「どの業界の年収が高いのか」「自分の年収は業界水準と比べて妥当なのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
業界によって年収レンジと伸び方は大きく異なります。転職で年収を最大化するには、現年収の妥当性だけでなく“将来的に到達し得る年収レンジ”を業界横断で把握することが重要です。
本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)の転職実績データをもとに、業界別・業種別の平均年収ランキングや年代別の年収傾向を詳しく解説します。
業界別平均年収ランキング
JACの転職実績データをもとに、業界別の平均年収をランキング形式で示します。
| 業界 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 金融 | 957.7万円 | 697.0万円 | 905.8万円 | 1,088.4万円 | 1,281.3万円 |
| コンサルティング・シンクタンク・事務所 | 937.4万円 | 664.5万円 | 851.8万円 | 1,152.6万円 | 1,420.8万円 |
| IT・通信 | 910.7万円 | 637.8万円 | 845.1万円 | 1,038.0万円 | 1,119.6万円 |
| メディカル・バイオ | 863.6万円 | 595.3万円 | 761.1万円 | 996.0万円 | 1,075.9万円 |
| Web | 853.5万円 | 640.2万円 | 809.1万円 | 997.9万円 | 1,213.7万円 |
| 流通 | 813.9万円 | 681.0万円 | 770.8万円 | 803.3万円 | 1,002.2万円 |
| EMC | 809.0万円 | 592.8万円 | 743.1万円 | 892.3万円 | 959.6万円 |
| 商社 | 802.3万円 | 621.2万円 | 787.2万円 | 823.1万円 | 931.6万円 |
| その他 | 789.6万円 | 604.3万円 | 688.8万円 | 880.2万円 | 935.8万円 |
| 建設・不動産 | 782.0万円 | 575.8万円 | 730.6万円 | 803.1万円 | 906.9万円 |
| 消費財 | 781.9万円 | 586.9万円 | 702.3万円 | 850.5万円 | 953.8万円 |
| マスコミ | 780.0万円 | 554.2万円 | 760.2万円 | 892.3万円 | 1,122.2万円 |
| サービス | 776.7万円 | 548.1万円 | 662.3万円 | 835.0万円 | 855.7万円 |
| 医療・介護・福祉 | 720.2万円 | 491.1万円 | 683.7万円 | 751.6万円 | 800.1万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
全体の平均年収が最も高い業界は金融の957.7万円です。次いでコンサルティング・シンクタンク・事務所が937.4万円、IT・通信が910.7万円と続いており、この上位3業界はいずれも全体平均で900万円を超えています。一方、医療・介護・福祉は720.2万円で最も低く、サービスや消費財といった業界も、全体平均では780万円前後にとどまりました。
年代別に見ると、業界ごとに年収の伸び方が大きく異なります。金融は20代で697.0万円と全業界トップの水準にあり、若手段階から高年収を狙いやすい業界といえます。コンサルティング・シンクタンク・事務所は20代こそ664.5万円ですが、50代では1,420.8万円に達しており、全業界で最も高い水準です。年次を重ねるほど年収が大きく伸びる傾向があるといえるでしょう。
同様の傾向はWeb業界やマスコミにも見られます。Web業界は20代の640.2万円から50代の1,213.7万円へと約2倍に伸び、マスコミも20代554.2万円から50代では1,122.2万円と倍増に近い上昇幅を記録しています。一方、流通は20代で681.0万円と比較的高いものの、40代では803.3万円にとどまり、年代による伸びが緩やかです。商社や建設・不動産も40代から50代にかけての伸びが限定的で、キャリア後半の年収上昇には業界特性が影響していると考えられます。
こうしたデータから分かるのは、20代時点の年収水準と、その後の伸び幅が必ずしも比例しないということです。転職先を検討する際は、現時点の年収に加えて中長期的にどの程度の年収帯を目指せるのかという視点も欠かせません。次章では各業界の特徴や年収構造をさらに詳しく解説していきます。
【業界別】各業種ごとの平均年収
前章のランキングをもとに、各業界内の業種別年収と、年代別の傾向を詳しく見ていきます。以下、平均年収が高い業界順に解説します。
- 金融の平均年収
- コンサルティング・シンクタンク・事務所の平均年収
- IT・通信の平均年収
- メディカル・バイオの平均年収
- Webの平均年収
- 流通の平均年収
- EMCの平均年収
- 商社の平均年収
- その他の平均年収
- 建設・不動産の平均年収
- 消費財の平均年収
- マスコミの平均年収
- サービスの平均年収
- 医療・介護・福祉の平均年収
金融の平均年収
金融業界の平均年収は957.7万円で、全業界トップの水準です。
業種別に見ると、プライベートエクィティが全体1,233.7万円と突出しており、損害保険(1,103.8万円)や投資顧問(1,074.7万円)も1,000万円を超えています。一方、クレジットカード・信販は806.2万円、FX・商品先物・ブローカーは812.5万円と、同じ金融でも業種間で400万円以上の差が生じています。
年代別では、プライベートエクィティの40代が1,272.7万円、投資顧問の40代が1,288.6万円に達しており、経験を積むほど高い報酬を得やすい業種であることが分かります。銀行・信金・信組や信託銀行は、20代の水準こそ550〜570万円台ですが、50代には900万円台後半まで上昇します。そのため、長期的に安定した年収推移になりやすい傾向があります。金融業界への転職を検討する際は、業種ごとの報酬構造の違いを踏まえて比較することが重要です。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| プライベートエクィティ | 1,233.7万円 | 723.3万円 | 782.5万円 | 1,272.7万円 | 1,283.4万円 |
| 損害保険 | 1,103.8万円 | 641.0万円 | 830.2万円 | 1,057.8万円 | 1,043.6万円 |
| 投資顧問 | 1,074.7万円 | 689.0万円 | 963.8万円 | 1,288.6万円 | 1,289.6万円 |
| ベンチャーキャピタル | 1,073.1万円 | 482.5万円 | 629.6万円 | 817.6万円 | 915.5万円 |
| 投資信託 | 1,015.2万円 | 570.2万円 | 762.7万円 | 963.2万円 | 1,025.3万円 |
| リース・ノンバンク | 968.8万円 | 636.3万円 | 823.6万円 | 1,081.5万円 | 1,170.8万円 |
| 証券 | 965.7万円 | 598.0万円 | 715.3万円 | 857.2万円 | 984.1万円 |
| 銀行・信金・信組 | 956.1万円 | 549.8万円 | 684.3万円 | 767.6万円 | 915.2万円 |
| 信託銀行 | 928.9万円 | 570.2万円 | 652.2万円 | 895.3万円 | 968.7万円 |
| 生命保険 | 909.4万円 | 559.3万円 | 726.4万円 | 817.6万円 | 910.9万円 |
| その他保険 | 903.1万円 | 665.3万円 | 902.8万円 | 1,111.4万円 | 1,172.5万円 |
| 金融情報・格付 | 885.0万円 | 688.0万円 | 920.3万円 | 1,058.3万円 | 1,136.7万円 |
| FX・商品先物・ブローカー | 812.5万円 | ― | 525.0万円 | ― | ― |
| クレジットカード・信販 | 806.2万円 | 652.1万円 | 767.8万円 | 989.7万円 | 1,242.1万円 |
| 業界平均 | 957.7万円 | 697.0万円 | 905.8万円 | 1,088.4万円 | 1,281.3万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
※「―」はデータ不足により、数値を算出できなかったことを示しています。(以降同様)
コンサルティング・シンクタンク・事務所の平均年収
コンサルティング・シンクタンク・事務所の平均年収は937.4万円で、全業界2位の高水準です。
業種別に見ると、監査・コンサルティングが全体955.9万円で最も高く、シンクタンク・総研・リサーチが877.3万円、法律事務所・会計事務所が841.0万円と続きます。3業種間の全体平均では約115万円の差がありますが、いずれも800万円台以上の水準を保っている点がこの業界の特徴です。
年代別で特に目立つのはシンクタンク・総研・リサーチの50代で、1,683.5万円と全データの中でもトップクラスの数値を記録しています。経営層に近いポジションやリサーチ部門の責任者として長年の知見が評価されやすいためと考えられます。監査・コンサルティングも40代で835.2万円、50代で897.9万円と堅調に推移しており、専門性の蓄積に応じた年収上昇が期待できる業界です。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 監査・コンサルティング | 955.9万円 | 585.2万円 | 709.0万円 | 835.2万円 | 897.9万円 |
| シンクタンク・総研・リサーチ | 877.3万円 | 711.1万円 | 818.2万円 | 999.2万円 | 1,683.5万円 |
| 法律事務所・会計事務所 | 841.0万円 | 593.3万円 | 805.5万円 | 988.8万円 | 1,069.3万円 |
| 業界平均 | 937.4万円 | 664.5万円 | 851.8万円 | 1,152.6万円 | 1,420.8万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
IT・通信の平均年収
IT・通信業界の平均年収は910.7万円で、全業界3位に位置します。
最も高いのはソフトウェアの958.2万円で、40代で1,055.1万円、50代で1,294.0万円と年代が上がるにつれ大幅に伸びています。通信(896.5万円)やシステムインテグレーター(879.6万円)も全体で900万円前後の水準にあり、業界全体として高い報酬レベルを維持しています。一方、コンピューターハード・周辺機器は全体739.9万円にとどまり、ソフトウェアとの間に約218万円の開きがあります。
年代別に見ると、通信の20代が796.8万円と他業種と比べてかなり高い水準にある点が目を引きます。大手通信キャリアの報酬水準の高さが反映されていると考えられ、若手のうちから高い年収を得やすい業種といえます。ソフトウェアやシステムインテグレーターはキャリアの後半で年収が大きく伸びる傾向があるため、中長期的な報酬の伸びを重視する方にとっても魅力のある業界です。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| ソフトウェア | 958.2万円 | 647.3万円 | 790.0万円 | 1,055.1万円 | 1,294.0万円 |
| 通信 | 896.5万円 | 796.8万円 | 858.0万円 | 956.9万円 | 1,237.3万円 |
| システムインテグレーター | 879.6万円 | 616.5万円 | 800.8万円 | 986.8万円 | 1,098.7万円 |
| コンピューターハード・周辺機器 | 739.9万円 | 499.7万円 | 630.6万円 | 750.7万円 | 960.3万円 |
| 業界平均 | 910.7万円 | 637.8万円 | 845.1万円 | 1,038.0万円 | 1,119.6万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
メディカル・バイオの平均年収
メディカル・バイオ業界の平均年収は863.6万円で、全業界4位です。
業種別では医薬品が全体935.8万円で最も高く、50代では1,080.5万円に達します。診断薬・ライフサイエンス(803.2万円)や医療機器・用具(794.6万円)も800万円前後の水準にあり、メーカー系の業種は比較的安定した報酬水準を維持しています。一方、CRO(706.2万円)やCSO(628.0万円)、SMO(532.1万円)など臨床開発支援系の業種は全体的に低めで、医薬品との差は最大で400万円近くにおよびます。
年代別に見ると、医薬品は30代で688.3万円、40代で866.3万円と着実に年収が上がっていく傾向があります。CROも40代で824.0万円、50代で972.4万円と経験に応じた上昇が見られますが、CSO・SMOは40〜50代でも600〜800万円台にとどまります。メディカル・バイオ業界内でのキャリア選択では、業種による報酬差を把握したうえで専門性をどの領域で深めるかを検討することが大切です。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 医薬品 | 935.8万円 | 576.5万円 | 688.3万円 | 866.3万円 | 1,080.5万円 |
| 診断薬・ライフサイエンス | 803.2万円 | 541.4万円 | 632.4万円 | 825.6万円 | 782.8万円 |
| 医療機器・用具 | 794.6万円 | 516.1万円 | 669.0万円 | 745.2万円 | 782.2万円 |
| CRO | 706.2万円 | 532.1万円 | 643.0万円 | 824.0万円 | 972.4万円 |
| CSO | 628.0万円 | 519.6万円 | 593.0万円 | 649.5万円 | 675.6万円 |
| SMO | 532.1万円 | 429.6万円 | 460.4万円 | 534.8万円 | 852.2万円 |
| 業界平均 | 863.6万円 | 595.3万円 | 761.1万円 | 996.0万円 | 1,075.9万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
Webの平均年収
Web業界の平均年収は853.5万円で、全業界5位です。
業種別ではネーティブアプリが全体915.1万円で最も高く、20代でも910.5万円と若手から高い報酬を得やすい業種です。デジタルマーケティング(891.4万円)やWeb制作(876.3万円)も全体で900万円前後に位置しており、専門スキルが報酬に反映されやすい領域といえます。ゲーム(833.6万円)やWebメディア・EC(806.8万円)も800万円台を維持しています。
年代別の傾向を見ると、ネーティブアプリの50代は1,660.5万円と飛び抜けた数値を示しています。技術的なリーダーシップや希少な専門性をもつ方への需要の高さがうかがえます。デジタルマーケティングも50代で1,311.1万円に達しており、マネジメント経験や戦略立案力が評価されるポジションでは高い報酬を期待できます。Web業界はスキルセットや専門領域によって年収の伸び方が異なるため、自身の強みをどの業種で生かせるかという視点が転職活動の鍵になります。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| ネイティブアプリ | 915.1万円 | 910.5万円 | 985.3万円 | 1,168.5万円 | 1,660.5万円 |
| デジタルマーケティング | 891.4万円 | 673.1万円 | 903.2万円 | 985.9万円 | 1,311.1万円 |
| Web制作 | 876.3万円 | ― | 475.4万円 | 1,252.5万円 | 1,100.9万円 |
| ゲーム | 833.6万円 | 618.1万円 | 821.7万円 | 908.2万円 | 954.4万円 |
| Webメディア・EC | 806.8万円 | 644.2万円 | 804.1万円 | 976.6万円 | 1,223.0万円 |
| 業界平均 | 853.5万円 | 640.2万円 | 809.1万円 | 997.9万円 | 1,213.7万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
流通の平均年収
流通業界の平均年収は813.9万円で、全業界6位です。
業種別に見ると、通販・ECが全体894.1万円で最も高く、オンラインコマースの拡大に伴う専門職需要が年収水準に表れています。運輸・物流・倉庫は782.8万円、百貨店・スーパー・小売は775.5万円とほぼ同水準にあり、この2業種は大きな差がありません。
年代別では通販・ECの50代が987.5万円、運輸・物流・倉庫の40代が990.1万円とそれぞれ高い水準を示しています。運輸・物流・倉庫は40代をピークに50代では959.4万円とやや下がる傾向がある一方、百貨店・スーパー・小売は20代595.2万円から50代897.6万円まで比較的緩やかに上昇を続けています。流通業界全体として40〜50代で800〜1,000万円台に到達する傾向があり、現場マネジメントや事業責任者レベルの経験が報酬に反映されやすい構造です。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 通販・EC | 894.1万円 | 588.1万円 | 718.0万円 | 881.7万円 | 987.5万円 |
| 運輸・物流・倉庫 | 782.8万円 | 592.7万円 | 751.1万円 | 990.1万円 | 959.4万円 |
| 百貨店・スーパー・小売 | 775.5万円 | 595.2万円 | 772.9万円 | 832.9万円 | 897.6万円 |
| 業界平均 | 813.9万円 | 681.0万円 | 770.8万円 | 803.3万円 | 1,002.2万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
EMCの平均年収
EMC(エレクトロニクス・機械・化学などの製造業)業界の平均年収は809.0万円で、全業界7位に位置します。
業種別ではエネルギー・プラントが全体878.6万円で最も高く、半導体(862.1万円)が続きます。自動車・部品(813.1万円)や金属・素材(812.1万円)、電気・電機(808.0万円)は800万円台前半にまとまっており、化学(798.5万円)と機械・装置(778.3万円)がやや下回る構成です。最も高いエネルギー・プラントと最も低い機械・装置の差は約100万円で、業種間の偏りは比較的小さいといえます。
年代別では金属・素材の40代が1,217.2万円、50代が1,460.5万円と急激に伸びており、管理職や高度専門職へ昇格した場合の報酬上昇幅が大きい業種です。エネルギー・プラントも40代で1,044.1万円に到達しています。一方、半導体は20代497.5万円から50代974.6万円へ着実に上昇するものの、他業種と比べると年代ごとの伸びは穏やかです。EMC業界はメーカー中心の安定した報酬体系が特徴ですが、専門領域や役職によって年収カーブに違いが出る点を意識しておくとよいでしょう。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| エネルギー・プラント | 878.6万円 | 623.6万円 | 813.8万円 | 1,044.1万円 | 1,104.6万円 |
| 半導体 | 862.1万円 | 497.5万円 | 676.7万円 | 760.6万円 | 974.6万円 |
| 自動車・部品 | 813.1万円 | 590.0万円 | 730.3万円 | 803.0万円 | 918.8万円 |
| 金属・素材 | 812.1万円 | 663.7万円 | 711.5万円 | 1,217.2万円 | 1,460.5万円 |
| 電気・電機 | 808.0万円 | 689.7万円 | 1,194.2万円 | 1,125.6万円 | 993.6万円 |
| 化学 | 798.5万円 | 565.5万円 | 676.7万円 | 843.7万円 | 806.9万円 |
| 機械・装置 | 778.3万円 | 571.1万円 | 748.8万円 | 854.1万円 | 951.8万円 |
| 業界平均 | 809.0万円 | 592.8万円 | 743.1万円 | 892.3万円 | 959.6万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
商社の平均年収
商社業界の平均年収は802.3万円で、全業界8位です。
総合商社が全体929.3万円と突出して高く、工業系商社(765.8万円)や消費財系商社(750.3万円)とは150万円以上の開きがあります。総合商社は事業投資やグローバルなバリューチェーン管理を担うポジションが多く、報酬水準の高さに反映されています。
年代別に見ると、総合商社の40代は1,136.8万円、50代は1,379.1万円と年次を重ねるごとに大幅な上昇が続きます。消費財系商社は30代で948.8万円と比較的早い段階で高い水準に達しますが、40〜50代では伸びが緩やかになり、50代で989.8万円にとどまります。工業系商社は全年代を通じて他2業種より低い水準で推移しており、20代512.3万円から50代920.4万円まで堅実に伸びる構造です。商社への転職では、業種ごとの報酬体系の違いを理解したうえでキャリアプランを描くことが求められます。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 商社(総合) | 929.3万円 | 724.3万円 | 940.3万円 | 1,136.8万円 | 1,379.1万円 |
| 商社(工業系) | 765.8万円 | 512.3万円 | 597.7万円 | 745.4万円 | 920.4万円 |
| 商社(消費財系) | 750.3万円 | 723.4万円 | 948.8万円 | 1,021.1万円 | 989.8万円 |
| 業界平均 | 802.3万円 | 621.2万円 | 787.2万円 | 823.1万円 | 931.6万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
その他の平均年収
その他業界の平均年収は789.6万円です。
この区分には特定の業界に分類されない多様な業種が含まれています。20代は604.3万円、30代は688.8万円と他業界と比較しても標準的な水準にありますが、40代で880.2万円、50代で935.8万円と年代が上がるにつれて着実に伸びる傾向が見られます。
40代から50代にかけての上昇幅は約55万円で、急激な伸びではないものの安定した年収推移です。多様な業種が混在するカテゴリーのため、個別の業種や職種によって年収水準は異なりますが、全体傾向としてはミドル〜シニア層で800万円を超える報酬が期待できるレンジにあります。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| その他 | 789.6万円 | 604.3万円 | 688.8万円 | 880.2万円 | 935.8万円 |
| 業界平均 | 789.6万円 | 604.3万円 | 688.8万円 | 880.2万円 | 935.8万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
建設・不動産の平均年収
建設・不動産業界の平均年収は782.0万円で、全業界10位です。
業種別では不動産投資が全体961.9万円で突出しており、不動産・住宅(801.8万円)や建設・土木(761.7万円)を大きく上回ります。不動産投資はファンド運用やアセットマネジメントなど金融寄りのポジションが含まれるため、報酬水準が高くなりやすい業種です。
年代別に見ると、不動産・住宅の50代が1,417.5万円と業界内で最も高い数値を記録しています。30代で922.8万円、40代で1,064.1万円と順調に上昇しており、大型案件を手がけるシニア層に対する評価の高さがうかがえます。建設・土木も50代で1,317.0万円に到達し、施工管理やプロジェクトマネジメント経験が報酬に反映されやすい傾向があります。建設・不動産業界はキャリア後半で年収が大きく伸びるケースが多いため、長期的な視点でのキャリア設計が重要です。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 不動産投資 | 961.9万円 | 574.0万円 | 705.9万円 | 854.3万円 | 1,014.7万円 |
| 不動産・住宅 | 801.8万円 | 665.1万円 | 922.8万円 | 1,064.1万円 | 1,417.5万円 |
| 建設・土木 | 761.7万円 | 567.5万円 | 746.7万円 | 932.6万円 | 1,317.0万円 |
| 業界平均 | 782.0万円 | 575.8万円 | 730.6万円 | 803.1万円 | 906.9万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
消費財の平均年収
消費財業界の平均年収は781.9万円で、全業界11位です。
業種別ではその他一般消費財が全体828.9万円で最も高く、宝飾・アパレル(繊維)・スポーツ(808.7万円)が続きます。食品・飲料は785.0万円、化粧品・トイレタリーは735.6万円で、業種間の差は最大で約93万円とやや幅があります。
年代別に見ると、宝飾・アパレル(繊維)・スポーツの50代が1,307.5万円と消費財業界で最も高い数値を示しています。ブランドマネジメントやグローバル展開を率いるシニア層への報酬が高い傾向がうかがえます。食品・飲料も30代で925.9万円と早い段階から900万円を超え、50代では1,086.9万円に達します。化粧品・トイレタリーは20代424.5万円と他業種より低い水準からスタートしますが、50代では820.4万円まで上がります。消費財業界は業種ごとに年収の伸びるタイミングが異なるため、自身のキャリアステージに合った業種選びが転職活動のポイントになります。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| その他一般消費財 | 828.9万円 | 652.2万円 | 752.2万円 | 1,011.7万円 | 987.4万円 |
| 宝飾・アパレル(繊維)・スポーツ | 808.7万円 | 675.0万円 | 786.6万円 | 1,038.2万円 | 1,307.5万円 |
| 食品・飲料 | 785.0万円 | 625.1万円 | 925.9万円 | 1,029.9万円 | 1,086.9万円 |
| 化粧品・トイレタリー | 735.6万円 | 424.5万円 | 720.4万円 | 758.9万円 | 820.4万円 |
| 業界平均 | 781.9万円 | 586.9万円 | 702.3万円 | 850.5万円 | 953.8万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
マスコミの平均年収
マスコミ業界の平均年収は780.0万円で、全業界12位です。
業種別ではTV・番組制作・芸能プロダクションが全体866.4万円で最も高く、映画・音楽など(853.8万円)がほぼ同水準で続きます。広告(総合広告・SP・PR)は786.5万円、制作(広告・デザイン・グラフィック・映像)は721.9万円、印刷は675.1万円と、コンテンツ制作寄りの業種はやや低めの水準にあります。最上位と最下位の差は約191万円で、業種間の報酬格差が大きい業界です。
年代別では、TV・番組制作・芸能プロダクションの30代が1,006.6万円と早期に1,000万円を超えている点が特徴的です。映画・音楽なども50代で980.5万円に達します。一方、印刷は50代でも969.8万円と他業種に比べて伸びが限定的で、制作系も30代854.6万円から50代1,102.3万円へ堅調に推移するものの全体平均は721.9万円にとどまります。マスコミ業界では報酬面でコンテンツの種類や専門領域による差が顕著に表れるため、どの業種でキャリアを築くかが年収に大きく影響します。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| TV・番組制作・芸能プロダクション | 866.4万円 | 480.3万円 | 1,006.6万円 | 966.1万円 | 1,051.7万円 |
| 映画・音楽など | 853.8万円 | 581.2万円 | 732.3万円 | 889.8万円 | 980.5万円 |
| 広告(総合広告・SP・PR) | 786.5万円 | 609.3万円 | 770.4万円 | 937.3万円 | 932.6万円 |
| 制作(広告・デザイン・グラフィック・映像) | 721.9万円 | 680.9万円 | 854.6万円 | 1,054.0万円 | 1,102.3万円 |
| 印刷 | 675.1万円 | 581.5万円 | 736.8万円 | 754.6万円 | 969.8万円 |
| 業界平均 | 780.0万円 | 554.2万円 | 760.2万円 | 892.3万円 | 1,122.2万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
サービスの平均年収
サービス業界の平均年収は776.7万円で、全業界13位です。
業種別ではその他技術サービス(技術者派遣・認証機関・研究機関)が全体886.0万円で最も高く、外食(813.3万円)やホテル・旅行など(791.7万円)が続きます。全般(754.4万円)や人材派遣・人材紹介・教育など(734.7万円)はやや低めの水準にあり、最上位と最下位で約151万円の差があります。
年代別に注目すると、外食の40代が1,178.1万円、50代が1,408.1万円と大幅に伸びる点が特徴的です。店舗運営やエリアマネジメントの経験を積んだシニア層に高い報酬が支払われる傾向がうかがえます。ホテル・旅行などの50代も1,323.0万円と高水準です。一方、人材派遣・人材紹介・教育などは50代でも842.3万円と他業種に比べると伸びが控えめで、40代の908.0万円がピークとなっています。サービス業界は業種によってキャリア後半の年収水準に大きな違いが出るため、将来的にどの程度の報酬を目指せるかを事前に確認しておくことをおすすめします。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| その他技術サービス(技術者派遣・認証機関・研究機関) | 886.0万円 | ― | 773.3万円 | 822.6万円 | 1,500.0万円 |
| 外食 | 813.3万円 | 657.6万円 | 864.4万円 | 1,178.1万円 | 1,408.1万円 |
| ホテル・旅行など | 791.7万円 | 781.7万円 | 926.0万円 | 1,058.5万円 | 1,323.0万円 |
| 全般 | 754.4万円 | 697.4万円 | 998.6万円 | 1,317.0万円 | 1,399.3万円 |
| 人材派遣・人材紹介・教育など | 734.7万円 | 558.5万円 | 676.4万円 | 908.0万円 | 842.3万円 |
| 業界平均 | 776.7万円 | 548.1万円 | 662.3万円 | 835.0万円 | 855.7万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
医療・介護・福祉の平均年収
医療・介護・福祉業界の平均年収は720.2万円で、全業界の中では最も低い水準です。
業種別に見ると、介護・福祉が全体741.5万円、医療施設(病院・薬局など)が707.0万円で、2業種間の差は約34万円です。ほかの業界と比較すると全体の年収レンジは低めです。一方で、社会的な需要が高く、安定した雇用が見込める領域でもあります。
年代別では、介護・福祉の50代が928.1万円と900万円を超えており、管理職や施設運営に携わるシニア層に対しては相応の報酬が支払われています。医療施設も50代で903.6万円に到達しますが、40代では544.7万円にとどまっており、50代で大きく跳ね上がる点が特徴的です。20〜40代の年収水準は他業界と比べて低い傾向にあるものの、経営や運営マネジメントのポジションに就くことで50代以降の報酬上昇が見込めます。
| 業種 | 全体 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 |
|---|---|---|---|---|---|
| 介護・福祉 | 741.5万円 | 582.6万円 | 711.2万円 | 804.3万円 | 928.1万円 |
| 医療施設(病院・薬局など) | 707.0万円 | 475.7万円 | 458.5万円 | 544.7万円 | 903.6万円 |
| 業界平均 | 720.2万円 | 491.1万円 | 683.7万円 | 751.6万円 | 800.1万円 |
※当社実績(2024年1月~2025年12月、想定年収)より
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