創薬・テクニシャンの採用ニーズは非常に高く、日系メーカーによる求人が多数あります。また、バイオ医薬品や再生医療等製品など新たなモダリティの領域が活発化しており、経験者にとっては転職のチャンスが豊富な環境です。また、一部の領域においては、アカデミックな環境での研究経験でも転職が可能です。
変わりゆくメディカル業界における創薬・テクニシャンの転職市場動向について、創薬・テクニシャンの専門チームを有するJAC Recruitment(以下、JAC)のコンサルタントが解説します。
目次/Index
製薬業界に特化した専任コンサルタントが、あなたの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。
創薬・テクニシャンの最新の転職事情
従来の低分子医薬品に代わり、細胞医薬品、遺伝子治療薬、核酸医薬品、再生医療等製品などを手がける創薬・テクニシャンのニーズが活発化しています。このようなモダリティの大きな変化を背景に、創薬・テクニシャンの採用ニーズは非常に高く、求人数は豊富です。これらの領域の経験を持つ方にとっては、転職のチャンスが豊富な環境といえます。
採用を行っているのは日系製薬メーカーが中心。大手メーカーでは業務が細分化されているため、その企業ごとによって求められる専門性を保有していることが重要です。一方、スタートアップを含む中小・ベンチャーでは、研究業務のみならず、会議資料準備、書類整理、備品手配といった事務作業も含む幅広い業務への対応力を必要としています。
なかでも経験3年以上のジュニアクラスから、30代のミドルクラス、かつ「自身で手を動かせる」リーダー候補・マネージャー候補が求められています。
また、ニューモダリティの創薬経験者が少ないことから、大学でこれらの領域の研究を行ってきた方にも転職のチャンスがあります。
多様な人と連携・折衝するコミュニケーション力、コスト管理力、スケジュール管理力などがあれば、アカデミアからメーカーへの転職も可能というのが、近年の転職事情となっています。
創薬・テクニシャンのキャリア展開の可能性
創薬の経験を積んだ方には、他領域・他職種へのキャリアチェンジの選択肢もあります。
最近のキャリア傾向を解説いたします。
MSLへのキャリアチェンジ
「英語力に自信がある」「年収アップを図りたい」「キャリアの幅を広げたい」――そのような志向を持つ方には、メディカルサイエンスリエゾン(MSL)への転職も選択肢の一つとなります。
医療機関のKOLと技術的な対話をするという点で、研究の経験が生かせます。対人コミュニケーションが得意な方にはお勧めです。
ただし、研究職からMSLへの転職が活発化した数年前に比べると、転職市場に「MSL経験者」が増えているため、MSL未経験からのチャレンジはややハードルが上がっています。
なお、研究職からMSLに転職したものの、やはりギャップを感じ、研究職に戻りたいと考える方が少なくないのも事実です。ご自身の志向と中長期的なキャリアプランを踏まえて慎重に検討することが重要です。MSLへのキャリアチェンジを検討されている方は、JACのコンサルタントにご相談ください。
CROでのキャリアアップ
CROでは、「受託研究」「受託分析」を手がける企業が増えています。
その流れを受けて、CROの中には、こんな経験を積める企業も出てきました。
例えば、低分子医薬品からバイオ医薬品へのシフトなど、新しいモダリティ・疾患領域での経験を積める可能性があります。
また、発注側の指示に従って受託研究を行っている方が、「提案型」の受託企業に移る選択肢もあります。提案型企業でプロジェクトリード経験を積むことで、メーカーへの転職チャンスが生まれるかもしれません。
生産・品質へのキャリアチェンジ
生産・品質などの技術職に転職する方もいらっしゃいます。この場合、ニューモダリティにチャレンジできる可能性が高いといえます。バイオ医薬品などの生産・品質は、プレイヤーも施設もまだまだ少ないため、低分子医薬品のみの経験でも採用されるケースがまれにあります。
「成果を実感したい」と考える方が、長期スパンの研究職から生産・品質へ移行する傾向が見られます。
採用担当者に評価されるポイント
創薬・テクニシャンが転職を図る際、どのような経験・スキルが評価対象となるのかをお伝えします。
バイオ医薬品や再生医療などの専門性
冒頭でも触れたとおり、バイオ医薬品や再生医療等製品などの領域の経験が求められています。 一方、今後、低分子医薬品のニーズがゼロになることは当然ながらありません。低分子医薬品の経験者を対象とした求人も一定数あります。
論文の読解力および日常会話レベル以上の英語力
求人の多くは日系メーカーですが、グローバルでの共同研究、海外のベンチャー企業との提携・交渉などに際し、英語力が必要とされます。
英語論文の読解力および日常会話レベル以上の英会話力が求められます。
なお、海外で研究者として活躍するためには、英語力を磨くことも必要ですが、その領域の専門性や高い研究スキルをアピールできるよう博士号を取得することが非常に有効です。
対外折衝力/プロジェクトマネジメント力
創薬研究においては、情報収集力が欠かせません。外部の事業者との情報交換も必要であるため、対外コミュニケーション力が重視されます。
また、周囲の人を巻き込んでプロジェクトをリードしていく力があるかどうかにも注目されています。
製薬業界に特化した専任コンサルタントが、あなたの転職をサポートします。
業界における市場価値はもちろん、レジュメの効果的な書き方、面接対策、企業傾向の情報収集など、
JACのコンサルタントにご相談ください。
創薬・テクニシャンの転職活動を成功させるために
日ごろからアンテナを張り、情報収集を継続する
転職市場が活況であるとはいえ、ご自身の経験・志向性・希望条件にぴったりマッチする求人が常にあるとは限りません。
「○○領域の経験を生かしたい」など、希望にマッチする求人が出てくるまで待たなくてはならないこともあります。そして求人が出ても、すぐに採用枠が埋まってしまうものです。
「非公開求人」も多く保有する転職エージェントであるJACとつながりを保っておき、希望する求人が出たらタイムリーに情報入手できるようにしておくといいでしょう。
自分の求めている求人が出たら、すぐにアクションを起こせるよう、職務経歴書の準備をしておくことをお勧めします。
専門性・強みを職務経歴書でアピールする
ご自身の専門性と強みを整理し、職務経歴書に落とし込むことが大切です。
経験したプロジェクトの件数や成果、対外折衝やコミュニケーションをどのように行ってきたかを明記しましょう。
なお、テクニシャンの方々は保有している手技だけでなく、それを使用してどのような成果につながったかまでを明確に職務経歴書に記載してください。「正確性」とどのくらいできるかの「量」もアピール材料となります。
創薬・テクニシャンに精通した転職エージェントを活用する
JACでは、先にも述べました通り、創薬・テクニシャンに専門特化したチームを設けています。この体制は、数ある転職エージェントのなかでも稀有といえます。
専門コンサルタントは、職種についてより深い知識を持ち、マーケットの最新トレンドを常に把握しています。求人企業側とも密にコミュニケーションをとっているため、内部事情や今回の採用ポジションのミッションなどを細かくご説明することも可能です。
また、創薬研究においては、潜在ニーズはあるものの「求人」として表に出ていないこともあります。
JACのコンサルタントは、転職ご希望者様の経歴から「この企業で経験・スキルを生かせるのでは」と想定し、「このような人材がいるので採用を検討してみませんか」と企業へ提案することができます。
ご自身の経験・志向によりマッチする企業に出会うためにも、JACのサポートサービスをご活用ください。
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