「転職活動が思うように進まない」
「選考に時間がかかるようになった気がする」
こうした実感を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで、JAC Recruitment(以下、JAC)では、従業員100名以上の企業で中途採用を担当する人事・採用担当者1,088人を対象に、「2026年の転職市場の変化と採用難易度」に関する調査を実施しました。
本記事では、企業側の声から見えてきた“今の転職市場”の実態を分かりやすく解説します。
| 【調査概要】 「企業の採用担当者が感じる2026年の転職市場の変化と採用難易度」に関する調査 【調査期間】2026年2月19日~2026年2月24日 【調査方法】インターネット調査(PRIZMA) 【調査人数】1,088人 【調査対象】従業員100名以上で中途採用をしている企業の人事・採用担当者(製造業/メディカル・バイオ/IT・通信/建設・不動産/消費財/金融/コンサルティング) |
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9割超の企業が「中途採用は難しくなっている」と実感
調査の結果、人事・採用担当者の94.4%が「中途採用が難しくなっている」と回答しました。
今回の調査でまず明らかになったのは、中途採用の難しさを実感している企業が非常に多いという点です。
人事・採用担当者の94.4%が、「中途採用が難しくなっている」と回答しました。
これは、転職活動がうまく進まないと感じているのが個人だけではなく、企業側も同じように難しさを感じていることを示しています。
採用が難しくなっている年齢層として多く挙げられたのは、
- 20代〜30代前半の若手層
- 30代後半〜40代のミドル層
でした。
若手層は将来の戦力として期待される一方、転職市場での流動性が高まっています。
一方で、ミドル層には、専門性やマネジメント経験など、より高度な役割が求められる傾向があります。
結果として、企業が求める条件と現実の採用状況との間にギャップが生じやすくなっているといえます。

採用要件は「より高度に、より複雑に」
採用が難化している理由として挙げられたのは、
- 求めるスキル・経験を持つ候補者が市場に少ない
- 求めるスキル・経験の組み合わせが複雑化している
- 他社との採用競争が激しくなっている
という点でした。
企業側では、即戦力性や専門性を重視する流れが強まり、「何ができるか」「どのフェーズで成果を出せるか」まで含めて見極める採用が増えています。
その分、選考は慎重になり、プロセスが長期化しやすくなっているのが実情です。

採用担当者が感じている「価値観の変化」
調査では、94.4%の人事・採用担当者が「候補者の価値観や選考に対する姿勢に変化を感じている」と回答しています。
これは、転職に対する考え方や企業選びの基準が、ここ数年で大きく変わっていることを示しています。単に「条件が良いかどうか」だけでなく、働き方・裁量・成長機会といった要素を重視する傾向が強まっています。
企業にとっては、単に待遇を提示するだけでなく、「どのような環境で、どのような役割を担えるのか」を明確に伝える必要性が高まっているといえます。

内定辞退は約7割の企業で増加傾向
転職市場の変化は、内定辞退の増加という形にも表れています。
調査では、ここ1〜2年で約7割の企業が「内定辞退が増えている」と回答しました。
企業側にとっては、内定を出して終わりではなく、「その後に辞退されるケースが増えている」という実感が広がっています。
内定辞退が増加した理由として多かったのは、
- ワークライフバランスの希望と合致しなかった
- 他社の提示条件(年収・役職など)が優れていた
という点です。
最終的な意思決定の段階では、複数の内定や選択肢を並行して比較する動きが一般化しつつあります。
単に条件の良し悪しだけでなく、働き方や役割、長期的なキャリアとの相性まで含めて検討するケースが増えていると考えられます。
企業側にとっても、提示条件や働き方をどのように伝えるか、
「納得感のある説明」がこれまで以上に重要になっている局面と言えるでしょう。

採用難に対応するため、企業は採用手法の見直しを進めている
採用こうした状況を受け、企業は採用要件や採用手法そのものを見直す動きが見られます。
今後注力したい施策としては、「母集団形成の強化」(35.1%)や「採用ブランディングの強化」(30.3%)が上位に挙げられました。候補者との接点づくりや、企業としての魅力の伝え方を改めて強化しようとする姿勢がうかがえます。

人材紹介サービスには「見極め力」と「専門性」が期待されている
採用の難易度が高まる中、さまざまな採用施策が検討される中で、人材紹介サービスに期待する役割についても明らかになりました。
今後、人材紹介サービスを活用する場合に企業が期待する点としては、「専門性の高い層への安定的なアクセス」(36.7%)や、「候補者のスキル・志向性を正確に把握すること」(35.8%)が上位を占めています。また、「転職市場に出ていない層へのアクセスや独自ネットワーク」(28.6%)も一定の割合を占めました。
採用要件が高度化・複雑化する中で、企業側では、候補者の経験やスキルをより正確に見極められる点や、専門性の高い層と出会える点に、人材紹介サービスの価値を見出していることがうかがえます。

ハイクラス転職なら、JAC Recruitment
本調査からは、採用要件の高度化や、候補者の価値観の変化により、採用活動が複雑さを増している実態が明らかになりました。企業側が採用に苦戦している背景を知ることは、なぜ選考が厳しく感じられるのかを理解し、自身の経験や強みの伝え方を考える際のヒントになります。
JAC Recruitmentでは、企業の採用背景や求める人物像を踏まえながら、一人ひとりの志向や強みを整理し、キャリア選択の支援を行っています。
- 自身の強みをより評価してくれる環境を探したい
- 経営に近い立場で、組織の変革に関わりたい
- 次のキャリアで、これまでの経験を一段高いステージで活かしたい
そうした想いをおもちの方は、今の転職市場の動きと企業側の視点を知ることから、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
