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グローバル転職マーケット

【グローバル転職マーケット】国内景気・雇用の改善鈍化 世界経済は停滞

国内景気・雇用の急速な改善は鈍化。世界経済は停滞(2011/09)
年後半から、長期的に成長していくことが見込まれてきた日本経済。しかし、今月の最新データは、国内の状況はやや停滞、世界経済においては悪化してきています。採用マーケットは今後、どのような動きになるのでしょうか。転職をお考えの方はご注意ください。(2011/9/29作成)
Global
これまでに引き続き、注目したいのは、米経済の状況です。

米雇用者数の回復は、7月の数字は良かったものの、8月には±0と停滞しました。
また、8月の米失業率は9.2%と再び悪化しています。

米国の財政赤字、南欧の財政危機、新興国の成長率低下の3問題を受け、世界景気は停滞しています。

経済全体としてはリスクが急速に高まっています。

他の各国の雇用状況はPick up Dataのとおりで、改善と悪化が入り混じっています。
Japan
≪景気≫
7月の景気動向指数は前月比-0.3の108.3と低下に転じました。
この背景には、電力使用制限令の開始による生産抑制・残業抑制等があります。

8月の景気ウォッチャー調査の結果も、雇用の現状判断DIは前月比-1.1の58.4と、改善のペースが鈍りました。

長期間続いていた国内景気の回復は、減速傾向にあるといえるでしょう。

≪採用マーケット≫
景気の回復ペースが鈍化していますが、コア人材の採用に関しては、比較的影響は小さいと考えられます。
コア人材の採用同様に回収期間の長い投資である、設備投資、新卒採用等も、強気の動向が出ています。

一般の採用市場に関しても、有効求人倍率が+0.01の0.64(7月)と増加が続いています。
求人広告掲載件数は、前年同月比+19.0%と引き続き増加しています。

コア人材の採用動向は、震災前から横ばいの傾向が続くと思われます。

ただし、前回も書きましたが、欧米の景気低迷が進行した場合、経済面では東日本大震災を超えるレベルのダメージがあることは、2008年末に世界同時不況で経験したとおりです。これには、注意が必要です。その意味では、安全を図りたい場合は、「転職等の行動は早目に」行うのが得策と言えるでしょう。
◆筆者 黒澤 敏浩(くろざわ・としひろ)
ジェイ エイ シー リクルートメント フェロー。グローバル転職マーケット分析の第一人者。同社における豊富なコンサルティング現場の声と、データに基づいた分かりやすいアドバイスには定評がある。同社においてコンサルタントの後、人事・事業企画などを担当し、現職。中小企業診断士。日本証券アナリスト協会検定会員。CCE,Inc.認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー。日経経済知力テスト(NIKKEI TEST)で全国1位の記録を持つ。東京大学卒。

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