日系コンサルティングファームとは?企業一覧や転職動向を紹介

「日系コンサルティングファームが自分に合いそうか検討したい」という方もいるのではないでしょうか。 本記事では、主な日系コンサルティングファームの企業一覧や転職動向などを解説します。

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日系コンサルティングファームとは

日系コンサルティングファームとは、日本国内に本社を置き、主に日本の企業や官公庁などをクライアントに擁するコンサルティングファームのことです。
大きく独立系と企業系に分類され、独立系は、特定の企業グループに属さず、独立した経営を行っているファームを指します。自らの経営資源で運営しており、親会社やグループ会社が決定した戦略や意向の影響を受けることはありません。比較的規模の小さいファームが多く、中小企業や特定の業界に特化したコンサルティングを行う傾向があります。
一方企業系は、親会社となる企業グループを持ち、グループ企業向けにコンサルティングサービスを提供したり、官公庁の案件を請け負ったりする点が特徴です。

主な日系コンサルティングファーム一覧

本章では、日系コンサルティングファーム24社の特徴を紹介します。
下記表内のファーム名をクリックすると、本記事内の解説に遷移します。

企業名 分類
アビームコンサルティング株式会社 総合系
ベイカレント・コンサルティング株式会社 総合系
株式会社ドリームインキュベータ 戦略系
株式会社コーポレートディレクション 経営戦略系
Ridgelinez株式会社 総合系
株式会社日立コンサルティング 総合系
フォーティエンスコンサルティング株式会社 総合系
株式会社シグマクシス 総合系
株式会社野村総合研究所(NRI) シンクタンク系
株式会社三菱総合研究所(MRI) シンクタンク系
株式会社NTTデータ経営研究所 シンクタンク系
シンプレクス株式会社 IT系
三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC) シンクタンク系
山田コンサルティンググループ株式会社 総合系
株式会社リブ・コンサルティング 経営戦略系
イグニション・ポイント株式会社 総合系
株式会社ライズ・コンサルティング・グループ 総合系
ロングブラックパートナーズ株式会社 経営戦略系
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 シンクタンク系
グラビス・アーキテクツ株式会社 IT系(公共領域に特化)
横河デジタル株式会社 IT系(製造業に特化)
株式会社経営共創基盤(IGPI) 経営戦略系
株式会社リヴァンプ 戦略系
Xspear Consulting株式会社 戦略系

アビームコンサルティング株式会社

ベイカレント・コンサルティング株式会社

株式会社ドリームインキュベータ

株式会社コーポレートディレクション

Ridgelinez株式会社

株式会社日立コンサルティング

フォーティエンスコンサルティング株式会社

株式会社シグマクシス

株式会社野村総合研究所(NRI)

株式会社三菱総合研究所(MRI)

株式会社NTTデータ経営研究所

シンプレクス株式会社

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社(MURC)

山田コンサルティンググループ株式会社

株式会社リブ・コンサルティング

イグニション・ポイント株式会社

株式会社ライズ・コンサルティング・グループ

ロングブラックパートナーズ株式会社

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

グラビス・アーキテクツ株式会社

横河デジタル株式会社

株式会社経営共創基盤(IGPI)

株式会社リヴァンプ

Xspear Consulting株式会社

日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームの違い

日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームでは、業務の進め方や企業文化など、さまざまな違いがあります。それぞれの特徴を理解することで、自身のキャリアを選択する際に役立てることができるでしょう。

本章では、次の4つの観点から日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームの違いを解説します。

  • コンサルティングスタイルの違い
  • 社風・雰囲気の違い
  • 評価制度・年収の違い
  • 労働時間・プロジェクトの違い

コンサルティングスタイルの違い

日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームでは、コンサルティングスタイルに明確な違いが見られます。

日系コンサルティングファームは、クライアントとの長期的な関係構築を重視する傾向があり、クライアントの企業文化や組織構造を深く理解し、現場に寄り添うコンサルティングを提供する点が特徴です。また、提案だけでなく、実行支援やアフターフォローまで含めたサポートを提供することが多い傾向があります。

一方、外資系コンサルティングファームは、短期間で大きな成果を出すことを重視しており、データドリブンな分析や理論的なフレームワークに基づいた提案を行う点が特徴です。また、クライアントの実行プロセスに関与しないことも多く、施策の提案でプロジェクトが終了するケースも珍しくありません。

社風・雰囲気の違い

社風・雰囲気も、日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームで大きく異なる場合があります。
ファームにもよりますが、日系コンサルティングファームは、比較的チームワークや協調性を重視する傾向があります。また、経営陣や上司が部下を育成する文化が根づいており、若手社員も基礎から段階的にコンサルタントに必要なスキルや能力を習得できる環境が整っています。

一方、外資系コンサルティングファームは、成果主義を基盤とした個人主義文化が色濃く、個々のパフォーマンスが強く求められる傾向があります。社員間の競争意識が高い一方で、結果を出したコンサルタントは年次に関係なく評価され、早期に昇進することもあるでしょう。

評価制度・年収の違い

評価制度や年収も日系コンサルティングファームか外資系コンサルティングファームかによって異なるケースがあります。

日系ファームは、年功序列制度が残っているファームも多く、基本的には在籍年数に応じて昇給します。ただし、近年は成果主義の評価制度を導入しているファームも増えており、実力や成果によって年収が決まる場合もあります。
さらに、多くの企業では長期的なキャリア形成を支援する体制が整っているため、1つのファームでキャリアを形成していくことができるでしょう。また、福利厚生や手当が充実している企業が多く、安定した環境で働きたい人に適しています。

外資系コンサルティングファームでは、成果主義に基づく評価制度が採用されており、業績に応じて年収が大きく変動します。インセンティブが設定されているファームも多く、高いパフォーマンスを発揮すれば若手のうちから高年収を実現できることもあるでしょう。ただし、成果を残せない場合は評価が低くなり、キャリアの先行きが厳しくなる恐れもあります。

労働時間・プロジェクトの違い

日系コンサルティングファームと外資系コンサルティングファームとでは、労働時間やプロジェクトにも違いがあります。
日系コンサルティングファームは、クライアントの現場に深く入り込んで支援するスタイルが多いことから、1つのプロジェクトが完遂まで比較的長い期間を要します。労働時間は、プロジェクトによって異なるものの、激務を強いられるケースは少ないようです。

外資系コンサルティングファームでは、短期間で高い成果が求められるため、ピーク時には業務負荷が大きくなることもあります。ただし、プロジェクトが終了すると、まとまった休暇を取れる場合が多く、メリハリをつけて働くことができます。

日系コンサルティングファームの年収相場

日系コンサルティングファームの年収相場は、階級ごとに異なります。
下記は、日系コンサルティングファームの年収相場を階級ごとに示した表です。

【階級別:日系コンサルティングファームの年収相場】

階級 年収相場 賞与相場
コンサルタント~シニアコンサルタント 700万~1,300万円 固定給の10~20%
マネージャー 900万~2,000万円 固定給の10~30%
パートナー 2,500万円以上 業績次第で決定

コンサルタント~シニアコンサルタントは、コンサルタント歴3~4年程度の役職を指し、一般的な年収相場は、700万~1,300万円となります。なお、賞与相場は固定給の10~20%が目安です。
マネージャーは、コンサルタント歴5~12年程度のコンサルタントが就く役職であり、プロジェクト全体の責任者を指します。年齢としては30代前半が目安ですが、ファームの規模や昇進制度によって異なります。年収相場は900万~2,000万円、賞与相場は固定給の10~30%程度といわれています。
パートナーは、事業会社の役員に相当する職位であり、年収相場は2,500万円以上になります。賞与は業績次第で決定するケースが多く、ファームの規模や業績によって大きく変動します。

日系コンサルティングファームへの転職事例

本章では、JACの転職支援サービスを利用し、日系コンサルティングファームに転職した方の事例を2つ紹介します。

  • メーカーから日系コンサルティングファームへの転職事例
  • SIerから日系コンサルティングファームへの転職事例

メーカーから日系コンサルティングファームへの転職事例(男性/40代前半)

業種 職種 年収
転職前 日系メーカー 情報システム課長 900万円
転職後 日系コンサルファーム ITコンサルタント 1,100万円

いくつか事業会社の情報システム部門でSEの経験を積んできました。ある日、家庭の事情で愛知県へのUターンすることになり、転職活動をはじめました。製造業の強い愛知県に戻るとなると製造業メーカーの情報システム部門という選択肢が一般的で、私自身もそれ以外の可能性はまったく考えてもいませんでした。
JACに登録した際も社内SEの求人の紹介するようお願いしましたが、面談では各社の募集背景や企業情報など求人に記載されていない情報まで細かくご説明いただき、JACのキャリア支援のスタンスに共感しました。この転職エージェントであれば、自分自身が想定していないキャリアも相談できると確信しました。

転職活動を続けていくうちに、前職で大きな成果となった基幹システムのリプレイスプロジェクトについて、とても苦労した経験が私自身の大きな財産になっていると認識しました。転職活動をはじめた当初は、企業の情報システム部門の求人を受けていましたが、Uターンした先の事業会社で前職以上の成功体験が得られるのか次第に疑問を抱くようになりました。
そんななか、JACから地元密着型の企業でITコンサルタントを募集しているとの紹介がありました。これまで苦労して得た経験を、1社ではなく、さまざまな企業に生かせるキャリアパスがあることをコンサルタントから提案され、SEではなくコンサルタントとして多くの企業に貢献したいという強い思いが湧き、すぐにエントリーをお願いしました。結果的には、その企業に内定を得ることができ、現在はUターン先の愛知県でITコンサルタントとして新しいキャリアを歩みはじめています。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

SIerから日系コンサルティングファームへの転職事例(男性/45歳)

業種 職種 年収
転職前 日系SIer SE 900万
転職後 日系総合ITコンサルティングファーム マネージャー 1,100万

新卒から約20年間、3社のSIerでSEとして働いていました。もともとは開発がメインでしたが最近では設計を中心とした上流工程を任されるようになりました。またコンサルティングに近い業務や顧客折衝の経験も増えました。40代も後半を迎え、今後の自分のキャリアを考えた際、エンジニアとしての経験を生かしつつ、さらにキャリアアップできる転職がしたいと思うようになりました。
転職エージェントに登録し情報収集からはじめることにしたのですが、JACリクルートメントはその一社でした。他社と異なりJACはさまざまなキャリアの可能性を丁寧に提案頂き、単純に大手SIerに進む道もあれば、ITベンダーやコンサルティングファームなど、さまざまなキャリアパスがあり、それぞれに中長期的に得られるものまで話してくれました。最終的には他社にはない情報量と質があるJACに絞って、転職活動を進めることを決めました。

面談にはITベンダー、コンサルティングファーム、SIerの各担当のコンサルタントの方から、それぞれのキャリアに進んだ場合のキャリアパスや想定年収、具体的な求人の紹介がありました。この時点では自分がどの道に進みたいのか決めかねていたこともあり、3業界の求人に応募し、最終的には複数の企業から内定を頂きました。

最終的にどの転職先を選ぶか検討するなかで、コンサルタントの方からは「5年後、10年後にあなたはどうありたいのですか」という問いかけがありました。SIerやITベンダーは今の仕事と似ているので、自分が活躍できるイメージは持ちやすい一方で、転職のきっかけとなった新しい経験やキャリアアップにはつながりにくいと感じました。一方でコンサルティングの仕事は今までの仕事は異なるものの、今の自分にはな無いスキルが身に付くと考えました。
コンサルティング業界で自分の経験がどのように生かせるか、10年後の自分の目標に沿っているかなど、JACのコンサルタントの方と時間をかけて検討し、最終的には日系大手のITコンサルティングファームへの転職を決めました。入社後はコンサルタントとして新しい仕事にチャレンジしつつ、新しい技術もキャッチアップして、充実した日々を過ごしています。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

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企業傾向の情報収集など、JACのコンサルタントにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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