――若狭の職場環境で働く魅力はどこにあると感じますか?
小森氏:私は県外出身ですし、社員の約半数以上が県外出身です。県外から来た社員からは、「来て良かった」という声をよく聞きます。自然が豊かで、自然の中で遊べる場所が多くあります。青葉山は「若狭富士」と呼ばれており、非常に美しい山です。
海も美しく、ビーチの国際環境認証「ブルーフラッグ」を日本で初めて(アジアでも初)取得しました。現在も日本で数カ所しかありません。海水浴はもちろん、サーフィンも盛んですし、釣りも楽しめます。
棚橋氏:私も太平洋側の県の出身ですが、特に魚がおいしいと感じますね。日本海の魚、冬のカニやフグなど、新鮮で魅力のある食材が多いです。
小森氏:海以外のアクティビティとして、私は最近ゴルフをはじめました。周辺には美しいゴルフ場がいくつもあります。また、高浜発電所は昔からバレーが強い発電所としても知られています。学生時代にバレーを経験してきたメンバーが集まり、福井県内では優勝を何度も経験しており、全国大会にも頻繁に出場しています。
棚橋氏:私が入社したころは「かなり田舎」というイメージがありましたが、今はインターネットで何でも購入できますし、生活面で大きな不自由を感じることはほとんどありません。
小森氏:意外と都会にも近いのです。当社の「魅力ある職場作り」の取り組みの一環で、大飯高浜から大阪へ、土日に直通バスを運行しています。1時間半程度で大阪に行くことができ「便利だ」という声が聞こえてきます。
――若狭での生活と仕事のバランスについて、実際に働く中でどのように感じていますか?
棚橋氏:若狭だから、大阪だから、という違いは、近年あまり感じられなくなってきています。勤務体系については、常に発電所内にいなければならないわけではありません。協力会社との打ち合わせなどでは出社が必要ですが、机上業務についてはテレワークも活用しています。社宅や自宅で仕事をすることも一般的になっています。
また、フレックスタイム制も導入しており、プライベートの事情に合わせて「午前早めに仕事をはじめ、午後は早めに切り上げて帰る」といった柔軟な働き方が可能です。育児中で保育園への送迎が必要な方は、出社時間をシフトしています。そのように、個人の事情に応じて家族との団らんの時間なども確保できる環境が整っています。
また、転勤が少なく、腰を据えて働ける点が、キャリア面で安心感につながっていると思います。原子力技術者としての専門性を深めることができ、原子力のプロとして長期的にキャリア形成できる環境です。
――原子力発電所の現場に興味をもつ技術者に向け、メッセージをお願いします。
小森氏:本当にやりがいのある仕事であり、将来性もあると考えています。実際、世界では原子力発電所を3倍に拡大しようという動きもあります。日本でもエネルギー基本計画が見直され、「安全・安定供給のためには原則として必要である」とされるなど、政策方針が変わってきています。
さらに関西電力は、3.11以降初めてとなる、新しい発電所建設に向けた地質調査に着手しました。そうした意味でも、最も熱い職場なのではないでしょうか。こうした経験が積める場は日本でも数少なく、世界的に見ても価値の高い経験を得られると思います。
棚橋氏:冒頭でもお伝えしたとおり、原子力発電は日本の根幹を支える仕事です。脱炭素化やエネルギー安定供給の観点から、原子力発電の役割は今後さらに重要になるでしょう。私たちは「安全」「安定」を最重要としつつ、次世代を担う技術者育成に取り組んでいます。大きなやりがいを感じていただける職場ですので、ぜひ一緒に働ける仲間をお待ちしています。