セキュリティコンサルタントの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説

  1. 転職マーケット×コンサルティング業界

公開日:2025/01/16 / 最終更新日: 2025/03/07

デジタル化が進む現代社会において、企業の情報セキュリティを守る「セキュリティコンサルタント」の重要性が高まっています。サイバー攻撃や情報漏えいのリスクが増大する中、多くの企業がセキュリティ対策の強化を求めており、専門知識をもつ方の需要が増加傾向にあります。しかし、セキュリティコンサルタントの具体的な仕事内容などについては、まだ広く知られていないのが現状です。

ここでは、JAC Recruitment(以下、JAC)のIT専門コンサルタントが、セキュリティコンサルタントとはどのような職種なのか、仕事内容や年収、最新の転職・求人情報などをご紹介します。

業界のプロがあなたにあった転職支援を行います

今現在、

  • 経験を活かして異業界への転職を検討している
  • 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
  • より年収を上げたい

上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?

登録してプロの転職支援を受ける

業界のプロがあなたにあった転職支援を行います

今現在、

  • 経験を活かして異業界への転職を検討している
  • 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
  • より年収を上げたい

上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?

登録してプロの転職支援を受ける

セキュリティコンサルタントとは


セキュリティコンサルタントとは、企業や組織の重要な情報資産を守るための専門家です。クライアントのセキュリティ体制を評価し、脅威や脆弱性を特定し、適切な対策を提案・実装する役割を担います。主な業務はセキュリティ戦略の立案やリスク評価、セキュリティポリシーの策定、セキュリティ対策の実装支援などです。

セキュリティコンサルタントは、金融機関、医療機関、製造業、IT企業など、さまざまな業界のクライアントを対象に活動し、サイバー攻撃や情報漏えいからクライアントを守ることで、ビジネスの継続性と信頼性の維持に貢献しています。セキュリティコンサルタントの専門知識と経験は、急速に変化するデジタル環境において、組織のセキュリティレベルを向上させ、重要な情報資産を保護するうえで不可欠な存在といえます。

1. セキュリティコンサルタントとITコンサルタントの違い

業務内容:

  • セキュリティコンサルタント: 企業の情報資産を守るためのセキュリティ戦略を立案し、リスク評価や脆弱性診断、セキュリティ対策の実装支援を行います。サイバー攻撃や情報漏えいのリスクを最小限に抑えるための対策を提案します。
  • ITコンサルタント: クライアントのIT戦略全般に対するアドバイスを提供します。ITインフラの最適化やシステム導入、運用改善などを支援します。

必要なスキル:

  • セキュリティコンサルタント: セキュリティ技術の知識、リスク評価能力、分析能力が求められます。法務やITに関する幅広い知識も重要です。
  • ITコンサルタント: IT戦略の立案能力、技術知識、プロジェクト管理能力が求められます。経営層との折衝やプレゼンテーション能力も重要です。

キャリアパス:

  • セキュリティコンサルタント: シニアコンサルタントやセキュリティスペシャリスト、さらにはCISO(最高情報セキュリティ責任者)へのキャリアパスがあります。
  • ITコンサルタント: プロジェクトマネージャーやITディレクター、さらにはCIO(最高情報責任者)へのキャリアパスがあります。

ITコンサルタントの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説

2. セキュリティコンサルタントとセキュリティエンジニアの違い

業務内容:

  • セキュリティコンサルタント: 企業の情報資産を守るためのセキュリティ戦略を立案し、リスク評価や脆弱性診断、セキュリティ対策の実装支援を行います。サイバー攻撃や情報漏えいのリスクを最小限に抑えるための対策を提案します。
  • セキュリティエンジニア: セキュリティシステムの設計、実装、運用を担当します。具体的には、ファイアウォールの設定や侵入検知システムの導入、セキュリティログの監視などを行います。

必要なスキル:

  • セキュリティコンサルタント: セキュリティ技術の知識、リスク評価能力、分析能力が求められます。法務やITに関する幅広い知識も重要です。
  • セキュリティエンジニア: セキュリティ技術の専門知識、ネットワークやシステムの設計・運用スキルが求められます。技術的な問題解決能力が重要です。

キャリアパス:

  • セキュリティコンサルタント: シニアコンサルタントやセキュリティスペシャリスト、さらにはCISO(最高情報セキュリティ責任者)へのキャリアパスがあります。
  • セキュリティエンジニア: セキュリティアーキテクトやセキュリティマネージャー、さらにはCISO(最高情報セキュリティ責任者)へのキャリアパスがあります。

セキュリティエンジニアの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説

3. セキュリティコンサルタントと内部監査の違い

業務内容:

  • セキュリティコンサルタント: 企業の情報資産を守るためのセキュリティ戦略を立案し、リスク評価や脆弱性診断、セキュリティ対策の実装支援を行います。サイバー攻撃や情報漏えいのリスクを最小限に抑えるための対策を提案します。
  • 内部監査: 企業内部の業務プロセスやコンプライアンスの遵守状況を監査し、改善点を指摘します。内部統制の評価やリスク管理の適正性をチェックします。

必要なスキル:

  • セキュリティコンサルタント: セキュリティ技術の知識、リスク評価能力、分析能力が求められます。法務やITに関する幅広い知識も重要です。
  • 内部監査: 監査スキル、法務知識、内部統制の理解が求められます。細部にわたる正確性と倫理観が重要です。

キャリアパス:

  • セキュリティコンサルタント: シニアコンサルタントやセキュリティスペシャリスト、さらにはCISO(最高情報セキュリティ責任者)へのキャリアパスがあります。
  • 内部監査: 内部監査マネージャーや監査役へのキャリアパスがあります。

内部監査の転職事情

Topへ

セキュリティコンサルタントの仕事内容


セキュリティコンサルタントの主な仕事内容は、以下のとおりです。

・セキュリティ戦略の立案
・セキュリティマネジメント支援
・セキュリティ対策の実装と運用支援
・リスク評価と脆弱性診断
・インシデント対応支援

これらの業務を通じて、セキュリティコンサルタントはクライアント企業のセキュリティレベルの向上と、安全な事業運営の実現をサポートします。以下で、それぞれの内容を確認しておきましょう。

セキュリティ戦略の立案

セキュリティコンサルタントは、クライアント企業の現状のセキュリティ体制を分析し、中長期的な視点からセキュリティ戦略を策定することが仕事です。企業全体の情報セキュリティレベルの向上に向けた将来的な目標設定や、それに向けた計画の立案などを行います。

セキュリティコンサルタントはクライアント企業の事業内容や経営戦略、業務プロセスを深く理解したうえで、最適なセキュリティ戦略を提案しなくてはなりません。

セキュリティマネジメント支援

クライアント企業が求めるセキュリティレベルを維持・管理するためのサポート業務を行うこともセキュリティコンサルタントの仕事です。セキュリティポリシーの策定やISMS認証取得支援、セキュリティ管理支援などを実施します。

また、効率的なセキュリティ監査計画の策定や、セキュリティに関する社員研修の実施なども行います。

セキュリティ対策の実装と運用支援

セキュリティ戦略の策定後、セキュリティコンサルタントが実際の運用をサポートします。セキュリティアーキテクチャの策定や既存システムのセキュリティリスク評価、セキュリティ対策の実装、運用サポートなどが主な仕事です。

また、ログの確認方法やシステムのセキュリティ設定、セキュリティリスク発生時の対応などに関する具体的なルールや手法の設定もサポートします。

リスク評価と脆弱性診断

セキュリティコンサルタントは、クライアント企業の現行システムやソフトウェアに対して、サイバー攻撃の脅威を照らし合わせてリスク評価を行います。また、疑似攻撃による脆弱性診断を実施し、クライアント企業のセキュリティ体制を評価することも重要な仕事です。

これらの結果にもとづいて、セキュリティポリシーやシステムの最適化を提案します。

インシデント対応支援

セキュリティインシデントが発生した際の対応方法を策定し、実際のインシデント発生時には、セキュリティコンサルタントがクライアント企業をサポートします。例えばインシデントの初動対応方法の策定や、インシデント発生時の被害拡大防止策の提案、原因分析と再発防止策の立案などです。

また、インシデント対応訓練の実施や、インシデント対応マニュアルの作成などもサポートします。


セキュリティコンサルタントの仕事に興味はあるが、具体的に何ができるか分からないという方はぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。



ご登録済み・サービス利用再開の方はこちら

Topへ

セキュリティコンサルタントの平均年収は約900万円


セキュリティコンサルタントの年収のボリュームゾーンは700万~1,000万円で、平均年収は約900万円です。ただし、セキュリティコンサルタントの年収は、企業規模やご経験、役職によって大きく変動します。
例えば、30代前半のメンバークラスの方でも、これまでの実績や知見が評価され、1,200万円で転職を成功されたケースもあります。

役職による違い

・メンバークラス:700万~900万円程度
・マネージャークラス:1,000万〜1,500万円程度
・シニアマネージャー以上:1,600万〜2,500万円程度

※当社実績(2023年~2024年)より

セキュリティコンサルタントの代表的企業


ここからは、セキュリティコンサルタントの代表的企業を5社ご紹介します。

株式会社野村総合研究所(NRI)

野村総合研究所は、日本を代表する大手シンクタンク・コンサルティングファームです。従業員数約7,200人、売上高7,365億円の大企業で、1965年設立の長い歴史をもちます。

コンサルティングや金融IT、産業IT、IT基盤サービス、情報セキュリティなど幅広い分野に精通していて、特に企業向けの総合的なITソリューションとセキュリティコンサルティングを提供できるのが強みです。

参考:株式会社野村総合研究所

トレンドマイクロ株式会社

トレンドマイクロは日本発のグローバル企業で、コンピューターおよびインターネットセキュリティに特化した製品開発・販売を行っています。従業員数約6,600人の中堅企業ですが、エンドポイントセキュリティ、クラウドセキュリティ、脅威インテリジェンスの分野で世界をリードしているのが特徴です。

特に、企業向けサイバーセキュリティとクラウドセキュリティソリューションを得意としています。

参考:トレンドマイクロ株式会社

株式会社NTTデータ

NTTデータは日本の大手システムインテグレーターで、従業員数約193,500人のグローバル企業です。公共、金融、ヘルスケアなど幅広いセクターでITサービスを提供しています。

統合ITソリューション、コンサルティング、サイバーセキュリティサービスが主力で、特にリスク評価やセキュリティ戦略策定のコンサルティングで優位性を発揮しています。

参考:株式会社NTTデータ

株式会社日立製作所

日立製作所は1910年創業の日本を代表する総合電機メーカーで、従業員数約27万人の大企業です。ITサービス、セキュリティコンサルティング、インフラストラクチャソリューション、サイバーセキュリティ、リスク管理など幅広い分野でサービスを提供しています。

特に、ITとOT(運用技術)の両面からのセキュリティアプローチに注力しているのが特徴です。

参考:株式会社日立製作所

アクセンチュア株式会社

アクセンチュアは、グローバルに展開する大手コンサルティングファームで、セキュリティ分野でも20年以上の実績があります。戦略立案からオペレーションまで一気通貫のサービスを提供し、世界中の専門性の高い技術者を擁しているのが特徴です。

特に、最新のAI技術を活用した次世代のサイバーセキュリティサービスの提供に力を入れています。

参考:アクセンチュア株式会社

Topへ

セキュリティコンサルタントの最新転職・求人情報


以下で、セキュリティコンサルタントの最新の求人情報をご紹介します。求められる経験やスキル、年収条件などをご確認ください。

●パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社:【SCG/大阪】セキュリティコンサルタント(Manager)/大阪部隊立上げメンバー【勤務地:大阪】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2240101/

●デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社【大阪】サイバーセキュリティコンサルタント【勤務地:大阪】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2260003/

●日系大手コンサルティングファーム:セキュリティコンサルタント【勤務地:東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB1073823/

●大手グローバルファーム:サイバーセキュリティコンサルタント/セキュリティエンジニア【勤務地:神奈川・東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2002498/

●非公開:SID2411_CSIRT/セキュリティ支援コンサルタント【勤務地:東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2204742/

●非公開:自動車領域/セキュリティコンサルタント(リモート可/東証スタンダード上場/現年収保証)【勤務地:愛知・大阪・東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2070553/

●外資総合系コンサルティングファーム:セキュリティコンサルタント【勤務地:東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2026620/

●アビームコンサルティング株式会社:コンサルタント(Advanced Cloud Technology)【勤務地:東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2169469/

●Trellix:Professional Services Consultant(Advisory Services)【勤務地:東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2090189/

●非公開:【セキュリティサービス部】セキュリティシニアコンサルタント【勤務地:東京】

遷移先リンク:https://www.jac-recruitment.jp/search/NJB2208552/

※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年1月最新)

Topへ

セキュリティコンサルタントに求められるスキルや経験


サイバー攻撃や情報漏えいが社会問題化する中、業界や企業の規模に関係なくセキュリティコンサルタントの需要が高まっています。即戦力が求められているため、セキュリティ戦略の構築やセキュリティインシデント対応等の実務経験がある方が重用されています。
また、様々な事態に柔軟に対応する必要があるため、分析力や論理的思考力のみならず、高いコミュニケーション能力をもつ方が歓迎されます。
求められる主なスキルや経験は、以下のとおりです。

・情報セキュリティの専門知識
・ビジネス理解力とコミュニケーション能力
・仮説構築力と分析力
・継続的な学習能力
・プロジェクト管理などの実務経験

ここから、それぞれの内容を解説します。

情報セキュリティの専門知識

セキュリティコンサルタントには、ネットワークセキュリティやエンドポイントセキュリティ、アプリケーションセキュリティなど、幅広い分野での専門知識が必要です。暗号技術、認証システム、マルウェア対策といったセキュリティの基礎技術についても深い理解が求められます。

また、クラウドやIoTなど急速に進化する領域のセキュリティにも精通している必要があります。セキュリティ監査、リスク評価、インシデント対応などの実践的なスキルも重要です。

さらにセキュリティコンサルタントは、情報セキュリティに関連する法律や規制、業界標準について深い知識が必要です。GDPR、CCPA、PCI DSSなどの国際的な規制や、各国・地域固有の法令に精通し、顧客企業がこれらを遵守できるよう支援します。

ビジネス理解力とコミュニケーション能力

セキュリティコンサルタントは顧客企業のビジネスモデルや業務プロセスを理解し、経営的な視点で上流工程を考えられるスキルが必要です。セキュリティ対策について経営層に分かりやすく説明し、重要性を説得する能力も欠かせません。

専門用語を平易な言葉に換え、図表を効果的に使用するなど、相手の立場に立った説明が求められます。関係部署との調整やプロジェクト管理能力も必要です。

仮説構築力と分析力

進化するサイバー攻撃に対して効果的な予防策を立案するため、セキュリティコンサルタントには仮説構築力と分析力が不可欠です。新たな脅威が出現した場合、その攻撃手法を分析し、企業のシステムへの影響を予測します。

最適な防御策を考え、実行できるように仮説を立てて検証しなくてはなりません。大量のログデータから異常を検知し、攻撃の痕跡を見つけ出す力も重要です。

継続的な学習能力

セキュリティの分野は技術の進化が速いため、セキュリティコンサルタントは常に最新の情報をキャッチアップする必要があります。新たな脅威や対策に関する情報を素早く入手し、顧客に対して効果的な提案を行うことが求められます。

継続的な自己研鑽を通じて、新たな知識やスキルを常に身につけ、変化に即応できる能力が求められるでしょう。

プロジェクト管理などの実務経験

セキュリティコンサルタントとして成功するためには、実際のセキュリティプロジェクトでの経験が不可欠です。さまざまな業界や規模の企業でのセキュリティ対策の立案や実装、インシデント対応などの実務経験が求められます。

複雑なプロジェクトを効率的に管理し、期限内に目標を達成する能力も重要です。多岐にわたるステークホルダーとの調整や、リソース管理、リスク管理などのプロジェクトマネジメントスキルも必要となります。

  • コンサルタントに必要な15のスキル・能力を徹底解説

    「自分がコンサルタントとして求められるスキル・能力を有しているか把握したい…」という方もいるのではないでしょうか。本記事では、共通してコンサルタントに必要なスキル・能力やコンサルタントの種類別に必要なスキル・能力を、解説… 続きを読む コンサルタントに必要な15のスキル・能力を徹底解説

Topへ

セキュリティコンサルタントへの転職に生かせる資格


セキュリティコンサルタントへの転職に役立つ資格は、以下のとおりです。

・情報処理安全確保支援士(RISS)
・公認情報システム監査人(CISA)
・システム監査技術者
・ITストラテジスト
・情報セキュリティマネジメント試験(SG)

これらの資格を取得することで専門性を証明し、セキュリティコンサルタントへの転職活動を有利に進めることが可能です。ここでは、それぞれについて解説します。

情報処理安全確保支援士(RISS)

情報処理安全確保支援士は、情報セキュリティ分野における国家資格で、セキュリティリスクの分析・評価や対策の提案が求められます。試験は年2回実施され、合格率は約15~20%と難易度は高めです。

勉強時間の目安は300時間程度で、IT基礎知識がある場合は短縮できます。取得には3~6ヵ月の学習期間が必要です。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「情報処理安全確保支援士試験」

公認情報システム監査人(CISA)

CISAは国際資格で、情報システムの監査やセキュリティ管理に関する専門知識を証明できます。試験は英語で行われ、合格率は50~60%程度とされています。

合格までに必要な学習時間は約250時間、期間としては6ヵ月から1年程度が一般的です。グローバルな場面で活躍したい方におすすめします。

参考:ISACA「CISA」

システム監査技術者

システム監査技術者とは、日本国内で情報システムの監査やリスク評価を行うためのスキルを証明する国家資格です。試験は年1回実施され、合格率は15%未満と難関です。

勉強時間の目安は100~300時間で、取得には半年程度の準備が必要です。特に、セキュリティ監査に携わる業務で有用といえます。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「システム監査技術者試験」

ITストラテジスト

ITストラテジストとは、ITを活用した経営戦略の提案能力を問う国家資格です。試験範囲が広く、合格率は15%未満と高難度ですが、経営層への提案力や戦略立案能力をアピールできます。

勉強時間の目安は200~300時間で、取得には半年以上の学習期間が必要です。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「ITストラテジスト試験」

情報セキュリティマネジメント試験(SG)

情報セキュリティマネジメント試験は、基本的なセキュリティ知識を問う国家資格で、初学者向けです。合格率は50%前後と比較的高く、勉強時間の目安は200時間程度といわれています。

IT初心者でも3~6ヵ月程度で取得可能であり、基礎的なスキル証明として有効です。

参考:独立行政法人情報処理推進機構「情報セキュリティマネジメント試験」

  • コンサルタントに役立つ資格は?15の資格を徹底解説

    「コンサルタントになるために必要な資格を有しているか把握したい…」という方もいるのではないでしょうか。本記事では、コンサルタントに役立つ15の資格を解説します。 業界のプロがあなたにあった転職支援を行います 今現在、 経… 続きを読む コンサルタントに役立つ資格は?15の資格を徹底解説

Topへ

セキュリティコンサルタントになるには


セキュリティコンサルタントへの転職において、職務経歴書では具体的な経験や成果を定量的に示し、論理的に説明することが求められます。面接では、セキュリティに関する基礎知識と最新動向の理解、そして自身のスキルをどう生かせるかを明確に伝えることが重要です。

また、論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション力も評価されます。セキュリティコンサルタントの役割が複雑な問題を分析し、クライアントに効果的な解決策を提案しなくてはならないためです。さらに、セキュリティへの強い関心と学習意欲を示すことで、急速に変化する分野での適応力をアピールできます。

JACのような転職エージェントを活用することで、転職活動をより効率的、かつ効果的に進めることが可能です。ハイクラス・ミドル層向けの豊富な求人、専門性の高いキャリアアドバイザーによる手厚いサポート、そして両面型のサービス体制により、セキュリティコンサルタントへの転職を成功させる可能性を高めます。

セキュリティコンサルタントの転職事例


ここでは、セキュリティコンサルタントの転職事例をご紹介します。

Aさん(男性/40代)

業種職種年収
転職前FinTech系企業システムエンジニア900万円程度
転職後コンサルティング企業セキュリティコンサルタント1,100万円程度

新卒以来、FinTech系企業でシステムエンジニアとしてプログラム開発やアプリケーションサーバーの構築・保守に携わり、プロジェクトマネージャーとしてインフラ新規構築を中心とした数多くのプロジェクトをリードしてきたAさん。これまでの経験を生かし、より能力を評価される新たなポジションを模索していました。JACのサポートにより、コンサルティング企業へと転身し、セキュリティコンサルタントの転職を成功させました。

Bさん(男性/50代)

業種職種年収
転職前外資系IT企業日本法人代表1,200万円程度
転職後外資系コンサルティング企業サイバーセキュリティコンサルタント1,200万円程度

国内大手IT企業にて大規模サーバーシステムのコンサル/設計導入や運用支援等のキャリアを積み、その後は海外駐在や外資系IT企業の日本法人立ち上げを経験されたBさん。理念に共感できる企業へ転職をご希望されていたため、JACから外資系コンサルティング企業のサイバーセキュリティコンサルタントのポジションを提案し、転職を実現されました。

セキュリティコンサルタントへの転職なら、JAC Recruitmentへ


JACにはコンサルティング業界を熟知した専任のコンサルタントが60名以上在籍。Big4などの大手ファーム、戦略系・総合系・IT系・シンクタンク系はもちろん、先端・専門領域系や海外ファームまですべての領域のコンサルティングファームの案件をご紹介可能です。また、パートナーやCxOとの密なコミュニケーションによるJAC独自のコンフィデンシャルな情報もご提供可能です。求人票では読み取れない組織内情にも精通し、転職後のご活躍を明確にお伝えいたします。

セキュリティコンサルタントへの転職を検討している方は、ぜひJACへご相談ください。


セキュリティコンサルタントの仕事に興味はあるが、具体的に何ができるか分からないという方はぜひ一度JACのコンサルタントにご相談ください。



ご登録済み・サービス利用再開の方はこちら

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。