華やかなイメージのある広告代理店は、新卒採用においても人気の業界です。特に、大手総合代理店は希望者が多く、高い競争率を誇っています。転職を考える方の中にも、広告代理店への入社を希望する人はいらっしゃるでしょう。しかし、広告代理店へ転職する際にはどのようなスキルが必要になるのか、どのくらいの年収を得られるのか、不安を覚えるケースもあります。
そこで今回は、広告代理店への転職の際に求められるスキルや経験、年収相場などについてご説明します。
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広告代理店の転職動向
かつては、広告といえば、テレビ・新聞・雑誌・ラジオがほとんどを占めていました。しかし、インターネットの普及とともにインターネット広告の出稿率が高まり、2024年のインターネット広告費は、総広告費の5割に占める47.6%にまで成長しています。WebサイトやSNSに広告が掲載できるようになったことで、各企業では広告業務のインハウス化を進める傾向にあります。
ただ、総広告費は2022年から3年連続で過去最高を記録していることなどから、広告代理店のニーズは今後も維持されていくと考えて問題ないでしょう。
JACの取り扱う求人の内容を見ると、アカウントエグゼクティブや法人営業、事業企画などの求人が多くなっています。業務内容の詳細は、インターネット広告の隆盛にともない、デジタル広告に関連するものが多い傾向にあります。
広告代理店で求められるスキル・経験・マインド
JACの取り扱う求人を見ると、広告代理店では次のようなスキル・経験・マインドをもつ方が求められる傾向にあります。
マーケティングの経験
広告代理店では、広告によってクライアントの課題を解決します。そのため、クライアントの課題を明確にし、有効な広告施策を提案するうえでは、市場の分析やマーケティングが欠かせません。したがって、何らかのマーケティング業務に関わった経験やマーケティング知識が求められる傾向にあります。
広告代理店やコンサルティングファームでの就業経験
広告代理店は、広告を使い、クライアントの商品やサービスの価値を浸透させることでクライアントの課題を改善する役割を担います。そのため、広告代理店では、クライアントの課題解消に向けた広告プランを提案しなければなりません。クライアントの課題に寄り添い、課題解決につながる施策を提案するという手法はコンサルティングファームに通ずるものがあります。したがって、広告代理店やコンサルティングファームでの就業経験をもつ方が求められる傾向にあります。
デジタル広告の営業経験や運用経験
デジタル広告の伸長にともない、デジタル広告の営業経験や運用経験をもつ方の募集も増えています。また、事業会社においてデジタル施策に関わった経験のある人やIT関連企業での就業経験のある方なども優遇される傾向にあります。
トレンドに敏感で変化を恐れない人
広告代理店では、常に新しい企画を考える必要があり、新たなトレンドに合わせて広告手法も進化させなければなりません。そのため、日ごろからトレンドや消費者の趣向の変化などを敏感にキャッチし、新たな技術なども積極的に学ぶ姿勢が求められます。目まぐるしいスピードで変化する業界だからこそ、変化を恐れず、変化に合わせて新たなアイデアを生み出せるマインドが必要になるでしょう。
広告代理店の想定平均年収は748.7万円
2023年1月~2025年4月の間にJACが転職をサポートした実績によると、広告代理店での想定平均年収は748.7万円です。グラフのように、年齢を重ねるごとに年収は高くなる傾向にあり、50代の想定平均年収は1,213.3万円と非常に高額になっています。特に、管理職の場合、得られる年収は高くなり、2,000万円を超える年収で転職を成功させた方もいらっしゃいます。
一方で、20代で900万円を超える年収を得ている方も複数おり、30代になると1,000万円超の年収を得ている人も増えるため、スキルによっては年齢にかかわらず高年収を期待できるでしょう。
役職 | 平均年収 |
---|---|
メンバークラス | 676.0万円 |
管理職 | 1,020.4万円 |
平均年収 | 企業属性 |
---|---|
755.6万円 | 日系企業 |
720.7万円 | 外資系企業 |
一般的には、広告代理店の平均年収は500万円~600万円程度といわれています。しかし、企業規模によって大きな差があり、大手広告代理店の平均年収は1,000万円を超えるとされています。大手広告代理店の場合、Web広告だけでなく、さまざまな媒体の広告を取り扱います。また、クライアントも大手企業がほとんどであるため、複数の媒体にわたった総合的な広告プランを提案するため、広告代理店が得られる手数料の額も大きくなるのです。したがって、大手広告代理店の営業利益は大きくなり、社員の平均年収も高額になります。
広告代理店の最新求人情報
JACでは、多数の広告代理店の求人を扱っています。当社が取り扱う広告代理店の求人の中から一部をご紹介します。
●広告代理店:ビジネス×デザイン 広告代理店営業
●株式会社フルスピード:SNSプランナー
●総合広告代理店:クリエイティブディレクター
●大手総合代理店:デジタル広告の運用コンサルタント
●株式会社デジタルガレージ:マネージャー候補/Web広告ディレクター
●Web広告代理店:アカウントプランナー
●株式会社フルスピード:ストラテジックプランナー/コミュニケーションプランナー
●大手広告代理店:クラウドインフラエンジニア
●株式会社AIAD:広告営業職
●内資系医療広告代理店:メディカルサイエンスアフェアーズ(MSA)
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年5月最新)
JACでは、上に掲載した求人以外にも多数の広告代理店求人を取り扱っています。しかし、JACが扱う求人の7割程度は、一般に詳細情報を公開できない非公開求人です。
JACでは、広告代理店に詳しいコンサルタントが在籍しており、転職希望者を対象とした丁寧なキャリアカウンセリングを実施し、1人ひとりに最適な求人をご紹介しています。当社にご登録いただいた場合、非公開求人もご紹介が可能になるため、幅広い求人の中から、理想のキャリア実現につながるよりすぐりの求人をご紹介します。
広告代理店への転職をお考えの際には、ぜひJACにご登録ください。
広告代理店への転職で有利となる資格
広告代理店への転職を検討する場合、何らかの資格が必要になるわけではありません。しかしながら、次のような資格がある場合、スキルの証明となるため、転職時に役立つ可能性があります。
Google アナリティクス個人認定資格(GAIQ)
Webマーケティングの業務では、Google社が提供するGoogleアナリティクスを活用するケースが多くなっています。GoogleアナリティクスはGoogleアドワーズと連携することもでき、連携するとアドワーズの成果もアナリティクス上で確認が可能です。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Googleアナリティクスの一定の知識を保有していることの証明となる資格です。Googleアナリティクス個人認定資格は、Web上から無料で受験することができます。
ウェブデザイン技能検定
広告デザイナーなど、クリエイティブな職に就きたい場合に取得しておくと、スキルの証明になる資格です。ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施する資格試験で、Webデザインに関する国家検定試験に該当します。
1級から3級までの3つのレベルに分かれており、1級と2級の受験には実務経験が必要です。
広告代理店のキャリアパス
広告代理店のキャリアパスは職種によって異なるものの、スペシャリストを目指すか、マネジメントのポジションを目指すかという選択肢が一般的です。
スペシャリストを目指す
職種ごとの専門分野において、専門性を高める経験を積み、その分野のスペシャリストを目指す選択肢があります。例えば、アカウントエグゼクティブの業務に就いている場合には、より大規模な案件を担当するシニアアカウントエグゼクティブやアカウントマネージャーを目指すことができます。また、クリエイティブ部門の場合には、経験を重ねてコンテンツディレクターを目指すことができるでしょう。
マネジメントのポジションを目指す
アカウントエグゼクティブの場合には、営業戦略の立案やスタッフ育成などを担当するマネージャーのポジションを目指すことができます。また、さらに経験を積めば、経営に関わるポジションを目指すこともできるでしょう。
クリエイティブ部門の場合には、予算管理なども含めたプロジェクト全体のマネジメントを担う広告プロデューサーを目指す選択肢などがあります。
広告代理店への転職を成功させる3つのポイント
JACの取り扱い求人から垣間見える広告代理店への転職を成功させるために意識すべきポイントを3つご紹介します。
クライアントとの良好な関係性を構築した実績をアピールする
アカウントエグゼクティブや法人営業では、クライアントとの良好な関係性の構築が成果に大きくつながるとともに、クライアントの売り上げの向上にもつながります。広告によって良い成果を得るためには、クライアントが抱える課題を的確に把握し、クライアントニーズを満たす広告サービスを提供することが重要です。クライアントが広告の成果に満足できれば、継続した取引が可能になります。
これまで、クライアントとの信頼関係を築き、良好な関係性を構築した実績がある場合には、面接時に積極的にアピールするとよいでしょう。
プロジェクト管理の経験と実績をアピールする
広告代理店は、クライアントとなる事業会社と媒体の間に入り、事業会社の課題を解決する広告手法を提案する役割を担います。従って、クライアントの課題を分析し、改善策を提案したうえで、戦略的に課題解決に導いたプロジェクトマネジメントの経験は大いに役立ちます。
そのため、これまでプロジェクトマネジメントに関わった経験がある場合は、プロジェクトの内容を含め、どのような成果を得られたのか、具体的にアピールすることをおすすめします。
斬新なアイデアと企画力をアピールする
広告プランの立案をするうえでは、クライアント企業の魅力を消費者に伝えるアイデアや企画力が求められます。これまで、クライアントの課題を解決に導いた企画を提案した経験があれば、具体的な内容を伝えることで、面接時に良いインパクトを与えられる可能性があります。
広告代理店の転職事例
JACが転職をサポートし、広告代理店に入社された方の事例をご紹介します。
Oさん(男性/30代前半)
業種 | 職種 | 年収 | |
---|---|---|---|
転職前 | 広告代理店 | メディアプランナー | 640万円 |
転職後 | 大手広告代理店 | 統合メディアプランナー | 1,000万円 |
Oさんは、大学卒業後、総合広告代理店でメディアプランナーを中心とした業務を担当してこられた方です。また、メディアとの交渉やバイイングなどの業務も経験され、幅広い業界のクライアントを担当した実績があります。さらに規模の大きい総合代理店でのキャリアアップを目指され、JACにご相談をいただきました。
JACからは、Oさんの実績を十分に生かしつつ、より大きな規模の総合広告代理店への転職というご意向を反映できる求人として、大手広告代理店の統合メディアプランナーの職をご紹介しました。デジタルと既存の媒体を融合させた広告プランを立案し、各種データを活用しながら関係者との調整を進める業務で、メディアプランニングの経験や媒体との交渉経験などが求められる求人でした。
Oさんからは、希望する大手の総合広告代理店であったこと、これまでの経験を生かしながらさらにステップアップを目指せる環境であったことから、ぜひ応募したいとのお返事をいただきました。企業からも、Oさんの実績や業務に対する意欲的な姿勢が評価され、見事、採用の運びとなり、現在は新たな環境で即戦力としてご活躍されています。
広告代理店の転職なら、JAC Recruitmentへ
広告代理店は、クライアントとの課題を正確に把握し、適切な広告プランを提案・実行することで課題を解消に導く役割を担っています。また、広告の成果はクライアントの成果につながるため、広告代理店は、自身が携わったプロジェクトの成果がクライアントの業績向上にも貢献する大きなやりがいを得られる業界だといえるでしょう。
JACでは、大手広告代理店求人をはじめ、各専門分野の広告代理店の求人など、幅広い求人を取り扱っています。目標とするキャリアプランの実現に向け、将来への希望や不安をじっくりお伺いしながら、最適な求人をご紹介します。広告代理店の転職をお考えの際には、ぜひJACにご相談ください。