20代は中長期的なキャリアを見据えて転職を前向きに検討すべきタイミングといえます。
将来的なライフイベントも含めてキャリアを考える方にとっては、専門性の確立や異業種への挑戦など、早い段階でキャリアの土台を築くことが、将来の選択肢を大きく左右します。
「転職すべきか迷っている」「自分の市場価値が分からない」という方に向けて、本記事では20代女性の転職市場の動向や年収変動の実態を、厚生労働省の公的データやJAC Recruitment(以下、JAC)の独自データを交えて詳しく解説します。
目次/Index
20代女性の転職は難しい?データから見る転職市場の実態
20代女性の転職市場は公的なデータを見る限り「難しい」とは言い切れません。むしろほかの年代と比較しても転職入職率は高く、キャリアの選択肢が広い時期であることが分かります。
本章では公的データやJACの転職実績データをもとに、20代女性の転職入職率や転職パターンの傾向、前職を辞めた理由を具体的な数値で確認していきます。漠然とした不安を抱えている方も、データを通じて自身の状況を客観的に見つめ直すことで、次のキャリアを前向きに検討しやすくなるでしょう。
- 20代女性で転職した人の割合は約15.5%
- 20代女性で転職した57.3%が異業種もしくは異職種へ挑戦
- 20代女性が前職を辞めた理由・転職のきっかけ
20代女性で転職した人の割合は約15.5%
厚生労働省の調査によると、20代女性の転職入職率は平均約15.5%で、女性の全年代の中でも高い水準にあります。
具体的には20〜24歳の女性が14.3%、25〜29歳が16.8%です。30代に入ると30〜34歳で13.2%、35〜39歳で10.5%と徐々に低下し、40代以降も10%前後での推移が続きます。年齢が上がるにつれて転職率が下がる傾向は男女共通であり、20代はキャリアの方向性を見直す方が多い時期であることがデータから読み取れます。

| 年齢階級 | 男 | 女 |
|---|---|---|
| 19歳以下 | 20.8% | 20.4% |
| 20~24歳 | 13.4% | 14.3% |
| 25~29歳 | 15.1% | 16.8% |
| 30~34歳 | 10.3% | 13.2% |
| 35~39歳 | 7.9% | 10.5% |
| 40~44歳 | 6.8% | 10.2% |
| 45~49歳 | 6.0% | 10.7% |
| 50~54歳 | 5.1% | 8.2% |
| 55~59歳 | 5.4% | 7.6% |
| 60~64歳 | 10.0% | 7.7% |
| 65歳以上 | 10.1% | 6.5% |
出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」p.14 – (1)年齢階級別転職入職率 の 図4-1 性、年齢階級別転職入職率(令和6年(2024))を引用
20代男性の転職入職率は20〜24歳で13.4%、25〜29歳で15.1%、平均すると約14.3%です。20代女性の方が約1.2ポイント上回っており、20代に限れば女性の転職率がやや高い傾向にあるといえます。雇用形態の違いやライフイベントの影響などさまざまな背景が考えられますが、20代女性にとって転職は珍しい選択ではないことをこの数値が裏付けています。
さらに注目すべきは、30代〜50代にかけても女性の転職入職率が男性を上回っている点です。女性はライフステージの変化に応じて働き方を見直す機会が多いとも考えられ、20代のうちにキャリアの土台を築いておくことが、その後の転職やキャリアチェンジで選べる職種・業界の幅を広げることにもつながるでしょう。
女性の20代後半で転職した57.3%が異業種もしくは異職種へ挑戦

■ 女性の異業種・同業種別割合
| 年代 | 異業種 | 同業種 |
|---|---|---|
| 20代前半 | 46.2% | 53.8% |
| 20代後半 | 50.3% | 49.7% |
| 30代前半 | 45.2% | 54.8% |
| 30代後半 | 45.4% | 54.6% |
| 40代前半 | 36.6% | 63.4% |
| 40代後半 | 41.2% | 58.8% |
| 50代前半 | 32.3% | 67.7% |
| 50代後半 | 37.5% | 62.5% |
| 60代以降 | 60.0% | 40.0% |
※JACの転職実績データ(女性)をもとに作成
20代後半の女性は同業種×同職種が42.7%にとどまり、57.3%が業種・職種のいずれか、あるいは両方を変えて転職しています。20代前半でも53.8%と過半数となっており、20代女性は、他年代と比べてキャリアチェンジを選ぶ割合が高い傾向があります。
■ 女性の転職パターン別割合
| 年代 | 同業種×同職種 | 異業種×同職種 | 同業種×異職種 | 異業種×異職種 |
|---|---|---|---|---|
| 20代前半 | 46.2% | 15.4% | 7.7% | 30.8% |
| 20代後半 | 42.7% | 28.9% | 7.1% | 21.3% |
| 30代前半 | 45.0% | 27.2% | 9.9% | 17.9% |
| 30代後半 | 47.2% | 31.5% | 7.4% | 13.9% |
| 40代前半 | 51.6% | 24.8% | 11.8% | 11.8% |
| 40代後半 | 51.5% | 30.9% | 7.4% | 10.3% |
| 50代前半 | 64.5% | 29.0% | 3.2% | 3.2% |
| 50代後半 | 50.0% | 20.8% | 12.5% | 16.7% |
| 60代以降 | 40.0% | 40.0% | 0.0% | 20.0% |
※JACの転職実績データ(女性)をもとに作成
全体(男女合計)と比較すると、20代女性のキャリアチェンジ傾向はより顕著に表れています。全体の20代後半における同業種×同職種は46.9%ですが、女性に限ると42.7%まで下がります。加えて異業種×異職種の割合も20代前半で30.8%(全体23.8%)、20代後半で21.3%(全体18.2%)と、業種・職種を同時に変える大幅なキャリアチェンジに踏み切る方の比率が女性の方が高い傾向にあります。
女性の20代前半と後半で転職パターンの内訳にも変化が見られます。20代前半は異業種×異職種が30.8%と突出して高く、業界も職種も模索しながら方向性を定めていく時期であることがうかがえます。一方20代後半になると異業種×同職種が28.9%へ急伸し、20代前半の15.4%から約13ポイント上昇しました。前半で培った職種スキルを軸足に、それを生かせる別の業界へ移るという戦略的な転職が増えていく様子が読み取れます。
30代以降は同業種×同職種が徐々に上昇し、40代前半で51.6%、50代前半では64.5%に達します。20代は女性にとって業種・職種を越えた転職の選択肢が最も広い時期であり、どの職種スキルを今後の軸にするかを20代のうちに見極めておくことが、30代以降のキャリア設計においても重要な判断材料になるといえるでしょう。
20代女性が前職を辞めた理由・転職のきっかけ
20代女性が前職を辞めた理由として「労働条件」や「職場の人間関係」が上位に並び、20代後半では「結婚」も転職の大きなきっかけになっています。
| 退職理由 | 20~24歳女性 | 25~29歳女性 |
|---|---|---|
| その他の個人的理由 | 35.3% | 22.3% |
| 労働時間・休日等の労働条件が悪かった | 13.6% | 15.2% |
| 職場の人間関係が好ましくなかった | 9.8% | 14.0% |
| 定年・契約期間の満了 | 8.7% | 6.7% |
| 給料等収入が少なかった | 7.6% | 7.9% |
| その他の理由(出向等を含む) | 5.7% | 5.9% |
| 会社都合 | 5.4% | 2.4% |
| 会社の将来が不安だった | 4.1% | 5.0% |
| 仕事の内容に興味をもてなかった | 3.2% | 4.8% |
| 能力・個性・資格を生かせなかった | 3.1% | 4.3% |
| 結婚 | 0.7% | 8.1% |
| 出産・育児 | 0.5% | 1.7% |
| 介護・看護 | 0.0% | 0.2% |
出典:厚生労働省「令和6年雇用動向調査結果の概況」p.15 – (2)転職入職者が前職を辞めた理由
20代前半の女性で最も多い退職理由は「その他の個人的理由」で35.3%を占めています。次いで「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」が13.6%、「職場の人間関係が好ましくなかった」が9.8%という順です。「その他の個人的理由」の割合が突出して高い背景には、社会人経験がまだ浅い段階で「自分に合う仕事を探したい」「やりたいことが変わった」といった模索的な動機が多く含まれていると考えられます。
20代後半になると内訳に変化が表れます。「その他の個人的理由」は22.3%へと下がる一方で、「労働条件」が15.2%、「人間関係」が14.0%へとそれぞれ上昇しています。ある程度の経験を積んだ段階で、自分にとって譲れない条件がはっきりしてきた結果ともいえるでしょう。加えて「結婚」が0.7%から8.1%へ大幅に上昇しており、ライフイベントを見据えた働き方の見直しが本格化する年代であることもデータから読み取れます。
20代男性と比較すると、男性は20代前半で12.5%、後半で16.9%と「給料等収入が少なかった」が退職理由の上位に入っています。女性はそれよりも「労働条件」や「人間関係」の割合が相対的に高く、働く環境そのものへの関心が強い傾向がうかがえます。こうした違いを踏まえると、20代女性の転職では年収アップを最優先にするケースよりも、ワークライフバランスの改善や自分に合った職場環境を求める動きが中心であることがデータから見えてきます。
20代女性の転職活動・転職結果の実態
20代女性の転職は年収アップにつながりやすく、キャリアの幅を広げるタイミングであることがデータから分かります。
本章ではJACの転職実績データをもとに、20代女性の年収変動の傾向を他年代と比較しながら確認します。併せて20代女性の転職成功事例も紹介しますので、ご自身のキャリアと重ねながら参考にしてみてください。
- 20代女性で転職した75.0%が年収アップ、平均113.0万円年収アップに成功
- 【実例】20代女性の転職成功事例
20代女性で転職した75.0%が年収アップ、平均113.0万円年収アップに成功
JACの転職支援実績データでは、20代女性の転職者のうち75.0%が年収アップとなり、年収アップ者の平均上昇額は113.0万円でした。
この数値は全年代の女性の中で最も高い水準にあります。年代別に年収アップ率を見ると、30代女性が69.7%、40代女性が63.7%、50代以上女性が56.1%と年代が上がるにつれて低下しています。反対に年収ダウンの割合は20代女性が22.5%と最も低く、30代で28.1%、40代で32.0%、50代以上で37.8%と徐々に上昇する傾向です。
| 年収変動区分 | 20代女性 | 30代女性 | 40代女性 | 50代以上女性 |
|---|---|---|---|---|
| ダウン | 22.5% | 28.1% | 32.0% | 37.8% |
| 変動なし | 2.4% | 2.1% | 4.4% | 6.1% |
| 1~100万円アップ | 42.4% | 36.5% | 38.0% | 32.2% |
| 101~200万円アップ | 22.7% | 20.3% | 16.0% | 14.2% |
| 201万円以上アップ | 9.9% | 12.9% | 9.7% | 9.7% |
※JACの転職実績データをもとに作成
特に注目したいのは、20代女性の「101〜200万円アップ」の割合が22.7%と全年代で最も高い点です。これは20代がポテンシャル採用やスキルの伸びしろを評価されやすい年代であり、前職の年収水準からの上振れ幅が大きくなりやすいことを示唆しています。一方で「201万円以上アップ」に限ると30代女性の12.9%が最も高く、専門性やマネジメント経験が評価される年代ならではの傾向が見て取れます。
20代は経験年数が短い分だけ年収の絶対値では30代・40代に及ばないケースも多いものの、アップ率の高さは転職市場における20代女性への期待の大きさを示しているといえるでしょう。年収交渉の余地も含めて、20代のうちに転職を検討する価値は十分にあると考えられます。
【実例】20代女性の転職成功事例
JACを通じて転職した20代女性の事例を紹介します。業種・職種・年収の変化をまとめていますので、ご自身のキャリアに近い事例を参考にしてみてください。
| 事例 | 業種 | 職種 | 年収 |
|---|---|---|---|
| 事例1 | ITベンダー→ソフトウェア | IT営業→IT営業 | 520万円→1,150万円 |
| 事例2 | 流通→WEB | マーケティング→法人営業 | 750万円→1,350万円 |
| 事例3 | WEB→流通 | PdM→PdM | 650万円→1,250万円 |
| 事例4 | コンサルティング→コンサルティング | リスクアドバイザリー→ITコンサルタント | 450万円→1,000万円 |
| 事例5 | ソフトウェア→ソフトウェア | 営業→アカウントエグゼクティブ | 500万円→1,000万円 |
| 事例6 | 機械・装置→機械・装置 | 法人営業→法人営業 | 500万円→900万円 |
| 事例7 | WEB→広告 | ビジネスプロデューサー→アカウントエグゼクティブ | 500万円→900万円 |
| 事例8 | システムインテグレーター→金融 | 金融システム→社内SE | 550万円→900万円 |
| 事例9 | 電気・電機→商社 | 法人営業→事業企画・事業開発 | 600万円→950万円 |
| 事例10 | 医薬品→医薬品 | 臨床開発→臨床開発 | 600万円→900万円 |
※JACの転職実績データをもとに作成
これらの事例から読み取れる傾向として、同職種での転職で大幅な年収アップを実現しているケースが目立ちます。事例1のIT営業や事例6の法人営業のように、培ってきた営業スキルや業界知見をそのまま生かしながら、より待遇の良い企業へ移ることで年収が大きく伸びています。同じ職種であっても企業規模や業界のポジションが変わることで報酬水準が一段上がるケースは少なくありません。
一方異業種・異職種への転職でも成果を上げている事例がある点にも注目です。事例2では流通業界のマーケティング職からWEB業界の法人営業へ転じて750万円から1,350万円へ、事例9では電気・電機メーカーの法人営業から商社の事業企画・事業開発へキャリアチェンジして600万円から950万円へと上昇しています。20代は業界を問わず吸収力やポテンシャルを評価されやすいため、異業種への挑戦でも年収アップにつながるケースが見られます。
コンサルティングやIT領域など成長産業への転職で年収が倍近くになっている事例も複数あり、20代のうちに成長市場へポジションを移すことが中長期的なキャリアにも好影響を与えると考えられるでしょう。
20代女性が中長期的なキャリアを見据えて転職を検討すべき理由
20代女性にとって「今のうちにキャリアを考えておく」ことは、将来の選択肢を広げるうえで大きな意味をもちます。
その理由は主に3つです。ライフイベント前に専門性を固めておくこと、20代の経験が30代以降のキャリアの幅を左右すること、そして異業種・異職種への挑戦は20代が最も有利であること。ここではそれぞれの背景を具体的に解説します。
- 女性特有のライフイベント前に専門性と実績を確立する重要性が高いため
- キャリアの選択肢は「20代でどれだけ質の高いビジネス経験を積んだか」に大きく左右されるため
- 未経験職種や異業種へのキャリアチェンジは20代が最も挑戦しやすいため
女性特有のライフイベント前に専門性と実績を確立する重要性が高いため
結婚・出産・育児といったライフイベントを迎える前に、職場で「この分野なら任せられる」と認められるだけの専門性と実績を築いておくことが、長期的なキャリアの安定につながります。
ライフイベントによって一時的に業務量を抑えたり休職したりする期間が生じた場合、復帰後のポジションや任される業務の範囲は、それまでに積み上げた実績に大きく左右されます。特定領域で成果を出してきた方であれば、時短勤務やリモートワークといった柔軟な働き方に移行しても「この方にはこの仕事を頼みたい」と社内外から指名される場面が増えるでしょう。一方、専門性が曖昧なまま休職期間を迎えると、復帰後に担当業務が限定されてしまったり、キャリアの再構築に時間がかかったりするケースも少なくありません。
20代後半から30代前半にかけてライフイベントを迎える方が統計的にも多い中、20代のうちに「自分はこの領域で勝負できる」といえる軸をもっておくことは、将来どのような働き方を選ぶにしても大きな支えになります。今の職場でその軸を築ける見通しが立たない場合、専門性を高められる環境への転職を早めに検討する意義は大きいといえるでしょう。
さらに転職市場の視点で見ても、専門性と実績が明確な方はブランクを経ても再評価されやすい傾向があります。「いつか転職するかもしれない」と漠然と考えているのであれば、ライフイベントの前にキャリアの土台を固めておくことが、将来の自分を助ける準備になるはずです。
キャリアの選択肢は「20代でどれだけ質の高いビジネス経験を積んだか」に大きく左右されるため
30代以降に選べるキャリアの幅は、20代でどのような環境に身を置き、どのような経験を積んできたかによって大きく変わります。
30代になると企業は採用時に「即戦力としてどの領域で成果を出せるか」を重視する傾向が強まります。つまり20代で培った経験の質がそのまま30代での転職や昇進の選択肢に反映されるということです。ここで重要なのは「経験年数の長さ」よりも「経験の質」であるという点です。同じ3年間でも、定型業務を繰り返してきた3年と、裁量のある環境で課題解決に取り組んできた3年とでは、30代で評価される度合いに差が生まれます。
例えば「プロジェクトを主導して売り上げ目標を達成した」「新規事業の立ち上げに携わり、事業計画の策定から実行まで担った」といった経験は、業界を問わず高く評価されやすい要素です。反対に、成長実感のないまま年数だけが過ぎてしまうと、30代で転職を考えた際に応募できるポジションが限られてしまう可能性も否定できません。
20代のうちに「今の環境で質の高い経験が積めているか」を自問し、もし現状に課題を感じるのであれば、より成長できる環境に移ることを前向きに検討してみてください。20代で経験の質を高めておくことが、30代以降のキャリアで選べる道の数を増やす最大の投資になります。
未経験職種や異業種へのキャリアチェンジは20代が最も挑戦しやすいため
異業種や未経験職種への転職は、年齢が上がるほどハードルが高くなる傾向があり、20代が最もチャレンジしやすい時期です。
その理由は採用企業側の評価基準にあります。20代の採用では「これまでの実績」に加えて「今後の成長の伸びしろ」や「吸収力の高さ」が重視されるため、業界経験がなくても基礎的なビジネススキルや意欲次第で採用されるケースが多く見られます。30代以降になると「その業界・職種で即座に成果を出せるかどうか」が採用の判断基準になりやすく、未経験分野への転職は選考のハードルが格段に上がります。
前章で紹介した転職事例でも、流通業界からWEB業界へ、電気・電機メーカーから商社へといった異業種転職で大幅な年収アップを実現しているケースがありました。こうした事例が20代で多く見られる背景には、企業が20代の方に対してポテンシャルを含めた総合的な評価をしていることが挙げられます。
「今の仕事は自分に合っていないかもしれない」「別の業界に興味がある」と感じている方にとって、20代は最も低いリスクでキャリアチェンジを試みることができるタイミングです。年齢を重ねるほどに現職の延長線上でキャリアを考えざるを得なくなる傾向があるため、少しでも興味のある分野があるのであれば、20代の今こそ一歩を踏み出す好機といえるでしょう。
20代女性の転職でまず始めるべき具体的なアクション
転職を考え始めたら、求人を探す前にまず「自分を知る」ステップから着手することが大切です。
キャリアの棚卸し、職務経歴書の作成、転職エージェントへの相談という3つのアクションを順を追って進めることで、手戻りのない転職活動につながります。ここではそれぞれの具体的な進め方を解説します。
- キャリアの棚卸しを行い転職活動の土台を作る
- 求人を探す前に職務経歴書を作成し自身を客観視する
- 自身のキャリアの選択肢を知るために転職エージェントに相談する
キャリアの棚卸しを行い転職活動の土台を作る
転職活動で最初に取り組むべきは、これまでのキャリアを振り返る「棚卸し」です。
棚卸しとは、自身がこれまで担当してきた業務や身に付けたスキル、成果として残した実績を一つひとつ書き出す作業を指します。20代は経験年数が短いため「書き出すほどのキャリアがない」と感じる方もいるかもしれません。しかし日々の業務で工夫したこと、周囲から頼られた場面、数字として表れた成果などを丁寧に洗い出してみると、自分では気づいていなかった強みや得意分野が見えてくることがあります。
棚卸しの進め方としては、時系列で担当業務を書き出す方法が取り組みやすいでしょう。入社からの業務内容を半年〜1年単位で区切り、各期間で「どのような役割を担っていたか」「どのような成果を出したか」「どのスキルが伸びたか」を整理していきます。営業であれば売り上げや達成率、企画職であればプロジェクトの成果や改善した指標など、数値で示せるものは可能な限り数値化しておくと、後の職務経歴書作成や面接対策にもそのまま役立ちます。
併せて「今後どのような働き方をしたいか」「どのような仕事にやりがいを感じるか」といったキャリアの方向性についても言語化しておくと、求人選びの軸がぶれにくくなります。棚卸しは一人で進めることもできますが、客観的な視点を取り入れたい方はキャリアコンサルタントとの面談を活用するのも一つの方法です。
求人を探す前に職務経歴書を作成し自身を客観視する
棚卸しが終わったら、求人検索よりも先に職務経歴書の作成に着手することをおすすめします。
職務経歴書を書くことの本質的な意味は、自分の経験やスキルを「相手に伝わる言葉」に変換する作業にあります。棚卸しの段階では自分の中で情報を整理しますが、職務経歴書ではそれを第三者が読んで理解できる形にまとめなければなりません。このプロセスを経ることで、自分の市場価値や強みをより客観的に把握できるようになります。
20代女性の場合、経験が浅いからこそ「何をどう書けばよいか分からない」と手が止まりやすい傾向があります。ポイントは、担当業務の羅列で終わらせず「どのような課題に対してどう取り組み、何が変わったか」というストーリーで記載することです。例えば「営業事務として受注管理を担当」と書くよりも「月間200件の受注処理を担当し、処理フローの見直しによってミス率を半減させた」と書いたほうが、採用担当者に業務の質と成果が伝わります。
求人を見てから職務経歴書を作ると、応募先に合わせて内容を寄せすぎてしまい、自分の本来の強みが埋もれてしまうことがあります。先に職務経歴書を仕上げておくことで「自分はどのような価値を提供できるのか」を軸として固められるため、求人を選ぶ際の判断基準も定まりやすくなるでしょう。
自身のキャリアの選択肢を知るために転職エージェントに相談する
キャリアの棚卸しと職務経歴書の準備が整ったら、転職エージェントに相談して自分のキャリアの選択肢を広げるステップへ進みましょう。
20代女性が転職エージェントを活用するメリットは大きく分けて2つあります。
一つは「自分では思いつかなかった業界や職種の選択肢を知れること」、もう一つは「自身の市場価値について専門家からフィードバックを受けられること」です。20代はキャリアの方向性がまだ固まりきっていない方も多く、求人サイトを自分で検索するだけでは視野が限られてしまいがちです。転職エージェントとの面談では、棚卸しや職務経歴書をもとに「あなたの経験はこの業界でも評価される」「このポジションなら年収アップが見込める」といった具体的なアドバイスを受けられます。
転職エージェントを選ぶ際には、自分の志向に合った求人を豊富に扱っているかどうかを確認することが大切です。特にハイクラス求人やキャリアアップを視野に入れている方であれば、企業の経営層や採用決裁者と直接つながりをもつエージェントの方が、求人の背景や企業が求める方の像について詳しい情報を得やすくなります。
JACでは、ハイクラス求人を中心に非公開求人も多数取り扱っています。本記事で紹介している求人は、JACがお預かりしている求人の一部です。各業界に精通したコンサルタントが一人ひとりの経験や希望に合わせて求人を提案するため、20代女性のキャリアの可能性を広げるパートナーとしてぜひご活用ください。
20代女性の転職を成功させるなら、JAC Recruitment
20代女性の転職では、ライフイベントを見据えた中長期的なキャリア設計と、今の自分の市場価値を正しく把握したうえでの求人選びが成功の鍵を握ります。本記事で紹介したとおり、20代は年収アップの実現率が高く、異業種・異職種へのキャリアチェンジにも挑戦しやすい時期です。だからこそ「なんとなく」で求人を選ぶのではなく、自身の強みや志向を踏まえて戦略的に動くことが重要になります。
JACには、各業界の採用動向や企業ごとのポジション要件に精通したコンサルタントが在籍しており、一人ひとりの経験や希望条件を丁寧にヒアリングしたうえで最適なキャリアを提案しています。企業の経営層や採用決裁者と直接やり取りをしているため、求人票には載らない社風や評価制度といった情報も含めた具体的なアドバイスが可能です。JACでは、ハイクラス求人を中心に非公開求人も多数取り扱っています。本記事で紹介している求人は、JACがお預かりしている求人の一部です。
20代のうちにキャリアの土台を築き、将来の選択肢を広げたいとお考えの方は、ぜひJACにご相談ください。
