あらゆる業種の企業が「変革」への取り組みを加速させるなか、コンサルティングへのニーズが高まっており、多くのコンサルティングファームが採用に意欲的です。
未経験からコンサルタントに転職できる可能性、求められる要素、コンサルタントの平均年収、キャリアパス、転職事例などについて、JAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルティング業界専任コンサルタントが解説します。
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コンサルティング業界の転職動向

コンサルティング業界では、2022年ごろまで未経験者の採用が活発でした。スタッフクラスや新卒入社者が増えたことで、育成やマネジメント、プロジェクトをドライブできる方へのニーズが高まり、現在は経験者採用にシフトする動きが見られます。
しかしながら、コンサルティング業界は未経験であっても、IT領域で経験してきた方、企画職の方、時勢に合う経験・スキルをお持ちの方に関しては、まだまだ採用意欲が高い状況です。
未経験でコンサルタントへ転職している方の特徴6つ
コンサルティング業界の採用ポジションは多岐にわたり、ポジションごとに求められる要素は異なります。そのため、転職者の特徴は一概にはいえませんが、未経験でも転職に至りやすい方の特徴として以下の傾向が見られます。
ITのバックグラウンドをもっている
ITエンジニア、プロジェクトリーダー、プロジェクトマネジャーなど、IT領域の経験がある方が多数採用に至っています。セールス系の方は門戸が狭いのですが、企画、要件定義、プロジェクトマネジメント、開発などを手がけてきた方はマッチするポジションが見つかりやすいといえます。
企画職の経験がある
経営戦略・企画、事業戦略・企画、マーケティング・サプライチェーン・経理・人事領域などのプランニング制度設計など、何かしらの領域で企画職としての経験をもつ方々は、コンサルタントの採用選考で高く評価されやすい傾向があります。
特定の領域の専門知見・スキルがある
何かしらのテーマや課題に特化した専門知見・スキルをもつていると、そのテーマや課題をもつクライアントのプロジェクトで生かせるため、コンサルティングファーム未経験でも採用に至っているケースがあります。
一例を挙げると「新規事業開発」においてサービスの企画からローンチ、マネタイズまでを主導してきた方、「サプライチェーン領域」において庫内業務の責任者を務めていた方など。IT領域では、特定のパッケージの知見を求めるケースもあります。
論理的思考/構造化ができる
コンサルタントの素養として「論理的思考力」や、物事の全体像を定義して構成要素と構成要素間の関係を整理する「構造化」の能力が欠かせません。
提案書や報告書を作成する機会も多いため、ドキュメンテーションスキルも高いレベルで求められます。
クライアント志向が強い
クライアントのことを第一に考え、「クライアントの役に立ちたい」「クライアントに価値を提供したい」という思いが強い方が評価されます。
また、クライアントに向き合う際、プロフェッショナルとしての立ち居振る舞いができるかどうか――「クライアント・フェイシング」の力も重要です。
上昇志向が強い
向上心を持ち、新しい知識のキャッチアップに取り組んでいく姿勢をもつ方がコンサルタントにあっています。「会社に依存しないスキルセットを持ちたい」というタイプの方も親和性があります。
未経験でもあるとコンサルタント転職で有利になる資格

コンサルティング業務に従事するうえで必須とされる資格はありません。しかしながら「英語力」があれば、プラス評価されます。TOEICスコアよりも、実務で英語を使った経験が問われます。
「MBA」に関しては、一部の戦略コンサルティングファームにおいては一定の評価を得られます。ファームによっては「もっていて当たり前」と捉えられることもあります。
未経験でコンサルタントへ転職している人の年収は800~1,200万円
2024年のJAC実績より、未経験からコンサルティングファームに転職された方の年収ボリュームゾーンは800~1,200万円です。
年代別で見ると下記となります。
20代 | 650~800万円 |
30代 | 750~1,000万円 |
40代 | 1,100~1,700万円 |
コンサルティングファームが未経験の方でも、期待値を含めて年収50万~100万円程度アップで迎えられるケースが多く見られます。
コンサルタントのキャリアパス
コンサルティング業界でコンサルタントを経験すると、その先にどのようなキャリアの可能性が広がっているのでしょうか。主なパターンをご紹介します。
社内でマネジャーに昇進、あるいはプロフェッショナルの道へ
自社内昇進するほか、大手ファームでは「スペシャリスト」としてのキャリアパスを選択できるケースもあります。
ほかのコンサルティングファームに転職する
ほかのコンサルティングファームに転職し、以下の目的・希望を実現する道があります。
●年収アップ
●ポジションアップ
●専門性を高める
●ワークライフバランスを整える
●担当領域を変える
事業会社に転職する
事業会社に転職する場合、業種・職種はさまざまですが、経営企画・事業企画などの企画職やリサーチなどのポジションに就く事例が多く見られます。
上位職の方であれば、スタートアップにCxOや経営幹部、あるいは社外取締役として迎えられるケースもあります。
独立・起業する
独立してフリーのコンサルタントとして活動する方もいれば、経験を生かして新たなビジネスを起こす方もいらっしゃいます。
未経験でコンサルタントの転職を成功させる3つのポイント
未経験でコンサルティング業界への転職を目指すにあたり、意識しておきたいポイントをご紹介します。
「コンサルタント」の解像度を高め、やりたいことを明確化する
「コンサルタント」に対し、「憧れがある」「スキルアップできそう」といった漠然としたイメージで捉えている方は、まずコンサルタントの仕事の解像度を上げましょう。どのような役割を担い、具体的にどのように動くのかを理解し、そこで自身の経験・スキルがどのように生かせるのかをつかむことが大切です。
コンサルタントに関する書籍や情報サイトを読む、コンサルティング業界で働いている友人・知人に話を聞く、転職エージェントから情報を得るなどして、仕事内容についての理解を深めましょう。あるいは、実際に応募し、面接で対話したり、質問を投げかけたりして明確なイメージを描けるようにすることをお勧めします。
解像度を上げたうえで、自己分析を行い、「自分はコンサルタントとして何がやりたいのか」を明確化してください。志望するコンサルティングファームが目指す方向性と自身が目指す方向性が一致し、WIN-WINの関係を築くことができそうであれば、採用の可能性は高まるでしょう。
主体性をもって課題にアプローチし、その経験を面接で伝える
コンサルタントとしてクライアントに向き合うにあたっては、第三者目線・俯瞰した目線をもつて課題をつかみ、解決していく必要があります。現職でもそのスタンスで仕事に取り組みましょう。「一段高い視座から日々の業務や組織の状況などを見渡す」「課題を見つけ、解決に向けて主体的にアプローチする」「周囲の関係者を巻き込み、推進する」といった経験を積むことをお勧めします。
コンサルティングファームの採用選考では、そうした取り組みを行ってきたかどうかも注目されます。転職活動をする際には、そうした取り組みのPDCAのプロセスを職務経歴書や面接で伝えられるようにするといいでしょう。
転職のストーリーをロジカルに語れるようにする
先述のとおり、コンサルタントには「論理的思考力」「構造化能力」が求められます。そして、それらの能力は、面接での受け答えから判断されることも多いのです。
面接対策で、「どのような志望動機を話せばいいのか」と悩む方もいらっしゃいますが、重要なのは志望動機の内容そのものよりも「転職理由との整合性」です。「なぜ転職したいのか」→「なぜその会社を志望するのか」というストーリーに一貫性を持たせ、ロジカルに説明できることができれば、コンサルタントとしての素養が認められるでしょう。
未経験でコンサルタントの転職で多い質問と回答
未経験でコンサルティング業界への転職を目指す方からよく寄せられるご質問にお答えします。
Q. コンサルタントはハードワークだと聞きますが、残業なども多いのでしょうか。
A. 確かに、従来のコンサルティング業界はハードな働き方をする傾向がありました。しかし、世の中で「働き方改革」が進むなか、大手ファームを中心に労働時間がしっかりと管理されるようになっています。採用や離職防止の観点からも、働きやすい制度・環境を整えているのです。もちろん、プロジェクトによっては一定期間忙しくなることもありますが、全体的には労働環境が改善されているといえます。ファーム・担当プロジェクトにもよりますが、リモートワークやフレックスタイムなどの制度も利用可能です。
Q. コンサルタント未経験であっても、転職によって年収を上げられるでしょうか。
A. もちろん、人によって異なるのですが、一般的には期待値を含めて年収50万~100万円程度アップで迎えられるケースは多数あります。そして、他業種に比べ、入社後の伸び幅が大きいといえます。年功序列ではなく成果に対して評価され、報酬に反映されるため、自分次第でどんどん年収を上げていけるでしょう。事業会社では、年収数千万円を稼いでいるのは経営トップの数人であるのに対し、コンサルティングファームでは百名単位で年収数千万円の方が存在しています。
Q. コンサルティングファームに応募するなら、特別な面接対策が必要ですか。
A. 全てのファームではありませんが、戦略コンサルティングファームであればほぼ100%、「ケース面接」が行われます。例えば「このような会社があります。売り上げを2倍にするための施策を考えてください」といったように、与えられた課題に対して制限時間以内に施策を提案する面接形式です。事前に対策をしておくといいでしょう。JACのコンサルタントは、企業ごとに面接対策を行うことができますのでぜひご相談ください。
ケース面接はなくても、各ファームによって選考で重視しているポイントは異なるものです。転職エージェントから情報を得て、準備することをお勧めします。
未経験のコンサルタント転職成功事例
メーカーからコンサルティング業界への転職を果たした方の事例をご紹介します。
大手メーカーで調達を担当していたNさん(30代後半/女性)。英語力を生かしてグローバルな仕事がしたいと考えていたこと、年功序列によりなかなか昇進できない風土にもどかしさを感じていたことから転職を決意されました。
「調達の経験を生かし、これまでより上流を手がける」という希望を軸に、さまざまな業種のメーカーやコンサルティングファームを検討。最終的に、大手外資系コンサルティングファームのSCM部門で採用されました。SCM領域の経験は限定的だったものの、「プロジェクトワーク」の豊富な経験、製造業の知見、業務改革やシステム改修にも取り組んだ経験などが評価されたのです。コンサルタント未経験ながら、年収200万円アップで迎えられました。
転職成功の詳細は下記にてご確認いただけます。
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コンサルティング業界転職事例|メーカーの調達担当から大手コンサルティングファームへ。200万円の年収アップ
Nさん(女性/30代後半) 業 種 大手メーカー 大手外資コンサルティングファーム 職種 調達担当 コンサルタント 年 収 700万円 900万円 コンサルタント業界に特化した専任コンサルタントが転職をサポート。業界にお… 続きを読む コンサルティング業界転職事例|メーカーの調達担当から大手コンサルティングファームへ。200万円の年収アップ
未経験のコンサルタント転職なら、JAC Recruitmentへ
JACのコンサルティング業界専任のコンサルタントは約60名。転職エージェントのなかでも最大級規模のチーム体制を敷いており、コンサルティング業界への転職支援において豊富な実績を有しています。コンサルティングファームによっては部門ごとに担当コンサルタントが付き、採用背景・求める人物像・仕事内容・働き方などについて詳細な情報を収集しています。それをベースに、転職ご希望者の経験・スキル・志向に合致するポジションをご提案します。
コンサルティング業界は、市況の変化や採用計画の変化が非常に激しい業界です。JACがリアルタイムにキャッチしている情報をぜひ活用してください。
目先の転職だけでなく、入社後から将来にわたるキャリアプランも踏まえ、最適な選択肢を一緒に考えます。さまざまな業種の事業会社を担当するコンサルタントとも連携しているため、コンサルティングファームと事業会社の比較検討も可能であるほか、コンサルタントとしての経験を積んだ後の「出口」の選択肢もご提案できます。
今すぐには転職を考えていなくても、お気軽にご相談ください。
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Step 2面談・求人紹介
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Step 3応募・面接
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Step 4内定・入社
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Step 5アフターフォロー
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