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転職マーケット情報

デジタルプラットフォーマーの転職市場動向
コロナ禍でも巣ごもり需要で売り上げ拡大、エンジニア、物流など様々な分野で人材を募集

井野
担当:井野 【Web業界】

【得意分野】

業種 : Eコマース・オンラインメディア・コンテンツビジネス・テクノロジーマーケティング

職種 : 事業企画・マーケティング・セールス・EC関連のバイイングやオペレーションポジション

企業タイプ : 外資系企業

■大手が経済圏で顧客を囲い込み、寡占化が進む
アマゾンジャパン、ヤフー、楽天といった大手デジタルプラットフォーマーは元々上り調子でしたが、コロナ禍においては巣ごもり需要を背景に更に勢いを増しています。特にECや動画配信といったビジネスは大きく伸びており、関連する人材の採用も増えています。私の担当企業への転職実績も、2020年は過去最高を記録しました。また中国資本のデジタルプラットフォーマーも、CtoCの動画配信やゲームで売り上げを伸ばしています。

大手デジタルプラットフォーマーのビジネスは多岐に渡るので、各社の事業領域が重なる部分が多くあります。そのため、それぞれの領域をいかに便利で、使って楽しいサービスに出来るかということに各社が注力しており、他社との差別化を図っています。無料通話やキャッシュレス決済といったサービスは基本的に一つのサービスしか勝ち残ることが出来ない分野なので、そういったサービスをどれだけ抱えられるかも、プラットフォーマーの魅力を左右する部分になります。

共通利用出来るポイントによって経済圏を作り、顧客を囲い込む動きも加速しています。いずれかのデジタルプラットフォーマーが一人勝ちになるということはないと思いますが、基本的には数社の寡占市場になっていくでしょう。大手でなくても、マニアックな商材を集めたフラッシュセールサイトなどは売り上げを伸ばす可能性はありますが、いずれにしろ数は絞られるはずです。

■リアルに迫る買い物体験を目指す
商取引金に占めるECの割合を「EC化率」と呼びます。2019年度の日本のEC化率は6.76%で、中国の36.6%、アメリカの11.0%に比べるとEC化が大きく遅れていることが分かります。コロナ禍でECの利用が増えているとはいえ、各国も更に数字が伸びているでしょうし、日本のEC化の余地はまだまだ残っていると言えます。業界全体として、今後も大きく伸びていくはずです。

EC化する余地があるところとして、リアルな買い物に近い体験が求められるような分野が挙げられます。「ECは利用しているが、実店舗で買い物をするのとは同じ気分になれないので、こだわりがあるものは買わない」といった考えの消費者は一定数います。そういった人にも満足してもらうため、VRやARを使ったバーチャルな買い物体験の提供に力を入れる事業者が今後増えていくでしょう。例えば洋服をVR上で試着したり、自分の部屋に家具を置くシミュレーションがARで出来るようになったり、といったことが考えられます。

日本では利用が少ない生鮮のECも今後増えていくと思います。国土が広いアメリカでは既に生鮮のECが広まっていますが、自宅の近くにスーパーマーケットやコンビニが多くある日本では「生鮮を買うことに不便を感じない」という意見の消費者が多いために利用が進んでいません。ただ、とても便利なサービスですので、1回使えば便利さを実感して考えを変える人も多いでしょう。そのため、いかにして最初の1回を体験する機会を作るかが利用者拡大のポイントになります。ある大手デジタルプラットフォーマーがサブスクリプションサービスの会員向けに始めた生鮮の配達サービスでは、「サブスク会員であれば簡単・お得にサービスを利用出来る」と強調して、最初の1回のハードルを下げるよう努めています。

この大手デジタルプラットフォーマーのサブスクサービスは配送無料や動画の見放題など多くの特典があり、現状の会員価格では会員が増えれば増えるほど赤字が大きくなります。たとえ大きな赤字を出したとしても、サブスク会員を増やすことは顧客の囲い込みに繋がり、将来大きなリターンが期待出来るため、サブスクのメリットを訴求し会員獲得に力を入れています。他の事業者も同様の考えで、大きな赤字を出しながらもサブスク会員の獲得に力を注いでいるところです。

■自前の物流網構築のための人材を集める
デジタルプラットフォーマーが最も採用しているのはエンジニアです。サービス開発・インフラ運用の両方のエンジニアを、どの企業も大量に採用しています。またセールス、マーケティング、事業企画といったビジネスのフロントサイドの人材も、途切れることなく採用しています。

最近特徴的なのが、物流関連の人材のニーズが増していることです。コロナ禍でECの利用が増え、配送会社のキャパシティーを超えてしまったために、プラットフォーマー自らが配送を担うようになってきました。プラットフォーマーは自前の物流網を構築するため、配送会社で倉庫のマネージャーをやっていた人材や、鉄道会社・航空会社の物流関連事業の経験者などを多く採用しています。一般に「Web業界」と言われてイメージするのとは大きく違う人材だと思いますが、そういった人を多く集めているんです。

一方で、物流拠点から住宅や指定地へドローンや自動走行ロボットで配送する「ラストワンマイル」と呼ぶ高度な配送の開発にも各社が力を入れています。これを実現するために高い技術を持つエンジニアやデータを分析するアナリスト、物流、FP&A(ファイナンシャルプランニング&アナリシス)など、様々な人材を募集しています。

本当にあらゆる人材を募集していて、官公庁やエネルギー、船舶、コンサルなど様々な業界から採用を行っています。現在企業で優秀なポジションに居る方であれば、デジタルプラットフォーマーの中にもフィットするポジションが必ずある、と言えるくらいの状況です。一方で、「EC業界ならではのマーケティングニーズを把握した人が欲しい」といった募集があまりないのも、この業界の特徴と言えるかもしれません。

■大手商社・メーカー、コンサルなどからの有力な転職先候補
様々な職種の方が在籍しているので、給与水準を一概に言うのは難しいのですが、弊社で転職実績が最も多いのは年収800~1000万円のゾーンです。職種によっては1500~1600万円という方もいらっしゃいます。

例えば大手商社や大手製造メーカー、大手インフラ企業等にお勤めの方ですと、元々の給与水準がかなり高い傾向にあります。そのため、同業種への転職以外のケースで現年収を維持、もしくは増やすのは多くの場合難しいです。しかしデジタルプラットフォーマーはそういった異業種の方も積極的に採用しており、現年収を維持するか、場合によっては増やした形での転職が可能です。異業種への転職を狙っていく場合は有力な候補先になると思います。

また、コンサルティングファームからの転職にも同様のことが言えます。コンサルティングファーム出身の方は現年収がかなり高い傾向にあり、 同業種への転職以外では年収が下がってしまうことが多くあります。また普通の事業会社から「プロジェクトマネジメント能力の高さは素晴らしいが、ハンズオンでのビジネスの経験に乏しく、年収も高いので、ウチでは難しい」と敬遠されてしまうことがあります。

一方、デジタルプラットフォーマーの場合は、コンサルティングファーム出身者のプロジェクトマネジメント能力を高く評価し、積極的に採用しています。 デジタルプラットフォーマーは様々な領域で事業を展開しており、かつそれぞれの事業規模が大きかったり、プロジェクトベースで仕事することが多いからです。既に年収がかなり高い方でも、場合によっては現年収を維持しながらの事業会社への転職が叶えられます。事業会社へのキャリアチェンジをお考えの場合は、是非候補に含めていただければと思います。

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