JACリクルートメント(以下、JAC)の実績では、マスコミ業界の平均年収は800.3万円となっており、20代後半の585.1万円から40代前半には1,039.9万円へ届くなど、経験や事業責任の広がりに伴い着実に高額化する傾向があります。
役職別では管理職で平均1,075.7万円に達するほか、職種別では経営・事業企画(平均1,322.6万円)や内部統制といった経営直結機能で特に高い水準が形成されています。
本記事では、JACの最新実績データをもとに、年代・役職・職種別のリアルな年収相場や、単なる制作・営業から事業価値創出へ役割を広げて年収アップを果たすポイント、実際の転職事例を詳しく解説します。
マスコミ業界の平均年収は800.3万円、年代別年収なども解説
JACの支援実績をもとにすると、マスコミ業界の平均年収は800.3万円です。年代別では20代後半が585.1万円、40代前半では1,039.9万円となっており、役職別では管理職が1,075.7万円と高い水準を示しています。年収の分布は600万円台後半から1,000万円台前半に厚みがあり、広告収益やコンテンツ価値に連動する役割の拡張に応じて年収が変動します。
※本記事におけるマスコミ業界とは、テレビ・ラジオなどの放送事業、新聞・出版、広告代理店、映像制作会社、デジタルメディア企業などを含みます。近年はデジタル広告や動画配信サービスの拡大により、IT・データ活用領域の求人も増加しています。
職種構成を見ると、事業収益に直結するフロント機能の厚みが年収構造に反映されています。加えて、クリエイティブ職も約20%を占めており、制作・表現領域が価値創造の中核を担っている点も特徴です。

年代別平均年収
| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代後半 | 585.1万円 |
| 30代前半 | 712.8万円 |
| 30代後半 | 917.3万円 |
| 40代前半 | 1,039.9万円 |
| 40代後半 | 850.5万円 |
| 50代以上 | 1,018.0万円 |
※当社実績(2025年1月~2026年4月、想定年収)より
マスコミ業界では、20代後半から30代にかけて担当領域の拡張にともない年収が段階的に上昇し、30代後半から40代前半にかけて水準が大きく上昇する傾向があります。これは、個別案件の遂行を超え、複数のステークホルダーを横断したプロジェクト推進や事業単位での意思決定に関与するフェーズへ移行するためです。
40代前半で1,000万円台に到達するケースも見られます。一方、40代後半以降は管理職層とスペシャリスト層、企業規模の違いなどにより年収レンジが広がる傾向があります。
役職別年収
| 役職 | 平均年収 |
|---|---|
| メンバー(課長未満) | 709.7万円 |
| 管理職(課長以上) | 1,075.7万円 |
※当社実績(2025年1月~2026年4月、想定年収)より
役職別に見ると、メンバー層と管理職層の間で、年収に約350万円の差が生じる傾向が見られます。マスコミ業界の管理職には、組織マネジメントに加え、広告収益の最大化やコンテンツ戦略の意思決定など、事業運営に直結する判断が求められます。こうした責任範囲の広さが、年収レンジの差として明確に表れています。
職種別年収
| 職種 | 平均年収 | 割合 |
|---|---|---|
| 営業 | 789.0万円 | 36.7% |
| クリエイティブ(広告・デザイン・放送関連) | 671.6万円 | 19.3% |
| IT | 823.8万円 | 8.3% |
| 経理・財務 | 885.8万円 | 7.3% |
| 人事・労務 | 658.6万円 | 6.4% |
| 経営・事業企画 | 1,322.6万円 | 6.4% |
| マーケティング・商品開発 | 652.2万円 | 4.6% |
| WEB・アプリ・ゲーム | 552.3万円 | 2.8% |
| 総務・広報 | 525.0万円 | 1.8% |
| コンサルティング・アドバイザリー | 2,039.5万円 | 1.8% |
| 内部統制・監査 | 1,080.0万円 | 0.9% |
※当社実績(2025年1月~2026年4月、想定年収)より
職種別では、営業が約36%と最も高く、事業収益に直結するフロント機能の比率が高くなっています。加えて、クリエイティブ領域も約20%を占めており、制作・表現領域が価値創造の中核を担っている点も特徴です。
高年収帯は一部の専門職に集中する一方で、ボリュームゾーンは営業とクリエイティブで形成されており、収益と価値創出の両面でスペシャリストが配置されている点に、マスコミ業界の特徴が表れています。
マスコミ業界の最新求人情報
JACでは、数多くのマスコミ業界の求人をお預かりしています。ここではその中から一部をご紹介します。
●大手マスコミ:AIエンジニア・MLエンジニア
●株式会社サーティースリー:営業部門 プレイングマネージャー
●マスコミ・広告系企業:インフラ企画ポジション
●株式会社テレビ朝日:AIコンテンツクリエイター(映像・動画)
●韓国系大手財閥グループ エンタメ企業/専門商社:日本ローカルコンテンツ (Film) PM担当
●大手民放テレビ局:サイバーセキュリティ担当
これらは公開求人の一例であり、JACでは転職希望者限定の非公開求人も多数お預かりしています。ご自身のキャリアや希望に合ったポジションをお探しの方は、ぜひJACにご登録ください。
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2026年8月最新)
マスコミ業界で年収アップを目指すには
収益への関与度を「売上責任」レベルに引き上げる
マスコミ業界では、営業やプロデュース機能を中心に、収益にどこまでコミットしているかが年収に直結します。単なる案件対応ではなく、売上目標の設計や収益最大化に関わる役割へシフトすることで、同職種内でも評価水準は大きく引き上がります。特に広告ビジネスにおいては、顧客単位ではなくポートフォリオ単位で成果を語れるかが重要です。例えば広告営業であれば、媒体枠の販売実績だけでなく、広告効果の分析や予算設計、顧客のマーケティング成果向上まで担った経験が高く評価される傾向があります。
クリエイティブ経験を「事業価値創出」へ拡張する
クリエイティブ領域においては、制作実績そのものに加え、それがどのように事業成果へ貢献したかが問われます。単発のアウトプットではなく、コンテンツ戦略やブランド形成にどのような影響を与えたかまで踏み込んで整理することで、より上位のポジションへの接続が可能になります。表現力から価値創出へと軸を引き上げる視点が鍵となります。例えば映像制作や編集の経験者であれば、作品の制作実績だけではなく、視聴数の向上や広告収益への貢献、IP展開など事業成果と結び付けて実績を整理することが重要です。
デジタル・データ領域との接続を強化する
従来型の広告・放送ビジネスに加え、デジタルプラットフォームやデータ活用の重要性が高まっています。視聴データやユーザー行動データをもとに施策を設計・改善できる方は、営業・マーケティング・企画いずれの職種においても評価が高まりやすい傾向があります。既存スキルにデータドリブンの視点を掛け合わせることで、年収レンジの拡張が期待できます。例えば視聴データやWebアクセス解析を活用して企画改善につなげた経験は、メディア企業や広告関連企業において高く評価されるケースがあります。
「横断経験」を武器にポジションを引き上げる
マスコミ業界は職種の分断が相対的に大きい一方で、複数の職種を横断して価値を発揮できるプロフェッショナルは希少です。営業×企画、クリエイティブ×マーケティングなど、複数機能を横断した経験は、事業全体を見渡せるジェネラリストとして評価されやすくなります。結果として、マネジメントや新規事業領域など上位レイヤーへの登用につながります。例えば営業として案件獲得を担いながら、新規コンテンツ企画や広告商品の開発にも携わった経験は、事業企画や事業開発ポジションへのキャリアアップにつながりやすいでしょう。
マスコミ業界の年収アップ転職成功事例
【異業種転職】金融業界からメディア企業の事業企画へ転職し年収200万円アップ
Lさん(40代前半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 金融(保険) | 事業企画・事業開発 | 1,000万円 |
| 転職後 | マスコミ・メディア | 事業企画・推進 | 1,200万円 |
Lさんは、ヘルスケア領域における事業開発や政策連携の経験を有し、社会性の高いテーマにおいて事業を推進してきました。一方で、現職では営業寄りの役割が中心となり、本来強みとしていた企画機能への関与が限定的であったことから、キャリアの再設計を目的に転職を検討されました。
JACでは、これまでの経験を、単なる「事業担当」ではなく、「複雑なステークホルダーを巻き込みながら新規事業を設計・推進できるポータブルなスキル」として再定義しました。行政連携やプロジェクト推進の実績を整理し、メディア企業が進める新規事業領域と接続しました。選考においては、事業創出フェーズでの意思決定関与や実行力を具体的に言語化したことで評価が高まりました。
結果として、新規事業の中核ポジションでの採用に至り、年収は1,200万円へ上昇。専門性を活かしながら、より大きな事業スケールで価値発揮する環境へと移行した事例です。
※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
【異業種転職】IT業界から広告会社のパブリックアフェアーズへ転職し年収100万円アップ
Dさん(40代前半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | IT(AI・データ) | 渉外・事業開発 | 1,000万円 |
| 転職後 | マスコミ(広告・コミュニケーション) | パブリックアフェアーズ | 1,100万円 |
Dさんは、官公庁での政策立案や産業支援、さらに事業会社での渉外・新規事業開発を通じて、多様なステークホルダーとの調整力を磨いてきました。より社会への影響力が大きい環境で、自身の経験を展開したいという志向から転職活動を開始しました。
JACでは、キャリアの軸を「政策とビジネスを接続し、社会課題を事業として実装できる専門性」と捉え直し、単なる渉外経験にとどまらない価値として言語化しました。行政対応力やルールメイキングへの関与実績を整理し、メディア企業が推進する社会課題型ビジネスの中核ポジションへ提案しました。
選考では、公共領域とビジネスの両視点をもつ希少性が評価され、年収は1,100万円へ上昇。専門性の“横展開”により、より大きな社会インパクト創出に関わるキャリアへと進化しています。
※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
映画宣伝プロデューサーからビジネスプロデューサーへ転職し年収200万円アップ
Yさん(30代前半/女性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | エンターテインメント | 映画宣伝プロデューサー | 750万円 |
| 転職後 | マスコミ(映像制作) | ビジネスプロデューサー | 950万円 |
Yさんは、映画宣伝プロデューサーとしてコンテンツの価値最大化に携わり、企画・プロモーションの両面で実績を積んできました。さらなるキャリアアップにあたり、制作・宣伝の枠を超えて、事業全体に関与できるポジションへの挑戦を志向されていました。
JACでは、これまでの経験を「コンテンツを市場価値へ転換するプロデュース力」として再整理。宣伝業務における企画力や関係者調整力を、収益設計やビジネス開発といったより上位の概念として言語化しました。その上で、制作とビジネスを横断するポジションを提案しています。
結果として、IPビジネスを含む事業推進を担うポジションでの採用に至り、年収は950万円へ上昇。クリエイティブ領域の経験を事業視点へ昇華させたことで、役割と報酬の双方が引き上げられた事例です。
※事実をもとにしていますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
マスコミ業界の転職ならJACリクルートメント
マスコミ業界におけるキャリア形成は、営業・クリエイティブ・事業開発といった複数機能のどこに軸足を置き、どのレイヤーで価値を発揮するかによって大きく規定されます。
JACでは、個々のご経験を職種単位にとどめず、事業貢献や収益構造との関係性まで踏み込んで再整理し、より高付加価値なポジションとの接続を図ります。非公開求人を含む選択肢の中から、短期的な条件ではなく、中長期での価値発揮を見据えたキャリア機会をご提案します。
次のステージにふさわしい環境を見極めたい方は、ぜひご相談ください。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、
企業傾向の情報収集など、JACのコンサルタントにご相談ください。

