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100年来の大きな社会変革を高い技術力で支える。グローバルニッチトップ企業の魅力とは。

メック株式会社

※このインタビューは2024年4月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
谷口 哲也氏
メック株式会社 執行役員 経営企画本部長 谷口 哲也 氏

電子基板・部品製造用の薬品をはじめ、各種金属表面処理薬品、諸資材、機械装置までトータルに提供するメック株式会社。高い技術力とソリューション提供力から大手半導体メーカーなど巨大グローバル企業から頼られる存在であり、グローバルニッチトップ企業として成長しています。
今後の拡大を見据え、研究開発、営業・マーケティングの採用を強化。メックの技術の強み、風土の魅力、メックで働く醍醐味などについて、執行役員 経営企画本部長の谷口哲也氏にうかがいました。

大容量・高速電気信号処理へソリューションを提供

―メックの事業特性、強みについてお聞かせください。

当社は薬品の開発、製造・販売を通じ、エレクトロニクス分野のテクノロジーへソリューションを提供する企業です。対象とするのは、パソコン・スマートフォン等の端末は言うまでもなく、5G/6G、AI、クラウドサーバーや、これらを組み合わせた多様なアプリケーション。具体的には通信の基地局、データセンター、高速コンピュータといったインフラ的なものや、自動運転、遠隔医療、AR・VR、生成AIなどが代表例です。

これらには複雑かつ高速な情報処理や遅延なき情報伝達が必要とされます。光による伝達が実現していますが、課題も多く限界があり、5G/6Gといった無線通信や低軌道衛星で補ったり、最終的には電気信号に置き換えられて情報が処理されたりしています。そこで起動する半導体などのデバイスや電子機器には、金属でできた導体とそれを支えて保護する樹脂などの有機体が用いられており、導体の界面がその信頼性や電気信号の遅延・ロス、小型化に大きく影響します。

ここに当社のコア技術が大きく貢献します。金属を粗化したり、選択的に溶かしたり、形状をコントロールできる技術です。この技術は高電圧・電流の流れる重要部品の回路形成や界面密着にも生かされます。

当社事業の本質は、開発する薬品そのものではなく、当社の薬品がもつ力を活用したソリューションです。最終製品のパフォーマンス、信頼性に大きく影響を及ぼし、最終製品の技術変化点に大きな役割をなすものでもあります。

先に挙げたエレクトロニクス分野のテクノロジーによって実現する社会は100年来の変革といわれており、当社はこのメガトレンドを支えているのです。

―今後の展望をどのように描いていらっしゃいますか。

現時点では、半導体も機器も電気や電気信号で動いています。半導体そのものや信号伝達力の進化が進むにつれ、半導体パッケージ基板、電子基板など、高速かつ大容量の電気信号処理、3次元にまで展開する高集積化が求められるようになります。

重要になるのは、電気信号のスピード遅延やロスを避けること。解決策となるのが、密着の長期の信頼性と、より物理的な凹凸をなくした接合技術(平滑密着)です。また、高密集積化には、より正確な回路形成技術(導体加工)が必要になるでしょう。これらの課題解決に、当社がもつ2つの技術が大きく貢献します。

その技術とは、いくつかの種類の金属を意図したとおりに溶かす/溶かさない技術と、溶かした後の形状をコントロールする技術です。正確な形状や非常に微細な電子回路の形成や、より平滑かつ密着に効果的な表面形状を生み出して樹脂と金属を接合することを可能にします。この2つの技術は半導体パッケージ基板・電子基板における電気的高機能化、3次元に展開する高集積化、高信頼性を支える基幹技術であると考えています。

当社のソリューションとは、「密着性を担保しながらロスを減らし、正確な回路を描くこと」です。これが大容量の情報処理、高速情報処理を行うための電気信号ロスの低減、高集積化による効率化やトータルとして消費電力の削減などにつながります。

この分野においては当社の技術力、ソリューション提供力が認められており、長い実績による信頼を得て、当社はグローバルニッチトップ企業として存在しています。電子基板・先端パッケージ基板の市場での表面処理、加工のプロセスにおいて大きなシェアを獲得しており、用途によっては世界シェアをほぼ独占しているものもあります。

最終用途となる分野は、今後、大きく伸びることが予想されています。例えばクラウドデータセンター、コンピュータ、これらをつなぐルータ、スイッチなど。全てが2030 年まで、年平均成長率2ケタで伸び続ける機器であり、そのアプリケーションに用いられる機器も同様です。基幹を支える半導体もまた、2030年までほぼ2ケタ成長を遂げると見込まれます。

加えて、このコア技術は環境対応の用途に展開できる可能性があり、その開発も進めています。社会変革に伴うメガトレンドが、手を差し伸べて当社を迎えに来てくれている。その期待に沿うことでまだまだ伸びていく――そんな手応えを感じています。

大手企業に引けをとらないスケールでありながら、「手触り感」が強い

―貴社は研究開発、営業・マーケティングの採用を強化されていますが、これらの職種の方々にとって、メックで働く醍醐味、やりがいはどのようなところにあるのでしょうか。

谷口 哲也氏

研究開発については、高度な開発でありながら「手触り感満載」といえるでしょう。基礎技術の開発で終わらず、用途・商品開発までがつながっています。

電子基板などの加工メーカーをはじめ、半導体メーカー、機器メーカーと直接コミュニケーションをとり、ソリューション提供できることが、社員のモチベーションとなっています。最終製品としての性能や信頼性を担保するだけでなく、実際の部品加工を行うお客さまの加工性や信頼性を担保できる製品開発が必要。個々のお客さまの実環境に即した密着型の技術・製品開発を行っています。

当社の研究職は単体従業員の約3分の1を占め、連結売上高の約10%を研究開発費に投じています。研究開発を重視する土壌があり、何より社員が誇りをもって取り組んでいることが、高度な技術の実現につながっているという確信があります。

マーケティングは最終顧客の要望を把握、営業は製品を使う直接顧客へのサポートを行います。当社は中堅規模の企業ですが、カウンターパートとしてコンタクトをとるのは世界の名だたるトップ企業であり、活動の場のスケールは大企業に引けをとりません。最先端の分野で、グローバルかつ戦略的に取り組むことができます。

当社は、マーケティング立脚、そしてコア技術を課題解決まで展開できる研究立脚の会社であるといえます。商品や技術だけでなく、サプライチェーン全体とコンタクトがとれるところも、強さであり価値であると考えています。

―谷口さんご自身、2年前に大手企業からメックに転職されましたが、転職の動機と入社してみての感想をお聞かせください。

私は大手電機メーカーで約30年にわたり営業、マーケティング、企画、経営などに携わり、海外子会社の経営やグローバルマーケティング責任者も経験してきました。退職直前には電子材料事業部門で戦略企画・法務・広報・新規事業開発などが集結する企画センターの所長を務めていたのですが、その当時からメックの存在感に一目置いていたのです。グローバルのトップ企業から評価され、求められている企業と認識していました。

前職では充足感があり、「違う人生を味わってみたい」「もっと手触り感がある仕事をしてみたい」と考えたとき、複数の選択肢の中で一番に挙がったのがメックです。この会社でなら、さらなる成長と自己実現ができると感じました。入社から2年経た現在、その希望がかなっています。

手がける仕事のスケールは大企業と比較して遜色がない一方、経営とオペレーションの距離の近さは、中堅企業ならではのメリットだと思います。大企業の場合、稟議が何重にも及び、経営トップへ意見や提案がすぐに届きにくいことも多いものです。しかし、メックでは経営トップとコミュニケーションがとりやすく、いいものはすぐに採択されるなど、スピーディな意思決定ができます。一人が動かせる仕事の大きさ、裁量権の広さも実感できますね。

「人」と「人の想い」を大切にし、想いをもった人たちがけん引する企業

―メックの企業文化と、働き方についてお聞かせください。

1969年の創業以来、半世紀以上にわたって大切にされてきたのは、「仕事を楽しむ」という社是に代表される、「人」と「人の想い」を大切にする企業文化です。そして、想いをもった人たちがけん引する会社がメックなのです。これは、私がメックに惹かれた大きなポイントです。

この文化は、これまでの幾多の社会的停滞や後退を乗り越えて伸び続けている業績、女性登用率、残業時間の少なさ、有給休暇取得率、育児休業取得率、低い離職率など、経営・労務面双方の数字にも表れています。

社是である「仕事を楽しむ」とは、単に好きな仕事を好きなようにするということではありません。また、楽に仕事をすることでもありません。自身の人生や取り巻く世界を俯瞰してみて、現在もてる自身の力・想いと会社の方向性・求めるものを整合させた職務やテーマに対して、アイデアを絞り出し、苦難を乗り越えたその先にあるものが「仕事を楽しむ」であると思います。

個々の人生は、メックでの仕事よりもはるかに大きいものです。人生の器の中に、メックでの仕事における成功や失敗、成長を入れて、より充実した人生とすることを「仕事を楽しむ」としていただきたいと考えています。

―メックではどのような方が活躍できると思われますか。

実際に携わる仕事の舞台はテクノロジーの最先端でありグローバルでの活動です。中堅企業のサイズ感にはそぐわないほどのレベルで、会社も仕事もグローバルに展開しています。台湾・中国・欧州・タイへ展開した工場を母船としてグローバルトップ企業へのサポートを行っていますので、まさに「最先端」と「グローバル」に手触り感をもって取り組みたい方にとっては面白い環境といえるでしょう。一方、ホームグラウンドである会社に戻れば、精鋭・少人数グループで仕事を進めることが通常であり、自由に話せる環境があります。

キャリア入社者も、入社後の早い段階から仕事を任せられるので、やりたいことを見つける力のある方には適している会社だと思います。事業が伸びているからこそ、やりたいことを見つけて実現できるポジションが多数あるのです。たとえば、技術職・技術営業を経てマーケティングポジションで入社した社員が、入社後に自身の志向性を見つめ直し、現在は経営企画として活躍している例もあります。

想いをもった人財がこれからもけん引し、エレクトロニクス分野の進化に必要とされるソリューションを提供し続けることに誇りをもつ。さらにその想いと誇りが次の世代へと引き継がれていき、成長し続ける会社でありたいと考えています。

―入社を検討している方々へメッセージをお願いします。

メックは大きく伸びており、これからも伸び続けます。意思と想いをもって支え導く人員がまだまだ不足しています。キャリア採用を積極的に進めており、キャリア入社者が主要ポジションを担っていることは、私が入社2年強にして執行役員を務めさせていただいている事実からもお分かりいただけるのではないでしょうか。

メックには公平にチャンスが存在します。大企業が手がけるスケールに匹敵するステージに立ちながら、大企業にはない「手触り感」と、スピーディに実践していける機会があります。メックはまだまだ大きな夢を描いています。共に未来を創造しませんか。

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