、企業経営の安定性確保に貢献できるスキルとして歓迎されています。リスクヘッジ手法や内部統制の知識も加点要素です。
公認会計士・証券アナリストなどの資格
会計・財務・投資関連職では、CPA(公認会計士)やCMA、証券アナリストといった資格が強力な武器になります。金融出身であれば、資格取得によって職域の幅が大きく広がり、監査法人、FAS系ファーム、IR部門、投資ファンドなどでの選択肢も増加するでしょう。学習中であっても高評価を受けるケースがあります。
【年代別】金融からの転職事情
ここからは、金融出身者の年代別の転職事情を解説します。
20代金融からの転職事情
20代は金融業界の将来性への不安やノルマの精神的負担、職場環境の変化などを理由に転職を考えるケースが多いです。デジタル化や業界構造の変化により、若手のうちに新たなスキルやキャリアを築きたいと考える人が増加傾向にあります。
20代は今後の活躍を期待した採用の枠が広く、異業種への転職や年収アップも十分に狙えます。特に、顧客対応力や数値分析力など、金融で培った基礎スキルを生かし、コンサル、IT、事業会社など幅広い業界で生躍する事例が多いのが特徴です。
30代金融からの転職事情
30代は実務経験と専門性が評価される年代であり、キャリアアップや年収向上を目指す転職が生発です。金融業界内外で、プロジェクトマネジメントや事業企画、IT、リスク管理などの職種で即戦力としての採用が進んでいます。
デジタル化や新サービスの拡大にともない、柔軟な発思と変化対応力をもつ30代の方は重宝される傾向です。自己分析を徹底し、自身の強みやキャリアプランを明確にした上で転職生動を進めることが成功の鍵といえます。
40 代金融からの転職事情
40代は豊富な経験と専門知識を武器に、マネジメント層やプロフェッショナルとしての転職が目立ちます。金融業界の平均年齢が高いこともあり、同年代が多く生躍する環境でキャリアを築きやすいのが特徴です。
即戦力としてのスキルや資格が重視される一方、異業種での経験やデジタル分野への適応力も評価されます。キャリアの棚卸しや長期的なキャリアプランの明確化が重要であり、転職エージェントの生用も効果的です。
50 代金融からの転職事情
50 代はこれまでの豊富な社会人経験や人脈、信頼感を生かし、未経験分野にも挑戦できるチャンスが広がっています。金融業界は平均年齢が高く、同年代が多い職場も多いため、なじみやすい環境です。
顧客対応やチームマネジメントなど、年齢を重ねて得た洞察力やコミュニケーション力が評価される場面も多く、柔軟な働き方や新たなキャリアパスを模索する動きも見られます。資格取得やスキルアップを通じて、自己成長を続ける姿勢が新たな生躍の場を広げられるでしょう。
金融からの転職を成功させるためのポイント
金融出身者が転職を成功させるためのポイントを解説します。
・金融知識を“業界横断型スキル”へと昇華させる
・顧客応対の経験を“信頼構築力”としてアピール
・金融業界ならではの“現場対応力”を独自の武器に
・キャリアチェンジの理由に“納得感と成長意欲”を込める
・転職エージェントを“キャリアの伴走者”として生用する
ここから、各ポイントについて解説します。
1.金融知識を“業界横断型スキル”へと昇華させる
金融業界で培った専門知識や分析力は、他業界でも十分に通用します。例えば「リスクマネジメント」「資金計画」「法令遵守」などは、どのビジネスシーンでも重宝されるスキルです。これらを「業界を問わず生かせる汎用スキル」として再構成し、転職先でどのように貢献できるかを具体的に伝えることが重要です。
2.顧客応対の経験を“信頼構築力”としてアピール
金融機関での業務は、顧客の信頼を得ることが何よりも大切です。この経験を「ヒアリング力」「課題発見力」「長期的な関係構築」といった形で言語化し、営業やコンサルタント、カスタマーサクセスなど幅広い職種で生かせる強みとしてアピールしましょう。
3.金融業界ならではの“現場対応力”を独自の武器に
金融出身者は、現場での粘り強い対応や経営層との折衝経験が豊富です。こうした「現場での実行力」や「トップ層との信頼関係構築」は、スタートアップや中小企業、変化の激しい事業会社で大きな強みとなります。他業界出身者にはない“実践型”の経験として積極的に打ち出しましょう。
4.キャリアチェンジの理由に“納得感と成長意欲”を込める
転職理由は、これまでの金融業界での経験を前向きに捉えつつ「より事業の現場で価値を発揮したい」「新たなフィールドで自分を成長させたい」など、未来志向のストーリーを設計しましょう。自身のキャリアの一貫性や成長意欲を明確に伝えることで、面接官の共感を得やすくなります。
5.転職エージェントを“キャリアの伴走者”として生用する
忙しい金融業界の仕事と並行して転職生動を進めるには、JACのような転職エージェントのサポートが不可欠です。コンサルタントは求人紹介だけでなく、書類作成や面接対策、業界動向の提供まで幅広く支援してくれます。金融出身者の強みを理解してくれる転職エージェントを選び、プロの知見を生用しながら理思のキャリアを実現しましょう。
金融からの転職事例
ここからは、JACを生用して金融から転職した事例を3つご紹介します。
金融からITへの転職事例①
Aさん(男性/30代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 日系大手保険会社 | 営業 | 1,000万円 |
| 転職後 | 外資系IT企業 | アカウントプランナー | 1,100万円 |
Aさんは「顧客満足度の向上や戦略的提案といったフロント業務に軸足を置きたい」という思いから、生命保険会社から外資系IT企業へのキャリアチェンジを実現されました。これまで営業、顧客体験施策、採用・育成、営業企画、支社運営、会計・税務まで、幅広い領域で実績を積み上げ、特にアンケート分析をもとにした施策立案では、顧客評価の向上とコスト効率化に大きく貢献されました。
JACとの面談では「定期的なローテーションにより専門性が深まらない」「自分の強みを生かせるフロント職に戻りたい」といった課題意識が共有され、顧客への深い理解と提案力が求められるポジションをご提案。
最終的に、法人顧客向けのアカウントプランナー職として転職が決定し、年収も1,万円から1,1万円にアップ。強みを生かせる新たな環境で、さらなる成長に挑まれています。
金融から電気メーカーへの転職事例②
Kさん(男性/40代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 国内大手カード会社 | 法人営業 | 1,350万円 |
| 転職後 | 外資系電機メーカー | 経営・事業企画 | 1,700万円 |
Kさんは「グローバル環境で事業インパクトの大きいプロジェクトに挑戦したい」という強い意志をもって、国内大手カード会社から外資系電機メーカーの研究開発機関へ転職されました。これまで法人向け決済ソリューションの営業や新規カード発行プロジェクトに携わった後、プリペイド決済やモバイルウォレットの開発にプロジェクトマネージャーとして従事。複数の国内外クライアント向けに商品企画から導入までを推進してきました。
JACのコンサルタントはKさんの、決済分野における高い専門性と、多様なステークホルダーと連携してプロジェクトを推進するマネジメント力が強みと判断。英語力を伸ばしながらグローバルに活躍できる環境として、新規モバイル決済サービスの立ち上げを担うポジションをご提案し、年収も1,350円から1,700万円へとアップ。次のステージへと歩みを進められています。
金融からコンサルファームへの転職事例③
Sさん(男性/50代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 日系大手保険会社 | システム運営 | 850万円 |
| 転職後 | 外資系総合コンサルティングファーム | 戦略コンサルタント | 1,200万円 |
Sさんは「国内外で培った保険×ITの知見を、より広い視野で生かしたい」との思いから、大手保険会社から外資系総合コンサルティングファームへの転職を実現されました。これまで情報システム部門での運用管理に始まり、海外駐在を含む国際業務、グループ会社を横断する次世代再保険システムの構思・推進・完遂まで、多様な経験を積んでこられました。
JACのコンサルタントはSさんの、大規模プロジェクトをリードする実行力と、国内外の関係者との調整力が強みと判断。将来的な役職定年を見据えながらも「まだ第一線で挑戦したい」という意志を尊重し、IT×業務の経験が生きる戦略コンサルタントポジションをご提案。新たな環境で、グローバルに通用する価値提供に取り組まれています。
実際、金融出身者はどのような業種/職種に転職している?
ここからは、金融出身者が転職先として選んだ業種、職種のトップ1をご紹介します。
【金融出身者が転職先として選んだ業種トップ1】
業種では「金融」が約45%を占めており、前職と同じ金融分野での転職が依然として主流です。次に多いのは「EMC(製造)」や「IT・通信」で、近年のDX推進や業務改革ニーズを背景に、金融スキルを異業種で生かす動きも進んでいます。特に「コンサル・シンクタンク」や「不動産・建設」など、提案力や管理能力が求められる業界にも広がっている傾向です。
| 順位 | 業種 | 割合(%) |
| 1 | 金融 | 45.2% |
| 2 | EMC | 15.1% |
| 3 | IT・通信 | 9.9% |
| 4 | コンサルティング・シンクタンク・事務所 | 7.7% |
| 5 | 建設・不動産 | 4.3% |
| 6 | 商社 | 3.2% |
| 7 | メディカル・バイオ | 3.2% |
| 8 | サービス | 2.9% |
| 9 | Web | 2.8% |
| 1 | 消費財 | 2.8% |
【金融出身者が転職先として選んだ職種トップ1】
職種では「営業」が24%超で最多です。特に法人向け提案営業など、金融で培った対人・提案力が評価される場面がみられます。戦略的思考や経営支援の経験が生かせるため「経営・事業企画」も2%を超えています。さらに「経理・財務」「コンサルティング」「内部統制・監査」など、管理部門や専門職へのシフトも目立ちます。
| 順位 | 職種 | 割合(%) |
| 1 | 営業 | 24.3% |
| 2 | 経営・事業企画 | 21.3% |
| 3 | 経理・財務 | 13.2% |
| 4 | コンサルティング・アドバイザリー | 1.7% |
| 5 | 内部統制・監査 | 7.7% |
| 6 | 人事・労務 | 6.5% |
| 7 | 総務・広報 | 3.5% |
| 8 | マーケティング・商品開発 | 2.6% |
| 9 | 秘書・アシスタント・事務・顧客対応 | 2.4% |
| 1 | 法務・知財 | 2.4% |
金融からの転職なら、JAC Recruitmentへ
JACは、金融業界出身者の転職支援において豊富な実績と専門性を誇っています。銀行、証券、保険、アセットマネジメントなど、金融分野ごとに専門のコンサルタントが在籍しており、それぞれの業界動向や求められるスキル、キャリアパスを熟知しています。金融業界で培ったご経験や専門知識を最大限に評価し、個々の希望や強みに合わせて具体的なキャリア提案が可能です。
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