MBBとは?各社の特徴・求人・転職事例を徹底比較

経営トップの意思決定を支える戦略コンサルティングの最高峰、MBB。マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニーの3社を指します。

近年はデジタル変革を追い風に採用の裾野が広がり、「経営の意思決定に深く関わりたい」「問題解決力を一段引き上げたい」と考える方に、大きなチャンスが広がっています。

本記事では、各社の特徴や年収の動きがわかる転職事例、求人や最新の採用動向まで、JAC Recruitment(以下、JAC)が詳しく解説します。

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MBBとは?

MBBとは、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング グループ、ベイン・アンド・カンパニーの3社を指す総称です。戦略コンサルティングの最高峰として世界的なブランドを築き、経営トップの意思決定を支えてきました。ここではMBBの定義と評価される理由、BIG4との違いを順に整理します。

  • MBBとは3大戦略コンサルティングファームのこと
  • MBBの評価が高い理由
  • MBBとBIG4の違い

MBBとは3大戦略コンサルティングファームのこと

MBBは、3社の頭文字をつないだ呼び名で、戦略コンサルティングの最上位に並ぶファームを指します。

3社に共通するのは、企業全体の方向性を左右する超上流のテーマを扱う点です。中長期の経営戦略や新規事業の構想、M&A戦略など、経営陣が直接抱える課題に深く踏み込みます。扱う案件はいずれも企業の将来を大きく動かすものばかりです。

カウンターパートはCEOをはじめとする経営層で、少数精鋭のチームが分析と提言を重ねます。世界各地に拠点網をもち、グローバル企業や政府機関を顧客に抱える点も3社をつなぐ特徴です。

戦略コンサルティング業界には多くのファームがありますが、扱うテーマの規模とブランド力でMBBは頂点に立ちます。戦略コンサルタントといえばこの3社を思い浮かべる方も多く、業界の基準そのものを築いてきました。

MBBの評価が高い理由

MBBが高く評価される理由は、案件を任せるクライアントからの信頼と、転職市場での出身者への期待という二つの側面に分かれます。

クライアントからの評価は、経営の根幹に関わる難題を解いてきた実績に支えられます。世界の主要企業の多くがMBBのいずれかと取引し、経営判断の最上流を委ねてきました。高度な分析と論理に裏打ちされた提言が、重い意思決定を後押しします。

転職市場では、MBB出身者が示す問題解決力と論理的思考が評価の対象です。極めて狭い選考を通過し、経営層と渡り合う経験を積んだ事実が、能力の裏づけとして受け止められます。採用側にとっては、難度の高いプロジェクトを任せられる安心感につながります。

評価の高さは、その後のキャリアの広がりにも表れます。事業会社の経営企画やプライベートエクイティ、スタートアップの経営幹部へと進む方も多く、短期間で経営目線を養える環境が、転職後の市場価値を押し上げます。

MBBとBIG4の違い

MBBとBIG4の違いは、支援する領域とクライアントのカウンターパート、そして担う役割に表れます。

MBBは経営戦略の最上流に特化し、何をすべきかという方向性の設計に軸足を置きます。やり取りする相手はCEOや経営層が中心で、少数のチームが深い分析を通じて構想づくりを担います。従来は戦略策定が中心でしたが、近年はデジタルやAI領域を中心に実装支援まで担う案件も増えています。

一方のBIG4は監査法人を母体とし、戦略の策定から業務改革やシステム導入まで一気通貫で支援します。事業部門の責任者とも連携しながら、描いた構想を実行へ落とし込む工程に強みをもちます。扱う領域が広い分、関わる部門や案件の種類も多彩です。

両者は優劣ではなく守備範囲の違いです。経営の構想そのものに深く関わりたいのか、実行まで含めて幅広く携わりたいのかで、向き合う対象もキャリアの描き方も変わってきます。

次章からは、MBBを構成する3社それぞれの特徴を順に解説します。

マッキンゼー・アンド・カンパニー

企業概要

企業名マッキンゼー・アンド・カンパニー(McKinsey & Company)
設立1971年(東京オフィス開設)
本社所在地東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー
従業員数非公開

事業内容・会社の特色

マッキンゼー・アンド・カンパニーは、経営トップの意思決定を支える戦略コンサルティングの代名詞ともいえる存在です。

1926年の創業以来、事実に立脚した分析と論理的な問題解決の型をつくり、戦略コンサルティングそのものの方法論を築いてきました。提言の射程は一社の課題にとどまらず、産業全体の方向性に及ぶことも少なくありません。

日本では1971年に東京オフィスを開き、自動車や金融、医薬といった基幹産業を中心に、国内有数の企業の多くを支援してきました。近年はマッキンゼー・デジタルやアナリティクス組織を通じて、戦略の立案から変革の実行までを一気通貫で担う案件が増えています。出身者が大手企業の経営幹部やPEファンド、スタートアップ経営者として活躍している点も特徴です。

転職事例

JACがMBBへの転職を支援した事例の一つです。

事業会社で培った開発の経験を土台に、データサイエンティストとして専門性を高めながら年収を伸ばした事例です。

年代転職前の業種転職前の職種転職後の職種年収推移
20代後半外資系消費財メーカーWebアプリケーション開発データサイエンティスト950万円→1,100万円

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月~2026年4月)

求人例

※以下は各社のキャリア採用ページで公開されている職種・事業領域をもとにした代表的な募集例です。詳細は、実際の募集内容でご確認ください。

ポジション名アソシエイト
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容経営層の隣で、全社戦略や新規事業、組織変革のプロジェクトを動かす中核の役割です。仮説を立てて検証し、データ分析と関係者への聞き取りを重ねて論点を組み立てます。事実に立脚した分析を土台に、経営判断を支える提言へとまとめ上げていきます。
技能/経験学部や大学院を出て一定の実務を経た方が主な対象で、筋道を立てて考え抜く力が何より問われます。コンサルティング未経験でも、事業会社や専門分野で成果を残した経歴は強みになります。グローバル案件が多く、英語で議論できる方ほど早く立ち上がれます。
ポジション名エンゲージメント・マネージャー
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容少数のチームを率い、プロジェクト全体の設計と進行に責任をもつ役割です。クライアントの経営層と日々対話して論点を定め、分析の方向づけから提言の質まで目を配ります。若手の育成や成果物の取りまとめも、この立場の重要な仕事です。
技能/経験戦略コンサルティングでの経験、あるいは事業会社で変革を主導した経歴が求められます。チームを束ねる力と、込み入った経営課題を解きほぐす力が欠かせません。経営層と渡り合う場面が多く、英語での折衝に慣れた方が活躍します。
ポジション名マッキンゼー・デジタル(アナリティクス/デジタル専門)
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容戦略の構想にとどまらず、データやAIを用いて変革を実装まで導く役割です。アドバンスト・アナリティクスを業務に組み込み、意思決定の精度や業務効率を引き上げます。コンサルタントと組んで、戦略と技術のあいだをつなぐ橋渡しを担います。
技能/経験データサイエンスやエンジニアリングなど、技術領域での専門性をもつ方が対象です。高い技術力に加え、ビジネスの文脈を読み解いて課題解決へ落とし込む視点が問われます。専門知識を生かして経営に価値を還元する姿勢が評価されます。

ボストン コンサルティング グループ

企業概要

企業名ボストン・コンサルティング・グループ合同会社(Boston Consulting Group)
設立1966年(東京オフィス開設)
本社所在地東京都中央区日本橋室町三丁目2番1号 日本橋室町三井タワー
従業員数非公開

事業内容・会社の特色

BCGは、経営戦略の理論を世に広め、いまは自ら手を動かして変革をつくるところまで踏み込む戦略コンサルティングファームです。

1963年の創業以来、経験曲線やプロダクト・ポートフォリオ・マネジメントなど、教科書に載る経営の枠組みを数多く生み出してきました。日本では1966年、ボストンに次ぐ世界で2番目の拠点として東京に進出し、国内で最も長い歴史をもつ外資系戦略ファームとして知られます。

製造業や金融、消費財を土台に、近年はデジタルやサステナビリティへ領域を広げてきました。際立つのは、戦略を描くBCGと、エンジニアやデザイナーがプロダクトを構築するBCG Xが同じ屋根の下で連携する体制です。考える力と作る力を併せもつ点が、ほかのファームとの違いをかたちづくっています。

転職事例

JACがMBBへの転職を支援した事例の一つです。

データ分析の専門性をそのまま生かしながら、年収を大きく引き上げた事例です。

年代転職前の業種転職前の職種転職後の職種年収推移
30代前半IT・通信企業データサイエンティストデータサイエンティスト900万円→1,550万円

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月~2026年4月)

求人例

※以下は各社のキャリア採用ページで公開されている職種・事業領域をもとにした代表的な募集例です。詳細は、実際の募集内容でご確認ください。

ポジション名コンサルタント(アソシエイト〜)
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容業界を代表する企業の経営陣とともに、戦略の立案から実行までを進める役割です。市場や競合を読み解いて論点を整理し、チームで解決策を練り上げます。幅広い業界とテーマの案件を行き来しながら、経営課題の核心に迫ります。
技能/経験大学卒業後に実務を積み、知的好奇心と論理的思考力を備えた方が対象です。前職の業界は問わず、事業会社や官公庁での経験も生かせます。一人で抱え込まず、チームで答えを出していく協調性が重んじられます。
ポジション名プロジェクトリーダー
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容プロジェクトの責任者として、経営層と方向性を定め、チームを率いて成果へ導く役割です。論点の設計から提言の取りまとめまでを主導し、メンバーの成長にも目を配ります。複数の利害を調整しながら、議論を前へ進める推進力が問われます。
技能/経験戦略コンサルティングでの経験、または事業会社で変革を率いた経歴が求められます。チームマネジメントに加え、経営課題を多面的に捉える視野が欠かせません。
ポジション名BCG X(データサイエンティスト/エンジニア)
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容テクノロジーとデザインを駆使し、戦略の構想からプロダクトやサービスの構築までを担う役割です。データ分析やシステム開発を通じて、クライアントの大規模な変革を形にします。コンサルタントと一体で動き、戦略と開発を地続きにつなぎます。
技能/経験データサイエンスやソフトウェア開発、デジタルプロダクトを作り上げた経験をもつ方が対象です。確かな技術力に、新しい事業を起こす気概とビジネスの視点を併せもつ方が力を発揮します。

ベイン・アンド・カンパニー

企業概要

企業名ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド(Bain & Company)
設立1981年(東京オフィス開設)
本社所在地東京都港区赤坂9-7-1 東京ミッドタウン・タワー37階
従業員数非公開

事業内容・会社の特色

ベイン・アンド・カンパニーは、規模よりも結果で評価を築いてきた戦略コンサルティングファームです。

1973年の創業以来、提言を出して終わりにせず、クライアントとともに成果を出すまで踏み込む姿勢を貫いてきました。

日本では1981年に東京オフィスを開き、全社戦略やトランスフォーメーションを軸に、経営の根幹に関わる案件を手がけてきました。なかでもプライベートエクイティ向けの支援は世界的な実績を誇り、投資判断から買収後の経営改善までを一貫して担います。少数のチームが一社へ深く入り込み、経営者と同じ目線で課題に挑む密着型のスタイルが、ベインらしさをかたちづくっています。

転職事例

JACがMBBへの転職を支援した事例の一つです。

プロダクト開発で培った視点を生かし、事業企画・事業開発へ領域を広げた事例です。

年代転職前の業種転職前の職種転職後の職種年収推移
30代前半大手テック企業シニアプロダクトマネージャー事業企画・事業開発1,750万円→1,850万円

※JACの転職実績データをもとに作成(2025年1月~2026年4月)

求人例

※以下は各社のキャリア採用ページで公開されている職種・事業領域をもとにした代表的な募集例です。詳細は、実際の募集内容でご確認ください。

ポジション名アソシエイトコンサルタント
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容ケースチームの一員として、全社戦略やトランスフォーメーションの案件で分析と提言づくりを担います。市場やデータを読み解いて論点を整理し、クライアントが結果を出すための打ち手を組み立てます。提言で終わらせず、実行を見据えて考える姿勢が求められます。
技能/経験数年の実務経験をもつ方が対象で、分析力と論理的思考力が土台になります。前職がコンサルティングでなくとも、事業会社などで成果を上げた経歴は評価されます。日本語と英語の双方をビジネスで使いこなせる方が望まれます。
ポジション名コンサルタント
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容担当領域の分析を主導し、経営層へ提言を届ける役割です。チームの中核として論点を絞り込み、成果につながる打ち手を描き切ります。クライアントと膝を突き合わせ、結果が出るまで伴走します。
技能/経験戦略コンサルティングや事業会社での課題解決の経験が問われます。結果にこだわり抜く姿勢と、周囲を巻き込んで実行へ移す行動力が重んじられます。
ポジション名マネージャー
想定年収非公開
勤務地東京
仕事内容複数のプロジェクトを束ね、ケースチームを率いて成果に責任をもつ役割です。クライアントとの関係を深めながら、戦略の実行支援までを最後まで見届けます。
技能/経験プロジェクトをまとめ上げた経験と、経営課題を構造的に捉える力が求められます。世界各地のメンバーと組む混成チームを動かすため、英語での協働力も欠かせません。

MBBへの転職市場動向

MBBへの中途採用は近年いっそう活発になり、3社そろって門戸を広げています。

背景にあるのは案件の増加です。生成AIの台頭やデジタル変革の加速に加え、サステナビリティや投資ファンド向けの助言、日本企業の海外展開やM&Aといったテーマが次々と立ち上がり、戦略ファームへの引き合いは強まっています。この流れを受けて、3社は従来の戦略コンサルタントに加え、データやテクノロジーに強い専門職の採用も増やしてきました。

採用の姿勢には各社で濃淡があります。国内でも最大級の規模を持つBCGは積極採用が続き、戦略部門に加えてBCG Xでデータサイエンティストやエンジニアを広く迎えています。マッキンゼー・アンド・カンパニーは、デジタルやアナリティクスの専門組織を軸に、戦略と技術の両面で人を求めています。ベイン・アンド・カンパニーは、規模こそ小さいものの中途採用を活発化させ、全社変革やプライベートエクイティ向けの支援を担う層を厚くしています。

かつて戦略職が中心だった採用の裾野は広がり、エンジニアやデータ分析の専門家にも応募の機会が増えました。とはいえ選考の軸は変わらず、業界や職種を問わずポテンシャルを見る姿勢と、論理的思考力を測るケース面接が要になります。英語を使う場面も多く、多様な経歴をもつ方が評価されやすい環境です。事業会社や専門分野で積み上げた経験は、戦略コンサルティングの第一線で十分に生かせます。

MBBへの転職なら、JAC Recruitment

MBBへの転職は、戦略コンサルティングの最上流で通用する論理的思考力と、ケース面接を突破する地力が問われる狭き門です。

選考では職種を問わずポテンシャルが見極められ、これまでの経験をMBBで通用する強みとして示す準備が欠かせません。各社で採用基準や評価の力点が異なるため、3社の違いと最新の採用動向を踏まえた転職エージェントの支援が、結果を大きく左右します。

JACには、戦略コンサルティングへの転職支援を重ねてきたコンサルタントが在籍し、MBB各社が求める要件や選考の流れを把握しています。一人ひとりの経歴を読み解き、論理的思考力や専門性、英語力といった強みを整理したうえで、職務経歴書からケース面接対策まで一貫して支援します。

MBBへの転職を見据える方は、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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