57歳の転職は厳しい?転職動向や成功事例を解説

57歳での転職は「厳しい」「選択肢が限られる」といったイメージを持たれがちです。
しかし実際には、経営層・管理職・高度専門職を中心に、57歳で転職を成功させているケースは少なくありません。
本記事では、JAC Recruitment(以下、JAC)の実績をもとに、57歳の転職市場の実態、年収水準、役職傾向、成功事例を客観的に解説します。

管理職・スペシャリスト転職をお考えの方へ
JAC Recruitmentは、ハイクラス転職に特化した転職エージェントです。業界・領域に強い専門コンサルタントが、解像度の高い情報を提供し、あなたの転職をサポートします。

本章では、57歳の転職について、JACのデータを中心に次の2つの観点から解説します。

• 57歳でも転職する方は一定数存在する
• 25.3%が57歳で初転職

厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、55〜59歳における転職入職率は女性7.6%、男性5.4%でした。この結果から57歳であっても転職を実現している層が一定数存在することが確認できます。

出典:「令和6年雇用動向調査結果の概況」(厚生労働省)

JACの実績を見ると、50代は全体の15.7%です。
さらに、50代のなかでも57歳は全体の5.6%を占めており、50代前半と比較すると割合は低下しますが、57歳においても実際の成約実績は継続して確認されています。

JAC実績における50代の割合】

年齢割合
50歳13.9%
51歳14.5%
52歳13.2%
53歳12.7%
54歳10.5%
55歳9.3%
56歳8.2%
57歳5.6%
58歳6.1%
59歳5.9%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACの実績における57歳の男女比率は次のとおりです。全年代の男女比率(男性:79.0%、女性:20.7%)と比較すると、57歳のハイクラス転職市場では男性の割合が高いことがうかがえます。

【JAC実績における57歳の男女比率】

性別割合
男性90.4%
女性9.6%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACを利用して57歳で初めて転職した方の割合は25.3%でした。
過去に一度以上転職を経験している方の割合は74.7%であり、その内訳は下記の表のとおり、おおむね転職回数が増すごとに割合が減少しています。

【JAC実績における57歳の転職回数別割合】

転職回数割合
0回目25.3%
1回目17.0%
2回目15.1%
3回目15.1%
4回目8.0%
5回目6.1%
6回目3.5%
7回目2.6%
8回目1.9%
9回目1.0%
10回目0.6%
11回目0.3%
12回目0.6%
15回目0.3%
不明2.6%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

57歳で初めて転職する方は全体の約4分の1にとどまり、複数回の転職経験をもつ方が多数派となっています。これは、キャリアアップや報酬改善を目的とした転職が一般化しているためであり、50代後半でもより良い環境を求めて転職する動きが積極的に続いていることを示しています。


本章では、57歳における次の3つの転職活動実態を、JACの独自データ(※1)を用いて紹介します。

• 57歳の転職後平均年収
• 57歳の転職で年収アップした方の割合
• 57歳で管理職以上へ転職した方の割合
(※1)当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

JACが提供する転職支援を活用して57歳で転職した方の、転職後平均年収は1,050万円前後です。
また、転職後の年収帯別の割合は、次のとおりです。

【57歳転職後の年収帯別割合】

年収割合
600万円未満9.9%
600~699万円11.5%
700~799万円13.5%
800~899万円13.5%
900~999万円10.3%
1,000~1,099万円8.3%
1,100~1,199万円5.4%
1,200~1,299万円9.0%
1,300~1,399万円2.6%
1,400~1,499万円2.9%
1,500万円以上13.1%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

57歳で転職した方の年収分布を見ると、1,000万円以上が約4割を占めています。さらに、800~999万円の層も23.8%存在し、全体の65.1%が年収800万円以上という高水準に集中しています。この年収分布から、57歳での転職は、即戦力としての専門性やマネジメント経験を前提としたハイクラス層の採用が中心となっている傾向がうかがえます

JACが提供する転職支援を活用して57歳で転職した方のうち、年収アップした方の割合は44.6%でした。また、年収アップした方の平均増加額は130万円程度です。

なお、転職後の年収アップ帯別の割合は、次のとおりです。

【57歳転職後の年収アップ帯別割合】

年収割合
50万円未満32.4%
50~99万円24.5%
100~149万円15.8%
150~199万円5.0%
200~249万円7.9%
250~299万円2.9%
300~349万円2.9%
350~399万円2.2%
400~449万円1.4%
450~499万円1.4%
500万円以上3.6%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

転職で年収アップした方のうち、43.2%の方が100万円以上の年収アップを実現していることがわかります。また、500万円以上年収アップした方は3.6%おり、専門性の高さや経営層への登用などが、ハイレベルなポジションへの転職成功の一因と考えられます。

全体として、57歳での転職は大きな年収増よりも、安定したキャリア継続や適正な報酬への調整を目的とする傾向が強いといえるでしょう。

JACが提供する転職支援を活用して57歳で転職した方のうち、管理職以上のポジションに就任した方の割合は73.0%でした。内訳は、次のとおりです。

【57歳転職後の役職別割合】

役職割合
本部長以上9.6%
部長以上26.9%
課長以上31.7%
課長未満31.7%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

57歳で転職する方の多くは管理職クラスであり、課長以上の管理職が全体の68.3%を占め、そのうち部長以上が36.5%と高い比率となっています。、企業が即戦力となるマネジメント層を積極的に採用している傾向がうかがえます。

一方で、課長未満も31.7%存在しており、専門性を活かしたポジションへの転職も一定数見られます。さらに、本部長以上の経営層クラスも9.6%存在しており、よりハイレベルなポジションへのキャリアシフトが可能であることを示しています。


50代での転職は「難しい」と思われがちですが、実際には豊富な経験と専門性を活かし、キャリアアップを果たしている方が多数います。

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用し、57歳で転職を成功させた事例を紹介します。

Iさん(57歳/男性)

業種職種年収
転職前アパレルメーカー人事・総務・広報部長900万円
転職後自動車部品メーカー人事部長1,300万円

Iさんは長年にわたり大手メーカーで人事制度の設計・運用、採用、研修に従事し、米国や中国での海外駐在も経験。現職では上場企業で人事・総務・広報を統括し、経営方針実現に向けた人事戦略を担ってきました。

JACのコンサルタントは、Iさんの「国内外での人事経験」と「制度設計力」を強みと捉え、グローバル展開を進める自動車部品メーカーの人事部長ポジションをご提案。面接では海外でのリーダーシップ経験を効果的に伝えるためのアドバイスを行いました。

結果、転職が成功し、年収は900万円から1,300万円へと大幅アップ。人事戦略領域で培った知見を武器に、異業種へのキャリアシフトを成功させた好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

Sさん(57歳/男性)

業種職種年収
転職前大手地方銀行システム開発管理者700万円
転職後ITコンサルティング会社プロジェクトマネージャー950万円

Sさんは大手地方銀行で金融システムの企画・構築やネットワーク基盤の整備を経験されてきました。直近ではサイバーセキュリティ室を立ち上げ室長として活躍していましたが、役職定年を機に、これまで培ったIT知識とマネジメント力を活かせる環境を希望されました。

JACのコンサルタントは、Sさんの「セキュリティ室立ち上げ」という実績を、IT企業が求める「プロジェクト推進力」として再定義し、ITコンサルティング企業のプロジェクトマネージャー職をご提案。さらに、業界動向や最新技術トレンドを共有し、面接対策をサポートしました。

結果、転職が成功し、年収は700万円から950万円へアップ。IT戦略と金融知識を融合し、異業種で新たな価値を創出した好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

Rさん(57歳/女性)

業種職種年収
転職前防災系建設コンサルティング会社 防災計画担当900万円
転職後総合建設コンサルティング会社海外技術コンサルタント1,200万円

Rさんは都市計画や交通計画の策定、建設コンサルティング企業での防災計画や復興支援に従事してきた方です。中東や東南アジアの国際案件を中心としたプロジェクトで活躍していましたが、国内案件が増えたことを機に、海外専業でコンサルティング業務に従事できる環境を希望されました。

JACはグローバルネットワークを活用し、海外プロジェクトを多数抱える企業をご紹介。英語面接対策や国際案件の業務内容に関する情報提供を行い、Rさんが安心して挑戦できるよう支援しました。
結果、転職が成功し、年収は900万円から1,200万円へアップ。国際プロジェクトで培った知見を活かし、専門領域をさらに深めた好例です。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

57歳での転職は難しいと思われがちですが、今回の事例から見えた成功のポイントは明確です。

第一に、長年培った専門性と実績が最大の武器です。57歳転職では「専門性+成果」が不可欠です。

次に、柔軟性と学び続ける姿勢です。異業種への挑戦を成功させた背景には、新しい技術や業界動向を吸収し、変化に対応する力がありました。

最後に、戦略的な転職活動とプロの支援です。JACのコンサルタントは転職希望者の強みを再定義し、企業ニーズに合わせて提案。面接対策や情報提供を通じて、自信をもって挑戦できる環境を整えました。

57歳転職の成功には「専門性」「柔軟性」「戦略性」が欠かせません。JACはその実現を全力でサポートいたします。


50代は、長年培ってきた専門性や豊富なマネジメント経験を強みとして発揮できる一方で、企業からはスペシャリストとして高い成果が求められる年代です。役職定年やキャリアの先を見据え、次のステージをどう築くかが重要な分岐点となります。

その点、JACには、各業界の求人動向や企業の採用ニーズを深く理解したコンサルタントが在籍しており、「目先の転職」だけでなく「その先のキャリア形成」までを見据えたアドバイスを提供しております。さらに、専門性とマネジメントスキルのバランス、企業文化との適合性、ワークライフバランスと成長機会の両立など、57歳の転職で直面する課題に対しても、個々の状況に合わせた最適解を提案し、満足度の高い転職へと導きます。

また、非公開求人や独占求人も多数取り扱っているため、より自身の目指すキャリアに適したハイクラス案件に出会える可能性も期待できるでしょう。
57歳というキャリアの節目を機にハイクラス転職を検討している方は、ぜひJACをご利用ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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