42歳の転職は決して遅くありません。JAC Recruitment(以下、JAC)の独自データでは、42歳の転職者は全体の10.3%、平均年収は883.1万円と高水準です。本記事では、転職動向、年収推移、成功事例、そして42歳が転職で押さえるべきポイントを分かりやすく解説します。
42歳で転職は厳しい?
ここでは、42歳の転職について、JACのデータを中心に以下の2つの観点から解説します。
・42歳でも転職する方は十分存在する
・23.8%が42歳で初転職
42歳でも転職する方は十分存在する
厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、40〜44歳における転職入職率は女性10.2%、男性6.8%でした。このデータから、42歳でも転職する方が少なくないことが分かります。

JACの実績における年代割合は、40代が全体の30%を占めています。さらに、40代のなかでも42歳は全体の10.3%を占めており、40代後半と比較して割合はやや多い傾向です。
【JACを利用して転職された40代の割合】
| 年齢 | 割合 |
|---|---|
| 40歳 | 11.6% |
| 41歳 | 11.0% |
| 42歳 | 10.3% |
| 43歳 | 10.3% |
| 44歳 | 9.8% |
| 45歳 | 10.6% |
| 46歳 | 9.5% |
| 47歳 | 9.3% |
| 48歳 | 9.1% |
| 49歳 | 8.4% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
また、JACの実績における42歳の男女比率は以下のとおりです。全年代の男女比率(男性:79.0%、女性:20.7%)と比較すると、42歳においても男性の割合が高いことが分かります。
【JACを利用して転職された42歳男女比率】
| 性別 | 割合 |
|---|---|
| 男性 | 77.4% |
| 女性 | 22.4% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
23.8%が42歳で初転職
JACを利用し42歳で初めて転職した方の割合は、23.8%でした。
過去に一度転職を経験している方の割合は23.6%であり、以降は下記のとおり、回数が増すごとに割合が減少しています。
| 転職回数 | 割合 |
|---|---|
| 0回目 | 23.8% |
| 1回目 | 23.6% |
| 2回目 | 17.3% |
| 3回目 | 13.9% |
| 4回目 | 8.9% |
| 5回目 | 6.3% |
| 6回目 | 1.6% |
| 7回目 | 0.8% |
| 8回目 | 0.5% |
| 9回目 | 0.3% |
| 10回目 | 0.2% |
| 不明 | 2.9% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
42歳では、初めて転職する方が最も多い結果となりました。近年は、転職を通じてキャリアアップや年収向上を図る考え方が一般化しており、42歳までに一度は転職を経験する方が増えていることが、このデータからも読み取れます。
42歳における転職活動の実態
ここからは、42歳における以下の3つの転職活動実態を、JACの独自データを用いて解説します。
・42歳の転職後平均年収
・42歳の転職で年収アップした方の割合
・42歳で管理職以上へ転職した方の割合
42歳の転職後の平均想定年収は883.1万円
JACが提供する転職支援を活用し42歳で転職した方の、転職後平均年収は883.1万円です。また、転職後の年収帯別の割合は、以下のとおりです。
【42歳転職後の年収帯別割合】
| 年収 | 割合 |
|---|---|
| 400万未満 | 0.8% |
| 400万~499万 | 4.0% |
| 500万~599万 | 9.4% |
| 600万~699万 | 14.3% |
| 700万~799万 | 14.2% |
| 800万~899万 | 15.6% |
| 900万~999万 | 13.5% |
| 1,000万~1,099万 | 8.4% |
| 1,100万~1,199万 | 6.1% |
| 1,200万~1,299万 | 5.8% |
| 1,300万以上 | 7.9% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
最多帯は「800〜899万円」で、1,000万円以上も28.2%とハイクラス帯の比率が高い点が特長です。
42歳の転職で年収アップした方の割合は58.2%、平均で123万円アップ
JACが提供する転職支援を活用し42歳で転職した方のうち、年収アップした方の割合は58.2%でした。また、平均123万円程度の年収アップを実現しています。なお、転職後の年収アップ帯別の割合は、以下のとおりです。
【42歳転職後の年収アップ帯別割合】
| 年収 | 割合 |
|---|---|
| 50万未満 | 28.5% |
| 50万~99万 | 23.1% |
| 100万~149万 | 19.8% |
| 150万~199万 | 10.5% |
| 200万~249万 | 7.4% |
| 250万~299万 | 3.1% |
| 300万~349万 | 2.7% |
| 350万~399万 | 1.5% |
| 400万~449万 | 0.2% |
| 450万~499万 | 0.8% |
| 500万以上 | 2.4% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
転職で年収アップした方のうち、約半数の方が100万円以上の年収アップを実現していることが分かります。また、300万円以上アップした方も7.6%と一定数おり、経験や専門性が適切に評価されたケースも見られました。
42歳で管理職以上へ転職した方の割合は34.6%
JACが提供する転職支援を活用し42歳で転職した方のうち、管理職以上のポジションに就任した方の割合は34.6%でした。内訳は以下のとおりです。
【42歳転職後の役職別割合】
| 役職 | 割合 |
|---|---|
| 本部長以上 | 1.7% |
| 部長以上 | 4.0% |
| 課長以上 | 28.9% |
| 課長未満 | 65.4% |
※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より
42歳になると、転職で管理職に就任する割合も増えてきます。将来のキャリアプランを明確にし、そのプランに合ったポジションを選択することが求められます。
42歳の転職で意識すべきポイント
ここでは、42歳の転職で意識すべき、以下の3つのポイントについて解説します。
・転職「そのもの」の是非を一度立ち止まって検討する
・完全なゼロリセットではなく「半歩ずらす」選択肢をもつ
・「転職成功」のゴールイメージを先に決める
1.転職「そのもの」の是非を一度立ち止まって検討する
まず「今、本当に転職すべきか」を整理することで、判断軸を明確にできます。
現職にとどまった場合のキャリアシナリオ(昇進・役割の広がり・働き方の改善余地)と、転職によって得られそうな変化(年収・ポジション・業務内容・生活への影響)を書き出し、どちらが中長期的に自分にとって合理的かを比較してみましょう。
「それでも転職という選択を取る理由」が自分のなかで整理できているかどうかは、面接での説得力にも直結し、「何となく不満だから動いた人」と見なされるリスクを避けるうえでも重要です。
2.完全なゼロリセットではなく「半歩ずらす」選択肢をもつ
40代前半からの異業種・未経験職種への転職は、まったくのゼロからよりも「これまでの経験と一部重なる領域」へのシフトが現実的です。
例えば、業界は変えても近しい職種で勝負する、逆に職種は変えるが扱う領域や顧客はこれまでと近い分野にする、といった「半歩ずらし」の転換は、経験の評価と新しいチャレンジの両立がしやすいパターンです。
また、人手不足が続く成長分野(IT・物流・医療福祉・インフラなど)では、年齢よりも実務遂行力やコミュニケーション力が重視されるため、経験との接点を探ることで選択肢を広げやすくなります。「完全な未経験」を狙う前に、「自分の蓄積がどこまで転用可能か」を分解し、挑戦できるレンジを段階的に描いておくことがポイントです。
3.「転職成功」のゴールイメージを先に決める
40代前半の転職は、「内定が出れば成功」ではなく、「3〜5年後にどうなっていれば成功といえるか」を先に決めておくことが重要です。
具体的には、担いたい役割(専門家としての位置づけか、組織を束ねる立場か)、必要な収入と働き方(家計・健康・家族との時間をどう確保したいか)、どのような価値観の組織で働きたいかといった観点で「自分なりの成功条件」を文章化しておきます。
このような基準があると、求人票を読むときも「条件の良し悪し」ではなく「自分のゴールとの距離」で判断でき、結果として応募先の絞り込みや条件交渉の一貫性が高まりやすくなります。転職活動の途中で迷いが生じた際も、このゴールイメージに立ち返ることで、その場の焦りや不安に振り回されず、意思決定しやすくなるでしょう。
42歳での未経験・異業種への転職成功事例
ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用し、42歳で転職を成功させた事例を紹介します。
42歳で年収150万円アップ。アルゴリズム開発経験を軸に大手旅行会社へ転身
Mさん(42歳/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 損害保険会社 | データサイエンティスト | 1,550万円 |
| 転職後 | 大手旅行会社 | データサイエンティスト | 1,700万円 |
Mさん(42歳/男性)は、研究開発からキャリアをスタートし、先進安全技術や自動運転領域のアルゴリズム開発、さらに大規模データを活用した業務自動化など、多領域で高度なデータサイエンスに携わってきました。直近では損害保険会社にて、自動査定モデルの構築や事故分析モデルの開発、データビジネス創出プロジェクトを牽引するなど、企業横断で重要な役割を担ってきた方です。
より専門性を広く社会に還元できる環境を求め転職を検討するなか、JACはMさんのキャリアを丁寧に棚卸しし、アルゴリズム開発力やプロジェクトリード力、複数業界で成果を挙げてきた応用力が 旅行業界のデータ活用強化ニーズと高い親和性を持つこと を整理。
そのうえで、データ分析に留まらず 経営レベルでデータ活用を推進するリードポジション を提案しました。
選考では、多業界で成果を出してきた実績と推進力が評価され、大手旅行会社のデータサイエンティストとして採用決定。年収は1,550万円→1,700万円へ向上し、専門性を異業種で存分に活かせる環境に転職されました。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
42歳で都市銀行から証券会社に転職し、年収750万円アップを実現
Nさん(42歳/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 都市銀行 | ストラクチャードファイナンス | 1,550万円 |
| 転職後 | 証券会社 | ストラクチャードファイナンス | 2,300万円 |
Nさん(42歳/男性)は、外資系金融機関で投資銀行業務を経験した後、都市銀行で長年ストラクチャードファイナンス業務に従事してきました。レバレッジドファイナンスの実務、海外拠点でのプロダクト企画、ファンド投資など、多彩な金融領域で成果を挙げてきたプロフェッショナルです。論理的かつ穏やかなスタンスで、多様な関係者を巻き込める柔軟性も高く評価されていました。
新たな挑戦を求めて転職活動を進めるなかで、JACはNさんの経験を詳細に棚卸しし、実務の深さに加え、案件創出力や財務分析力、国際的な業務経験が M&Aファイナンスを強化したい企業の戦略と高い整合性を持つこと を見出しました。
その結果、従来の延長線ではなく、よりダイナミックなアレンジメント業務を担えるポジションをご提案しました。
選考では、専門性と案件推進力が高く評価され、証券会社のストラクチャードファイナンス部門にて採用。
年収は1,550万円→2,300万円へと大幅アップし、実力が正当に評価された転職となりました。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
42歳でハイクラス転職を成功させたい方はぜひJACへご相談を
42歳は、これまでの経験を武器にポジションアップが狙える年齢です。データでも年収向上や管理職就任が増えていることが示されています。
一方で、42歳以降の転職では、求人票だけでは分からないポジションの期待値や、年収・役職の調整余地、入社後の活躍イメージなどをどれだけ具体的に把握できるかが、結果を大きく左右します。そのため、ハイクラスや40代以上の支援実績が豊富な転職エージェントを活用し、非公開求人や企業の内情に関する情報、書類・面接対策、条件交渉といったプロのサポートを受けることは、42歳の転職を「偶然の成功」ではなく「再現性のある成功」に近づけるうえで、非常に有効です。
JACは、業界・職種ごとに専門性をもつコンサルタントが在籍し、企業の事業戦略や組織課題まで踏み込んだ情報を蓄積している点が大きな強みです。単に条件に合う求人を提示するのではなく、「これまでの経験がどのポジションで最も活きるのか」「転職後にどのような成長機会が期待できるのか」といった観点から、一人ひとりのキャリアの方向性に沿った提案や選考サポートが受けられます。
また、管理職や専門職、異業種へのキャリアチェンジを含むハイクラス案件を数多く扱い、年収・役割の向上を目指す42歳のキャリアを実現に向けて伴走します。転職をお考えの方は、ぜひJACへお気軽にご相談ください。

