SCSKへの転職を検討している方の中には、「実際の年収水準はどの程度なのか」「同業他社と比べて待遇は良いのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
SCSKは住友商事グループを母体とする大手SIerとして、システム開発やインフラ構築に加え、クラウド、ERP、モビリティ、DX、生成AIなど幅広い領域で事業を展開しています。近年は企業のデジタル化需要の拡大を追い風に事業成長を続けており、中途採用も積極的に行っています。
本記事では、SCSKの役職別・年齢別・職種別の年収や、同業他社と比べた年収について、JAC Recruitment(以下、JAC)が詳しく解説します。
SCSKの平均年収は796.9万円
SCSK株式会社が金融庁EDINETに提出した有価証券報告書によると、2026年3月期の平均年間給与は796.9万円で、大手SIerの中でも高水準に位置します。平均年齢は42歳8カ月、平均勤続年数は16年8カ月となっており、長期的にキャリアを築きながら高い給与水準を維持していることが特徴です。
一方で、JACの実績では、SCSKへ転職した方の平均年収は804.2万円となりました。有価証券報告書の平均年間給与とほぼ同水準であり、転職市場においてもSCSKが高い報酬水準を維持していることが分かります。

| 年代 | 平均年収 |
|---|---|
| 20代後半 | 558.8万円 |
| 30代前半 | 735.4万円 |
| 30代後半 | 787.1万円 |
| 40代前半 | 810.5万円 |
| 40代後半 | 961.4万円 |
| 50代以上 | 947.0万円 |
※当社実績(2023年1月~2026年6月、想定年収)より
目を引くのは40代後半以降の年収水準です。40代後半では平均961.4万円と1,000万円に迫る水準となっており、経営企画やERPコンサルタント、プロジェクトマネージャーなど、事業や組織を牽引するポジションで高年収オファーが見られています。実際にJACの実績では、経営企画・経営管理職で1,139万円、ERP導入コンサルタントで1,006万円のオファー実績が確認されています。
また、若手層でも年収アップを実現している事例は少なくありません。例えば、生成AIエンジニアとして転職した20代後半の方は452万円から665万円へ、ネットワーク・セキュリティ領域の営業職では700万円から800万円へ年収アップしています。DXやAI、クラウドといった成長領域の経験をもつ方への需要の高さがうかがえます。
SCSKが高い年収水準を維持している背景には、DX関連サービスやクラウド、自社ERP「PROACTIVE」、モビリティ、生成AIなど成長領域への積極投資があります。同社は有価証券報告書の中で、継続収益型ビジネスの拡大や人的資本への投資を重要戦略として掲げており、高度な専門性をもつIT人材やコンサルティング人材の採用を強化しています。
このように、有価証券報告書ベースの平均年間給与796.9万円と、JACの転職実績ベースの平均年収804.2万円はほぼ同水準となっており、SCSKは大手SIerの中でも競争力のある給与水準を維持している企業といえるでしょう。特にDX、ERP、AI、クラウド、プロジェクトマネジメント領域で経験を積んだ方は、平均年収を上回る条件での転職を実現できる可能性があります。
参考:金融庁EDINET「SCSK株式会社 有価証券報告書-第58期(2025/04/01-2026/03/31)
SCSKへ転職した73.3%が年収アップ、年収アップ額の平均は96.0万円
SCSKへ転職した方の73.3%が年収アップを実現し、年収が上がった方の平均上昇額は96.0万円です。
下の表は、JACの転職実績をもとにした転職前後の年収変動です。
| 年収変動 | 割合 |
|---|---|
| 変動なし | 0% |
| 1〜100万円未満アップ | 44.4% |
| 100〜200万円未満アップ | 22.2% |
| 200万円以上アップ | 6.7% |
| 年収ダウン | 26.7% |
| 合計 | 100.0% |
※当社実績(2023年1月~2026年6月、想定年収)より
年収がアップした層で最も多いのは1〜100万円未満の上昇幅で、44.4%を占めます。100〜200万円未満のアップも22.2%あり、年収が上がった方に限ると平均で96.0万円の上昇となりました。DX、クラウド、ERP、モビリティなどの経験をもつ方は、転職時に評価されやすい傾向があります。
一方で、年収ダウンとなった方も26.7%いました。SCSKでは事業領域や職種が幅広く、キャリアの方向性や仕事内容を重視して転職するケースも少なくありません。実際に、経営企画やERPコンサルタントなどでは、年収よりも役割や将来性を重視して入社する事例も見られます。
年収が上がるか下がるかは、前職での経験や専門性が応募ポジションでどの程度評価されるかによって異なります。年収だけでなく、担当業務やキャリアパスも含めて検討することが、納得感のある転職につながるでしょう。
SCSKの役職別年収
JACの実績を見ると、SCSKでは役職によって年収水準に大きな差があります。課長未満の平均年収は761.6万円であるのに対し、課長以上では1,035.7万円となっており、約270万円の差があります。管理職として組織運営や事業推進を担うポジションでは、より高い報酬水準が設定されていることが分かります。
| 役職 | 平均年収 |
|---|---|
| 課長未満 | 761.6万円 |
| 課長以上 | 1,035.7万円 |
※当社実績(2023年1月~2026年6月、想定年収)より
課長未満では、アプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、ERP導入コンサルタント、営業職などが中心となります。特にDX、クラウド、モビリティ、生成AIといった成長領域では、若手から中堅層でも高い年収で評価されるケースが見られます。
一方、課長以上になると、プロジェクトマネージャーや組織マネジメント、経営企画、事業戦略など、事業運営に近いポジションが中心となります。実際にJACの実績でも、経営企画やERPコンサルタント、開発マネージャーなどで1,000万円を超えるオファー事例が確認されています。
このようにSCSKでは、専門性に加えてマネジメント経験や事業推進経験を積むことで年収レンジが大きく広がります。特にプロジェクトマネジメントや組織マネジメントの経験をもつ方は、管理職候補として高い評価を受ける傾向があります。
SCSKの職種別年収
JACがお預かりしている求人データをみると、SCSKの求人では職種によって提示年収レンジに違いがあります。
特にAI・MLエンジニアやERP導入コンサルタント、ITコンサルタントでは、比較的高い年収レンジの求人が見られます。一方で、IT系プロジェクトマネージャーやインフラエンジニア、IT営業なども年収1,000万円超の求人が見られ、経験や役割次第で高年収を目指せる環境です。
| 職種 | 平均下限額 | 平均上限額 |
|---|---|---|
| IT系プロジェクトマネージャー | 553万円 | 1,198万円 |
| IT営業 | 529万円 | 1,073万円 |
| ITコンサルタント | 589万円 | 1,207万円 |
| インフラエンジニア | 556万円 | 1,078万円 |
| Web系SE | 511万円 | 1,163万円 |
| AI・MLエンジニア | 667万円 | 1,400万円 |
| ERP導入コンサルタント | 517万円 | 1,333万円 |
| 事業企画・事業開発 | 508万円 | 1,160万円 |
※JACでお預かりしている求人データより作成(2026年8月5日現在)
AI・MLエンジニアは667万円~1,400万円と、比較的高い年収レンジで募集されています。また、ERP導入コンサルタントやITコンサルタントでも高い年収レンジの求人が見られます。 このようにSCSKでは、職種によって求人の提示年収レンジに違いがあります。
なお、実際の提示年収は経験やスキル、担当業務などによって異なるため、応募するポジションごとに確認することが重要です。
SCSKと同業他社の年収比較
SCSKの求人票での提示年収は、大手SIer各社と比較すると下限年収が比較的広く設定されている一方で、上限年収は1,000万円を超える水準となっています。若手から中堅層まで幅広い人材を採用しながら、プロジェクトマネジャーやコンサルタントなどの上位ポジションでは高年収も期待できる点が特徴です。
SCSKは住友商事グループを母体とする大手SIerであり、日本電気、NTTデータ、TISI、伊藤忠テクノソリューションズ、電通総研などと比較されることが多い企業です。下の表は、JACがお預かりしている求人票をもとに、各社の提示年収をまとめました。
| 企業 | 平均下限額 | 平均上限額 |
|---|---|---|
| SCSK株式会社 | 561万円 | 1,199万円 |
| 日本電気株式会社 | 710万円 | 1,142万円 |
| 株式会社NTTデータ | 638万円 | 1,194万円 |
| 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 | 684万円 | 1,351万円 |
| TISI株式会社 | 710万円 | 1,397万円 |
| 株式会社電通総研 | 693万円 | 1,241万円 |
※JACでお預かりしている求人データより作成(2026年8月5日現在)
目を引くのは、SCSKの下限平均額です。561万円と比較対象企業の中では最も低く、若手層やこれまでの経験を活かして新たな領域へ挑戦したい方にも門戸を広げていることがうかがえます。一方で、上限平均額は1,199万円となっており、マネジメント経験や専門性をもつ方には高い年収が提示される可能性があります。
上限平均額が最も高いのはTISIの1,397万円で、次いで伊藤忠テクノソリューションズの1,351万円となっています。両社ともクラウドやデータ活用、DX推進などの成長領域を強みとしており、即戦力人材向けの高年収ポジションが多いことが特徴です。
NTTデータや電通総研、NECも上限平均額が1,100万円を超えており、大規模プロジェクトや上流工程を担う人材への需要の高さがうかがえます。一方で、SCSKは上限年収では他社と同水準を維持しながら、比較的幅広い年収レンジで採用を行っている点が特徴といえるでしょう。
比較からわかるのは、企業ごとの年収水準だけでなく、採用ターゲットの違いです。実際の提示年収は経験やスキル、担当する業務領域、マネジメント経験の有無によって大きく変わります。複数社の求人を比較することで、自身の市場価値やキャリアの選択肢をより客観的に把握できるでしょう。
SCSKの年収に関する質問・疑問
SCSKの年収は、職種や役職、担当領域によって異なります。中途採用の想定年収は幅広く設定されており、専門性や経験に応じて高年収を目指せる環境です。
ここでは、中途採用時の年収や新卒の給与水準、評価制度や賞与、福利厚生など、転職前に確認しておきたいポイントを紹介します。
- SCSKの中途採用の年収は?
- SCSKの初任給・新卒時の年収は?
- SCSKの給与制度・ボーナスは?
- SCSKの福利厚生・手当は?
SCSKの中途採用の年収は?
SCSKの中途採用では、経験やスキル、担当する役割などを考慮して年収が決定されます。公式サイトによると、想定年収は440万円~1,200万円程度とされており、職種やポジションによって幅広い年収レンジが設定されています。
また、JAC Recruitmentの転職実績によると、SCSKへ転職した方の平均年収は804.2万円でした。課長以上の平均年収は1,035.7万円、課長未満は761.6万円となっており、マネジメント経験や専門性の高いスキルをもつ方ほど高い年収で評価される傾向があります。
募集要項によると、若手層では基本給に加えて業務手当が支給されるほか、リーダー層では裁量労働制が適用される職種もあります。また、時間外勤務手当や役職手当、通勤手当、学び手当、リモートワーク推進手当などの各種手当も用意されています。
DX、クラウド、ERP、モビリティ、生成AIなどの成長領域では高年収帯の求人も多く、経験や専門性によっては1,000万円を超えるオファーが提示されるケースもあります。実際の年収は経験やスキル、担当するポジションによって大きく異なるため、自身の市場価値を踏まえて検討することが重要です。
参照:SCSK株式会社「募集要項」(2026年8月時点)
SCSKの初任給・新卒時の年収は?
SCSKの新卒初任給は、2027年4月入社向け募集要項によると、大学卒で月給31万円、修士了で月給33万円です。IT業界の中でも比較的高い水準の初任給が設定されています。
入社後は職種やキャリアに応じた研修制度が用意されており、システム開発やクラウド、コンサルティングなど幅広い分野で経験を積むことができます。
参照:SCSK株式会社「2027年度新卒採用 募集要項」(2026年8月時点)
SCSKの給与制度・ボーナスは?
SCSKの給与は月例給与と賞与で構成されており、職位や役割に応じた報酬制度が採用されています。
若手層の総合職では業務手当を含む給与体系となっており、所定労働時間を超えた勤務に対しては、別途手当が支給されます。一方、リーダー層では裁量労働制が適用される職種もあり、職責に応じた報酬設計がなされています。
賞与は評価や業績を反映して支給される仕組みとなっており、役割の拡大や専門性の向上に応じて報酬アップを目指せる制度です。
参照:SCSK株式会社「働き方・福利厚生」(2026年8月時点)
SCSKの福利厚生・手当は?
SCSKでは、働き方の柔軟性を高める制度や、ライフイベントと仕事の両立を支援する福利厚生が充実しています。在宅勤務やサテライトオフィス勤務に対応しているほか、業務内容に応じて働く場所を選択できる環境が整えられています。
また、育児支援制度や各種休暇制度、ライフステージに応じたセミナーなども用意されており、長期的なキャリア形成を後押ししています。さらに、宿泊施設やレジャー施設、スポーツクラブ、自己啓発などに利用できる福利厚生サービスも提供されており、仕事とプライベートの両立を支援しています。
参照:SCSK株式会社「働き方・福利厚生」(2026年8月時点)
SCSKへの転職なら、JAC Recruitment
SCSKは、システム開発やインフラ構築だけでなく、クラウド、ERP、モビリティ、DX、生成AIなど幅広い事業領域を展開しています。そのため、職種や配属部門によって求められる経験や選考で重視されるポイント、想定年収が大きく異なります。
JACでは、SCSKをはじめとする大手SIerへの転職支援実績が豊富にあります。実際にSCSKへの転職事例も多数あり、年収アップやキャリアアップを実現したケースを数多く支援しています。
また、SCSKの求人動向や求める人物像、選考のポイントに精通したコンサルタントが、応募書類の添削から面接対策、年収交渉まで一貫してサポートします。自身の経験がどのポジションで評価されるのか、どの程度の年収が期待できるのかといった疑問についても、転職市場のデータをもとにアドバイスが可能です。
「SCSKへ転職して年収を上げたい」「DXやERP、モビリティなど成長領域でキャリアを築きたい」「自分に合ったポジションを知りたい」という方は、ぜひJACへご相談ください。経験やキャリア志向に合わせて、最適なキャリアプランをご提案します。

