40歳の転職は厳しい?異業種・未経験職種への転職動向や成功事例を解説

40歳の転職は決して遅くありません。JAC Recruitment(以下、JAC)の独自データでは、40歳の転職者は全体の11.6%、平均年収は866.4万円と高水準です。本記事では、独自データをもとに40歳での転職の実情について解説します。

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40歳で転職は厳しい?

ここでは、40歳の転職について、JACのデータを中心に以下の2つの観点から解説します。

・40歳でも転職する方は十分存在する

・27.4%が40歳で初転職

40歳でも転職する方は十分存在する

厚生労働省が公表している「令和6年雇用動向調査結果の概況」によると、40〜44歳における転職入職率は女性10.2%、男性6.8%でした。本調査より、40歳で転職する方は決して少なくありません。

出典:「令和6年雇用動向調査結果の概況」(厚生労働省)

JACの実績における年代割合は、40代が全体の30%を占めています。さらに、40代のなかでも40歳は全体の11.6%を占めており、40代後半と比較すると割合はやや多い傾向です。

【JACを利用して転職された40代の割合】

年齢割合
40歳11.6%
41歳11.0%
42歳10.3%
43歳10.3%
44歳9.8%
45歳10.6%
46歳9.5%
47歳9.3%
48歳9.1%
49歳8.4%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

また、JACの実績における40歳の男女比率は以下のとおりです。全年代の男女比率(男性:79.0%、女性:20.7%)と比較すると、40歳でも男性の割合が高いことが分かります。

【JACを利用して転職された40歳男女比率】

性別割合
男性79.1%
女性20.8%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

27.4%が40歳で初転職

JACを利用し40歳で初めて転職した方の割合は、27.4%でした。

過去に一度転職を経験した方の割合は25.3%であり、以降は下記のとおり、回数が増すごとに割合が減少しています。

転職回数割合
0回目27.4%
1回目25.3%
2回目17.2%
3回目13.1%
4回目7.8%
5回目3.4%
6回目1.1%
7回目0.8%
8回目0.6%
10回目0.1%
不明3.3%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

40歳時点では、初めて転職する方が最も多い傾向です。近年は、転職を通じてキャリアアップや年収向上を図る考え方が一般化しており、40歳までに一度は転職を経験する方が増えていることが、このデータからも読み取れます。

40歳における転職活動の実態

ここからは、40歳における以下の3つの転職活動実態を、JACの独自データを用いて解説します。

・40歳の転職後平均年収

・40歳の転職で年収アップした方の割合

・40歳で管理職以上へ転職した方の割合

40歳の転職後の平均想定年収は866.4万円

JACが提供する転職支援を活用し40歳で転職した方の、転職後平均年収は866.4万円です。また、転職後の年収帯別の割合は、以下のとおりです。

【40歳転職後の年収帯別割合】

年収割合
400万未満0.5%
400万~499万3.1%
500万~599万9.2%
600万~699万14.7%
700万~799万15.8%
800万~899万17.1%
900万~999万12.7%
1,000万~1,099万10.4%
1,100万~1,199万5.4%
1,200万以上11.1%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

最多帯は「800〜899万円」で17.1%。「1,000万円以上」も26.9%と、ハイクラス帯の比率が高い点が特長です。

40歳の転職で年収アップした方の割合は61.7%、平均で117万円前後アップ

JACが提供する転職支援を活用し40歳で転職した方のうち、年収アップした方の割合は61.7%でした。また、平均117万円程度の年収アップを実現しています。なお、転職後の年収アップ帯別の割合は、以下のとおりです。

【40歳転職後の年収アップ帯別割合】

年収割合
50万未満29.4%
50万~99万26.2%
100万~149万17.9%
150万~199万9.8%
200万~249万6.1%
250万~299万4.1%
300万~349万2.2%
350万~399万1.4%
400万~449万1.1%
450万~499万0.4%
500万以上1.5%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

年収アップ者の4割以上が「100万円以上」の増加を実現しており、300万円以上の大幅アップも6.5%と一定数存在します。

40歳で管理職以上へ転職した方の割合は27.7%

JACが提供する転職支援を活用し40歳で転職した方のうち、管理職以上のポジションに就任した方の割合は27.7%でした。内訳は以下のとおりです。

【40歳転職後の役職別割合】

役職割合
本部長以上0.3%
部長以上3.0%
課長以上24.4%
課長未満72.3%

※当社実績(2023年1月~2025年10月分データ)より

40歳になると、転職で管理職に就任する割合も増えます。将来のキャリアプランを明確にし、自身のキャリアプランにマッチするポジションを選択することが重要です。

40歳の転職で意識すべきポイント

ここでは、40歳の転職で意識すべき、以下の3つのポイントについて解説します。

・「できること」ベースで戦える土俵を決める

・「過去の成功パターンへの固執」を手放し、柔軟性を見せる

・条件の「譲れないライン」と「調整可能なライン」を明確にする

「できること」ベースで戦える土俵を決める

40歳の転職市場では、「やりたいこと」よりも「他社でも即戦力として通用する“できること”」を軸に土俵を決めることが不可欠です。

40代ではポテンシャル評価よりも、「入社直後にどの程度の成果が出せるか」が重視されます。そのため、まずは自分のキャリアを「どの業界・職種で、どのレベルのポジションなら確実に貢献できるか」という観点から棚卸しし、「現実的に勝てるゾーン」と「チャレンジ枠に入るゾーン」を線引きすることが重要です。

具体的には、これまでの職務内容をタスク単位ではなく「解決した課題」「動かした金額・人数」「改善した指標」といった形で洗い出し、同業他社の求人票や転職データから「自分の実績がどのレンジのポジションにフィットするか」を検証しましょう。

「過去の成功パターンへの固執」を手放し、柔軟性を見せる

40代の転職市場では、年齢以上に「柔軟性の有無」が合否を分けるポイントになりやすく、「前職のやり方」に強くこだわるタイプは敬遠されがちです。

企業側は、40代に対して即戦力性だけでなく、変化の多い環境やDX・働き方改革といった「変革フェーズ」になじみ、周囲と協調しながら動けるかどうかを重視しています。そのため、面接では「以前の会社ではこうだった」という主張に終始するのではなく、「新しい環境では前提が違うことを理解し、そのなかで自分の経験をどうアレンジして活かすか」というスタンスを具体的な事例で示すことが大切です。

例えば、組織再編・システム刷新・上司交代など、自分にとって不利な変化があった場面で、ルールや体制の変化を受け入れつつ成果を出した経験を語れると、「40歳でも学び直しややり方の変更をいとわない方」として評価されやすくなります。​

条件の「譲れないライン」と「調整可能なライン」を明確にする

40歳の転職市場では、20〜30代と比べて求人数の母数が少なくなる一方で、管理職クラスや専門職など「狙えるポジション」ははっきりしているため、希望条件に優先順位をつけないと選択肢が一気に狭まります。

すべての条件を前職以上に設定すると、選択肢が極端に狭まり、転職活動が長期化する恐れがあります。

そこで重要になるのが、「譲れない条件」と「交渉や工夫で吸収できる条件」を事前に切り分けておくことです。例えば、最低限確保したい年収レンジ、どうしても避けたい勤務地・勤務形態、今後のキャリアに直結する業務内容などは「必須条件」として定める一方で、通勤時間や細かな福利厚生などは「総合的に見てプラスが上回るなら許容する」といった判断基準をもつと、選考のたびに迷い続ける負担が減ります。

優先順位づけができていると、転職エージェントや面接官との対話でも「どこまでなら柔軟に対応できる方か」が伝わりやすくなり、条件交渉やポジション提案の幅も広がりやすくなるでしょう。

40歳での未経験・異業種への転職成功事例

ここでは、JACが提供する転職支援サービスを利用し、40歳で転職を成功させた事例を紹介します。

40歳で未経験AI領域に挑戦し、年収+200万円を実現

Aさん(40歳/男性)

業種職種年収
転職前システムインテグレーターインフラエンジニア600万円
転職後システムインテグレーターAIコンサルタント800万円

Aさんは、インフラ・クラウド基盤構築に加え、SREとして自動化やCI/CD導入を主導してきたエンジニアです。近年は社内の生成AIプロジェクトにも参画しており、新領域の吸収スピードが高い点が強みでした。

AI領域へ本格的に挑戦したいという意向を受け、JACのコンサルタントは、Aさんの経験を詳しく棚卸しし、基盤技術力や自動化推進の実績、AIプロジェクトの知見がコンサルティング業務と高い親和性を持つ点を言語化。面接で強みが伝わるよう、活かせる経験を具体的に整理したうえで、AIコンサル職をご提案しました。

選考では、技術理解の深さと自走力に加え、事前に整理した強みが的確に伝わったことで評価が高まり、未経験ながらAIコンサルタントとして採用。年収は600万円→800万円へと向上しました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

40歳で自動車業界へ異業種PM転職。年収250万円アップ

Oさん(40歳/男性)

業種職種年収
転職前機械・装置メーカーIT系プロジェクトマネージャー750万円
転職後大手自動車メーカーIT系プロジェクトマネージャー1,000万円

Oさんは、組込みからWeb、公共インフラまで幅広い領域で開発・マネジメント経験を積んだIT系プロジェクトマネージャーです。要件定義や協力会社の管理など、上流から一貫して推進できる点が強みでした。

さらなる成長機会を求めて転職を検討されたOさんに対し、JACのコンサルタントは、これまでの経験を整理し、幅広い技術理解や大規模開発の統括経験が“自動車メーカーが進めるソフトウェア強化”と高い親和性を持つことを明確化。そのうえで、選考で評価されやすいアピールポイントを具体的にまとめ、次世代モビリティ領域のPMポジションを提案しました。

選考では、技術的な理解力とプロジェクト推進力が高く評価され、四輪向け次世代プラットフォーム開発PMとして採用。年収は750万円→1,000万円へと大きく向上しました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

40歳で証券会社の社内SEへ。年収400万円アップ

Sさん(40歳/女性)

業種職種年収
転職前システムインテグレーター金融システム650万円
転職後大手証券会社社内SE/開発1,050万円

Sさんは、証券系システムに特化したSI企業で、保守開発からPMOまで幅広い工程を担ってきたエンジニアです。長年の金融システム経験による業務理解の深さが大きな強みでした。

事業会社側でDXに関わりたいという希望を受け、JACのコンサルタントは経験を丁寧に棚卸しし、金融特有のロジック理解や上流推進力が“証券会社が進める基幹刷新・DXプロジェクト”と高い相性を持つ点を整理。選考で伝わりやすい形に整えたうえで、社内SEポジションをご提案しました。

面接では、業務理解の深さと推進力が高く評価され、基幹システム刷新を担う社内SEとして採用。年収は650万円→1,050万円へと、400万円の大幅アップを実現しました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

40歳でハイクラス転職を成功させたい方はぜひJACへご相談を

40歳の転職は、決して「遅すぎる一手」ではなく、これまで培ってきた専門性や実績を武器に、年収面・ポジション面で次のステージを狙える重要なターニングポイントです。

一方で、40代の転職市場は、ポテンシャル採用が中心の20〜30代とは異なり、「入社直後からどの程度成果を出せるか」「変化の大きい環境で柔軟に動けるか」といった観点で厳しく見極められるのも事実です。だからこそ、自身の強みを客観的に棚卸しし、適切な土俵設定や条件整理を行ううえで、転職エージェントを戦略的に活用することが、40歳のハイクラス転職を成功させるうえで大きな意味をもちます。​

JACは、40代以降のハイクラス転職に特化し、業界・職種に精通したコンサルタントが、求人企業の事業戦略や組織課題まで踏み込んで情報を把握している点が強みです。単に求人情報を紹介するのではなく、「どのポジションであれば、これまでの経験が最も活きるのか」「転職後にどのような成長機会が得られるのか」といった観点から、転職希望者一人ひとりに合わせた提案や選考フォローが可能になっています。

また、管理職クラスや専門職など、一般には公開されていないハイクラス案件を多数保有していることも、40歳の転職で選択肢を広げられる大きなメリットです。​

40歳で転職をお考えの方は、ぜひJACにご相談ください。

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

編集部

当サイトを運営する、JACの編集部です。日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。

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