クレジットカード業界で年収1,000万円は実現できるか?求人例や転職事例を解説

クレジットカード業界では、JACの転職支援実績では、25.4%の方が年収1,000万円以上で転職を実現しています。平均年収は40代前半で1,000万円を超え、法務・知財や経理・財務、内部統制・監査などでは高年収が期待できます。

本記事では、JACリクルートメント(以下、JAC)の転職支援実績データをもとに、クレジットカード業界で年収1,000万円を目指すための年代・役職・求人例・転職事例を解説します。

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クレジットカード業界で年収1,000万円以上の割合は25.4%

JACの転職支援サービスを利用してクレジットカード業界の企業に転職された方のうち、年収1,000万円以上の条件で転職を決定された方の割合は、25.4%です。JACはハイクラス層の転職支援を中心に行っていることもあり、年収1,000万円に到達した人の割合は一般的な転職に比べると高くなっています。

◆クレジットカード業界の年収1,000万円以上の割合

区分全体
1,000万円未満74.6%
1,000万円以上25.4%

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

転職者のより詳細な年収分布は以下のとおりです。

年収帯割合
500万円未満2.6%
500万円台10.5%
600万円台16.7%
700万円台19.3%
800万円台14.0%
900万円台11.4%
1,000万円台7.0%
1,100万円台5.3%
1,200万円台3.5%
1,300万円台5.3%
1,400万円台0.9%
1,500万円以上3.5%

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

クレジットカード業界に転職された方の年収分布を見ると年収700万円台が19.3%を占め、最多となっています。また、年収600万円台~800万円台に属する人の割合はちょうど50%となり、この年収層がボリュームゾーンになるといえるでしょう。

年収700万円台を頂点に割合は徐々に減少していき、年収1,000万円以上の人の割合は25.4%となります。クレジットカード業界への転職者の上位1/4に含まれる人が年収1,000万円に到達している状況です。

年収1,000万円を実現している人の多くは、高い専門性や職責が求められており、この傾向は年収が高くなるほど強まります。

クレジットカード業界で年収1,000万円はいつごろ実現できるか

クレジットカード業界で年収1,000万円以上にはいつごろ到達できるのでしょうか。ここでは、年代と役職に分け、年収1,000万円の実現に至るタイミングを考察します。

  • クレジットカード業界で平均年収が1,000万円に到達する年代
  • クレジットカード業界で平均年収が1,000万円を超える役職は、部長クラス

クレジットカード業界で平均年収が1,000万円に到達する年代

年代平均年収(全体)平均年収(男性)平均年収(女性)
20代後半681.5万円703.8万円647.9万円
30代前半759.5万円775.3万円713.5万円
30代後半861.4万円801.8万円970.5万円
40代前半1,019.8万円999.7万円1,200.5万円
40代後半1,043.4万円921.2万円1,410.0万円
50代以上1,188.4万円1,196.1万円1,119.0万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

年代別の平均年収を見ると、40代前半が1,019.8万円となっており、これ以降の年代において1,000万円のラインを超えています。男女別に見ると、30代後半、40代前半、40代後半において女性が男性を上回っている点が特徴的です。40代前半、40代後半では男性の平均年収は1,000万円に到達していないものの、女性の平均年収は1,000万円を大きく上回り、女性に引っ張られる形で全体の平均年収も1,000万円以上となっています。

クレジットカード業界では、40代前半以降は管理職ポジションに就任するケースも増えるため、平均年収も1,000万円以上となると推測できます。また、女性の平均年収が男性を上回る年代も見られ、性別にかかわらず専門性や責任範囲が報酬に反映されている可能性がうかがえます。

クレジットカード業界で平均年収が1,000万円を超える役職は、部長クラス

年齢ではなく、業務範囲や責任範囲が異なる役職別で見ると、平均年収は以下のようになります。

役職平均年収
課長未満812.7万円
課長以上961.7万円
部長以上1,333.0万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

課長未満から課長以上になると、年収は約150万円増加し、961.7万円となります。しかし1,000万円には到達していません。一方、課長以上から部長以上に昇進すると、約370万円もの増加が見られ、平均年収は1,333.0万円となります。クレジットカード業界で年収1,000万円以上を目指す際には、部長職以上のポジションへの就任が一つのポイントとなるでしょう。

部長職と課長職の違いは、マネジメントする組織の規模と経営層への距離の差にあります。現場をまとめる実行責任者である課長に対し、部長職では複数の課をまとめて経営戦略を具現化し、部門全体の戦略を立案するとともに結果に対して責任を負います。

また、企業の属性別の平均年収の違いは、以下のとおりです。

企業属性平均年収
外資系1,041.2万円
日系854.4万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

外資系企業と日系企業を比較すると、外資系企業が日系企業を約187万円上回っています。平均年収は1,041.2万円であり、クレジットカード業界で年収1,000万円以上を狙う際には、責任あるポジションへの就任に加え、外資系企業という選択肢も重要な判断軸の一つになり得ることを示しています。

年収1,000万円以上が目指せるクレジットカード業界の求人例

本章では、実際にJACがお預かりしている年収1,000万円以上のクレジットカード業界の求人例をご紹介します。実際の求人例を見ることで、業務内容や求められるスキル、経験などの傾向を把握しやすくなるでしょう。

  • 【年収800万円~1,000万円】大手クレジットカード会社:管理職ポジション
  • 【年収640万円~1,150万円】大手クレジットカード会社:プロジェクトマネジメント
  • 【年収600万円~1,500万円】大手クレジットカード会社:バックエンドエンジニア

【年収800万円~1,000万円】大手クレジットカード会社:管理職ポジション

SMEマーチャントビジネスの開拓推進統括ポジションの募集です。経営戦略の策定にも深く関与し、会社の将来を創造する役割が期待されています。

仕事内容

  • 事業戦略および販売チャネル戦略の立案・推進
  • 新サービスや付加価値施策の企画・導入
  • 事業計画の策定、KPI管理および進捗モニタリング
  • 営業推進体制の整備・運営
  • デジタル施策を活用した顧客開拓およびマーケティング施策の企画・実行
  • パートナー企業との協業推進および関係構築
  • 事業収益の管理および経営層への提案・報告

必要な経験・能力

<必須要件>

  • 事業企画、事業開発、または事業改革に関する実務経験
  • マーケティング戦略の立案・実行経験
  • 営業組織または事業部門のマネジメント経験
  • 組織運営や業務改善を推進した経験

<歓迎要件>

  • 事業計画の策定および収益管理の経験
  • データ分析を活用した課題発見・改善提案の経験
  • 関係部署や外部パートナーとの調整・折衝能力
  • リーダーシップを発揮しながら組織変革を推進した経験

【年収640万円~1,150万円】大手クレジットカード会社:プロジェクトマネジメント

デジタル領域における決済・認証プロダクトの企画・システム開発のマネジメントポジションの募集です。新ブランドプロダクトの企画・開発に関わる業務であり、社内外との調整を進めながらプロジェクトを牽引する能力が求められます。

仕事内容

  • モバイル決済をはじめとしたデジタル決済・認証プロダクトの企画・システム開発マネジメント(トークン関連システム開発、3D-Secure・FIDO認証など)
  • ウォーターフォール型開発のプロジェクトマネジメント
  • アジャイル型開発のプロダクトオーナー

必要な経験・能力

<必須要件>

以下のいずれかの経験

  • 金融業界またはITサービス領域におけるシステム開発・プロジェクト推進経験
  • 開発要件の整理やベンダーコントロールの経験
  • デジタルサービスに関する基礎知識
  • プロジェクトマネジメント経験、またはそれに準ずる経験

<歓迎要件>

  • オンラインサービスやデジタルプラットフォームに関する知見
  • 認証・セキュリティ領域の知識や実務経験
  • アジャイル開発またはプロダクトマネジメントの経験
  • 複数の関係者を巻き込んだプロジェクト推進経験

【年収600万円~1,500万円】大手クレジットカード会社:バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアとして、Webアプリケーションの設計・開発・テスト・運用を一貫して担当する人材の募集です。ゼロから次世代のキャッシュレスプロダクトの開発に携われるやりがいのある業務を担います。

仕事内容

  • Webサービス・業務システムの設計、開発、テスト、運用
  • 品質・拡張性・保守性を考慮したシステム構築
  • 開発チーム内でのレビューやナレッジ共有を通じた品質向上
  • システム要件整理や設計検討など上流工程への参画
  • 新サービスや機能改善に関する企画・開発推進

必要な経験・能力

<必須要件>

  • Webアプリケーションの開発経験
  • データベースを活用したシステム開発経験

<歓迎要件>

  • チームでのシステム開発経験
  • ソフトウェア設計やアルゴリズムに関する基礎知識
  • 品質向上を目的とした開発プロセス改善の経験
  • 大規模システムの設計・開発・運用経験
  • 要件定義やシステム企画など上流工程の経験
  • クラウド環境を活用した開発経験
  • 開発チームのリーダーや育成担当としての経験

クレジットカード業界で年収1,000万円を目指しやすい職種

クレジットカード業界で年収1,000万円を目指す際には、職種ごとの平均年収も確認しておく必要があるでしょう。クレジットカード業界では、法務・知財、経理・財務、内部統制・監査の3職種が転職者全体の平均年収で1,000万円を超えており、高年収を目指しやすい職種といえます。JACの転職支援サービスを利用し、クレジットカード業界へ転職された方の職種ごとの平均年収を紹介します。

職種平均年収(全体)平均年収(管理職以上)
法務・知財1,374.0万円1,800.0万円
経理・財務1,143.6万円1,290.7万円
内部統制・監査1,008.1万円1,251.7万円
経営・事業企画965.3万円1,194.8万円
WEB・アプリ・ゲーム962.5万円
マーケティング・商品開発943.4万円1,369.5万円
IT818.6万円
金融781.4万円
人事・労務724.5万円
営業656.8万円
総務・広報580.0万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

転職者全体の平均年収を見ると、法務・知財が最も高い1,374.0万円となっています。また、経理・財務が1,143.6万円、内部統制・監査が1,008.1万円と、この3つの職種の平均年収が1,000万円以上となっています。

決済ビジネスは割賦販売法や個人情報保護法などの法規制が厳しいため、法務の専門知識を保有する人の市場価値は高く、転職者全体の平均値が1,374.0万円と非常に高い水準にあります。さらに、法務・知財部門の管理職になると平均年収は1,800.0万円となり、極めて高い報酬が提示される傾向が見られます。

また、クレジットカードユーザー・加盟店の膨大なデータ処理に携わる経理・財務職、セキュリティやコンプライアンスに関わる内部統制・監査の職も高い専門性が求められ、平均年収が1,000万円を超えている状況です。

管理職以上を見ると、この3職種に加えて経営・事業企画、マーケティング・商品開発も平均が1,000万円を超えています。この2つの職種は全体平均では1,000万円を超えないものの、管理職への就任で平均年収が1,000万円以上となります。特にマーケティング・商品開発の管理職の平均年収は1,369.5万円と法務・知財に次ぐ、高い値です。クレジットカード業界においては、ユーザーにとって魅力的なサービスを開発することが会員数の増加、利益の増加につながります。会社の利益を直接左右するコア戦略の決定権を握る管理職は、責任範囲も広がることにより多額の年収が提示されると考えられます。

クレジットカード業界への転職で年収1,000万円以上を実現した方の事例

JACの転職支援サービスを利用し、実際にクレジットカード業界への転職で年収1,000万円以上を実現した方の事例を2つ紹介します。

フィンテック業界の事業開発経験を活かし、クレジットカード会社のCOOへ転職

Aさん(40代前半/男性)

業種職種年収
転職前フィンテック業界事業開発1,200万円
転職後クレジットカード業界COO1,300万円

Aさんは、事業立案やプロダクトマネジメントに強みを持ち、市場調査からKPI設計、特許・権利化対応、大手企業とのアライアンス推進まで幅広い業務を手掛けてきたプロフェッショナルです。多様なステークホルダーとの利害調整を主導してきた経験を持ち、「より大規模な決済基盤や市場で事業成長を指揮したい」と考え転職を決意されました。

JACでは、Aさんの「経営視点」と「ブロックチェーン等の高度なIT・Web3領域に関する実務知見」に着目。決済プラットフォームの進化を目指す企業より、COOポジションを提案しました。

事業立ち上げの実務経験に加え、スピード感をもって組織を牽引し成果へ繋げる実行力が高く評価され、年収1,300万円の提示を受け入社が決定しました。決済領域での先端技術・デジタル技術の活用が進む市場動向を反映した好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

事業開発経験を評価され、クレジットカード業界で年収100万円アップを実現

Bさん(40代前半/男性)

業種職種年収
転職前クレジットカード業界新規事業開発1,000万円
転職後クレジットカード業界新規事業開発1,100万円

Bさんは、サービス企画から業務構築、ベンダーコントロール、マーケティングまで一貫して担い、新規事業やEC関連施策を急速に立ち上げ・拡大させてきた実績を持つ方です。前職での事業が軌道に乗ったタイミングで、「新たな環境で事業の成長に貢献し、自身のキャリアもステップアップさせたい」との思いから転職を模索されました。

JACでは、データを起点に多様なビジネスアイデアを形にしてきたBさんの再現性の高い手腕に着目。ビジネス拡大に向けて新規事業創出に注力する大手決済企業を提案しました。

クレジットカード業界における知識はもちろん、複数業界で事業構築を成功させてきた実務力が高く評価され、年収1,100万円への年収アップを果たして採用されました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

クレジットカード業界の転職で年収1,000万円を目指すなら、JACリクルートメント

クレジットカード業界で年収1,000万円以上を目指すことは可能です。JACの転職サービスを利用した方の実績では、40代前半から平均年収は1,000万円を超えています。しかし、年収1,000万円以上で転職を成功させた人の割合は全体の25.4%であり、約75%の人は年収1,000万円未満にとどまっているのも事実です。

法務・知財、経理・財務、内部統制・監査など、平均年収が高い職種が見られるものの、転職事例としてご紹介したように、その他の職種であっても高度な専門知識と実績があれば、年収1,000万円を実現できます。年収アップの転職を成功させるうえでは、応募先企業が期待する役割を的確に把握し、自身の強みをどのように活かせるのか具体的に提示する必要があります。

JACには、クレジットカード業界に精通したコンサルタントが在籍しています。年収条件はもちろん、業務内容や入社後のキャリア展開までを踏まえた提案を行います。

現在、クレジットカード業界は、従来の決済ビジネスの枠を超え、生活のあらゆるシーンを豊かに彩るライフデザインプラットフォームへの進化を遂げようとしています。将来に向け、さらなる発展が期待できるクレジットカード業界への転職で年収1,000万円以上を目指す際には、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JACリクルートメント

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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