Kさん(男性/30代半ば)



「将来のキャリアが描けない」と閉塞感を抱き、転職を決意
中小規模の調剤薬局で薬剤師を務めていました。30代半ばになり、「マネジメントを経験したい」「取り扱う処方を増やし、知識を高めたい」「年収を上げていきたい」という思いがありましたが、上のポストが空く気配はないし、会社として新たな戦略や事業に取り組む様子もありません。そんなキャリアの閉塞感を打開するため、転職を決意しました。
しかし、求人サイトで調剤薬局の求人を見てみても、違いがよくわかりませんでした。条件での比較はできるものの、入社後、仕事の幅を広げたりポジションを上げたりしていけるのか、イメージを描きにくい。そこでJAC Recruitment(以下、JAC)に相談してみました。
JACのコンサルタントの面談で、これまでの経験を振り返って整理してみると、自分は「教育」への志向が強いことを認識しました。薬学部生の実習の受け入れや、新たに入社した薬剤師の研修などを担当してきたのですが、それがとても楽しかったし、人に教えることで自分の知識も磨けると感じていたのです。
「教育」の志向にマッチした企業に、年収アップでの転職が実現
JACのコンサルタントは、そうした私の志向を汲み取り、調剤薬局を併設している大手ドラッグストアチェーン・A社を提案してくれました。A社の経営陣との対話から、教育に力を入れていくという方針をつかんでおり、私の志向や目指すキャリアにマッチしていると判断したそうです。
初めての転職活動だったため、面接対策も手厚くサポートしていただけました。面接で聞かれる質問、面接担当者の人物タイプなどを教えていただき、質疑応答の準備をしたうえで2~3回模擬面接を繰り返し、本番に臨んだのです。結果、年収70万円アップのオファーで採用に至りました。
現職は小規模企業で、後任者の手配が難しく、退職交渉は難航しましたが、JACのコンサルタントからA社に入社時期の後ろ倒しを交渉してもらったため、引き継ぎの時間を確保できて円満に退職できました。
担当コンサルタントからのコメント:条件面だけでなく「志向」「キャリアプラン」にもとづいた選択を
KさんがA社から評価されたポイントの一つは、「キャリアアップしたい」という上昇志向。また、地域のお客さまとの関わりを大切にしていた「ホスピタリティ」の高さが、A社の企業風土に合うと判断されました。そして、研修・教育に課題を持っていたため、Kさんの教育の経験と意欲に期待が寄せられたのです。
Kさんの転職の成功のポイントは、条件面だけで求人を選ぶのではなく、自身がやりがいを感じること、これから目指すキャリアを明確にし、それを叶えられる企業を選んだことにあります。私たちコンサルタントは、志向や価値観の整理と、志向に合う企業選びをサポートしますので、まだ希望があいまいな状態であってもお気軽にご相談ください。
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