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外資系企業へ転職して後悔する人の5つの特徴|
外資系に向いている人の特徴から知っておくべきポイントまで解説

  1. 外資系企業×記事

公開日:2022/04/28 / 最終更新日: 2024/03/19

「外資系企業なら、自分のスキルを活かして働くことができる」「語学力を活かしてグローバルに活躍したい」といった強い想いを持って、外資系企業へ転職するビジネスパーソンは少なくありません。
しかし、実際に外資系企業へ転職してみると「思っていたほど評価されなかった」「社風が肌に合わない」などの理由から、転職したことを後悔する方も多いです。
そこで今回は、外資系企業へ転職して後悔する人の5つの特徴や外資に向いている人の特徴、転職を成功させるためのポイントについて解説します。


JACはイギリスで創業以来、40年以上にわたり、外資系企業への転職を支援し続けています。
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外資系企業の3つの特徴


外資系企業への転職を考えた場合、外資系企業の特徴を理解しておくことが重要です。
そこで、外資系企業の特徴を3つ紹介します。

1.実力・成果が給与に反映されやすい
2.年収が高めの傾向にある
3.不必要な残業はしない

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

1.実力・成果が給与に反映されやすい
外資系企業は成果主義である場合が多く、パフォーマンスに対してシビアな評価を受けます。また、積極的な姿勢が好まれやすい傾向にあるため、自分の意見を述べるのが苦手な人などは、「やる気がない」と判断されてしまう場合があります。
ただ、成果に見合った報酬を受けられるので、「成果を挙げて市場価値を高めたい」と考えている人にとっては、チャレンジしやすい環境であるともいえます。

2.年収が高めの傾向にある
外資系企業の多くは、日系企業よりも高めに報酬が設定されている傾向にあります。ただし、ここでも「成果に応じて」ということが前提になります。
成果を挙げることができれば、年齢や国籍などのバックグラウンドに関係なく、成果に応じた評価や報酬を受けられるのが外資系企業の特徴です。
外資系企業が必ず高収入であるという訳ではなく、実力があれば高収入を得られやすいと認識しておきましょう。

3.不必要な残業はしない
日系企業も近年は働き方が変わってきましたが、いまだに「残業することによって評価を受ける」ということもあるでしょう。しかし、外資系企業では「効率が悪い」「スケジュール管理できていない」という印象を持たれる場合がほとんどです。
これは、外資系企業では「不必要な残業はしない」という傾向が高いことが背景にあります。ただ、外資系企業は必ずしも残業がないという訳ではありません。そのため、意思決定や業務遂行のスピードをあげる努力が必要になります。

外資系企業へ転職で後悔する人の5つの特徴


ビジネスパーソンが外資系企業へ転職したいと考える背景には、下記のようにさまざまなものが挙げられます。

・語学を活かしてグローバルに働きたい

・日系企業以上にもっと自分のスキルが発揮できると思っている

・異文化への興味がある

・実力主義が自分に合っていると思っている

・年収や待遇が良い

など。

しかし思うようにいかなかったり、理想とは違う現実を目の当たりにしたりして、「転職したことを後悔している」「やっぱり前職のほうが待遇は良かった」と思う方は少なくありません。

その理由としては、下記のようなものが挙げられます。

1. 社風が合わない

2. 英語力の欠如

3. 職種におけるスキル不足

4. 期待ほどの評価を得られず給与が上がらない(成果主義)

5. 競争社会である

では一つずつ、詳しく見ていきましょう。

社風が合わない

外資系企業の社風は、一般的に個人主義が当たり前という雰囲気。日系企業であれば、業務にトラブルを抱えていたり、進捗が悪い同僚がいた場合、自分の業務範囲外であっても手伝ったり仕事を代わってあげたりすることも少なくありません。しかし、外資系企業では自分のビジネス領域が明確に規定されており、もし業務上、困り事があったとしても、同僚からは「それは私の業務外なので引き受けられない」「自分には関係ないこと。困っているなら上長に相談すべき」とあしらわれるケースも多分にあります。こうした主義の違いに、社風が合わないと感じるビジネスパーソンもいるようです。

英語力の欠如

外資系企業では、国外のクライアントや社内スタッフとの共通言語として「英語」が使われることがほとんどです。外資系企業に転職を考えるような方の多くは、「もともと英語力には自信がある」「英語で仕事ができるレベル」であることと思いますが、実際に入社してみると、思いのほか高い英語レベルを要求され、全く仕事についていけないケースは意外とあります。

英語によるコミュニケーションがスムーズに行えないと、「英語ができない」というレッテルを貼られてしまったり、成果を低く見積もられてしまったりする場合もあるようです。こうした事態に陥らないために、TOEICなどの点数のみに頼らず、「折衝ができる程度の英語力」「外国人部下をマネジメントできる程度の英語力」など、入社する企業がどれくらいの英語力を職場で必要としているのかを、予め、きちんと把握しておく必要があります。

職種におけるスキル不足

外資系企業では、一人ひとりの業務範囲が明確に決められています。例えば、マーケティング職で入社した場合には、退職するまでマーケティング業務を担当することとなります。つまり、その分野のスペシャリストが求められているわけです。周囲もハイレベルなスキルを持った人材ばかりが集まっていることがほとんどで、「日系企業に在籍していた時はスキルを評価されていたものの、外資系企業ではこれが当たり前なのか」といったケースも少なくありません。 スキル不足は自分の努力次第で伸ばしていくことも可能ですが、即戦力としての水準を求められている場合、「実力不足を突き付けられてつらい」「周りと比較されて劣等感を感じる」ことも多いようです。

期待ほどの評価を得られず、給与が上がらない(成果主義)

一般的に、外資系企業の平均年収は日系企業よりも高いと言われています。しかし、外資系企業に行けば必ず年収が上がると思うのは安易な考え方です。ほとんどの外資系企業は成果主義のため、「高い給料=与えられる仕事量や求めるスキルが高い」と考えるべきであり、すぐに年収アップが期待できるとは思わないほうが良いでしょう。

競争社会である

外資系の実力主義に憧れて転職を考える人は多いものの、いざ転職してみると、「思ったよりも自分の評価が高くなかった」というケースは少なくありません。なぜなら、外資系企業へは完全実力主義・完全成果主義を掲げているところが多く、集まる人材のレベルやスキルラインが高いことが当然であるためです。

そのような外資系企業へ集結したスタッフは優秀な方々ばかりのため、必然的に高いレベルの競争に巻き込まれることになります。常に競争にさらされる状態になるため、ライバルとの比較に疲れてしまったり、結果が出ないことに悩んでしまったりすることもあるようです。

また外資系企業では、ハイスペックな能力が求められることが日常的で、上司から「これくらいできて当然だ」と同時進行で複数のタスクを任されることも多くあります。外資系企業では、残業や会社の飲み会が無く、定時後は自由に時間が使える、というイメージを持つ人もいるようです。しかし、自身のタイムマネジメントがうまくできない方は、日本企業にいたときよりも残業しているといった方もいるようです。

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外資系企業で働くことに向いている人の特徴


外資系企業に向いている人の特徴には、下記のようなものが挙げられます。

・男女差や年齢などに関係なく、実力で勝負したい

・英語力に長けており、仕事でのコミュニケーションも問題なくできる

・個人主義の環境のほうが、仕事がしやすい・自分に合っている

・本国の影響に右往左往する状況にも臨機応変に対応できる

・どのようなに苦しい状況でも自己研鑽できる強いメンタルがある

・適度なプレッシャーがあるほうが、スキルやパフォーマンスを発揮できる

・同じポストで長期間働きたい

外資系企業で働くことに向かない人の特徴


一方で、外資系企業に向かない人の特徴には、下記のようなケースがあります。

・重圧の中では、なかなか自分のスキルを発揮できない

・個人主義が肌に合わない

・長期間、同じポストで仕事をし続けるのがツライ

・実力主義についていけない

・本国の影響で方針が二転三転するのが嫌

「年収をアップさせたいから」「実力を発揮できそうだから」といった理由で外資系企業に転職した場合、入社後に後悔することにもなりかねません。外資系企業への転職は、外資系ならではの社風や慣習などもよく理解した上で、転職の検討が必要です。


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外資系企業で働くメリットとデメリット


外資系企業は、能力主義や個人主義的な考えがメジャーとされています。実際に外資系で働くメリットとデメリットは次のとおりです。

【外資系企業で働くメリット】

・年収は日系企業よりも高水準
・仕事のON/OFFが分かれている
・語学力が高まる
・あらゆるバックグラウンドの人と働ける

【外資系企業で働くデメリット】

・人材流動性が高い
・企業文化に馴染めないおそれがある
・意思決定のスピード感が速い
・日系企業とは福利厚生に違いがある

これらのメリットとデメリットを正しく把握したうえで、外資系企業への転職を検討してみてください。

外資系企業へ転職を希望するときに押さえておくべき条件


外資系企業の社風や慣習といった特徴は十分理解しているつもりだけれども、外資系企業へ転職したい場合、どのような条件をクリアすればいいのか、がよくわからずに転職を躊躇している方もいるのではないでしょうか。

外資系企業へ転職する場合、下記の点を、まずはクリアにしておきましょう。

・未経験でも可能な求人か?それとも経験者の募集か(どれくらいのスキルが求められているか)?

・英語力は必須か?(必要であればどの程度か?)

・海外就労経験の有無

入社後に「こんなはずではなかった」「まったくスキルが評価されない」「年収が下がってしまった」と後悔することのないよう、ぜひ確認しておきましょう。

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外資系企業への転職を成功させるための5つのポイント


では、外資系企業への転職で失敗しないためには、どのようなポイントを押さえておく必要があるのでしょうか?

外資系企業への転職を成功させる秘訣は、大きく分けて下記の5つ。

1. 外資系企業での働き方を知っておく

2. キャリアの棚卸し(外資系企業に見合った経験を持っているか)

3. 社風を知るための企業チェック

4. 英語力アップ

5. 転職エージェント選び

では、詳しく見ていきましょう。

外資系企業での働き方を知っておく

外資系企業が転職ご希望者に求めている主なスキルには、下記のようなものがあります。

・主体的に行動できる力

・状況を受け止めて臨機応変に対応できる力

・ハイスピードでハイパフォーマンスが発揮できる力

・失敗を糧にして次につなげるチャレンジ精神

・高いコミュニケーション力

・さまざまな文化、バックボーンを持つ人々と協業できる力

外資系企業へ転職を考える場合、「実力主義・個人主義の世界であること」「日系企業の社風とは大きく異なること」を理解した上で、転職活動に臨むことが求められます。ここで挙げた項目以外にも、独特の社風や慣習を持つ企業もありますので、入社を希望する外資系企業の情報は、可能な限り収集しておきましょう。

キャリアの棚卸し(外資系企業に見合った経験を持っているか)

外資系企業では、自分の実力や能力をあまりにも高く見積もりすぎると、入社後に痛い思いをすることが少なくありません。また業務範囲も明確であることから、「募集ポストに応募してきた人材=その分野でのプロフェッショナル」と見られることを理解しておく必要があります。

そのためには、まず「転職を希望する企業が求めるプロフェッショナルなレベルとは、いったい何を指すのか?」「転職ご希望者に何を期待しているのか」を徹底的に分析します。その上で自分のキャリアを棚卸しし、企業のレベルに合致するスキルがあるのかどうか、即戦力として活躍できるかどうかを見極めていきましょう。

社風を知るための企業チェック

外資系企業と一言で言っても、その社風や勤務制度、昇進制度、賞与などは企業によって大きく異なります。

例えば、評価制度やKPI設定方法、フレックス勤務制度や海外出張の有無といったことは、企業ごとに独自方針を採用しているケースもあります。働く上で「自分がこれだけは譲れない」と思うポイントや気になる点については、あらかじめ企業情報を確認しておくようにしましょう。

英語力アップ

外資系企業で働くのであれば、共通言語である英語を使いこなせるようになる必要があります。外国人スタッフとの日常会話はもちろん、業務知識を交えたコミュニケーション力、プレゼンテーション力、海外のクライアントとのビジネス英語力は必須です。

外資系企業への転職において企業は即戦力を求めているわけですから、入社後にスキルアップをはかるというよりも、入社前に必要とされるレベルの英語力を身につけておくのが好ましいでしょう。

転職エージェント選び

外資系企業に関する情報は、あまり公には発表されてないものも多数あります。それゆえ、「どうやって企業の情報収集をすればよいか分からない」と感じる転職ご希望者の方もいることでしょう。

そのような時は、転職エージェントを活用するのも手です。転職エージェントとは、転職を希望する人に仕事の条件を確認し、保有している求人情報の中から経験や希望に即した企業を紹介してくれるサービスを言います。転職エージェントを活用するメリットは、自力で求人を探すよりも転職を成功させる可能性が高まる点にあります。一般には公開されていない企業情報を多数保持していることも多く、転職エージェントの活用により、他の候補者よりも優位に立って転職活動を進めていくことを可能にします。また事前に企業情報を知れることで、入社後のミスマッチが減らせるのもポイントです。

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外資系企業の面接対策


外資系企業で面接を成功させるためのポイントについて解説します。

・ボディランゲージを適切に使用する
・これまでの経験やキャリアを明確にアピールする
・応募先の企業と業界の情報収集を怠らない

それぞれについて詳しくみていきましょう。

・ボディランゲージを適切に使用する

面接の場では、第一印象が極めて重要です。特に外資系企業においては、礼儀とともにボディランゲージが面接官への印象形成に大きな影響を与えます。
たとえば、姿勢の良さや適切な目線の使い方は、自信と尊敬の気持ちを表現します。対照的に、閉塞的な姿勢や過度なジェスチャーは、不安や不信感を与えてしまう可能性が高いです。
このような面接中の細かな表情の変化やボディランゲージは、応募者の思考や感情を面接官に伝え、信頼を構築するか、それを崩すかの重要な分かれ道となります。したがって、落ち着いた態度を保ちつつ、適切なボディランゲージを用いることで、面接官に対してプロフェッショナルかつ親しみやすいイメージを与えられます。

・これまでの経験やキャリアを明確にアピールする

外資系企業での面接では、具体的な業績や実績に基づいた自己PRが求められます。ここで大切なのは、あなたのキャリアや経験を単なる一連の出来事としてではなく、具体的な成果や成長の証として示すことです。
たとえば、過去の職務経験を語る際には、単に業務内容を列挙するのではなく、それがどのようにチームやプロジェクトの成功に貢献したか、具体的な数字や事例を交えて説明します。これにより、面接官は専門知識やスキルだけでなく、実際の成果を理解したうえで評価できます。
自身のキャリアを振り返り、成功事例や挑戦、学びを明確に整理し、それらを自信を持って伝えることが重要です。

・応募先の企業と業界の情報収集を怠らない

面接を成功させるための鍵は、応募先の企業とその業界に関する深い理解にあります。企業の歴史や経営理念、主要製品やサービス、市場での立ち位置など、広範な情報を収集し、それらを面接中に適切に引用することで、面接官に対して熱意を示すことが可能です。
さらに、業界の最新動向やトレンドの把握によって、現代のビジネス環境に対する理解を深め、それを面接中に示せます。たとえば、金融業界であれば、最新の市場動向や政策変更に関する知識が役立ちます。
また、自身の過去の経験を現在の業界の状況に関連づけて説明することで、面接官に対して適応能力と洞察力を示すことが可能です。

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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

株式会社JAC Recruitment

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当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。




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