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【2024年】社内SE転職市場動向をJACコンサルタントが解説|成功のポイントは?

  1. JAC Digital 転職市場動向(職種)
  2. 転職マーケット×IT(通信/ソフトウェア/SI/コンサルティング)

社内SEは、IT系エンジニアの中でも比較的人気の高い職種です。また、社内SEといっても企業によって業務内容が異なるため、求められる人材も異なります。そのため、社内SEの転職を検討する際、転職市場動向や求められるスキルを把握することは、とても重要です。

この記事では、社内SEの転職を数多く成功させてきたJAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントが、最新の社内SEの転職事情について解説します。


各業界に特化した専任コンサルタントが、社内SEの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。


社内SEが人気の理由、転職するメリット


社内SEがエンジニアから高い人気を誇っている理由として、以下のようなメリットが挙げられます。

・勤務場所が一定
・ユーザーとの距離が近い
・ビジネスとの関わりが深い
・納期の調整がしやすい

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

・勤務場所が一定

社内SEは、自社のシステムを開発するため、基本的に固定の勤務地での業務が中心となります。
プロジェクト単位で常駐先が変わることがなく、仕事とプライベートのバランスを保ちやすいといえます。

・ユーザーとの距離が近い

社内SEは、直接のユーザーが同じ組織のメンバーであるため、フィードバックや要望を即座に受け取ることができます。エンジニア自身が関わったシステムが「どのように使われているのかわからない」というストレスを感じにくく、システムの改善やバグの修正も迅速に行えます。
また、ユーザーの声を直接聞くことで、よりユーザー目線のシステム開発が可能となり、結果的にユーザー満足度の向上に寄与します。

・ビジネスとの関わりが深い

社内SEは、自社のビジネスプロセスや業務フローを深く理解しているため、システムの要件定義や設計において、ビジネスのニーズを正確に捉えることができます。ビジネス効率の向上や業務の最適化を実現するシステムを構築することが可能となります。
さらに、応募する企業・業界そのものが好きというエンジニアも一定数おり、採用する企業側としてもよい印象を持ちやすい傾向にあります。

・納期の調整がしやすい

社内SEは、外部とのクライアント業務と比べると折衝が少なく、納期の変更や延期に柔軟に対応できる場合が多いです。
これにより、システムの品質を確保しながら、効率的な開発を進めることができます。

業界を問わずDX化が推進されている背景もあり、企業としてもITへの投資が増えていることから、社内SEは将来性がある職種だといえるでしょう。
技術力を持つ人材は今後さらに需要が高まり、評価を得やすいことから収入面でも高い待遇を期待できます。

社内SEの年収相場 デジタル×ビジネス課題の解決が鍵 


一般的に認知されているPCやサーバーの管理・運用や基幹システムの開発などの役割を担う社内SEの年収相場は、500~700万円程度です。しかし、JACが得意とする、おおよそ35歳以上のミドルクラスや、40代以上のハイクラスの社内SEの場合は600~1200万円になります。また、ERP等の基幹システム導入経験・グローバルプロジェクト経験、クラウドアークテクト経験、RPA/業務改善経験等を有する社内SEの場合は、比較的若手層でも700~1000万円程度の処遇提示となる市況感です。
もちろん情報システム部長やCIOなどのエグゼクティブクラスの社内SEともなると1200万~2000万円の処遇となるケースもあります。

最近の社内SEの転職の傾向としては、業務データ分析等の業務において、データ分析やPythonやR言語等のプログラミングスキル、スマートファクトリー推進経験、サイバーセキュリティ等の技術・経験をお持ちの場合、800~1,000万円程度で採用されるといったケースも出てきています。また、よりビジネス寄りの知見を有し、デジタルと掛け合わせができる人材、ビジネス課題の解決等を実現できる社内SEの方であれば、転職を経て、高年収で迎えられる傾向にあるため、転職を検討することもおすすめいたします。


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社内SEへのキャリアチェンジ


社内SEへのキャリアチェンジで最も多いのは、Slerやコンサルティングファームからの転職です。SIerなどから、社内SEへ転職、キャリアチェンジの際にポイントになるのが、開発上流工程の経験の有無です。社内SEの業務では、下流の開発工程は外部ベンダーに委託する場合が多くなりますので、プログラミングなどの下流工程よりも、要件定義やアーキテクト設計など、「どういったシステムが必要か?」を判断できるような上流工程の経験があれば、社内SEとしての転職後、即戦力として活躍できます。

また、逆にシステム内製化を進めている企業もあるためプログラミング経験を活かせる社内SEの求人も増えております。ソフトウェアベンダー(自社パッケージシステム開発)から社内SEへのキャリアチェンジするケースもあります。

社内SEの裁量

社内SEの場合は、もちろん納期などは定められているにしても、「何をどのように進めていくのか?」という裁量権をある程度与えられています。これにより自らコントロール領域が増え、それが働きやすさにつながります。加えて、「よりユーザーや意思決定者に近い場所で働く事ができる」「自社のためにシステム導入・管理ができる」点も社内SEの人気の要因です。社内SEは、SIerやコンサルティングファームとは違い、自らが開発したシステムがどのような成果を上げているかを実感できます。そういった点も、社内SEという仕事の大きなメリットでしょう。

社内SEに求められる役割

同じ社内SEでも会社の規模によって求められる役割が異なります。従業員300~500名程度の小規模の企業の場合は、数名~10名程度の人員で全社システムの管理運用等を担います。そのため、各人が担当する領域は非常に広く、インフラ周りからアプリケーションの管理、ヘルプデスクなど多くの業務をこなす必要があります。そこでの社内SEは、幅広いゼネラリストとしての知識と経験が重視されます。自身がどういった仕事を行いたいのか、を考えて転職を検討しましょう。

社内SEに求められる2つのスキル


社内SEに求められるスキルを2つ紹介します。

1.技術スキル
2.コミュニケーションスキル

それぞれについて詳しく見ていきましょう

1.技術スキル

社内SEには、システム開発やネットワーク構築などのさまざまな技術スキルが必要です。経験豊富な社内SEの場合、社内のシステム全般における運用保守を担うことが多いため、サーバーやネットワークなどのインフラの知識が必要になる可能性があります。
そのほか、専門性の高い技術だけではなくて、問題点に気付く高い観察力も社内SEの重要なスキルです。

2.コミュニケーションスキル

社内SEは専門性の高い仕事であるため、社内SE以外の人に内容を簡潔に説明できるコミュニケーションスキルが求められます。特に、社内のヘルプデスクの役割を担っている場合、ITに関する知識がない社員へも、内容が理解できるように説明できなければなりません。
コミュニケーションスキルが高い社内SEは、システム開発などの相談を受ける機会も多くなり、より多くの経験を得られるようになります。

社内SEの転職事情・将来性


30代および40代の、年代別社内SEへの転職事情には次のような違いがあります。

社内SEの30代の転職事情

30代の社内SEの転職・採用事例は、現在とても多くなっています。30代前半か後半かによっても状況は少し異なりますが、30代前半はポテンシャル採用も含めて、特に転職にチャンスが広がっています。そのため、今現在転職を検討されていない方でも、ご自身の社内SEとしてのキャリアデザインや、転職市場動向、自分の市場価値を知るために、一度転職エージェントへ相談してみることで、自分では気づかなかった可能性に気がつくかもしれません。
経験年数を経るにつれて、よりリーダー経験や即戦力性が求められるケースが多く、経験値は求められていきますが、企業側としては未来の管理職候補として期待値も高く、経験もあり、将来性もある一番ニーズが高い世代と言っても過言ではありません。

社内SEの40代の転職事情

40代の社内SEの転職では経験値・即戦力性・マネジメント経験等が求められます。40代の社内SEの転職で焦点となるケースが多いのが、組織マネジメントの有無やマネジメントを担える人材かという点です。社内SEは、プロジェクトマネジメントの経験をお持ちの方は多いですが、それに加えて組織マネジメントの経験が求められるケースが多いのが実情です。ただ近年、日本も欧米のようにジョブ型採用へと移行傾向にあり「本人が持つスキル・経験によってスペシャリストとして採用する」企業が増えつつあります。上記に加え専門性のニーズも高まってきています。組織マネジメント経験がなくても、専門性があれば良い条件の企業へ転職も可能になってきています。

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社内SEの転職を成功させるために


領域別に、社内SEの転職成功に向けて準備しておきたいポイントをまとめています。

インフラ領域の社内SE

インフラ領域の社内SEの転職ではサーバーやネットワーク、PCクライアントなどの導入・構築・運用・保守経験が必要になります。また、AWSやAzure、GCPなどのクラウドへの移行や構築経験を持っていると、社内SEとしての採用ニーズは高くなります。

アプリケーション領域の社内SE

アプリケーション領域の社内SEには、人事・給与・会計をはじめ、販売管理や在庫管理システムなどの会社の基幹となるシステムの導入・構築・運用・保守経験が求められます。加えて、SAPやOracle EBSなどのERPパッケージの導入経験をお持ちの場合は、採用ニーズが高まります。グローバルでの導入プロジェクトの経験を持ち英語力のある社内SEの方であれば、転職する際に、年収が100~200万円アップする要素になります。

社内SE転職を成功させるにはPythonやR言語などのスキルも

近年、「データ分析基盤を社内で構築したい」というニーズも増えてきているため、それに適したPythonやR言語などのスキルを磨いておくことも、社内SEでの転職を成功させる上で、良い選択肢になるでしょう。

また、これは必須ではありませんが、自身のスキルを対外的に証明する上で資格が役立つ場合もあります。入社後にどのような業務に携わるかによって評価される資格も変わってきますので、自身の望むキャリアに合わせて取得を目指すことをおすすめします。

社内SEの転職に役立つ資格
社内SEへ転職する際、資格を保有していると+αの評価を得ることにつながります。評価されやすい資格には以下のようなものが挙げられるでしょう。

  • ・ITストラテジスト試験
  • ・情報処理安全確保支援士試験
  • ・システムアーキテクト試験
  • ・ITサービスマネージャ試験
  • ・システム監査技術者試験

スキルの棚卸しと併せて、これまで取得してきた資格についてもまとめておくことをおすすめします。

社内SEのキャリアパス


社内SEのキャリアパスとして、まず第一に、自社内の情報システム部門で成果を出し、マネージャーから部門長、最終的にはCIOを目指すというキャリアが挙げられます。その他、マネジメントコース・スペシャリストコースと人事制度を設けている企業もあり、専門家としてキャリアアップしていく社内SEの方もいらっしゃいます。その他、社内のDXを推進する部門へ転属、ITによるビジネス変革を実践することでキャリアを積まれる方もおられます。一方で転職先として、社内SEからSIerやコンサルティングファームなどへ転職されキャリアを積まれるという方もいらっしゃいます。

社内SE求人の専門チームを持つJACに転職のご相談を


JAC では、業界や職種に精通したコンサルタントが、求人企業と日々コミュニケーションを取っており、最新の社内SEの転職市場動向を把握しています。また、社内SEの転職希望者様に対しては、選考通過しやすい職務経歴書の準備や面接の取り組み方についてのアドバイスはもちろん、ご自身がうまく気付けないような強みや特技を発見するお手伝いを行い、社内SEへの転職を成功に導きます。

また、JACには、エグゼクティブやハイクラスの方、35歳以上のミドル・ハイクラス層の即戦力とされる方のご紹介や転職支援の実績が多数あり、それが強みとなっています。さらに、JACでは1人のコンサルタントが企業側と候補者側の両面をサポートする仕組みを採用しています。転職を希望される方に企業が「何を期待されているのか」を適切に把握し、転職希望者様に募集の背景や組織体制、課題など判断に必要な情報をお伝えできるメリットがあります。

企業担当とご登録者担当に別れる分業型の転職エージェントの場合はコンサルタント1人で100~200社程度を担当することが多いのですが、JACのコンサルタントが担当するのは5~20社程度になります。そのため、各社が求める人材の要件から社内カルチャーに至るまで、転職希望者様にきめ細かい情報をお届けできます。

JACには「社内SE求人の専門チーム」もございます。社内SEへのご転職を考えている方は、ぜひ一度、JACのコンサルタントに転職についてご相談ください。


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この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment 編集部

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。




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