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PwCアドバイザリーが名古屋拠点を開設。
グローバル案件に携わりながら、M&Aで東海エリアの企業変革を後押しする

PwCアドバイザリー合同会社

※このインタビューは2026年7月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。 松本 潤氏  濱之上 昌二氏 丸橋 弘政氏

写真左から

PwCアドバイザリー合同会社 名古屋事務所 マネージャー 松本 潤 氏
PwCアドバイザリー合同会社 名古屋事務所 パートナー 濱之上 昌二 氏
PwCアドバイザリー合同会社 名古屋事務所 ディレクター 丸橋 弘政 氏

PwC Japanグループの一員であるPwCアドバイザリー合同会社は、M&A、事業再生、インフラファイナンスといったディールを通じて、クライアントの変革と持続的な価値創出を支援するアドバイザリーファームです。地政学リスクの顕在化等でサプライチェーンの分断、エネルギー供給の不安定化、インフレ圧力の高まりなど、企業を取り巻く経営環境が大きく変化する中で、企業には従来の延長線上にない抜本的な変革が求められています。PwCアドバイザリーでは、こうした複雑性と不確実性の高い環境において、ディールを単なる一過性のイベントとしてではなく、事業や組織の新陳代謝を促し、構造改革や業界再編を促す起点と捉えています。豊富な業界知見と高度な専門性、そしてグローバルネットワークを掛け合わせることで、戦略の構想から実行までをワンストップで支援し、クライアントが直面する経営課題や社会課題の解決を担っています。

2026年7月、名古屋拠点を開設。アドバイザリーやコンサルティング未経験の方も対象に、東海エリア在住の方・Uターン・Iターンを考える方など、立ち上げメンバーの採用を行っています。

名古屋拠点の取り組み、東海エリアだからこそ得られる経験や醍醐味、PwCアドバイザリーの組織・風土の魅力、異業界から転職してみての感想などについて、パートナーの濱之上氏、ディレクターの丸橋氏、マネージャーの松本氏に伺いました。

立ち上げメンバーには自動車業界出身者も。さまざまな専門性を生かせる

―― 今期、名古屋拠点を立ち上げた目的をお聞かせください。

濱之上氏:名古屋・東海エリアのクライアントの近くで、しっかりと伴走するため、名古屋に拠点を設けました。私たちはディール(M&A・事業再編などの企業取引)案件が発生すれば、名古屋・大阪・福岡など全国へ出向きますが、クライアントにお会いして名刺を差し出すと「東京から来られたのですね」と言われます。名古屋に腰を据えることで東海エリアのクライアントと気持ちの距離を縮め、リレーションをスムーズに築きたいと考えています。

一方、「採用強化」の目的もあります。当社の成長方針として、今後もどんどん事業を拡大していきます。東京や大阪のみの採用では、成長スピードに追いつきません。また、製造・防衛・AIなど幅広い分野のスペシャリストに来ていただきたいので、門戸を広げています。

東海エリアは製造拠点の集積地ですので、製造業で経験を積んだ方もお迎えしたい。もちろん、名古屋・東海エリアに現在お住まいの方だけでなく、Uターン・Iターンを希望している方も歓迎します。名古屋拠点では、まずは今期中に約10名の体制をつくり、3年後には約30名のチームへ拡大したいと考えています。

ただし、活動はこのエリアだけに限定されません。ずっと名古屋にいて、東海エリアの案件だけを担当するチームをつくりたいわけではないのです。あくまでPwCアドバイザリー全体の中の一員・チームとして活動するため、グローバル案件を含めた幅広い案件を、東京や大阪のメンバーとも一緒に手がけていきます。

丸橋氏:名古屋は地理的に日本の真ん中にあります。東京にも大阪にもすぐに行けるので、国内からグローバル案件まで幅広い仕事をするうえでの拠点としてちょうどいい位置だと思いますね。

―― 名古屋拠点ではどのような方が活躍できますか。製造業など幅広い業界から受け入れられるとのことですが。

丸橋氏:コンサルティングの経験は問いません。実際、名古屋オフィス開設プロジェクトメンバーの一人は、大手自動車メーカーのコーポレート部門に長年勤務し、コンサルは未経験です。こうしたバックグラウンドのメンバーは今後も増えていくでしょう。

例えば、そのメンバーが企業変革やオペレーション改善、人事改革などの案件に取り組む際には、自動車業界の知見を踏まえた提案やアドバイスが説得力をもち、期待されることがあります。東海エリアで経験を積んだ方が、コンサルタントとしての強みを備え、全国で価値を発揮しやすいといえるでしょう。

自動車業界に限らず製造業で技術知見を磨いた方や、リテール分野のプロの方なども、十分エッジを立てて活躍いただける可能性があります。

濱之上氏:業界だけでなくスキル面に関しても、PwCアドバイザリーではそれぞれのメンバーに得意領域があります。例えば、私は財務分析、丸橋はリストラクチャリング、松本は戦略策定・PMI(Post Merger Integration)に専門性を持っています。そのほかにも、戦略策定、バリュエーション(企業価値評価)、モデリング(財務シミュレーション)など、さまざまな領域があります。各領域で「職人」ともいえるような専門性を高めていく仕事なので、「この分野を極めたい」という目標や志向がある方に来ていただきたいですね。私たちの強みは、さまざまな専門家が集まることで、総合的に支援できる点ですから。

松本氏:名古屋は、クライアントとのつながりが重要な地域特性があります。そのため、名古屋の事業会社でコミュニケーション力を磨いてきた方は、その力を生かせるでしょう。名古屋の企業ならではの文化や商習慣を理解している方と一緒に働けると心強いし、楽しくなると思います。

「立ち上げ期」だからこその、チームづくりや顧客開拓の面白さがある

―― 東海エリア対象としては、どのようにビジネスを展開されますか。そのやりがい、面白さをどのように感じていらっしゃるでしょうか。

丸橋氏:東海は、日本の自動車産業をけん引する地域です。自動車業界は今、100~200年に一度ともいわれる大きな変革期を迎えています。EV化の進展などにともない、これまでエンジンを製造してきたサプライヤーをはじめ、多くの企業が事業構造の転換を迫られている状況です。これはピンチである一方、大きなチャンスでもあります。

変革の中で、私たちの価値を感じていただくことでビジネスチャンスが多く生まれます。自動車業界におけるM&Aや企業再生、各部門の高度化などのニーズをしっかり捉えていきたい。自動車のサプライヤーは全国に広がっているので、東海エリアで前向きな変革を起こして盛り上げていけば、日本全体を引っ張る力になるのではないでしょうか。

濱之上氏:自動車に限らず、さまざまな製造業のクライアントも開拓していきます。私はもともとPwCアドバイザリーでエネルギー業界を担当しており、これまで東海エリアの電力会社やガス会社などのクライアントを支援してきました。今後も幅広い業界を支援していきたいですね。

松本氏:先ほども触れたとおり、「つながりを大切にする」ということが東海エリアのマーケット特性としてあります。つまり、1つのクライアントとつながると、そこから広がっていきやすいのです。電力系企業と交通インフラ系企業と同時につながり、コラボレーションが生まれるといったことも起こりやすい。相乗効果がどんどん発揮されていくところが面白いと感じています。

―― 新拠点の立ち上げ期ならではの、参画する面白さ、身に付くスキル・キャリアをどのようにお考えですか。

濱之上氏:シニアクラスの方であれば、私たちがまだ獲得できていないクライアントを一緒に開拓し、その方自身のクライアントにしていけるところに面白さや醍醐味があると思います。一方、ジュニアクラスの方は、東京や大阪のメンバーと連携し、東海エリア以外の案件にも携わりながら経験を積めます。そこで得た知見を東海エリアに還元し、チームを支える存在になっていくという成長ができるでしょう。

名古屋では今期から体制づくりを始めたばかりなので、まだ十分に検討しきれていない部分もあり、走りながら考え、形にしている段階です。私や丸橋はそうした状況が大好きなタイプで、ある程度の自由度を持ちながら、自分たちでチームをつくっていくプロセスを楽しんでいます。そのようなチームづくりに参加したいという方にとっては、面白い環境だと思います。

丸橋氏:確かに、今この環境で経験を積むことで「チームビルディング力」はかなり高まるでしょうね。それは、今後のキャリアにおいて、事業やプロジェクトを立ち上げるにしても、組織・チームを構築するにしても大切な力です。まだ整っていない組織の中で、創意工夫しながら形にしていく経験は、将来にも役立つのではないでしょうか。

まだ人数が少なく、一人が複数の役割を担う場面も出てくると思います。そのため、できあがった組織の中で指示を受けて動くよりも、自ら考え、主体的に行動できる方が活躍できるでしょう。「これがやりたい」と、どんどん発信してくれる人に来ていただきたいですね。

組織間の連携が活発。それぞれの強みを掛け合わせて価値を提供する

―― ここからは皆さまのバックグラウンドと、お仕事への思いについて伺います。濱之上さんはファーストキャリアからPwCなのですね。

濱之上氏:私は1996年に新卒で入社し、約30年在籍しています。北米の大学で会計学を学び、現PwC米国法人のニューヨーク事務所に入社し、約5年間監査業務に携わりました。日本への帰国を機にPwCアドバイザリーへ移り、以来25年ほどM&Aを手がけています。M&Aの領域では、クライアントのニーズに応じて新しいサービスが次々と生まれています。新たな価値をつくり出すこと、「経営」に近い立場でそれを支援することに楽しさを感じています。

―― 丸橋さん、松本さんは異業界から転職されたそうですが、なぜ転職を決意し、PwCアドバイザリーを選んだのでしょうか。入社後の感想もお聞かせください。

丸橋氏:私はメガバンクで約20年間働き、そのうち約10年は企業再生を支援してきました。「債権者」の立場から、どう返済してもらうかを考え、そのために企業再生を支援する役割です。しかし局面によっては、クライアントの利益と銀行の利益が相反する場面もあり、ジレンマを抱えるようになっていたのです。クライアントと「対峙」するよりも「伴走」して企業再生を支援する方が常に前向きに仕事ができるのではないか……そう考え、PwCアドバイザリーに転職しました。

入社後の実感は、一言で言うと「最高」です。クライアントに対し、思い描いたとおりの支援ができています。最初は他人行儀で身構えていたクライアントが、徐々に「身内」「仲間」として接してくださるようになるのがうれしいですね。たとえばクライアントの現場に常駐する案件で、毎朝のご挨拶が、「いらっしゃいませ」から「お疲れさま」に変わる瞬間がある。これは銀行時代には味わえなかった喜びです。

一方で、最初は戸惑う部分もありました。銀行をはじめ、歴史の長い大企業では手続きやルールがきっちり定められていて、それに沿って進めれば、ある程度は仕事が回る。ここに来て驚いたのは、仕組みや手続きそのものが次々と変わっていくことです。前期まで使っていた仕組みでも、改善すべき点があればすぐに見直す文化があります。そこは大きな魅力である一方、常に感度を高めて情報を更新していかなければなりません。そうした環境に適応できるかどうかは、向き不向きがあると思いますが、私には大変合っていましたね。

松本氏:私は新卒で国内のERP(統合基幹業務システム)メーカーに入社し、その後、欧州系の戦略コンサルティングファームを経て、PwCアドバイザリーに転職しました。一貫しているキャリアの軸は、「クライアントの変革を支援したい」という思いです。システム系も戦略系も経験した中で、クライアントが変わりたくても動けない、動ききれない場面を数多く見てきました。では、企業が最も大きく動くきっかけは何かと考えた結果、M&Aアドバイザリーの領域に興味を持ったのです。M&Aを扱うファームの中でも、働くメンバーの人柄の良さ、顧客ネットワークの広さに魅力を感じ、PwCアドバイザリーを選びました。

ほかのコンサルの案件と異なるのは、自身が関わった案件が新聞やニュースで注目されることです。特に大企業のM&Aは株式市場への影響が大きく、日経などのメディアにも取り上げられる。自分の仕事が社会に与えるインパクトを実感できます。

―― 組織体制やカルチャーの特徴、魅力についてお聞かせください。

濱之上氏:5~6年ほど前、業界でいち早く「セクター制」を導入しました。業界ごとに専門チームを設け、各業界に特化したコンサルティングを行うものです。この体制により、先ほど触れたとおり、専門性を生かしやすいのです。また、今期は「クロスセクター」の取り組みを加速させ、異なる専門領域の知見を掛け合わせて経営課題の解決を図っていきます。「フィジカルAI」「データセンター」など、クロスセクターで手がける仕事もあるので、興味がある人にとっては面白い環境です。

松本氏:入社前後で良い意味でイメージにギャップがあった点として、「組織間の垣根が低い」という特徴があります。PwCアドバイザリー内の組織間もそうですし、PwCグループ内の他社との間にも壁がなく、一緒にプロジェクトに取り組むことが多いです。大規模・複雑なプロジェクトで、ほかの専門チームを巻き込めるのは心強いです。

丸橋氏:PwC Japanグループには、私たちアドバイザリーのほかに、コンサルティング、監査法人、税務と、主に4つの領域があります。M&Aや事業再生は会社そのものを動かすため、4領域がワンチームで対応するケースも少なくありません。さらには海外のメンバーファームが加わることもあります。私はPwCアドバイザリーに入社して間もない頃、自動車関連企業の中国事業に関わる案件で、複数領域の専門家に加えてPwC中国とも連携し、案件のリードを任されました。大変でしたが、とても面白かったことが記憶に残っています。

松本氏:風土の魅力として感じるのは、マチュアな人が多いことです。つまり、精神的に成熟していて、他者へのリスペクトがあり、自律して責任を果たす人々です。コンサルティング業界では、クライアントからシビアな要求を受けている局面などでは社内メンバーにきつい言葉を発することがあると思います。しかし、PwCではシビアな局面であっても頭ごなしに否定・批判することなく、「どうすればクライアントに価値を提供できるのか」「この人の良さを引き出すにはどうアプローチすればいいだろう」と、皆で真剣に考えるのです。

―― これから名古屋拠点の仲間となる方へ、メッセージをお願いします。

松本氏:名古屋の経済を一緒に盛り上げていきたいです。かつ、M&Aを地域企業の成長や変革の起爆剤にしていきたい。そのような思いを共有できる方と、一緒に働きたいと考えています。

丸橋氏:私の好きな言葉は、「向き不向きより前向きに」です。「自分に向いているだろうか」「できるだろうか」と不安に思って立ち止まるのではなく、前向きなマインドで挑戦してみようと思う方にぜひ来ていただけたらうれしいです。

私の社会人デビューは名古屋で、新人から7年を過ごした東海エリアはとりわけ思い入れの強い地域です。東海エリアに愛着がある自分から見て、東京や大阪と比較するとビジネスリソースがもう一歩足りないもどかしさがあります。だから、名実ともに「3大都市圏」として、東京と大阪に並ぶ水準にしていきたい。それが日本全体の底力を上げるためにも重要だと考えています。

濱之上氏:「Love名古屋」「Love東海」×「グローバル案件をやりたい」という志向の方を歓迎します。地域案件からグローバル案件までを幅広く経験し、そこで身に付けた知見やスキルをさらに東海の案件で生かしていただきたいです。

日本は長く経済が低迷し、円安も進んでいます。インバウンド需要が過去最高といわれますが、やはり日本のコアな価値は「ものづくり」にあると思います。この強みを守り、さらに発展させていけるよう、全力で応援したいと思います。

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