やはり疎かにできない国内リテールマーケット
景気後退と共に、生命保険の個人保険契約高は平成8年度をピークに減少が続いていた。家族構成や働き方の変化から高額な死亡保障へのニーズが低下したこと、保険料の手軽さから第三分野商品へとシフトしたことなどが挙げられる。(参考:生命保険協会「生命保険の動向」)
一方、保有契約件数は増加傾向にあり、このあたりも従前のような死亡保障が減少する代わりに契約高の小さなものが補完する動きの裏付けと言える。
このような消費者心理を受け、保険会社も今までには無い商品や特約の開発に傾注することになる。同時に、このような新商品を売り易い新しい販路を開拓する、という動きになるのは当然と言えよう。大手生命保険会社が得意としてきた、いわゆる「職域」マーケットはコンプライアンスの厳しさから縮小が続く。代わりに期待されるのが来店型ショップやネット販売になるのもまた当然の流れだ。
上記背景からの求人・採用ニーズ
【商品関連】
・新商品開発のためのマーケティング、戦略立案
・事業方法書、約款の作成および金融庁との認可折衝
・保険募集に必要な各種ツール(募集文書、パンフレット、設計書等)企画、作成
【営業】
・ホールセラー(金融代理店の開拓、営業推進、職員育成)
・営業所長、支社長(新拠点開設の準備、職員採用、教育)
・マーケティング(営業強化の戦略立案、同業分析)
このようなポジションが求められる中、当然アクチュアリーやビジネスアナリスト、システム関連のニーズも連動して強くなる。特に日系企業の場合には古くからの商品が数多くあり、システムや事務フローも煩雑化しており、新商品の開発が進めば統合や刷新も必要になるからだ。
語学が堪能な方やマネージメント経験を持つ方については、保険業界での経験を問わない場合もあり、新しいチャンスに繋がっている。
皆さまへの転職アドバイス
合併や買収、業務提携、新しい販路の拡大。国内で複数の保険会社が共存し、護送船団方式という守られた環境で営業をしていれば経営が成り立っていたのは遠い昔です。今や各社が生き残りを賭け、さまざまな仕掛けでしのぎを削っていると言っても過言ではありません。
それは、優秀な社員を採用するためにしのぎを削る、とも同意なのです。一般的な転職サイトに求人を掲載していなくても、エージェントを通じて「ポジションありき」ではなく「人ありき」で採用するケースが増加しています。
転職はご縁とタイミングです。
優秀な方であればあるほど、採用は容易ではありません。それを知っているからこそ、採用側は良い候補者の情報を常に集めたいと思っています。
また、転職をしようと思った時に、必ずしも希望するポジションがあるわけでもありません。
私たちは双方のタイミングに合った、良いご縁を繋ぎたいと思っております。中長期的なキャリアプランの実現に向け、ぜひ情報収集の場として弊社をお使いください。
(2015/12/3)
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