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香港の現地生活・就労許可証(ビザ)情報

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公開日:2021/10/21 / 最終更新日: 2023/06/13

生活情報

住居

香港では、投資目的で分譲マンションを購入したり、賃貸に貸し出している個人オーナー物件が中心であるため、同じマンションや間取りでもオーナーにより家賃や内装、入居条件に差がみられる。日本人が多く住む地区もあるが、そういう地域は日系スーパーや大型ショッピングモール等がある便利な立地ということもあり、概して不動産価格は高め。

現地採用の場合は一般的に住宅手当は出ないケースが多いため、中心部であれば築年数の古いマンション、または中心部から離れた新しいマンションに住む方が多い。都会の喧騒から離れた自然の豊かな離島に住み、毎日フェリー通勤する方も少なくない。また、中心部近くに2LDK以上の物件を借りてシェアするケースもある。

契約時には、当月の家賃と保証金として2か月分の家賃、不動産屋への手数料として家賃半月分を支払う。保証金は退室時に戻ってくる。すでに電化製品や家具が揃っている物件も多い。家賃の目安としては、ワンルームでHKD8,000~12,000、2LDKでHKD13,000~20,000くらい。

交通

交通網は整備されており、ほとんどの場所へはMTR(地下鉄)やバスで移動可能。タクシーも日本に比べると安価、初乗り料金は地域により異なり、市街地はHKD24,新界地区はHKD20.5,ランタオ島はHKD19。香港島/九龍の移動の際などに海底トンネルを通ると通過料金がかかる。香港島/九龍間を運行するフェリーや、香港島のみを運航するトラム(路面電車)は観光客からの人気も高いが、日常的な交通手段としても重宝されている。

医療

日本に劣らず高い医療技術を誇っており、安心して医療機関を利用することができる。主に公的医療と私的医療の2種類に分けられ、香港政府に運営されている公立病院は、医療費が大変安い。
ただし、予約がとれないため慢性的に混雑しており、待ち時間が長いというデメリットがある。
一方、私立病院は比べると高額になるが、スムーズに診察を受けることができ、日本語通訳がいる場合もある。

就労許可証(Employment Pass)

香港では、勤務経験3年未満の方が新規で就労ビザを取得するのは難しいと一般的に言われている。香港政府は香港の経済発展と居民の就労機会確保を優先的に考えていることもあり、「香港人では代替できないポジション→日本人である必然性のあるポジション」という前提が必要になる。そのため、就労ビザ(Employment Visa)申請時には語学力や職務経歴以外にも、「なぜこのポジションに日本人を採用する必要があるのか」や「日本人を採用することによって企業にもたらされるメリット」等を強調する必要がある。新規で就労ビザを取得する場合は、ほとんど費用も含めて会社がサポートする。申請期間は通常1~2ヶ月程度。会社によっては就労ビザ保有者を優遇することもあるため、会社によるビザサポートがあるか事前の確認が必要。

その他、就労ビザを取得した外国人の扶養家族や香港人を配偶者に持つ外国人が取得できる家族ビザ (Dependent Visa) があれば合法的に就労できる。また、7年以上合法的に香港に居住すると永住権の申請ができるが、無事に永住資格を取得すればスポンサーは必要なく就労が可能。
香港の大学や大学院を卒業した外国人に対して香港で就業可能な居住権を認めるIANG(Immigration Arrangements for Non-local Graduates)ビザもあります。

 

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

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