アパレル営業の転職動向や最新求人、未経験からの転職難易度も解説 

アパレル営業の転職市場は、拡大期から構造変化に対応できる方が選ばれるフェーズへと移行しています。 百貨店・専門店中心の卸営業から、EC・D2C・グローバル展開を前提とした事業運営へと変化するなかで、売り上げだけでなく在庫や粗利、消化率まで踏み込んだ経験が重視される傾向にあります。 

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)がアパレル営業の転職市場動向や求人の特徴、キャリアの広がりを整理し解説します。

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アパレル営業の転職市場動向 

アパレル営業の転職市場は、量的拡大ではなく質的高度化が進んでいる点が大きな特徴です。JACの実績データによると、2023年〜2025年にかけて外資系ブランドや成長フェーズ企業での決定が見られ、単一チャネル経験のみでは評価されにくい傾向が確認できます。

求人内容を見ると、卸営業やリテール営業に加え、エリアマネージャー、営業管理職、海外営業、EC・オムニチャネル関連の営業ポジションが増加しています。背景にあるのは、販路の多様化と在庫・利益管理の難易度上昇です。営業には、売り上げに加え、在庫KPI(消化率・粗利・回転)を前提に意思決定できる力が求められます。

また、JACがサポートした転職成功事例を見ると、複数店舗・複数エリアの統括経験や、MDVMD・マーケティング部門と連携しながら事業を推進してきた方が、部長クラスや本部長クラスといったハイクラスポジションに決定するケースが多く確認できます。特に外資系企業では、英語を用いた折衝経験やグローバル本社との協業経験が評価され、年収水準も相対的に高くなる傾向があります。

一方、日系企業においても、旧来型の営業スタイルからの転換が進んでいます。百貨店依存からの脱却やEC比率の引き上げ、新規ブランド・新規事業の立ち上げなどを背景に、変化に対応しながら組織や仕組みを整えてきた営業経験が重視されています。JACがお預かりしている求人でも、営業でありながら事業企画的な役割を担うポジションが増えており、営業職のキャリアパスは確実に広がっています。

アパレル営業は、華やかなイメージとは裏腹に、在庫リスクや市況変動と常に向き合う厳しさのある職種です。しかしその分、事業全体を俯瞰しながら意思決定に関与できる立場でもあります。市場環境の変化を前向きに捉え、営業の枠を超えた価値提供を行ってきた方にとって、現在の転職市場は自身の経験を正当に評価してもらいやすい局面にあるといえるでしょう。

アパレル営業が求められる主な転職先候補 

アパレル営業は企業のビジネスモデルにより役割が大きく異なります。共通するのは、“売る”に加えて事業運営(チャネル設計・在庫KPI・組織連携)に関与する役割が増えている点です。
JACがお預かりしている求人データを見ても、営業職でありながら事業運営に深く踏み込むポジションが主流となっています。

ここでは、アパレル営業の主な転職先をタイプ別に整理します。

  • アパレルメーカー・ブランド企業
  • 商社・OEM/ODM企業
  • 外資系ブランド・D2C企業

アパレルメーカー・ブランド企業

アパレルメーカーやブランド企業における営業は、販路戦略の実行責任を担うポジションです。百貨店や専門店向けの卸営業、直営店・ECを含めたチャネル横断の売り上げ管理、販促施策の調整など、業務範囲は、卸・直営・ECをまたぐチャネル横断型に広がっています。

特に近年は、売り上げ規模の拡大よりも在庫回転・粗利率・消化率の改善が重視される傾向が強く、営業には数値管理を前提とした意思決定力が求められています。JACがサポートした転職成功事例においても、展示会での受注経験だけでなく、期中の追加発注調整や不振店舗の立て直しに関与してきた経験が高く評価されています。

また、エリアマネージャーや営業管理職ポジションでは、店舗運営や人材育成、MD・VMDとの連携まで含めた現場統括力が重要視されます。複数店舗・複数チャネルを横断して事業を見てきた経験をもつ方は、ブランド企業において市場価値を発揮しやすいといえるでしょう。

商社・OEM/ODM企業

商社やOEM/ODM企業におけるアパレル営業は、顧客ブランドの事業を裏側から支える役割を担います。特徴は、受注対応に留まらず、企画提案〜生産設計〜コスト/納期管理を通しで担う点です。

JACがお預かりしている求人データを見ると、特に評価されているのは、海外工場との折衝経験や、数量・コスト・品質のバランスを取りながらプロジェクトを推進してきた実績です。グローバルサプライチェーンを前提とした環境では、想定外のトラブル対応や条件変更への柔軟な判断力が求められます。

近年は、従来のOEM型ビジネスに加え、企画力や素材提案力を含めた付加価値型営業を志向する企業も増えています。そのため、顧客のブランド戦略を理解したうえで提案型の営業を行ってきた経験は、商社・OEM領域において強みとなります。

外資系ブランド・D2C企業

外資系ブランドやD2C企業では、アパレル営業に求められる役割がより事業寄りになります。JACがお預かりしている求人データでは、ホールセール営業やアカウントマネージャーに加え、リテールオペレーションや営業企画を兼ねるポジションも多く見られます。

外資系では、HQ方針を踏まえ、日本市場での実行計画に落とす力(レポーティング/交渉/数字管理)が問われます。

そのため、英語を用いた折衝経験や、数値・レポーティングを通じて意思決定を支えてきた経験が評価されやすいです。

一方、D2C企業では、ECを軸にしながらも、実店舗展開や卸チャネルの開拓を進めるケースが増えています。営業には、売り上げ創出だけでなく、事業拡大フェーズにおける仕組みづくりへの関与が期待されます。立ち上げ期や成長期において、試行錯誤を重ねながら事業を前に進めてきた経験は、こうした企業で特に高く評価されます。

アパレル営業の最新転職・求人情報 

アパレル営業の求人は、“件数”よりも、期待役割が上流化(チャネル転換・組織再編・新規事業)している点が特徴です。

JACがお預かりしている求人データを見ると、欠員補充型よりも、事業拡大やチャネル転換、組織再編を背景とした募集が中心で、即戦力としての経験が前提とされています。

求人内容は一様ではありません。ブランド企業や外資系アパレルでは、ホールセール営業やリテール営業、エリアマネージャー、営業管理職といったポジションが多く、売り上げだけでなく在庫・粗利・消化率を踏まえて事業を運営してきた経験が重視されます。
一方、OEM/ODMや商社系では、海外生産を前提とした案件推進力や、数量・コスト・納期をバランスさせてきた実績が評価される傾向にあります。

共通して求められるのは、業界経験そのものよりも、複数部門や関係者を巻き込みながら事業を前に進めてきた経験です。英語についても、資格より実務での使用歴が評価されやすい点は特徴です。

なお、本記事で紹介しているのは、JACがお預かりしている求人の一部です。実際には、戦略背景をもつ非公開求人も多く存在します。詳細を知りたい方は、JACのコンサルタントによる個別の情報提供を活用することで、より適切な選択肢を把握できます。

>>非公開求人について詳しく知りたい方はこちら

外資大手縫製メーカー(OEM会社):OEM営業/直貿担当ポジション

大手アパレル商社:営業アシスタント

株式会社スワニー:【東京】OEM営業

株式会社ポータークラシック:営業職 リーダーポジション

八木通商株式会社:輸入服飾Wholesales部 営業

※募集が終了している場合もございます。あらかじめご了承ください。(2026年6月現在)

未経験からアパレル営業への転職は難しいのか 

アパレル営業は業界理解や商流への知見が求められるため、完全未経験からの転職は容易ではありません。実際、JACがお預かりしている求人データを見ても、採用の中心は経験者です。一方で近年は、EC・D2Cの拡大やビジネスモデルの転換を背景に、一部企業では育成前提の募集もありますが、ハイクラスでは、“再現性のある実績”が前提になりやすい点は押さえておくべきです。

親和性が高いのは、消費財メーカーでの法人営業や、小売・流通業界での営業・店舗運営経験をもつ方です。特に、売り上げだけでなく在庫や粗利、販促施策まで踏み込んできた経験は、アパレル営業でも評価されやすい傾向にあります。商品理解については、MDや生産管理、VMDと連携しながら補完する体制を取る企業も多く、重要なのは業界構造を理解しようとする姿勢と、関係者との信頼構築力です。こうした素地をもつ方であれば、未経験であっても転職の選択肢は十分に検討可能といえるでしょう。

アパレル営業への転職で求められる経験・スキル・マインド・資格

アパレル営業は、商品知識の多さで評価される職種ではありません。
JACがお預かりしている求人データや、JACがサポートした転職成功事例を見ると、事業運営の一部を担ってきたかどうかが、評価を分けるポイントになっています。

以下に評価対象となるポイントを解説します。

  • 売り上げ・在庫・利益のバランス感覚
  • 社内外をつなぐ現場調整力
  • 事業構造の変化を受け入れる柔軟性
  • 必須資格はないが、英語使用経験や数値管理スキルが強み

売り上げ・在庫・利益のバランス感覚

アパレル営業で評価されるのは、売り上げを積み上げた経験そのものではなく、在庫や粗利を含めて事業を成立させてきた視点です。
展示会受注後の数量調整や、期中での在庫圧縮、不振チャネルへの対応などに関与してきた経験は、転職市場でも再現性の高い強みとして見られます。JACの転職成功事例でも、PL視点で判断に関わってきた経験をもつ方ほど、ポジションの幅が広がっています。

社内外をつなぐ現場調整力

アパレル営業は、MD、生産、店舗、物流など多くの関係者と連動する仕事です。そのため重要なのは、正解を押し通す力ではなく、現実的な着地点をつくる力です。
個人プレーで成果を出した経験よりも、部門間の利害を整理し、意思決定を前に進めてきた経験をもつ方が、転職後も中核的な役割を担いやすい傾向があります。

事業構造の変化を受け入れる柔軟性

百貨店・専門店中心の卸モデルから、EC・D2C・海外展開へと、アパレル業界の構造は変化しています。転職成功者に共通するのは、従来のやり方に固執せず、役割を広げてきた姿勢です。
環境変化を前提に試行錯誤しながら、事業を止めない選択を続けてきた経験は、市場価値を高める要素になります。

必須資格はないが、実務に直結するスキルが有効

アパレル営業に必須資格はありません。評価されるのは、これまでの実務経験とその再現性です。一方で、外資系ブランドやOEM/ODM領域では、英語を用いた実務経験が評価されやすい傾向があります。
また、Excelなどによる数値管理スキルも、事業運営に関与する営業としての基礎力として位置づけられます。

アパレル営業へ転職した場合の想定平均年収 

アパレル営業は、売り上げ管理に加えて在庫・粗利・消化率といった事業運営への関与度が高まるにつれ、年収水準が段階的に上がる職種です。
JACの実績データによると、アパレル営業全体の平均年収は658.3万円となっています。
年収は職位・役割でレンジが広がります。なお年代別平均はサンプル構成で上下するため、参考値として捉えてください。


年代別想定平均年収

年代平均年収
25–29歳560.4万円
30–34歳554.9万円
35–39歳479.2万円
40–44歳698.9万円
45–50歳443.6万円
50歳以上1,177.7万円

20代後半〜30代前半は500万円台で推移しますが、40代前半で約699万円、50代以上では1,100万円超と水準が一段上がります。これは、複数チャネルの統括や組織マネジメント、事業判断への関与度が評価されているためと考えられます。

役職別 想定平均年収

役職平均年収
課長未満628.7万円
課長以上706.3万円
部長以上1,384.3万円
本部長以上1,600.0万円

役職が上がるにつれて年収レンジは大きく拡大します。営業戦略の立案や組織マネジメント、PL責任を担う立場では、1,000万円を超える水準が現実的になります。

企業属性別 想定平均年収

企業属性平均年収
外資系765.2万円
日系745.5万円

外資系アパレルでは、グローバル本社との連携や英語を用いた実務対応、職務範囲の広さを背景に、全体平均を上回る水準となる傾向があります。

これらのデータから、アパレル営業は役割・裁量の大きさに応じて年収が積み上がりやすい職種であることが分かります。自身の経験がどのフェーズ・どの役割で評価されるのかを見極めることが、納得感のある転職判断につながります。

アパレル営業の転職事例 

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用して、アパレル営業への転職を成功させた事例を紹介します。 

“営業”を超えた事業運営経験が評価され、製造業の営業管理職へ

Dさん(40代前半)

業種職種年収
転職前小売・流通業(消費財領域)事業責任クラス850万円
転職後アパレル製造業営業管理職1,000万円

大学卒業後、繊維商社に入社し、海外ブランドの輸入営業やセレクトショップ向け卸営業に従事してきたDさんは、その後、アパレル事業会社にて海外事業の立ち上げに関与しました。海外拠点の設立、海外卸事業の拡大、物流・商品管理体制の構築など、営業にとどまらず事業運営全体を担ってきた点が大きな特徴です。
帰国後は、物流×IT領域や消費財ベンチャーでの事業責任者経験を経て、独立・業務委託という形で活動されていましたが、「再び事業会社の中核として腰を据えて貢献したい」という思いから転職を検討されました。

一方で転職活動では、キャリアの幅が広いがゆえに、評価軸が定まりにくいという課題がありました。業界・職種を横断した経験が、「一貫性に欠ける」と受け取られるリスクもあったためです。
そこでJACのコンサルタントは、Dさんの経歴を単なる職歴の羅列としてではなく、「海外×事業立ち上げ×マネジメント」という再現性の高い強みとして再整理しました。営業実績だけでなく、現地法人設立、組織構築、PLを意識した事業運営に関与してきた点に着目し、アパレル製造業における営業管理職ポジションであれば、その経験が最大限生かせると判断しました。

結果として、海外展開と営業体制強化を進めるアパレル製造業の営業管理職ポジションへの転職が実現しました。転職後は、日本および海外向けの営業統括に加え、将来的な事業部長候補として育成を前提とした役割を担っています。

多様なキャリアを歩んできた経験を、適切な文脈で言語化し、企業側の期待役割と結びつけた点が、今回の転職成功の大きな要因といえるでしょう。

※本事例はJACがサポートした転職成功事例をもとにしていますが、プライバシー保護のため、内容を一部変更しています。

新規開拓力を評価し、D2Cアパレル企業の中核営業ポジションへ

Yさん(40代前半)

業種職種年収
転職前生活用品メーカー法人向け新規開拓営業800万円
転職後アパレル・ヘルスケアメーカー(D2C)法人営業800万円

Yさんは、外資系フットウェアブランドを中心に、長年にわたり新規販路開拓と事業拡張を担ってきた営業経験者です。医療・スポーツ量販・専門店など、従来のアパレル文脈にとらわれないチャネルを開拓し、短期間で大きな売り上げ規模を築いてきた点が特徴でした。直近では生活用品メーカーにて、法人向けの新規開拓を一人で担い、営業の立ち上げフェーズを支えていました。

一方で転職にあたっては、「単なる新規開拓要員ではなく、ブランドビジネスの中核に関われる環境」を志向されていました。しかし、求人票だけを見ると、D2C企業の営業ポジションは職務範囲が曖昧で、期待役割が読み取りづらい状況でもありました。

そこでJACのコンサルタントは、Yさんの経験を「売る力」ではなく、ゼロから販路を構築し、仕組みとして定着させてきた再現性として整理しました。新規チャネル開拓、社内外調整、仕組みづくりまで担ってきた点に着目し、D2Cモデルで事業拡張を進めるアパレル企業であれば、その経験がそのまま価値になると判断しました。

結果として、D2Cを軸に事業拡大を進めるアパレル・ヘルスケアメーカーの法人営業ポジションに決定。年収は据え置きとなったものの、事業成長の中核を担う立場として、営業戦略から実行までを担っています。短期的な条件ではなく、中長期のキャリア価値を重視した転職成功事例といえるでしょう。

※本事例はJACがサポートした転職成功事例をもとに、個人が特定されないよう一部内容を変更しています。

リテール統括経験を武器に、外資系ブランドのエリアマネージャーへ

Pさん(40代前半)

業種職種年収
転職前外資系ラグジュアリーアパレルリテールマネージャー620万円
転職後外資系フットウェアメーカーエリアマネージャー700万円

Pさんは、販売職からキャリアをスタートし、その後14年以上にわたり、バイヤー業務、企画営業、リテール営業、店舗統括と、リテール領域を一貫して経験してきた方です。複数ブランドにおいて、POPUPの立ち上げ、新規店舗開発、在庫改善などを担い、売り上げ成長とオペレーション改善の両面で成果を上げてきました。

直近では、全国複数店舗を統括するリテールマネージャーとして活躍していましたが、組織再編によりリテール部門の立ち位置が変化。自身の強みであるリテールオペレーションを、より明確な形で発揮できる環境を求め、転職を検討されました。

JACのコンサルタントは、Pさんの経験を「店舗数の多さ」や「売り上げ規模」ではなく、複数拠点を横断し、売り上げ・在庫・人材を同時にマネジメントしてきた点に着目しました。特に、短期間で多数のPOPUPを立ち上げ、関係者を巻き込みながら成果につなげてきた実行力は、外資系ブランドのエリアマネージャーに求められる要件と高い親和性がありました。

結果として、外資系フットウェアブランドのエリアマネージャーポジションに決定。年収は620万円から700万円へと上昇し、複数店舗の業績管理と人材育成を担う役割へとステップアップしています。リテール経験を「事業運営力」として再定義できたことが、今回の転職成功のポイントといえるでしょう。

※本事例はJACがサポートした転職成功事例をもとに、個人が特定されないよう一部内容を変更しています。

アパレル営業へ転職後のキャリアパス

アパレル営業は、商流や在庫構造、顧客の事業戦略を横断的に理解する立場にあるため、転職後のキャリアは営業職にとどまりません。JACがサポートした転職成功事例や、JACがお預かりしている求人ポジションを見ても、営業経験を起点に、マネジメントや事業サイドへ役割を広げていくケースが多く確認されます。
以下では、アパレル営業としての経験を起点に、事業・組織・市場価値の観点から広がるキャリアパスについて解説します。

  • 営業統括・事業責任者へのステップアップ
  • MD・営業企画・事業企画へのキャリア展開
  • サプライチェーン・海外事業サイドへの展開

営業統括・事業責任者へのステップアップ

アパレル営業経験を起点に、営業部門の統括や事業責任者へとキャリアを広げるケースは多く見られます。アパレル業界では、売り上げだけでなく在庫回転や粗利、チャネル別戦略を踏まえた意思決定が不可欠です。そのため、現場で顧客や取引先と向き合ってきた営業出身者が、組織全体を率いる立場に就く流れは自然といえます。

特に評価されるのは、個人の売り上げ実績ではなく、営業戦略や体制設計に関与してきた経験です。重点チャネルの選定、価格・在庫方針の整理、複数拠点のマネジメントなどを担ってきた方は、プレイングマネージャーを経て、営業部長や事業責任者へ移行するケースが主流です。

MD・営業企画・事業企画へのキャリア展開

営業経験を基点に、MDや営業企画、事業企画へキャリアを広げる動きも現実的です。アパレル企業では、商品戦略やチャネル戦略を設計するうえで、顧客や市場の実態を理解している営業経験者が重宝されます。

単なるデータ分析ではなく、現場の売れ行きや顧客の反応を踏まえて企画に落とし込める点が強みになります。JACがサポートした転職事例でも、営業として培った市場感覚を生かし、事業計画や商品戦略に関与する役割へとシフトするケースが見られます。

サプライチェーン・海外事業サイドへの展開

近年増えているのが、サプライチェーン管理や海外事業サイドへのキャリア展開です。OEM/ODMや海外生産を前提とするアパレルビジネスでは、調達・生産・物流を含めた全体最適が求められています。そのため、営業として海外取引や供給調整を経験してきた方が、事業運営側に役割を広げるケースが増えています。

営業で培った条件交渉力やリスク判断力は、事業を安定させる立場に移行しても強みとなります。実態としても、海外事業や新規事業の中核を担うポジションに、営業出身者が配置されるケースは少なくありません。



アパレル営業への転職なら、JAC Recruitment

アパレル営業は、市場成熟が進む一方で、ビジネスモデル転換とともに役割の高度化が進む専門職です。百貨店・専門店を軸とした卸営業に加え、EC・D2C・海外展開までを前提とした事業運営が求められるなか、営業には売り上げだけでなく在庫・粗利・消化率を踏まえた判断力が不可欠となっています。そのため転職の成否は、表に出にくい採用背景や、企業が営業に期待する「本当の役割」をどこまで正確に把握できるかに大きく左右されます。

JACは、ブランド企業、外資系アパレル、OEM/ODM、商社など、アパレル業界特有の商流や組織構造を踏まえた支援を強みとしています。JACがお預かりしている求人データや、JACがサポートした転職成功事例をもとに、経験のどの部分が評価されるのかを整理し、単なる営業実績ではなく、事業運営に関与してきた再現性として言語化します。展示会受注、期中調整、在庫圧縮、部門横断の調整といった経験を、企業側の評価軸に沿って伝えられる点がJACの特徴です。

また、アパレル業界では、事業拡大や後継ポジション、チャネル転換に紐づく採用が多く、求人票だけでは見えない背景が存在します。JACでは、こうした採用の文脈や期待役割を整理したうえで提案を行い、経験が正しく評価されるポジションとの最適解を実現しています。キャリアの幅が広い方や、経験の棚卸しと“期待役割”の接続ができるほど、提案の精度が上がります。

アパレル営業として市場価値を高めたい方、事業により深く関与する次のステージを目指したい方は、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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