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経理職の転職Q&A-転職を成功させるためにすべきこととは?

  1. 管理部門(経理/人事/法務)×FAQ

公開日:2022/02/17 / 最終更新日: 2023/06/13


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Q.経理職の転職市場はどのような状況でしょうか?


A.経理職の転職は「売り手市場」となっています。
2020年以降、各社は事業の見直しや働き方改革などを進め、「求める人材」が再定義されました。
新たな人材ニーズも出てきており、結果、求人市場は活発化しています。

ただし、「売り手市場」といっても、誰もが思いどおりの転職を実現できるわけではありません。企業が求める「課題解決」「成長への貢献」ができる人材は限られており、特定の人に採用オファーが集中する傾向が見られます。
専門性やマネジメントスキルがよりシビアに評価されるようになっていると言えるでしょう。

Q.経理職として市場価値アップを図るには、どうすればよいでしょうか?


A. 経理領域の中で、何かしらの「専門性」を極めることが大切です。
一例を挙げると、「税務」分野を強みとするスペシャリストは、現在ニーズが高まっています。
また、経理領域の中で1つの業務分野だけを得意とするのではなく、複数の得意分野を持つことをおすすめします。
そして、たとえば「決算×英語」「管理会計×業務改善」といったように、スキルの「掛け算」を意識してみてください。掛け合わせが増えていくほど、人材としての「希少価値」が高まります。

経理職の場合、専門性だけでも転職の武器になり得ますが、「マネジメント経験」を積むと選択肢が広がります。30代までであれば、チームメンバーの「指導・育成」などリーダーレベルの経験でも評価されますが、40代以上になると「部署の方針の策定」「人事評価」といったレベルのマネジメント経験を求められるようになります。ワンランク上のマネジメントを早期に経験できる場所を求めて動くのも(転職に限らず、異動・出向など)、一つの手と言えるでしょう。

Q.テレワークができる企業への転職は可能でしょうか?


A.テレワークのメリットを実感している方は多いようです。「テレワークができない」、あるいは「感染が落ち着いてきたら出社を求められる」という方が、テレワーク可能な企業への転職を希望し、相談に来られるケースが増えています。

企業側も、テレワークを含めた柔軟な働き方を導入することで、優秀な人材の獲得につながることに気付いています。「テレワークOK」の求人は増えていますので、希望に合う企業に出会える可能性があるでしょう。

ただし、テレワーク制度が設けられている企業であっても、「部門の上長の方針」などにより、実際には利用しにくいケースなどもあります。そうした企業の内情をつかむためにも、私たち転職エージェントを活用していただくとよいと思います。

Q.40代以上でも転職できるのか不安です


A.「専門性を生かす」「マネジメント経験を生かす」の両面において、40代以上の人材を求める企業は多数あります。とはいえ、20代~30代と比較すると選択肢は少なくなります。ご経歴によって「長期戦」で臨む必要がありますが、ぴったりはまる求人が出るとすぐに決まるのが、この年代の特徴です。チャンスのタイミングを逃さないよう、情報収集を続けてください。

なお、40代以上で1社しか経験していない方が転職活動に臨むと、求人企業からは「前の会社の価値観やカルチャーが染みついていて、自社になじめないのではないか」という懸念を持たれます。「2~3社を経験してきた人物のほうが安心」との声も少なくありません。
ですので、転職歴がない40代以上の方は「柔軟性」をうまくアピールすることが大切です。

Q.転職するのに有利な時期はありますか?


A.一般的には、新規の求人が多く出てくるのは5月、10月ごろ。3月決算の企業における、新たな期の始まりと下半期の始まりの時期です。事業計画に基づく採用計画が固まり、採用予算も確保されていることから、採用活動が活発化します。

ただし、経理職の場合は、企業側の動きと求職者側の動きがかみ合わない傾向にあります。企業側としては3月決算の繁忙期に入る直前に新たな人材を迎えたい。しかし、求職者側も在籍中の企業で繁忙期に入るため、このタイミングでは退職できない――そのようなギャップが生まれます。
このギャップをうまく解消できるなら、チャンスをつかみやすくなるでしょう。

ほか、ボーナスを受け取った後に退職する人は多く、ポストに空きが出るため、ボーナス時期直後は欠員補充目的の求人が発生します。
とはいえ、通年で採用活動を行っている企業が多いため、自身にとってのチャンスがいつ訪れるかわかりません。常にアンテナを張り 、リアルタイムで情報が入ってくる体制を整えておくことをおすすめします。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

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