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GXをテクノロジーで効率化し、世界No.1の再生可能エネルギー発電事業者を目指す

株式会社Sustech

※このインタビューは2023年10月に実施しました。なお、所属・肩書は当時のものとなります。
丹野 裕介氏
株式会社Sustech 代表取締役社長 丹野 裕介氏

株式会社Sustechは、GX(グリーン・トランスフォーメーション)の取り組みにて生じるさまざまな課題を解決するため、テクノロジーを活用することで企業と社会のGXを効率化し、事業の成長に転換可能な環境戦略策定および実行に繋げるサービスを提供している会社です。

「再生可能エネルギー発電事業」「電力運用事業」「脱炭素プラットフォーム事業」「ファンド事業」「EVチャージャー事業」「カーボンクレジット取引事業」と多様な事業を通じて企業のGXを一気通貫で実現し、日本企業を強くしながら日本の存在感を上げていきたいと考える同社。その目指すべき事業戦略はどのようなものなのでしょうか?

今回は、代表取締役社長の丹野裕介氏に、創業の経緯や現在取り組んでいる事業、今後のビジョンや同社へご入社いただきたい人材像などについてお話をうかがいました。

「日本を代表する会社を作りたい」という強い思いを胸にSustechを起業

――まずは丹野さんのご経歴について教えていただけますでしょうか。

私は大学卒業後に新卒でリクルートに入社し、HR事業に従事した後、世界から評価される日本企業をつくりたいという想いから、2012年に「株式会社Tryfunds」という会社を立ち上げました。

小さい頃から日の丸を背負うことへの憧れが人一倍強くあり、その中で「日本を代表するような会社を作りたい」「日本企業を強くして日本の価値を上げたい」といった欲求を常に持ち続けていました。Tryfundsは、そんな日本企業を強くしたいという思いから、海外進出のアドバイザリー事業としてスタートした会社ですが、プロジェクトを通じて、海外の経営人材や事業開発の人材採用のご相談をいただくことも多く、有料職業紹介機能を持ち事業を多角化していくことになります。

資金調達、M&Aなどご支援の領域を広げ、最近ではファンドを組成。自ら出資し、事業経営に参画、バリューアップを総合的に行うスタイルを確立してきました。

そんな中、GXというトレンドが2000年代に起きたITバブルと似た大きなトレンドになると予測したこと。これから発展する市場なので、日本企業がプラットフォーマーとしてのポジションを確立し、日本の技術がさまざまなモジュールに入り込んで世界を席巻できる可能性があること。そのためにはGXを総合的にリードする新たな企業が日本から生まれなければならないと考えるようになり、2021年6月にSustechを設立しました。Tryfundsからも出資を行い、私自身も代表に就任して事業にコミットしながら、現在バリューアップを試みています。

企業や社会が効率的にGXに取り組める仕組みの実現に向けてSustechを設立

丹野氏

―株式会社Sustechを設立した経緯、生い立ちなどをお聞かせください。

私自身、Tryfundsの代表として、世の中の競争原理やルールが変わるポイントには目を光らせていました。そのような中でESG(環境・社会・ガバナンス)要素を考慮した事業性評価のルール作りが進み始めており、企業経営において軽視できない要素になってきていることを感じ、サステナビリティ領域に関心を持つようになりました。

ちょうどそのタイミングで、電力領域のプロフェッショナルとして活躍していた、現共同代表の飯田と出会いました。彼が感じていた再生可能エネルギー普及に向けた課題や事業構想について、ディスカッションを重ねる中で、この分野の非常に大きなポテンシャルと社会的意義を感じ、Sustechを創業することとなりました。


―SustechにおけるGX事業の取り組み、その中での強みについても教えてください。

当社は、「再生可能エネルギー発電事業」「電力運用事業」「脱炭素プラットフォーム事業」「ファンド事業」「EVチャージャー事業」「カーボンクレジット取引事業」などを展開しており、各事業を組み合わせ、お客様のGXを一気通貫で推進できることが強みと考えます。

各事業が一定の独立性を持ってスピーディーな事業運営をしつつも、事業間の連携を高めて総合力を発揮できるのが特徴です。まずは各企業のGHG排出量の可視化を支援、再エネ導入を進めるために、私たちが高効率で運用する再エネ発電所から電力を供給します。余剰電力はEVチャージャーなどで蓄電・運用をし、更に排出量削減が求められる企業に対してはカーボンクレジットの供給でオフセットを支援する、といったかたちです。

また、各事業ではこれまで各業界で活躍してきたプロフェッショナルな人材が在籍しており、それぞれの事業が設立2年とは思えないスピードで成長を実現しています。例えば、Non-FIT事業を展開していく中で、不安定電源である再生可能エネルギーの正確な発電量予測が重要となりますが、弊社はAIを活用した発電量予測に強みを持っております。優秀なエンジニアも社員におり、保有している電力運用プラットフォームを活用して、30分毎の業界最高クラスの精度の発電量予測を実現しております。

あらゆるGXソリューションを手に、世界No.1の再生可能エネルギー発電事業者を目指していく

―中長期的な事業の方向性や、どのようなプレイヤーを目指したいか、目指す業界内での立ち位置なども教えてください。

中長期的なビジョンとしては2つあります。
1つはGXソリューションを全て持っている企業になりたいということ。
もう1つは、世界No.1の再生可能エネルギー発電事業者になりたいということです。

現在、世界における電力のシェアとして日本はわずか2%程度ではあるものの、国内だけでも発電は不足しているので、まずは日本におけるミッションクリアが不可欠であり日本国内に数ギガワットレベルの発電所の建設をしたいと考えています。

まずは国内事業の展開を急ぐ一方で、世界を本気で目指しているので、海外の発電所に関する投資情報を得たり共同パートナーを探したりといった活動は常に行っています。

―太陽光以外の発電を含め、今後の構想についてもう少し踏み込んだ話をお聞かせください。

地熱においてはある企業と提携してすでに開発を始めていますし、風力も展開していきたいと考えています。
加えて、より力を入れていきたいのが、系統設備(=電線)のマネジメントシステムです。現在日本の市場を見た時に、系統設備維持コストには非常にお金がかかっています。

現在は巨大な1つの発電所から広範な地域に電力供給が行われていますが、これからは小規模な電力網で小型の分散型電源が活用されていく世の中に変わっていく見込みで、系統用蓄電池も含めた電力系統のマネジメントシステムを構築していきたいと考えています。その電力系統のマネジメントシステムを作っていきたいとも考えています

―目指す理想の未来と、現状とのギャップは当然あると思います。それを埋めるために今何に注力していこうと考えていますか?

技術や世の中に必要なサービスを開発することはもちろんですが、脱炭素の正しい認識を広めることと、Sustechの認知度を高めることにも注力していきたいと考えています。
昨今多く導入され始めている再エネのPPA契約もその一例です。脱炭素化の強いあおりから、再エネのPPAを導入する企業が増えていますが、導入に向けた判断材料が直近の電力価格のみというケースも少なくありません。本来的には、「自分たちの保有するスペースでどのくらいの再生可能エネルギーを生み出すことが出来るのか」等を正確に整理し、出来る限りの量を自社施設に積載することで、社会全体での再生可能エネルギー創出量が増加します。しかし、事業者も需要家も、そうした観点を持たないことから、屋根上がスカスカに空いた太陽光発電が建設されるなどのことが起こってしまっています。

太陽光パネルを設置する、再エネ供給を受ける、といった、取り入れやすい単発のアクションに安易に頼るのではなく、将来的なエネルギー戦略を見越して、発電量予測やエネルギーマネジメントシステムといった技術を持った事業者のソリューションが素早く広く普及していく社会になれば良いなと考えています。その点において、手前味噌ではありますが、Sustechは確かな技術を保有しておりますので、脱炭素の考え方と自社の認知を広めるべく、今後プロモーションを積極的に行なっていこうと考えています。

また、今後は一つのお客様に対して、多様なソリューションをいかに統合的に早く提供していくか、1つ1つのソリューションのコストを抑え、経済合理性を向上させていくかが重要になってきます。これらに関しても、組織運営とテクノロジーの活用で常により良い提供方法を模索していきます。

変化する環境に順応でき、事業への情熱やチャレンジ精神のある方を求めている

―最後に、Sustechの求める人材像や貴社を検討している方へのメッセージをお願いします。

Sustechは、本気でGX市場にて勝負し、日本と世界を牽引していく立場を目指している会社ですので、大きな夢を抱いて働ける組織だと思っています。「どうやったら世界に私たちのインフラやシステムを普及させていけるのか?」を当たり前のように日々会話し、情報収集、ネットワーク活動、ソリューション開発を日々進めていますので、それが一人ひとりの働きがいやスキル向上につながってくると考えています。こういったスタンスに共感し、ともに実践いただける方が求める人材像になってくるかと思います。

また社内には、物事に真摯に向き合うメンバーが多数います。マネジメントチームとしてはスタートアップの中では相当充実していると自負していますし、事業を執行する側と非常に近い距離で働けるのは、求職者の方にとっても大きなメリットになると思います。

「ベンチャー企業だからこれはやらない」といったことは一切考えていません。積極的にM&Aも検討していますし、我々よりはるかに規模の大きい上場企業や、海外事業も投資対象としてみています。ですから、スタートアップとしてのスピード感や躍動感は大事にしながらも、ビジョン実現のために多様なプロフェッショナルが在籍する企業として組織を発展していきたいと考えております。求職者の方にも、Sustechなら、これまでの知見を更に活かして日本や世界にインパクトを与えられる、与えていきたい、と感じていただければ大変嬉しく思います。

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