27歳の転職は厳しい?異業種・未経験職種への転職動向や成功事例を解説

27歳の転職は決して遅くなく、企業からは「即戦力性」と「将来の伸びしろ」を同時に期待される年代です。

本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)の独自データをもとに、27歳転職の実態や成功事例を詳しく解説します。

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本章では、27歳の転職について、JACのデータをもとに次の2つの観点から解説します。

  • 27歳でも転職する方は十分存在する
  • 約69%27歳で初転職

27歳でも転職する方は十分存在する

厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、25〜29歳における転職入職率は女性14.1%、男性15.3%でした。本調査より、27歳で転職する方は一定数存在していることがわかります。

出典:「令和6年雇用動向調査結果の概況」(厚生労働省

またJACの実績によると、20代の割合は13.6%とそれほど多くはありません。一方、転職を成功させた20代後半では、27歳が21.1%と最も活発な年齢層で、25歳(7.0%)や26歳(14.3%)を大きく上回っています。
27歳は3〜5年の実務経験が評価される最初のタイミングで、企業は「プレーヤーとして即戦力」「将来のリーダー候補」として期待します。特に営業・IT・コンサルなどでは、具体的な成果やプロジェクト経験が選考で重視されます。
この年齢は、キャリアの軸を再定義し、「専門性を強化するのか」「異業種で新たな価値を築くのか」を選択する重要なフェーズです。

【JAC実績における年代別割合】

年代割合
20代13.6%
30代38.7%
40代29.4%
50代15.7%
不明0.1%

※1

【JACを利用して転職された20代の割合】

年齢割合
25歳7.0%
26歳14.3%
27歳21.1%
28歳26.6%
29歳31.1%

※2

【JACを利用して転職された29歳の男女比率】

性別割合
男性68.9%
女性31.1%

※3

約69%が27歳で初転職

JACの実績によると、27歳で転職した方の約69%が「初めての転職」であり、複数回の転職経験者は少数派です。

これは、27歳がキャリアの基盤を築き、次のステージへ進むうえでの重要なタイミングであることを示しています。
企業は27歳に対して「実務経験」と「伸びしろ」の両方を期待します。そのため、過去の成果やプロジェクト経験を明確に言語化することが成功のポイントとなります。

転職回数割合
0回目82.6%
1回目12.1%
2回目1.9%
3回以上0.3%
不明3.1%

※4

※1~4はすべて当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

27歳における転職活動の実態

本章では、27歳における次の3つの転職活動実態を、JACの独自データ(※)を用いて紹介します。

  • 27歳の転職後平均年収
  • 年収アップの割合とアップ幅
  • 管理職以上への転職割合

※当社実績:2019年1月~2024年12月分データ

27歳の転職後の平均想定年収は596.8万円

JACが提供する転職支援を活用し、27歳で転職した方の転職後の平均年収は596.8万円です。年収帯の中心は500〜699万円で、特に550〜600万円前後が最多層です。

700万円以上の割合も18%を超え、専門性や語学力を備えた27歳にはハイクラス層の選択肢も広がります。1,000万円以上は1.2%と少数ですが、専門性や語学力、ITスキルを備えた方には高年収ポジションへの道も開けています。

【27歳での転職後の年収帯別割合】

年収帯割合
400〜499万円19.3%
500〜599万円32.2%
600〜699万円26.0%
700~799万円12.5%
800~899万円4.2%
900~1,000万円1.8%
1,000万円以上1.2%



27歳の転職で年収アップした方の割合は69.2%、平均で100万円前後アップ

JACの実績によると、27歳で転職した方のうち、年収アップを実現した割合は69.2%と高水準で、平均アップ額は100万円前後です。内訳を見ると、約半数は100万円未満の上昇にとどまる一方で、100〜149万円アップが20.8%、150万円以上の大幅アップを果たした方も約2割存在します。

27歳は「成果を出せる実務力」と「成長ポテンシャル」が最も評価される年齢であることを示しています。自身の過去の経験を言語化し、得意分野を深めながら語学やITスキルを補強することで、より高いポジションへの挑戦や、異業種へのチャレンジもより現実的になります。

 なお、転職後の年収アップ帯別の割合は、次のとおりです。

【27歳転職後の年収アップ帯別割合】

年収アップ幅割合
~49万円24.6%
50〜99万円29.3%
100〜149万円20.8%
150~199万円9.2%
200~249万円6.7%
250~299万円4.8%
300~349万円3.0%
350~399万円0.4%
400~449万円0.4%
450~499万円0.1%
500万円以上0.5%


管理職以上へ転職した方の割合は約3.6%

27歳で管理職に就任する割合は決して多くはありませんが、キャリア戦略次第で可能性はあります。将来のキャリアプランを明確にし、マッチするポジションを選択することが重要です。

【27歳転職後の役職別割合】

ポジション割合
課長以上3.7%
課長未満96.3%


27歳の転職で意識すべきポイント

ここでは、27歳の転職で意識すべき、4つのポイントについて解説します。

  • 専門性+語学力やITスキルを強化
  • 業界選定は成長性・グローバル性を重視
  • 企業規模やポジションの将来性を確認
  • キャリアの言語化と戦略的準備が必須

専門性+語学力やITスキルを強化

27歳は「即戦力+伸びしろ」を示す年齢です。企業は資格よりも、具体的な業務経験や成果を重視します。基礎資格だけでなく、PythonやSQL、AWSなど“実務で使えるデジタルスキル”の習得が評価されます。

語学力はTOEIC600~800点程度で十分ですが、読み書きと会議対応ができるレベルを備えると、より選択肢が広がります。

業界選定は成長性・グローバル性を重視

データでは、IT・通信、コンサル、医療・バイオ、金融などが27歳転職の主要業界です。これらは市場成長性が高く、グローバル展開を視野に入れる企業が多いのが特徴です。海外営業やITコンサルなど、英語力やデジタルスキルを活かせるポジションも豊富です。

企業規模やポジションの将来性を確認

27歳での転職では、課長未満のポジションが中心(約96%)で、年収は500万~699万円がボリュームゾーンです。管理職への飛躍はまだ先ですが、企業規模や事業フェーズによって、得られる成長機会は大きく変わります。中堅企業での新規事業立ち上げや、外資系での専門職など、将来のキャリアパスを見据えた選択が重要です。

キャリアの言語化と戦略的準備が必須

約69%が初転職というデータからも、27歳はキャリアの方向性を定める分岐点です。応募書類では、「何を強みとし、どの領域で価値を発揮できるか」を具体的に言語化することが不可欠です。単なる職務経歴の羅列ではなく、成果やスキルをストーリーとして整理し、面接で戦略的に語れるように準備することが、成功の鍵となります。

27歳での未経験・異業種への転職成功事例

27歳でコンサルから製薬企業の事業計画へ異業種・ハイクラス転職。年収300万円アップ

Lさん(27歳/女性)

業種職種年収
転職前コンサルティング・プロフェッショナルサービスアソシエイト950万円
転職後製薬・バイオテクノロジー事業計画・分析マネージャー1,250万円

Lさんは大学卒業後、外資系コンサルティング企業で製薬企業向けの戦略立案や市場分析を担当。オンコロジー製品の売上予測や営業部隊の最適化など、複数のプロジェクトでリーダーを務め、分析力と英語力を強みとしてキャリアを築いてきました。しかし、クライアントワーク中心の環境から、事業会社で意思決定に深く関わるポジションを希望し、転職を決意。

JACのコンサルタントは、Lさんの「戦略+分析+語学力」という強みを言語化し、製薬企業の事業計画・分析マネージャー職を提案。面接対策では、コンサルで培った予測モデル構築やデータ分析スキルを、事業会社でどのように活かせるかを具体化しました。

年収は950万円から1,250万円へと飛躍。今後はグローバル市場でブランド戦略や市場予測を牽引し、国際的な事業成長に貢献することが期待されています。

27歳で自動車メーカーから銀行へ異業種転職。データマネジメント職で年収350万円アップ

Iさん(27歳/女性)

業種職種年収
転職前輸送用機器(自動車メーカー)ビジネスアナリスト650万円
転職後金融業(銀行)データマネジメント1,000万円

Iさんは大学卒業後、大手自動車メーカーで社内SEとしてデータカタログの企画・開発・運用を担当。要件定義から設計、運用まで幅広く手がけ、メタデータガバナンスやデータ分析案件にも従事しました。プロジェクトマネジメント力と課題解決力を強みとし、社内外のメンバーを巻き込みながら、データ活用基盤の品質向上に貢献。しかし、より裁量の大きい環境でキャリアの幹を形成したいと考え、転職を決意されました。

JACのコンサルタントは、Iさんの「データマネジメント+上流工程経験」を言語化し、金融業界のデジタル戦略部門を提案。面接対策では、既存業務で培った要件定義力やSQL習得による適応力を、金融業界でどのように活かせるかを具体化しました。

結果、年収は650万円から1,000万円へアップ。今後は金融データ活用の中核を担い、データ戦略の高度化に取り組むことで、業界のDX推進に寄与するポジションを目指していらっしゃいます。

27歳で化粧品メーカーから広告代理店へ異業種転職。デジタル戦略職で年収250万円アップ

Pさん(27歳/男性)

業種職種年収
転職前化学(化粧品メーカー)マーケティング企画/デジタル戦略担当650万円
転職後サービス業(広告代理店)ビジネスプロデュース職900万円

Pさんは大学卒業後、大手化粧品メーカーで営業・マーケティング業務に従事。ドラッグストア本部との商談を通じて売り場戦略やデジタル広告施策を推進し、直近ではCRMを活用したデータ分析やWeb施策の立案・実行を担当していました。しかし、メーカー側の立場ではデジタルマーケティングの深い知見を得る機会が限られており、より専門性を高めるため広告代理店への転職を決意。

JACのコンサルタントは、Pさんの「営業+マーケティング+デジタル施策経験」を強みとして言語化し、広告代理店のビジネスプロデュース職を提案。面接対策では、メーカーで培った顧客折衝力やデータ分析スキルを、広告代理店での戦略立案にどう活かせるかを具体化しました。

結果、年収は650万円から900万円へアップ。今後はクライアントのマーケティング戦略全体を統括し、デジタル領域での知見をさらに深めながら、プロジェクト推進の中心的なポジションで活躍することが期待されています。

27歳でライフサイエンス企業からエンタメ業界へ異業種転職。FP&A経験を活かし年収100万円アップ

Lさん(27歳/男性)

業種職種年収
転職前ライフサイエンス関連機器・試薬の輸入販売FP&A800万円
転職後エンターテインメント・ゲームソフトウェア開発経営企画・管理会計900万円

Lさんは大学卒業後、住友林業で営業を経験した後、ライフサイエンス企業に転職し、FP&Aとして予算策定や中期経営計画の立案を担当。USCPA資格やTOEIC945点を活かし、管理会計領域で専門性を高めてきました。しかし、日本法人では本社意思決定に関与できる機会が少なく、より戦略的な役割を担える環境を求めて転職を決意。

JACのコンサルタントは、Lさんの「FP&A+国際資格+英語力」という強みを言語化し、エンタメ業界の経営企画ポジションを提案。面接対策では、予算策定や経営計画の経験を、ゲーム事業のグローバル戦略にどう活かせるかを具体化しました。

結果、年収は800万円から900万円へアップ。今後は、事業戦略の中枢で意思決定に関わり、グローバルな経営企画の専門家としてキャリアを形成する予定でいらっしゃいます。

27歳の転職ならJAC

27歳はキャリアの方向性を再定義する絶好のタイミングです。3〜5年の実務経験を積み、企業からは「現場で成果を出せる力」と「将来のキャリア拡張性」を期待される年齢でもあります。だからこそ、専門性を深めるか、異業種で新たな価値を築くかという選択が重要になります。

その点、JACはハイクラス転職支援に強みをもち、外資系企業や日系大手、成長企業との強固なネットワークを有しています。業界別専門チームが連携し、あなたのキャリア志向に沿った求人を提案できる体制を整えているため、異業種転職やキャリアチェンジにも対応可能です。また、企業側の求める人物像を熟知しているため、面接対策やキャリアの言語化を通じて、あなたの強みを最大限に引き出します。

27歳での転職は、将来のキャリアビジョンを見据えた重要な意思決定です。JACでは、短期的な条件だけでなく、中長期的なキャリア形成を重視したアドバイスを提供し、満足度の高い転職を実現します。

27歳で新たなキャリアを築きたい方は、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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