銀行で年収1,000万円は実現できるか?求人例や転職事例を解説

銀行業界では、管理職や専門職としてキャリアを築くことで年収1,000万円以上を目指すことが可能です。実際にJACリクルートメント(以下、JAC)の転職支援実績では、銀行へ転職した方の46.3%が年収1,000万円以上の条件で転職を実現しています。

本記事では、銀行で年収1,000万円を実現しやすい年代・職種・求人例・転職成功事例をもとに、高年収転職の実態を解説します。

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銀行で年収1,000万円以上の割合は46.3%

JACの転職支援サービスを利用して銀行職に転職された方のうち、年収1,000万円以上の条件で転職を決定された方の割合は、46.3%です。JACはハイクラス層の転職支援を中心に行っていることもあり、銀行へ転職された方のうち、年収1,000万円以上を実現された方の割合は非常に高くなっています。

◆銀行の年収1,000万円以上の割合

区分全体
1,000万円未満53.7%
1,000万円以上46.3%

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

銀行へ転職された方の年収分布をより詳細に表すと以下のグラフのようになります。

年収帯割合
500万円未満1.8%
500万円台5.3%
600万円台14.2%
700万円台12.5%
800万円台10.3%
900万円台9.6%
1,000万円台13.9%
1,100万円台8.9%
1,200万円台11.0%
1,300万円台5.3%
1,400万円台5.0%
1,500万円以上2.1%

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

銀行の場合、最も割合の高い年収帯は600万円台の14.2%ですが、わずか0.3ポイントの差で1,000万円台が続いています。年収600万円台~900万円台の割合を合計すると全体の約46.6%となり、年収1,000万円以上の割合である46.3%とほぼ等しい値となります。

年収600万円台~900万円台には現場の主戦力や現場責任者の層、年収1,000万円以上の層には管理職やスペシャリストが属していると考えられます。


銀行で年収1,000万円はいつごろ実現できるか

JACの転職サービス利用者では、46.3%の人が銀行への転職で年収1,000万円を実現しています。では、年収1,000万円に到達する年代やポジションはいつごろになるのでしょうか。

  • 銀行で平均年収が1,000万円に到達する年代
  • 銀行で平均年収が1,000万円を超える役職は、課長クラス

銀行で平均年収が1,000万円に到達する年代

年代平均年収(全体)平均年収(男性)平均年収(女性)
20代後半725.2万円726.7万円719.9万円
30代前半889.7万円907.2万円829.9万円
30代後半973.0万円1,003.0万円854.8万円
40代前半983.9万円1,060.6万円759.2万円
40代後半1,136.1万円1,142.2万円1,107.5万円
50代以上1,190.6万円1,215.8万円1,030.0万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

年代別の平均年収を見ると、40代後半が分岐点となります。40代後半の平均年収は1,136.1万円となり、1,000万円を突破すると50代以上では1,190.6万円まで上昇します。

男女別に見ると、男性の場合はすでに30代後半から1,000万円を超えている点も特徴的です。男女の差は40代後半ではそれほど大きくないものの、30代後半、40代前半で大きく開いており、これは、出産や育児によるキャリア形成の違いなど、さまざまな要因が影響している可能性があります。

平均値を見たときには、銀行では40代後半ごろに年収1,000万円を目指しやすい環境になるといえます。しかし、年収1,000万円以上に到達している人は全体の半数以下であることを考えると、高年収を狙ううえでは上位の役割を担える能力や高い専門スキルが必要になるでしょう。

銀行で平均年収が1,000万円を超える役職は、課長クラス

年収を考えるときには、責任範囲が異なる役職ごとの違いも確認する必要があります。

銀行における役職ごとの平均年収の違いは以下のとおりです。

役職平均年収
課長未満906.5万円
課長以上1,144.1万円
部長以上1,566.7万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

課長未満から課長以上になると、約240万円アップし、1,144.1万円になります。さらに、課長以上から部長以上になると年収の上昇額は約420万円にも上り、平均年収は1,566.7万円に達します。銀行で年収1,000万円以上を狙う際には、まずは課長職への就任が一つのポイントになるでしょう。

部長職と課長職では、マネジメントの対象となる範囲と経営トップとの物理的、心理的距離感に違いがあります。課長は、現場の最前線で指揮を執る実行部隊のリーダーです。一方、部長は、複数組織をハンドリングし、経営戦略を現場の戦略へと翻訳しながら、部門全体のかじ取りをして部門の成果に全責任を負う役割を担います。責任範囲が広がる分、報酬も高くなります。

また、企業の属性別の平均年収の違いは、以下のとおりです。

企業属性平均年収
外資系1,087.2万円
日系954.4万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

外資系企業と日系企業を比較すると、外資系銀行の平均年収は1,087.2万円であり、外資系企業が日系企業を約130万円上回っています。年収1,000万円以上を目指すという観点からすれば、外資系企業を選択した方が若干、有利に働く可能性があります。

ただし、退職金制度や評価制度にも違いがあるため、転職時には年収以外の部分もしっかり確認しておくことが大切です。

年収1,000万円以上が目指せる銀行の求人例

本章では、実際にJACがお預かりしている年収1,000万円以上の銀行の求人例をご紹介します。実際の求人例を見ることで、業務内容や求められるスキル、経験などの傾向を把握しやすくなるでしょう。

  • 【年収1,000万円~2,000万円】メガバンク:データエンジニアスペシャリスト
  • 【年収1,000万円~1,500万円】メガバンク:海外出資・M&A担当者
  • 【年収1,000万円~1,200万円】日系銀行:課長候補ポジション

【年収1,000万円~2,000万円】メガバンク:データエンジニアスペシャリスト

メガバンクにおけるデータモデル設計に関するスペシャリストポジションの募集です。データドリブン経営をリードする役割が期待されています。

仕事内容

  • データ基盤の構築・運用、データ標準化、マスタデータ管理、データモデル設計
  • 既存のデータ活用環境や分析基盤の改善・高度化
  • 関係部署と連携したデータ利活用施策の企画・推進
  • データガバナンスや品質向上に関する取り組み

必要な経験・能力

<必須要件>

以下のいずれかの経験(3年以上)

  • データウェアハウスやデータ基盤に関する企画・運用経験
  • システム開発プロジェクトにおける要件定義またはプロジェクト推進経験
  • 金融領域における業務経験

<歓迎要件>

  • データ戦略やデータ活用施策の立案経験
  • IT関連プロジェクトのマネジメント経験
  • クラウド環境に関する知識・実務経験
  • 金融業界における幅広い業務知識
  • 英語を活用したビジネス経験

【年収1,000万円~1,500万円】メガバンク:海外出資・M&A担当者

国際事業部における、海外インオーガニック投資の強化にともなう募集です。海外M&A業務を一貫して担当します。

仕事内容

  • 海外事業の成長に向けた投資案件の企画・推進
  • 海外企業との提携・買収に関する戦略立案および実行支援
  • 投資候補先の調査・分析、案件推進に関する各種業務
  • 投資実行後の事業運営支援や価値向上施策の推進

必要な経験・能力

<必須要件>

下記いずれかの経験(3年以上)

  • 金融機関における投資・M&A関連業務の実務経験
  • 事業会社やアドバイザリー業界における投資案件推進経験
  • 経営企画、事業企画、財務企画などの戦略部門における業務経験

<歓迎要件>

  • ビジネスレベルの英語力(TOEIC800点以上)
  • クロスボーダー案件の実務経験者

【年収1,000万円~1,200万円】日系銀行:課長候補ポジション

経営管理部リスク管理チームの課長候補者の募集です。金融機関におけるリスク管理業務の実務経験が求められます。

仕事内容

  • 市場環境や資金運用に関するリスクの分析・モニタリング
  • ストレスシナリオを用いたリスク評価および資本管理業務
  • 新サービスや新規施策に関するリスク評価・検証
  • 金融関連規制への対応および監督機関向け報告業務
  • リスク管理手法の調査・改善提案
  • 分析結果をもとにしたレポートや経営資料の作成

必要な経験・能力

<必須要件>

  • 金融業界におけるリスク管理または関連業務の経験
  • データ分析に必要な情報を整理し、加工・集計できるスキル
  • 業務改善や新たな施策の企画・推進に主体的に取り組める方

[ITスキル]

  • Word、PowerPoint:文章作成、社内外資料の作成
  • Excel:表計算、データ加工・集計、グラフ作成
  • Access:基本操作、クエリの作成

<歓迎要件>

  • Excel、Access、SASでのデータハンドリング・分析スキル
  • プログラミングスキルや統計学の知識

銀行で年収1,000万円を目指しやすい職種

銀行内での職種によっても、平均年収は変わります。銀行業界では、従来の法人営業や融資業務だけでなく、DX推進、サイバーセキュリティ、データ活用、M&Aアドバイザリーなどの専門領域で即戦力人材の採用が活発化しています。特に管理職経験やプロジェクト推進経験を有するミドル・ハイクラス層は、高年収オファーを獲得しやすい傾向があります。

JACを経由し、銀行へ転職された方の職種ごとの平均年収は以下のとおりです。

業種平均年収(全体)平均年収(管理職以上)
コンサルティング・アドバイザリー1,181.5万円993.0万円
内部統制・監査1,121.1万円1,434.9万円
WEB・アプリ・ゲーム1,106.3万円
技術系1,080.0万円
経営・事業企画1,030.1万円1,496.2万円
総務・広報1,002.0万円1,002.0万円
IT972.9万円1,182.8万円
経理・財務963.0万円
法務・知財949.0万円
金融945.3万円1,122.4万円
マーケティング・商品開発924.1万円
建築系853.7万円
営業830.2万円970.8万円
人事・労務754.2万円
秘書・アシスタント・事務・顧客対応621.0万円

※当社実績(2025年1月~2026年6月、想定年収)より

コンサルティング・アドバイザリー(1,181.5万円)、内部統制・監査(1,121.1万円)、WEB・アプリ・ゲーム(1,106.3万円)、技術系(1,080.0万円)、経営・事業企画(1,030.1万円)、総務・広報(1,002.0万円)、の6職種の全体の平均年収が、1,000万円以上となっています。また、管理職以上の平均年収を見ると、全体平均で1位だったコンサルティング・アドバイザリーは993.0万円で1,000万円以下になるものの、内部統制・監査、経営・事業企画、総務・広報に加え、IT(1,182.8万円)、金融(1,122.4万円)も平均年収が1,000万円を超えます。

現在、銀行ではM&Aや事業承継など、非金利ビジネスに力を入れているため、コンサルティング・アドバイザリーは、管理職に就任しない場合でも1,000万円以上の年収提示を受けています。また、コンプライアンス強化の必要性が高まる中、内部統制・監査のスペシャリスト職の市場価値も高騰中です。

そのほか、Webアプリケーションの開発やAIの活用など、デジタル化やDXの推進に関わる職種、新たな事業の立案に関わる経営企画といった職種の採用も強化されています。そのような状況を反映し、WEB・アプリ・ゲーム、技術系、IT、経営・事業企画も高いスキルや実績を保有する方に、年収1,000万円を超える報酬が提示されています。

銀行への転職で年収1,000万円以上を実現した方の事例

JACの転職支援サービスを利用し、実際に銀行への転職で年収1,000万円以上を実現した方の事例を2つ紹介します。

フィンテックの事業企画経験を活かし、ネット銀行で年収1,500万円を実現

Aさん(40代後半/男性)

業種職種年収
転職前フィンテック業界事業企画1,450万円
転職後ネット銀行事業企画1,500万円

Aさんは、キャリアを通じて一貫して決済ビジネス領域に従事し、キャッシュレス関連プロダクトの企画開発やパートナー企業との共同事業立ち上げなど、数々の新規プロジェクトを成功に導いてきた実績のある方です。

前職のフィンテック企業では加盟店開拓や新サービス企画を牽引していましたが、事業の成熟に伴い、「よりスケール感のある銀行プラットフォームで、新しい金融体験を企画・構築したい」という想いが強まり、転職を決意されました。

JACのコンサルタントは、Aさんが持つ「決済プロダクトの深い知見」と「多様なステークホルダーを巻き込む高度な折衝力」に着目。新規プロダクトの拡充や機能改善を急ピッチで進めていたネット銀行の事業企画(管理職ポジション)を提案しました。

最先端のテクノロジーを積極的に取り入れ、従来の銀行像にとらわれないサービス展開を目指す同社の姿勢は、挑戦意欲の高いAさんの志向と合致。即戦力としての期待とマネジメント手腕が高く評価され、年収1,500万円での採用が決定しました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

ITインフラ経験を評価され、メガバンクで年収1,300万円を実現

Bさん(40代後半/男性)

業種職種年収
転職前IT・メディア業界ネットワークエンジニア1,000万円
転職後メガバンクセキュリティエンジニア1,300万円

Bさんは、エンジニアとして金融機関向けシステムの開発・運用に長年携わった後、IT企業にて大型インフラやネットワーク基盤の設計・運用を中心に実績を重ねてこられました。

40代後半を迎え、自身のエンジニアキャリアの集大成として「社会的影響力が大きく、高度なセキュリティ水準が求められる環境で攻めと守りのインフラ構築に挑戦したい」と考え、転職活動を開始されました。

JACのコンサルタントは、Bさんがアプリ・サーバー・ネットワークからデータセンターまでITインフラ領域全体を網羅的に理解しており、開発と運用の双方に精通している点に着目。サイバー攻撃の高度化に対応するためセキュリティ体制を極めて強力に推進していたメガバンクの「サイバーセキュリティ企画・推進」ポジションを提案しました。

インフラ全般の専門性に加え、過去の金融システム関与経験による業界理解の深さが評価され、年収1,300万円での採用に至りました。金融業界におけるIT・セキュリティ人材の市場価値の高さを提示する好事例といえます。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

銀行への転職で年収1,000万円を目指すなら、JACリクルートメント

JACを経由して銀行へ転職された方の46.3%は、年収1,000万円以上を実現しています。40代後半から平均年収が1,000万円を超えていることからも、銀行は年収1,000万円を十分に目指せる業界であるといえます。

ただし、年収1,000万円の実現にあたっては専門的な知識や高度な技術、マネジメント経験などが求められます。特に、経営・事業企画、内部統制・監査、ITなどの職において組織を率いた経験をもつ人は、高い報酬提示を受けるケースが目立ちます。

JACには、銀行に精通したコンサルタントが在籍しており、これまでの経歴や適性、今後への希望を踏まえ、年収はもちろん、理想のキャリア実現に向けたポジションの提案が可能です。銀行未経験者でも、専門性を活かすポジションを見極めれば、年収1,000万円の実現も現実的な選択肢となります。

銀行への転職で年収1,000万円の実現を目指す場合には、ぜひハイクラス転職のサポート実績豊富なJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JACリクルートメント

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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