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JR西日本グループのデジタル戦略を支援するTRAILBLAZER
――西から日本、さらに世界へ

株式会社TRAILBLAZER

※このインタビューは2024年11月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
株式会社TRAILBLAZER
株式会社TRAILBLAZER 経営企画部統括部長 長谷川 大祐 氏

2023年10月に設立された株式会社TRAILBLAZER(以下、トレイルブレイザー)。JR西日本グループをクライアントとするデジタルコンサルティングエージェンシーです。JR西日本グループの各事業と一体となり、デジタル施策の実行支援、データ利活用による事業横断の価値創出に取り組んでいます。西日本を起点に、日本全体を変えていくこと、さらに世界へ展開していくビジョンを描き、組織を拡大中。2025年度末までに150名の採用を目指しています。

同社のミッション、仕事や働き方の魅力、活躍できる人物像などについて、経営企画部統括部長の長谷川大祐氏に伺いました。

膨大なデータを活用し、ポイント経済圏内で「リアルなアセット」を変えていける

―― はじめに、トレイルブレイザーのミッションについてお聞かせください。

JR西日本グループをクライアントとして、鉄道をはじめ、商業施設、ホテル、旅行、不動産など全ての事業における課題をデータとデジタルで解決し、グループのシナジーを高めていくことをミッションとしています。

私たちが収集・活用できるデータは膨大かつ多岐にわたります。鉄道の輸送人員は14.7億人、JR西日本エリアの駅数は1174駅、ICOCAの発行枚数2598万枚、スマホ向けアプリ『WESTER』の会員数750万人。2025年春からは、新たなキャッシュレス決済サービス『Wesmo!』の提供を開始します。鉄道の設備やシステム、商業施設・飲食店・ホテルなどで日々蓄積される多様なデータを活用し、鉄道システムの再構築、顧客体験の価値向上を図っていきます。そして西日本エリアから日本全体へ、さらには世界へ展開していきたいと考えています。

このほか、JR西日本ではシステム開発の内製化に向けて動いていますので、その支援を担うチームもあります。

―― どのようなメンバーが在籍していますか。また、転職してくる方々は、どこに魅力を感じて貴社を選んでいるのでしょうか。

製造業、アパレル、ヘルスケア、金融、IT、コンサルなど様々なバックグランドの方がいます。大手ネット企業出身の方も複数いらっしゃいます。前職でも大規模なプラットフォームを活用し、いわゆる「ポイント経済圏」の構築・拡大に関わってこられた方々なのですが、「デジタルから少しはみ出したい」「リアルな顧客接点を持てるのは面白そう」といった動機から、入社いただいています。

ポイント経済圏の構築にあたり、ネット企業とJR西日本グループの最も大きな違いは、「リアルなアセットを持っているかどうか」です。私たちは、ポイントのプログラムやデジタルプラットフォーム側の改善だけでなく、例えば、電車の運行、商業施設・ホテル・飲食店の運営、旅行業のランドオペレーション、不動産事業における街づくりなど、リアルなアセットの改善まで手を入れられるのです。その点に魅力を感じた方が来てくださっています。

そのほか特筆するとしたら、データサイエンティストは、現在20名強いるのですが、そのうち4名がドクターの学位を取得したメンバーです。加えて、今後入社が決定している10名のうち3名も博士号を取得しています。つい先月、大手企業グループの、80名程度規模のデータ利活用専門企業で部長を務めていた方が入社されたのですが、「優秀な人が多い。会話のキャッチボールが心地良い」と言ってくださり、うれしかったです。

また、職種・ポジションにかかわらず、「社会的インパクトが大きいことをやりたい」という志向をもつメンバーも多いですね

フルリモートワークが定着。メンバーの半数以上が関西エリア外に在住

―― 働き方の魅力についてもお聞かせください。

柔軟性と自由度はかなり高いですね。
フルリモートワークが可能なため、本社は大阪ですが、メンバーの半数以上は関西エリア以外に住んでいます。私自身も名古屋在住です。この制度のおかげで、首都圏ほか全国にいる優秀な方々に活躍していただける環境ができています
。近年はIT企業でも出社回帰の傾向が見られますが、弊社はフルリモートワークをやめたら立ち行かなくなるような人員構成なので、今後も変わることはありません。クライアントの事業はいずれもリアルビジネスですが、来られるなら会いましょうかというように自発的に会いに行くことはありますが、対面打ち合わせをMUSTで求められることはなく、オンラインミーティングで問題なく進められています。

もちろん、リモートワークと出社を併用したハイブリッドな働き方も可能です。コンサルティングファームから転職してきたあるメンバーは、福岡在住ですが、クライアントと対面で仕事をしたいという本人の希望で週3日は大阪に来ています。
また、フルフレックスタイム制度を導入しているので、1日の勤務時間を自由に選択することもできます。

―― リモートワーク中心の環境で、日々の社内コミュニケーションはどのようにとっているのですか。

社内コミュニケーションはSlackが中心です。チャンネルは基本的に全てオープンとして、機密事項を除き、議事録などはNotion上で全員が見られる状態にして、情報格差がつかないようにしています。

上司との1on1は最低でも月2回実施。また、強制ではありませんが、月1回は大阪と東京で全員が集まる「オールハンズミーティング」をハイブリットで行っています。


「出張」のルールも柔軟です。例えば、顧客を訪問する予定がなくても、社内ミーティング等の目的で出張してもかまいません。会社として、対面コミュニケーションを推奨しています。

エンゲージメント調査もスタートし、コミュニケーションに関するエンゲージメントスコアにも注目しています。最近では、部署を越えたランチ会や部活動への費用補助のトライアルをスタートするなど、コミュニケーションの満足度向上に向け、色々な施策を試しているところです。

―― 人事制度にも工夫をされているそうですね。

当社では、能力・スキルに応じて報酬が上がっていく「等級制度」を採用しており、年齢・社歴・肩書に関係なく仕事を任される仕組みがあります。そして、社員の能力・スキルの伸長の判断をスピーディに行い、リアルタイムで報いることができるようにしています

多くの企業では、評価のタイミングが年1回しかないですよね。社員が良いパフォーマンスを発揮しても、1年間、給与は上がらないし、昇格もないし、仕事のレベルも変わらない。スキルが向上しているのに適切な業務にアサインされないのは、非常にもったいないと思います。そこで、毎月の評価を可能にする「リアルタイムプロモーション」という仕組みを設けました。これは、昇格のタイミングを自ら申請することができ、能力・スキルの伸長が認められればリアルタイムに昇格・昇給が可能になるものです。

これは入社したばかりの人も同様で、実際、試用期間を終えてすぐに昇給したメンバーもいます。トレイルブレイザーの仕事のやり方が合っている方は、ポジションも収入もどんどん上げていけるでしょう

―― 長谷川さんは別の鉄道会社勤務を経て、外資系大手IT企業で経験を積まれたそうですね。前職の良いところを取り入れていたりもするのでしょうか。

前職の経験を踏まえて意識しているのは、いわゆる「ミッション・ビジョン・バリュー(MVV)」に沿った行動を徹底し、評価にも反映するということです。実際、前の会社はMVVに沿って仕事をしていれば、うまくいくような組織でした。

トレイルブレイザーのミッションは「GO WILD WEST!」、ビジョンは「日本はいつも西から変わる」、バリューは「西からいこか」「伸びしろしかない」「はよやろう」です。加えて、5つの資質として「チャレンジャー精神」「本質を問う力」「プロフェッショナリズム」「巻き込む力」「自己研鑽力」などを掲げています

判断に迷ったら、「自分たちのバリューはこうだから、こう判断して動くべきだ」と、基本の行動様式が、メンバー全員に身に付いていることが重要だと思っています。ですから、ディスカッションをしていると「そっちはMILDなんで、WILDな方にしましょうか」「はよやろうなんで、はよやりましょうか」なんて会話が行われることもあります。

社会に対しても、社内カルチャーにも、影響力を発揮できる

長谷川 大祐氏

―― 今後のビジョンをどのように描いていらっしゃいますか。

冒頭でも触れましたが、トレイルブレイザーは西日本だけに留まる会社ではないと思っています。JR西日本グループへの貢献を第一としながら、グループ以外からも収益を上げることを検討しています。JR西日本グループはビジネスフィールドが広範囲にわたるので、グループ内で実践して良かったものは、ほかのエリアからでも役立つ可能性があります。そのように成果と実績を生かしながら横へ横へと拡がっていきます。

一般的に、データ分析もシステム開発も、その場の問題を解決することにスコープを絞って、個社特有の事情に合わせて分析や開発をすることもあるでしょう。でも、それをしたらスケールはしないと思うのですよね。ですから、JR西日本グループに対するクライアントワークに取り組むにしても、「誇れる品質であるか」「どこででも通用するものか」という目線を大切にしています。そうしてできたソリューションパッケージやプロダクトを、まずグループ内で実証し、JR西日本で活用されたというブランド力を備える。そうすれば、外部へも広く展開していけると考えています

―― 規模拡大に向け、採用を強化していらっしゃいます。求める人物像、貴社で活躍できる人物像についてお聞かせください。

2023年10月に設立して1年強。まだまだ「立ち上げ中」といえるフェーズです。整っていない部分もあるので、そうした環境を楽しめる方に来ていただきたいと思います。組織が固まっていないからこそ、自身の担当範囲からどんどんはみ出していきやすいし、実際、自由な環境の中で動き回っているメンバーが成長を遂げていると感じます。

また、クライアントとは、課題設定から議論しています。論理的に考えておかしいことには、「これ、おかしいですね」と遠慮せず発言できるような方を求めています。クライアントのいうとおりにやれば、その場は丸く収まるし、発注者側も気持ちいいでしょう。でも、「最終的に価値が生まれるか」という観点に、私たちはこだわっています。最終的なアウトプットを見据え、意見をしっかりといえる方が活躍できるでしょう

一方で、自社のカルチャーを作っていくという面でも、個々の寄与が非常に高い環境です。毎月新しいメンバーが入社してきますが、「この人が来て、この部署の仕事は大きく変わったよね」といったことが起きています。そうした変化を見るのは楽しみだし、本人も自由な環境で自身の強みを発揮できるのは楽しいですよね。

このように、仕事の面では大規模なビジネスに関わり、拡大させていける可能性があります。公共性が高いので多くの人に喜ばれることも実感できるでしょう。そして社内では、カルチャーの醸成にも関わることができます。自身の「影響力」を発揮できる環境を生かして、やりたいことにチャレンジしていただきたいと思います

撮影場所:WeWork 御堂筋フロンティア 内

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