システムコンサルタントの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説

  1. 転職マーケット×コンサルティング業界

公開日:2025/01/16 / 最終更新日: 2025/03/04

近年、日本企業におけるシステムコンサルタントの需要は急速に高まっています。その背景には、日本企業においてDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が活発化していることがあります。多くの企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI活用を通じて業務効率化や新規事業開発を目指すなか、戦略策定からシステム導入・運用支援まで一貫して対応できるシステムコンサルタントの重要性が増しています。

特に、デジタルビジネスプロフェッショナルサービス市場の拡大にともない、高度な専門知識と実践的なスキルをもつシステムコンサルタントへのニーズが増加傾向です。

ここではJAC Recruitment(以下、JAC)のIT専門コンサルタントが、システムコンサルタントとはどのような職種なのか、仕事内容や年収、転職・求人情報などを解説します。

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システムコンサルタントとは


システムコンサルタントとは、企業のITシステムに関する課題を分析し、最適な解決策を提案・実行する専門家です。企業のデジタル化が進む近年、その重要性が高まっています。

システムコンサルタントの主な役割は、経営課題分析、IT戦略立案、システムの設計・導入・改善提案、プロジェクト管理、導入後のサポートと運用改善です。顧客企業との対話を通じて課題をヒアリングし、データ分析を行い、最適なITソリューションを提案します。

システムコンサルタントは、企業の売上向上、業務効率化、競争力強化、コスト削減に貢献し、持続的な成長を支援することが一般的です。対象顧客は大企業から中小企業まで多岐にわたり、IT戦略の立案や改善、業務効率化やデジタル化を目指す企業が中心です。単なる技術サポートを超えて、企業のビジネス目標達成を支援する戦略的パートナーとして、現代のビジネス環境において不可欠な存在といえます。

1. システムコンサルタントとITコンサルタントの違い

業務内容:

  • システムコンサルタント: 企業のITシステムに関する課題を分析し、最適なシステムの構築や改善を提案・実施します。システムの設計、導入、運用サポートまでを担当します。
  • ITコンサルタント: 企業のIT戦略全般に対するアドバイスを提供します。ITインフラの最適化やデジタル変革の推進など、広範なIT戦略を策定します。

必要なスキル:

  • システムコンサルタント: システム設計能力、技術的な専門知識、プロジェクト管理能力が求められます。システム全体を俯瞰して最適化する能力が重要です。
  • ITコンサルタント: IT戦略の立案能力、ビジネス理解、コミュニケーションスキルが求められます。経営層との折衝やプレゼンテーション能力も重要です。

キャリアパス:

  • システムコンサルタント: システムアーキテクトやITディレクター、さらにはCTO(最高技術責任者)へのキャリアパスがあります。
  • ITコンサルタント: プロジェクトマネージャーやITディレクター、さらにはCIO(最高情報責任者)へのキャリアパスがあります。

ITコンサルタントの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説

2. システムコンサルタントとシステムエンジニア(SE)の違い

業務内容:

  • システムコンサルタント: 企業のITシステムに関する課題を分析し、最適なシステムの構築や改善を提案・実施します。システムの設計、導入、運用サポートまでを担当します。
  • システムエンジニア(SE): システムの設計、開発、テスト、運用を担当します。技術的な側面に焦点を当て、システムの構築や保守を行います。

必要なスキル:

  • システムコンサルタント: システム設計能力、技術的な専門知識、プロジェクト管理能力が求められます。システム全体を俯瞰して最適化する能力が重要です。
  • システムエンジニア(SE): プログラミングスキル、システム設計能力、問題解決能力が求められます。技術的な専門知識が重視されます。

キャリアパス:

  • システムコンサルタント: システムアーキテクトやITディレクター、さらにはCTO(最高技術責任者)へのキャリアパスがあります。
  • システムエンジニア(SE): システムアーキテクトやプロジェクトリーダー、技術スペシャリストなどのキャリアパスがあります。

社内SEの転職事情|難易度や成功のポイントとは

3. システムコンサルタントとプロジェクトマネージャー(PM)の違い

業務内容:

  • システムコンサルタント: 企業のITシステムに関する課題を分析し、最適なシステムの構築や改善を提案・実施します。システムの設計、導入、運用サポートまでを担当します。
  • プロジェクトマネージャー(PM): プロジェクトの計画、実行、監視、完了を管理します。プロジェクトのスコープ、スケジュール、コスト、品質を管理し、プロジェクトの成功を目指します。

必要なスキル:

  • システムコンサルタント: システム設計能力、技術的な専門知識、プロジェクト管理能力が求められます。システム全体を俯瞰して最適化する能力が重要です。
  • プロジェクトマネージャー(PM): プロジェクト管理スキル、リーダーシップ、リスク管理能力が求められます。プロジェクトの全体像を把握し、チームを導く能力が重要です。

キャリアパス:

システムコンサルタント: システムアーキテクトやITディレクター、さらにはCTO(最高技術責任者)へのキャリアパスがあります。

プロジェクトマネージャー(PM): プログラムマネージャーやポートフォリオマネージャー、さらにはCOO(最高執行責任者)などのキャリアパスがあります。

PM(プロジェクトマネージャー)の転職事情|難易度や成功のポイントとは

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システムコンサルタントの仕事内容


システムコンサルタントは、IT技術や情報化戦略を活用することにより、企業の経営課題を解決することが仕事です。ここでは、主な仕事内容と介在価値について解説します。

クライアント企業の課題分析と戦略立案

システムコンサルタントは、クライアント企業の経営課題を深く理解し、IT戦略やシステム企画を立案します。客観的かつ専門的な視点で企業の課題を分析し、最適なIT解決策を提案することが仕事です。

また、システムコンサルタントはITの専門知識と経営戦略の理解をあわせもつため、企業の課題をITの観点から効果的に解決できます。そのため、最新の技術動向や業界標準を踏まえた具体的なシステムアーキテクチャや運用計画を提示できる点も重要です。

システム開発の上流工程管理

システムコンサルタントは、システム開発プロジェクトの最上流工程を担当し、要件定義や設計を行います。プロジェクトの方向性とゴールを明確に設定し、適切なチーム編成とプロジェクトマネジメントを実現しなくてはなりません。

ビジネス目標とIT実装の橋渡し役として、プロジェクトを成功へと導くことが、システムコンサルタントの仕事です。

ITソリューションの提案と導入支援

クライアント企業の課題解決に向けて、システムコンサルタントは適切なITソリューションを提案し、その導入を支援します。幅広いIT知識と実務経験をもち、クライアント企業の業種や規模に応じた最適なソリューションを提案します。

企業の経営課題に最適なITソリューションを選定すること、またシステム導入後のサポートまで一貫して対応します。

ステークホルダー間の調整と合意形成

システムコンサルタントは、プロジェクトに関わるさまざまなステークホルダー間の調整を行い、合意形成を図ります。高度なコミュニケーション能力と交渉力をもち、技術的な側面と人間関係の両面からプロジェクトを成功に導くことが仕事です。

多様な関係者の要望を取りまとめ、実現可能な落としどころを設定することや、プロジェクトの方向性がIT戦略から逸脱しないよう統括します。


システムコンサルタントの仕事に興味はあるが、具体的に何ができるか分からないという方はぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。



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システムコンサルタントの年収は700万円から1000万円


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システムコンサルタントの年収のボリュームゾーンは、700〜1,000万円程度です。ただし企業規模や業界、個人のスキルや経験によって変動するため、1,000万円以上で転職されるケースも見られます。

システムコンサルタントの年収は、クラウドやAIなどの最新技術への需要の高まりによって、上昇傾向です。年収を最大化するためには、専門性の高いスキルを身につけ、経験を積むことが重要です。また、大手企業や外資系企業では、より高い年収を期待できる傾向があります。

システムコンサルタントの代表的企業


システムコンサルタントの企業は、日系から外資までさまざまな種類があります。ここでは、システムコンサルタントの代表的企業を5つご紹介します。

アクセンチュア株式会社

アクセンチュアは、アメリカ発祥の大手外資系コンサルティング企業で、日本では約25,000人、グローバルでは約774,000人の従業員を抱えています。戦略、コンサルティング、テクノロジー、オペレーションズ、インダストリーXの5つの領域にわたるサービスを提供しているのが特徴です。IT、金融、製造、公共サービスなど幅広い業界に特化しています。

参考:アクセンチュア株式会社 HP

株式会社野村総合研究所

野村総合研究所は、日本初の民間総合シンクタンクとして知られる日系企業で、従業員数は約7,200人、売上高は2024年3月期で736.5億円です。コンサルティングとITソリューションを提供し、特に金融セクターで強い評価を得ています。コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、ITインフラサービスが主な事業領域です。

参考:株式会社野村総合研究所 HP

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社

EY Japanの経営コンサルティングを担うConsultingサービスラインと、戦略的トランザクションを支援するStrategy and Transactionsサービスラインを擁する法人として2020年10月1日より業務開始。

同社は、世界4大会計事務所の一角を占める存在として 世界各国で事業を展開するプロフェッショナルファーム 「アーンスト・アンド・ヤング」のメンバーファームとして設立。 アーンスト・アンド・ヤングが開発したグローバルで一貫した手法および ツールを用いて、高品質なサービスを提供しています。

参考: EYストラテジー・アンド・コンサルティング HP

株式会社日本システムコンサルタント

日本システムコンサルタントは、従業員数が330人の日系中堅システムコンサルティング会社です。約50年の歴史を持ち、クライアントのニーズに合わせたサービスを提供しています。IT分野におけるシステムコンサルテーション、ソフトウェア設計、製造、保守に特化しているのが特徴です。

参考:株式会社日本システムコンサルタントHP

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システムコンサルタントの最新転職・求人情報


ここからはシステムコンサルタントの最新の求人情報をご紹介します。求められる経験やスキル、年収条件などをご確認ください。

●ITコンサルティングファーム 会計システム導入コンサル【勤務地:東京】

●コンサルティングファーム 【大阪支社】システムコンサルタント/マネージャー候補【勤務地:京都 大阪】

●アクセンチュア株式会社 【関西】システムコンサルタント・ソリューションエンジニア 【勤務地:大阪】

●アクセンチュア株式会社 【関西勤務】グローバルシステムコンサルタント【勤務地:大阪】

●株式会社クロスフィールド 業務改善およびシステム導入コンサルタント(マネージャー)【勤務地:東京】

●非公開 情報システムDXコンサルタント(ITコンシェルジュ)【勤務地:大阪府】

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年1月最新)

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システムコンサルタントに求められるスキルや経験


システムコンサルタントの需要が多いのは、金融や製造、物流、小売、公共サービスなど、ITシステムが重要な役割を果たす業界です。中小企業から大企業まで幅広く、特にデジタル化や業務効率化を進めたい企業や、経営課題の解決やIT戦略の立案が必要な企業、システム刷新や統合を検討している企業からの需要が高まっています。

ここでは、システムコンサルタントに求められる5つのスキル、および経験をご紹介します。

IT技術の幅広い知識

システムコンサルタントにはIT技術の幅広い知識が求められます。最新のテクノロジーや市場動向を把握し、クライアントに最適なITソリューションを提案するためです。

またシステムコンサルタントには、特定のベンダーにとらわれない幅広いツールやサービスについて把握し、比較検討できる知見も欠かせません。AI、IoT、クラウド、ビッグデータなどの最先端技術に関する知識も必要です。

ビジネス知識と経営戦略の理解

システムコンサルタントはクライアントの業界や市場動向を理解し、経営課題を的確に分析しなくてはならないため、ビジネス知識と経営戦略の理解が不可欠です。クライアントのビジネスモデルや経営状況について正確に理解し、アドバイスできる知識が求められます。

また、財務会計や人事、マーケティングなど、経営に近い領域の専門知識も必要です。

プロジェクトマネジメント能力

システムコンサルタントには、プロジェクトマネジメント能力が求められます。システム導入や開発プロジェクトを円滑に進行させ、スケジュールや予算を管理しなくてはならないためです。

例えば、プロジェクトのスコープやスケジュール、予算、リソースを管理するスキルなどが挙げられます。また、リスク管理や品質管理も重要で、チームメンバーとの連携やコミュニケーションを円滑に進める能力も、プロジェクトの成功には欠かせません。

コミュニケーション能力とプレゼンテーションスキル

クライアントや開発チームとの効果的な対話や提案を行うため、システムコンサルタントにはコミュニケーション能力とプレゼンテーションスキルも必須です。クライアント企業の現状や課題を把握するヒアリングを行ったり、クライアント企業に常駐してチームで仕事をしたりするため、高いコミュニケーション能力が求められます。

また、提案内容や仕事の成果について納得してもらえるよう、プレゼンテーション力も身につけなくてはなりません。

問題解決力と論理的思考能力

システムコンサルタントは、クライアントの問題を的確に捉え、問題解決のためにシステムの刷新や統合、新規導入などを提案しなくてはなりません。クライアントの課題を分析し、最適な解決策を導き出すためです。

経営課題となっているさまざまな要素を把握・整理し、各要因を客観的に洗い出したうえで、論理的視点で分析し、最適解を見つけ出す能力が求められます。

システムコンサルタントに求められる経験

システムコンサルタントへ転職するためには、ITプロジェクトの上流工程(要件定義、設計)の経験が必須です。特に、複雑なシステムやアーキテクチャーの設計、プロジェクトリーダーシップの経験が求められます。一般的には、10年程度のエンジニア経験が必要でしょう。

また、ビジネス経験も重要で、企業の課題解決や経営状況の理解が求められます。さらに、クライアントとの折衝や提案の経験も必要です。これらの経験を通じて、IT技術とビジネスの両面から企業の課題を解決する能力を磨くことが重要です。

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システムコンサルタントへの転職に生かせる資格


システムコンサルタントへの転職に生かせる資格は、以下のとおりです。

・ITストラテジスト
・システム監査技術者
・ITコーディネータ
・情報システムコンサルタント(ISC)
・プロジェクトマネージャ
・PMP
・中小企業診断士

これらの資格は、システムコンサルタントとしての専門知識やスキルを、客観的に証明するために役立ちます。ただし、資格だけでなく実務経験も重要であり、資格取得と並行して実践的なスキルを磨くことが転職成功につながります。

以下で、各資格の重要度や取得すべき理由、難易度、取得に必要な期間をご紹介します。

ITストラテジスト

ITストラテジストとは、情報処理技術者試験の最高峰に位置する専門的な資格です。企業のIT戦略立案に必要な高度な知識と分析能力を証明する試験であり、システムコンサルタントへの転職において非常に高い評価を受けています。

試験の難易度は極めて高く、合格するためには約150〜200時間の集中的な学習と、ITマネジメントに関する深い理解が不可欠です。年間の合格率も約14%と狭き門となっており、取得者は高い専門性をもつコンサルタントとして認められます。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「ITストラテジスト試験」

システム監査技術者

システム監査技術者は、情報処理技術者試験のなかでも最高難度のレベル4に位置づけられる高度な専門資格です。企業の情報システムを客観的に評価し、リスク分析や改善提案を行うための高度な知識と能力を証明する試験であり、システムコンサルタントへの転職において非常に価値の高い資格として認識されています。

試験の難易度は極めて高く、合格するためには幅広いIT知識に加え、経営やマネジメントに関する深い理解が必要です。年間の合格率は15%前後と低く、取得者は高い専門性をもつ監査人やコンサルタントとして評価されます。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「システム監査技術者試験」

ITコーディネータ

ITコーディネータ資格とは、ITと経営を橋渡しする専門家としての能力を認定する資格です。企業の経営戦略にITをどのように活用し、デジタル変革を推進するかを体系的に理解し、実践できことを示す重要な資格です。

システムコンサルタントにとって、技術的な知識だけでなく、経営的な視点でITを活用する能力を証明できるため、転職において中程度から高い評価を得られます。資格取得には数ヵ月から1年程度の学習期間が必要です。

参考:ITコーディネータ協会「ITコーディネータ試験」

情報システムコンサルタント(ISC)

情報システムコンサルタント(ISC)とは、日本情報システム・コンサルタント協会が認定する専門的な民間資格です。システムコンサルタントとしての実務経験と専門知識を直接的に証明できる資格であり、10年以上の実務経験をもつ専門家向けの試験だといえます。

ITシステムの設計、導入、改善に関する高度な知識と実践的なスキルを評価する試験であり、合格率は50〜60%程度です。システムコンサルタントとしてのキャリアにおいて、信頼性と専門性を示す重要な資格といえます。

参考:日本情報システム・コンサルタント協会「ISC(情報システムコンサルタント)」

プロジェクトマネージャ

プロジェクトマネージャ資格は、情報処理技術者試験の1つで、ITプロジェクトの管理と遂行に必要な知識とスキルを評価する国家資格です。システム開発プロジェクトの計画立案、実行管理、品質管理、リスク管理などの能力を証明します。

システムコンサルタントにとって、プロジェクト管理の基本的な知識と実践力を示す重要な資格といえます。試験は年に2回実施され、合格率は20〜30%程度です。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「プロジェクトマネージャ試験」

PMP

PMPは、米国プロジェクトマネジメント協会(PMI)が認定する国際的なプロジェクトマネジメントの資格です。ITだけでなく、あらゆる業界のプロジェクトマネジメントに適用される知識体系(PMBOK)に基づいています。

システムコンサルタントにとって、グローバルスタンダードのプロジェクト管理手法を理解し、実践できることを証明する重要な資格です。資格取得には3〜6ヵ月の集中的な学習と、実務経験を証明しなくてはなりません。

参考:Project Management Institute「PMP Exam Preparation」

中小企業診断士

中小企業診断士は、経営コンサルタントの国家資格として最も権威のある資格の1つです。企業の経営戦略、財務分析、マーケティングなど、経営に関する包括的な知識を体系的に学び、実践的な経営改善能力を証明できる資格です。

システムコンサルタントへの転職において、単なるIT技術だけでなく、経営的な視点をもつ専門家として評価されます。試験は非常に難しく、合格までに1〜2年の継続的な学習と実践的なトレーニングが必要です。

参考:一般社団法人 中小企業診断協会「中小企業診断士試験」

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システムコンサルタントになるには


システムコンサルタントになるには、ITの専門知識と実務経験が重要です。一般的には、システムエンジニアとして3〜5年程度の経験を積み、要件定義や設計などの上流工程に携わることで、技術的な基盤を築きます。

論理的思考力やコミュニケーション能力、プロジェクトマネジメント能力を磨くことが不可欠です。また、ビジネス理解力を高めるため、特定の業界や経営戦略に関する知識を深めなくてはなりません。なお、資格は必須ではありませんが、前項で紹介したITストラテジストやシステム監査技術者などの資格取得は評価につながります。

これらの要素を総合的に満たすキャリアパスを構築するためには、専門的なキャリアコンサルティングを受けることが効果的です。JACのような転職エージェントに相談することで、最適なキャリア戦略を立てられる可能性が高まります。

システムコンサルタントの転職事例


Hさん(男性/30代)

業種職種年収
転職前システム開発会社PL/PM900万円
転職後外資系IT企業金融システムのコンサルタント1,000万円

これまで一貫してIT×金融でキャリアを積んでこられたHさん。大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャーとしても活躍されていました。これまでの経験を生かし、さらに年収アップを目指し、JACに相談されました。

要件定義から開発、保守運用まで一気通貫で実施されていた経験を評価され、大手外資系IT企業の金融システムコンサルタントとして年収100万円アップの転職を実現されました。

Lさん(男性/20代後半)

業種職種年収
転職前システム開発会社システムエンジニア500万円
転職後日系コンサルティングファームシステムのコンサルタント650万円

文系出身で未経験からエンジニアに挑戦し、スキルアップのため資格取得も積極的に行っていたLさんは、より規模が大きく上流工程に携わりたいと考えJACへ相談されました。

SIなども検討していたLさんでしたが、より規模が大きい案件に携われる機会が多いことからJACからは日系のコンサルティングファームを提案。Lさんの上昇志向や、端的なコミュニケーション能力が企業からも評価され、DXに強みを持つ日系コンサルティングファームへの転職を実現されました。

システムコンサルタントへの転職なら、JAC Recruitmentへ


システムコンサルタントへの転職を考えているあなたを、JACはご支援します。高い専門性をもつコンサルタントが豊富な知識と経験により、あなたのスキルや経験を正確に評価し、最適なキャリアをご提案します。

また、JACは長年にわたり企業との強固な信頼関係を築いており、経営層や現場の責任者とも密にコミュニケーションとっているため、企業の戦略や企業文化など詳細を把握しています。

一人のコンサルタントが企業と転職希望者の双方を担当する「コンサルタント型」のアプローチにより、あなたの希望に沿ったきめ細かなサポートを行います。

システムコンサルタントへの転職を検討されている方は、ぜひJACへご相談ください。


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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。




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    人生を共に歩むパートナーとして、あなたのキャリアをサポートし続けます。