外資系エンジニアの転職動向や最新求人、想定平均年収を解説

外資系エンジニアは、IT・Web業界だけでなく、半導体・車載・医療機器・金融業界など幅広い分野で活躍しています。JACリクルートメント(以下、JAC)の転職支援実績では、外資系エンジニアの想定平均年収は967.9万円となっており、職種やポジションによっては1,000万円超も十分に目指せます。

本記事では、外資系エンジニアの最新転職市場動向や主な転職先、職種別の仕事内容、年代・役職別年収、実際の転職成功事例までを詳しく解説します。

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外資系エンジニアの最新転職・求人情報

外資系エンジニアの求人は、クラウドやAIを扱うIT領域を中心としながら、車載や半導体、製薬メーカーのプラントまで広がっています。JACがお預かりしている求人にも、次世代型クラウドベンダーやコンサルティングファームに加え、車載メーカーや半導体メーカー、生産設備を守る職務が並びます。

領域は異なりますが、求められている力には共通するものがあります。顧客が抱える課題を自社の製品や技術で解き、動く形にするところまで見届ける力です。製造業の側でもソフトウェアを扱える技術者を求める動きが見られ、募集の出どころはIT・Web系にとどまりません。

ここからは、外資系エンジニアに関する最新求人・転職情報を紹介します。

なお、本記事で紹介している求人はJACがお預かりしている求人の一部です。JACでは、ハイクラス求人を中心に、非公開求人も多数お預かりしています。そのため非公開求人も含め外資系エンジニアの求人の紹介を受けたい方は、ぜひJACにご相談ください。

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〈外資IT企業〉AI・データ分析 次世代型クラウドベンダー:Customer Engineer

外資系車載メーカー:Software Engineer【世界トップクラスの技術/最先端製品を扱うメーカー】

外資系半導体メーカー:Chiller(チラー)/カスタマーサポートエンジニア ※アジアトップシェア

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社:【EYデジタルハブ】PM/デジタルエンジニア_キャリア領域

アクセンチュア株式会社:【Technology】AIエンジニア – テクノロジー コンサルティング本部

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※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2026年9月最新)

外資系エンジニアが求められる主な転職先候補

外資系エンジニアの転職先は、技術そのものを提供する側の企業から、その技術を使って自社の事業を営む企業まで5つの領域に分かれます。

外資系企業の日本法人は、本国で開発した製品やサービスを日本市場へ広げる役割を担うことが多く、エンジニアも顧客や事業部門との接点で力を発揮する場面が中心になります。

  • 外資系ITベンダー(クラウド・SaaSなど)
  • 外資系ハードウェア・半導体メーカー
  • 外資系Webサービス・プラットフォーマー
  • 外資系ITコンサルティングファーム
  • 外資系事業会社(外資金融・製薬・消費財など)

外資系ITベンダー(クラウド・SaaSなど)

クラウドやSaaSを提供する外資系ITベンダーは、外資系エンジニアの転職先として最も層が厚い領域です。

顧客は業種を問わず広がり、向き合う相手も情報システム部門にとどまりません。データを使って何を実現したいかという話は、事業部門から出てくるためです。

担う範囲は、自社のクラウド基盤やSaaSを顧客がすでに使っているシステム環境の上に載せるところまでです。既存データの移行、社内で動いているシステムとの接続、稼働後の利用範囲の拡張が中心になります。

外資系ITベンダーを特徴づけるのは仕事の周期です。製品の機能は数か月単位で更新され、扱う技術も入れ替わっていきます。同じ知識のまま長く走れる環境ではありません。

マイクロソフトやセールスフォースなどが代表格で、クラウドやSaaSの領域で技術の幅を広げたい方に向いています。

外資系ハードウェア・半導体メーカー

半導体製造装置や電子部品を扱う外資系メーカーは、製品そのものの技術に踏み込めるエンジニアの転職先です。

顧客は日本国内に集積する製造業で、日々やり取りするのは工場や生産現場の技術者です。

業務の中心は、装置やデバイスを顧客の生産ラインに据えて立ち上げ、その後も稼働を維持することです。生産現場で起きた技術課題への対応もここに含まれます。加えて、製品や装置そのものを開発する職務もあり、技術のどの部分に関わるかで選べる幅があります。

仕事の周期は、ITベンダーとは反対の性質をもちます。製品の寿命が長いため、同じ顧客の設備を年単位で見続けることになります。

技術を使って自社の事業を営む企業とは立場が異なり、ハードウェア・半導体メーカーのエンジニアは技術や装置そのものを提供する側を担います。

外資系Webサービス・プラットフォーマー

世界規模で利用されるWebサービスを運営する企業では、エンジニアはそのプラットフォームの上でサービスを営む事業者を支えます。

顧客は、自社が提供する場の上で事業を動かしている企業です。やり取りする相手も情報システムの担当者とは限らず、事業者側のマーケティング部門や開発部門になります。

業務は、APIや広告配信の仕組み、分析基盤といった技術の面から、事業者が自社のサービスをどう伸ばすかに関わることです。製品を据え付けたところで終わりにはならず、事業者側の数値が伸びているかを見続けます。

改善に区切りがないため、週や月の単位で数値を見ながら手を打っていきます。一社ごとの導入ではなく、多くの事業者へ同時に効く仕組みを扱いたい方に向いています。

外資系ITコンサルティングファーム

外資系ITコンサルティングファームでは、エンジニアは顧客企業の構想の段階から入り、動くものを作るところまで担います。

顧客は業界をまたぎ、プロジェクトごとに相手も扱う技術も変わります。案件のたびに、新しい前提を読み解くところから始まります。

専門とするのはデータ基盤やAIといった領域で、顧客の課題に合わせて構想から実装まで引き受けます。戦略の提言を納めて終わらせず、動くところまで見届ける体制が広がっています。

仕事の単位はプロジェクトで、数か月のものから年単位のものまであります。一つが終われば、次の顧客と次の技術に移ります。

アクセンチュアやEYストラテジー・アンド・コンサルティングなどが代表格です。特定の製品を売る立場ではなく、顧客に合わせて技術を選べる立場に立ちたい方に向いています。

外資系事業会社(外資金融・製薬・消費財など)

技術を売る側ではなく、技術を使って自社の事業を営む外資系企業にも、エンジニアの職務は数多くあります。

ここでのエンジニアが向き合う相手は、社外の顧客ではなく自社の事業部門です。金融や製薬、消費財、医療機器といった業界の日本法人が該当します。

業務の一つは、社内のシステムや生産設備を動かし続けることです。製薬メーカーであれば、プラントの設備を保全して生産を止めないことがエンジニアの職務になります。

もう一つがセキュリティや品質基準への対応で、規制の厳しい業界ほど専門性が評価されます。医療機器の分野がここに入るのも、そのためです。装置そのものを設計し製造して売る立場と、その事業を規制対応や情報基盤の面から支える立場は、別の職務です。後者は自社の事業を成り立たせるための仕事にあたります。

事業が続く限り関わり続けるため、一つの事業に腰を据えて取り組む働き方になります。

外資系エンジニアの主な職種

外資系エンジニアの職務は、顧客と関わるどの段階を担うかで3つに分かれます。

本国で開発された製品を日本の顧客に届ける流れの中で、売る前を支えるか、導入の設計を担うか、使い始めた後を支えるかで役割が変わります。

  • 営業支援(セールスエンジニア、プリセールスエンジニアなど)
  • コンサルティング(テクニカルアーキテクトエンジニア、ソリューションアーキテクトエンジニアなど)
  • 顧客支援(カスタマーサクセスエンジニア、カスタマーサポートエンジニアなど)

営業支援(セールスエンジニア、プリセールスエンジニアなど)

セールスエンジニアやプリセールスエンジニアは、商談が進む場面に技術の立場から加わり、受注までを支えます。

日々の仕事は、顧客が抱える技術要件を聞き取り、自社の製品で何がどこまでできるのかを示すことです。言葉の説明だけでは判断が付かない場面も多いため、デモや検証環境を用意して実際に動くところを見てもらいます。

この職務には、3つの分類の中でここにしかない役割の分かれ方があります。価格や契約の条件は営業が受けもち、技術的に実現できるかどうかはエンジニアが判断します。一つの商談を二人で進める形になるため、どちらが何に責任をもつかがはっきりしています。

企業が専任のポジションを置いている理由は、技術で説明できる人がいるかどうかが受注の可否を左右するからです。

求められるのは、製品の知識と、顧客の業務を理解したうえで技術の話を相手の言葉に置き換える力です。

コンサルティング(テクニカルアーキテクトエンジニア、ソリューションアーキテクトエンジニアなど)

アーキテクトと呼ばれる職務は、顧客の環境全体を見渡し、製品をどう組み合わせて課題を解くかを設計します。

すでに動いているシステムと、それを回している運用の体制を踏まえたうえで、どの順番で何を切り替えていくかまで含めた構成を描きます。新しく作る部分と残す部分の線を引くのもこの職務です。

営業支援との違いは判断の基準にあります。営業支援が受注できるかどうかを見るのに対し、アーキテクトは導入した後も動かし続けられるかどうかで構成を選びます。その場は受け入れられても運用が回らなくなる構成であれば、選ばない判断をします。

構想の段階から関わるため、話す相手が現場の担当者にとどまらないのも特徴です。投資の判断を握る経営層と直接やり取りする場面もあります。

求められるのは、複数の製品にまたがる知識と、優先順位を決めて何を捨てるかを判断する力です。要望をすべて盛り込んだ構成は、たいてい動きません。

顧客支援(カスタマーサクセスエンジニア、カスタマーサポートエンジニアなど)

カスタマーサクセスエンジニアやカスタマーサポートエンジニアは、導入した後に顧客が製品を使いこなせるよう支えます。

日々の仕事は、稼働を維持すること、不具合が起きたときに原因を突き止めて直すこと、そして使える範囲を広げるための提案をすることです。

この職務の重みが増したのは、契約のあり方が変わったためです。買い切りで終わる形から使い続けてもらう形へ移り、顧客が使いこなせているかどうかが事業の成否を左右するようになりました。

先の2つと比べると、顧客と関わる期間は長くなります。運用の実情に最も近い場所に立つのがこの職務です。

必要になるのは、技術的な原因を究明する力と、相手の状況に合わせて伝え方を変える力です。同じ内容でも、現場の担当者と決裁を担う立場とでは響く言い方が違います。

外資系エンジニアへ転職した場合の想定平均年収は967.9万円

外資系エンジニアへ転職した方の想定平均年収は967.9万円です。

この水準を支えているのは、報酬の作られ方です。退職金や福利厚生が薄い分は給与へ回り、職務ごとの市場価格で報酬が決まるため、年齢や勤続年数よりも成果を重く見る企業が多くなります。ここでお示しする数値は、JACの転職支援の実績に基づくものです。

まず、外資系と日系でエンジニア職の想定平均年収にどの程度の差があるかをご覧ください。

想定平均年収
外資967.9万円
日系837.0万円

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月〜2026年6月)

外資系は日系をおよそ131万円上回ります。総平均どうしを比べた差であり、日系企業から移った場合に年収が上がるかどうかは、現在の年収と転職後に担う職務によって変わります。

差が生まれる背景には、職務の定義の違いがあります。外資系では採用する職務の範囲が先に決まっており、その範囲に見合う水準で報酬が提示されます。

続いて、年代によって水準がどう変わるかを見ていきます。20代前半から50代以上まで、7つの年代区分ごとの想定平均年収です。

年代想定平均年収
20代前半481.5万円
20代後半664.1万円
30代前半852.8万円
30代後半918.1万円
40代前半1,014.6万円
40代後半1,269.6万円
50代以上1,098.9万円

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月〜2026年6月)

20代前半の481.5万円から40代前半の1,014.6万円まで、経験を重ねるにつれて水準は上がります。

最も高いのは40代後半の1,269.6万円で、50代以上は1,098.9万円と下がります。背景としては、役職や職務内容の違いが影響している可能性があります。年代だけでなく、管理職か専門職か、どの職務を担うかによって年収水準は大きく変わります。それでも50代以上の1,098.9万円は、総平均の967.9万円を上回る水準です。

年代が上がれば自動的に上がるものではありません。どの立場でどれだけの役割を担うかによって、水準は大きく動きます。

次は職位別の水準です。

職位想定平均年収
課長未満876.3万円
課長以上1,331.2万円
部長以上1,443.0万円

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月〜2026年6月)

課長未満の876.3万円は、外資系エンジニア全体の総平均967.9万円をやや下回る水準です。管理職に就いていない段階でも、冒頭で示した水準に近いところにあります。

課長以上は1,331.2万円、部長以上は1,443.0万円と、管理職の職務を担う層では水準が大きく変わります。いずれもその区分に含まれる方の平均であり、上限を示すものではありません。水準はどの職務を担うかによっても変わり、職位だけで決まるものではないためです。

どの業種の求人でエンジニアが動いているのかを、想定平均年収と全体に占める割合の両面から示します。なお表中のEMCは、電機・機械・化学といった製造業を指します。

業種想定平均年収割合
IT・通信1,064.1万円53.2%
EMC856.6万円17.8%
コンサルティング・シンクタンク・事務所836.8万円8.0%
金融837.1万円6.6%
サービス862.0万円5.1%
メディカル・バイオ834.1万円3.5%
流通1,039.1万円3.5%
WEB879.5万円1.6%
消費財606.0万円0.5%
マスコミ475.0万円0.3%

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月〜2026年6月)

IT・通信が53.2%と過半を占め、想定平均年収も1,064.1万円と高い水準です。外資系エンジニアの主軸はIT・Web系にあり、章全体で示した水準もここが押し上げています。

次いでEMCが17.8%を占めており、製造業でもエンジニアの転職が相応の数にのぼります。金額は856.6万円でIT・通信より低い水準ですが、割合の面では確かな受け皿があります。

外資系エンジニアの転職先はIT企業に限られません。金融やメディカル・バイオ、流通まで、10の業種で転職が生まれています。

最後に、IT系の職種ごとに水準がどのように分かれるかをご覧ください。

職種想定平均年収割合
IT系プロジェクトマネージャー1,017.3万円32.7%
プリセールス・ポストセールス1,345.0万円10.6%
インフラエンジニア718.0万円8.8%
社内SE(アプリケーション)880.3万円6.6%
オープン系SE629.6万円5.3%
テクニカルサポート・フィールドサポート896.6万円5.3%
データサイエンティスト・データアナリスト845.1万円5.1%
社内SE(インフラ)749.2万円4.3%
WEB系SE674.2万円2.9%
金融システム1,194.1万円2.7%
AI・MLエンジニア959.2万円2.4%
セキュリティエンジニア2,248.1万円2.1%
ヘルプデスク(保守・運用)666.0万円2.1%
組み込みエンジニア791.0万円1.9%
ネットワークエンジニア(設計・構築系)724.4万円1.9%
ネットワークエンジニア(運用・保守系)751.2万円1.3%
エンジニアリングマネージャー1,332.0万円1.3%
BI・DWHエンジニア987.0万円1.3%
フロントエンジニア895.0万円0.5%
品質保証・QA(IT)486.0万円0.5%
サーバーエンジニア(設計・構築系)720.0万円0.3%

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月〜2026年6月)

割合が最も大きいのはIT系プロジェクトマネージャーで32.7%、1,017.3万円です。管理と技術の両方を担う職務に求人が集まっています。

プリセールス・ポストセールスは10.6%で1,345.0万円と高い水準です。外資系エンジニアの主な職種で取り上げた営業支援の職務は、報酬の面でも評価されているといえます。セキュリティエンジニアは2,248.1万円と高い水準ですが、割合は2.1%にとどまります。少数の高年収事例が平均を押し上げている可能性があるため、個別の経験領域や役割範囲によって提示水準は大きく変わります。

職種によって400万円台から2,000万円台まで開きがあり、年代や職位以上に、どの職務を選ぶかが水準を左右します。

外資系エンジニアへの転職成功事例

JACを通じて外資系エンジニアへ転職された方の事例を3つ紹介します。

データ基盤の経験を生かし外資系ITコンサルティングファームへ

Kさん(男性/30代前半)

業種職種年収
転職前SIerデータ基盤エンジニア700万円
転職後ITコンサルティングデータエンジニアリング/データアーキテクト950万円

Kさんは、教員からIT業界へ転じ、SIerでデータ基盤の構築に携わってきた方です。データベース製品の移行からクラウド上の分析基盤の構築まで幅広く経験し、要件定義から運用までを担当してきました。

より高度なデータ活用に挑戦したいという思いからJACに相談。ただ、思い描いていたのは現職の延長線上にある職務で、外資系ITコンサルティングファームは候補に入っていませんでした。

JACのコンサルタントが着目したのは、特定の製品に閉じない構築経験と、業界を移りながら技術を身につけてきた学習意欲です。顧客ごとに技術が変わる環境では、一つの製品に詳しいこと以上に、要件に応じて選び直せることが強みになります。

コンサルタントが提案したのは、企業のデータ戦略を技術面から支えるデータエンジニアリング/データアーキテクトの職務です。年収は700万円から950万円になりました。

JACのコンサルタントは、Kさんご自身が候補に入れていなかった外資系ITコンサルティングファームを、選択肢としてお示ししました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

先端技術への挑戦を求め外資系メーカーの組み込みエンジニアへ

Lさん(男性/40代前半)

業種職種年収
転職前電気機器製造業ソフトウェア開発1,100万円
転職後総合家電・電子部品・電子製品メーカー組み込みエンジニア1,200万円

Lさんは、電気機器製造業でソフトウェア開発部門の部長相当職を務めてこられた方です。無人店舗向けのシステムやセンサー向けソフトウェアの開発をリードし、クラウドへの移行や開発者向けの提供物を通じて販売の拡大に貢献してきました。

ご希望は、より先端の技術に携わりたいというものでした。一方で、組織を率いる立場から技術に近い職務へ移れば、これまでの経験が途切れるのではないかという迷いもありました。

その迷いに対し、JACのコンサルタントがお伝えしたのは、研究段階の技術を製品へ落とし込む場面でこそ、開発を率いた経験が生きるという見立てです。

コンサルタントが提案したのは、次世代デバイス技術の研究開発を担う総合家電・電子部品・電子製品メーカーの組み込みエンジニア職です。年収は1,100万円から1,200万円になりました。

コンサルタントは、技術へ移れば管理職としての歩みが途切れると考えていたLさんに、これまでの立場がそのまま評価される職場を見つけました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

セキュリティの知見を生かし外資系医療機器メーカーへ、年収600万円アップ

Mさん(50代前半/男性)

業種職種年収
転職前自動車部品メーカーサイバーセキュリティスペシャリスト1,050万円
転職後医療機器メーカーセキュリティエンジニア1,650万円

Mさんは、航空・防衛の分野で長くサイバーセキュリティに携わってこられた方です。海外の政府機関や企業と直接交渉しながら、国際的なセキュリティ基準への対応を何もないところから作り上げてきました。監視や対応を担う組織の立ち上げや教育資料の整備を通じて、社内に安全を守る意識を根づかせた実績もあります。その後は自動車部品メーカーへ移り、同様の取り組みを続けてこられました。

ご希望は、技術を提供する側ではなく、事業会社の一員として自社の事業を守る立場に立ちたいというものでした。

規制の厳しい業界では、基準を知っている方より、基準に沿った体制を立ち上げられる方が求められます。コンサルタントが重く見たのも、国際的な規格を相手に交渉しながら仕組みを作ってきた道のりでした。

コンサルタントが提案したのは、医療機器メーカーにおけるセキュリティエンジニア職でした。年収は1,050万円から1,650万円になりました。

コンサルタントは採用側に対し、基準への対応を何もないところから築いた経験が、規制の厳しい業界でどれだけの重みをもつかをお伝えしました。経歴の価値を企業側に正しく理解いただけたことが、この転職につながりました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

外資系エンジニアへの転職に関してよくある質問

外資系エンジニアへの転職では、日系企業との働き方の違いや評価の仕組みについての質問が多く寄せられます。

JACに寄せられることの多い質問に、外資系エンジニアの転職支援の現場から答えます。

  • 外資系エンジニアの役割は日系企業と比べて何が違う?
  • 外資系エンジニアのやりがいは?
  • 外資系エンジニアの評価基準は?
  • 外資系エンジニアに必要な英語力は?
  • 外資系企業に向いているエンジニアの特徴は?
  • 外資系企業における女性エンジニアのキャリアは?

Q:外資系エンジニアの役割は日系企業と比べて何が違う?

A:日本法人は本国で開発した製品やサービスを日本市場へ広げる役割を担うため、エンジニアの職務も顧客との接点に寄ります。

日系企業では自社の製品を開発すること自体を担う職務が数多くあります。これに対して外資系では、すでに形になっている技術を顧客の課題にどう結びつけるかを考える職務が中心になります。

製品を生み出す工程そのものに携わりたいという希望をおもちであれば、海外本社の採用へ直接応募するという道もあります。海外本社が直接募集する職務は、日本法人の求人票には現れません。

Q:外資系エンジニアのやりがいは?

A:先端の技術に早い段階で触れられることと、自分の意思でキャリアを動かせることが大きなやりがいです。

本国で開発された製品は、日本市場に入ってくる段階でまず日本法人のエンジニアが扱います。世に広く知られる前の技術を手元で確かめられる立場は、外資系ならではのものです。

社内公募の仕組みが整備されている企業も多く、空いているポジションが常に公開されています。上長の推薦を待たずに自ら手を挙げられるため、次にどの職務へ進むかを自分で選べます。

顧客には国内でも有数の企業が並び、同僚の経歴や国籍も多様です。日々のやり取りそのものが刺激になったという声も少なくありません。

Q:外資系エンジニアの評価基準は?

A:ポジションごとに担う役割と目標の水準が定まっており、その達成度で評価されます。

担当する業務が役割として定められているため、評価に表れない働きが少なく、目標やKPIに向けて力を注ぎやすい仕組みです。何をどこまでやれば評価されるのかが、期の初めにわかります。

評価の対象は数値の達成にとどまりません。後進の育成や組織づくりへの貢献も見られており、成果だけを積み上げれば足りるというものでもありません。

目標に届かなかった場合は、上司と要因や改善策を話し合い、次期の目標を設定します。日本国内の法人では低い評価がそのまま解雇につながることはなく、改善のための猶予期間が設けられます。

Q:外資系エンジニアに必要な英語力は?

A:必要な水準は、就くポジションと組織の規模によって変わります。

大手の日本法人では、取引先も上司も日本人であることが多く、会話ができる水準で務まる職務があります。日常の業務が日本語で回るため、英語力を必須要件としない求人も一定数あります。

一方でマネージャー以上になると、本社やAPAC本部へ状況を報告する場面が出てきます。資料の作成やメールのやり取りが増えるため、読み書きを含む高い英語力が求められます。

日本法人の立ち上げ期やスタートアップも同様です。組織が小さく、上司が外国籍であったり海外拠点と密に連携したりするため、入社の時点で高い水準が要ります。

Q:外資系企業に向いているエンジニアの特徴は?

A:自分が何をしたいかが定まっており、それを自ら取りに行ける方が力を発揮します。

5年後、10年後にどうなっていたいかを自分の言葉で語れることが一つの目安です。選考の場面でも、これまでの経歴と将来像がつながっているかどうかがよく見られます。

必要な情報を自ら集め、周囲を巻き込みながら目標を達成する姿勢も欠かせません。誰かの指示を待つのではなく、自分で動いて周りを動かせる方が向いています。

複数の職務を並行して担い、多様な経験を積むことに前向きな方であれば、新しい環境になじむのも早くなります。

Q:外資系企業における女性エンジニアのキャリアは?

A:多様性を重視する文化のもとで、性別が昇進やキャリアの選択を左右しにくい環境が整ってきています。

評価の物差しが役割と目標の達成度に置かれているため、性別が判断に入り込む余地は小さいといえます。どの職務を担い、何を成し遂げたかが問われます。

ライフイベントを経て昇進したエンジニアが社内にいることも、大きな支えになります。制度の説明を読むだけではつかみにくい働き方の実際が、身近な先輩の歩みとして社内に残っています。

外資系エンジニアへの転職なら、JACリクルートメント

本記事で見てきたとおり、外資系エンジニアの受け皿はIT・Web系を主軸に、半導体や車載、医療機器の分野まで及びます。技術を提供する側の企業にも、技術を使って自社の事業を営む企業にも職務があります。

想定平均年収も高い水準にあります。JACは業界や職種ごとに担当コンサルタントを置き、企業の採用担当と直接やり取りをしています。公開していない求人もお預かりしており、ご相談のなかでお伝えします。

本記事でお示しした年収データや転職事例は、いずれもJACが支援した転職の実績に基づくものです。外資系企業の採用の実情を踏まえて、職務の選び方から条件面のすり合わせまでご相談いただけます。

外資系エンジニアへの転職を検討している方は、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JACリクルートメント

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

各業界・職種に精通したプロがあなたの転職を支援します。