購買(調達)への転職は未経験でも可能?転職市場動向や最新求人を解説

  1. メーカー(電気/機械)×転職マーケット

公開日:2025/08/06 / 最終更新日: 2025/08/06

企業活動に必要な部品や資材を購入・調達する購買(調達)職。

本記事では、購買(調達)の転職市場動向や転職で求められる主な転職先候補、経験・スキル・マインド・資格をJAC Recruitment(以下、JAC)が解説いたします。

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購買の転職市場動向


ここでは、購買の転職市場動向について、下記2つの観点から解説します。

  • ●DXの影響で購買ポジションの需要は増加
  • ●幅広い業界で経験者採用のニーズが底堅い

DXの影響で購買ポジションの需要は増加

企業のDX推進の波は、購買・調達の領域にも大きな影響を及ぼしています。とりわけ製造業では、物理的な資材調達が中心でしたが、近年では、ソフトウェア・ITツールなどデジタル領域の購買に関わる業務比重が増大傾向にあります。AIやIoTを用いた生産ラインの自動化、ERPや需要予測システムの導入が急務となる中、購買部門が情報システム部門や経営企画と連携して、システム導入のベンダー選定や価格交渉を担う場面も珍しくありません。

また、サステナビリティや脱炭素化の要請も調達方針の見直し要因となっており、グリーン調達・脱炭素社会への貢献といった観点から、高度な交渉力やリスク管理能力を備えた購買のエキスパートに対する需要は当面高水準で推移すると考えられます。

幅広い業界で経験者採用のニーズが底堅い

購買・調達は、特定の業界にとどまらず、機械・電機・自動車メーカーをはじめ化学・素材系企業など、多様な業界・分野において採用ニーズが伸長しています。特に自動車や電子機器といった部品点数が多く、サプライヤーとの取引が複雑化する業界では、業界事情に精通したビジネスパーソンが求められる傾向が顕著です。

また、EC市場拡大により物流・運輸業界でも、在庫管理や輸送コスト削減の観点から購買機能の強化が進んでいます。仕入れ・物流・在庫の最適化を統括するポジションとして購買出身者が抜擢されるケースもあり、業界を問わずキャリアの広がりが見込まれる職種になりつつあります。

このように、購買・調達に関する実務経験や知見は、幅広い業界・企業で求められており、活躍の場は多岐にわたります。一方で、購買経験を強みに転職活動に臨む場合、自身の知識や交渉力がどの業界・部門で生かせるかを整理し、採用選考では汎用性の高さを効果的にアピールすることが重要です。

購買が求められる主な転職先候補


本章では、購買が求められる、次の3つの転職先候補について解説します。

  • ●製造業・メーカー(自動車・電機・機械など)
  • ●商社・卸売企業
  • ●物流・運輸・小売業界

製造業・メーカー(自動車・電機・機械など)

製造業における購買職は、原材料や部品、装置の調達から取引先管理、コスト削減交渉に至るまで、モノづくりを支える重要な役割を担います。具体的には、設計部門や生産管理部門と密に連携し、製品仕様に合った最適な部品を選定したり、生産計画に基づいて正確な納期管理を遂行したりします。

自動車や電機、機械系の大手メーカーでは、グローバルな調達網をもつ企業が多く、為替リスクの管理や長期契約交渉など戦略的な購買力が問われます。特に最近は、サステナビリティの観点から環境対応素材の選定やグリーン調達に関わる業務も拡大傾向にあり、従来の価格交渉力に加え、環境基準やCSRへの理解が求められるケースも増えています。

メーカーでの購買業務は、多様な相手との交渉や折衝をともなうため、実務経験者は高く評価されるでしょう。

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商社・卸売企業

商社や卸売企業の購買職は、国内外のメーカーから、自社が販売する商品を仕入れることが主な業務です。市場のトレンドや需要を的確に予測し、利益化できる商品を最適なタイミング・価格で仕入れる目利きの能力と、メーカーとの間で有利な取引条件を引き出す高度な交渉力が必須となります。特に専門商社では、取り扱い商品に関する高度な知識と、業界特有の取引慣習を理解した調達が求められます。

また、グローバルソーシングを行っている企業では、海外取引先との契約書管理や輸出入関連法規への対応を担う局面も多々あるため、語学力や貿易知識が強みになることもあります。

将来的には事業部長や営業企画ポジションへの昇進が視野に入る企業もあり、購買経験を基盤により経営者視点が求められるポジションへのキャリアアップを目指せる場合もあります。

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物流・運輸・小売業界

近年、EC市場の拡大にともない、物流・運輸業界や小売業界でも、購買・調達の重要性が増しています。

物流企業では、包装資材や業務委託先の選定におけるコスト比較、契約条件交渉などの業務が中心となり、取引先との中長期的な関係構築も欠かせません。一方、スーパーマーケットやECサイトを運営する小売企業では、消費者に販売する多種多様な商品の仕入れを担当します。

物流・運輸・小売業界では、膨大な数のアイテムを効率的かつ低コストで調達し、巨大な物流網のなかで適切に管理・配送しなければなりません。そのため、業界構造に精通していることが前提であり、サプライチェーン全体を俯瞰した視点も必須となります。

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購買の最新転職・求人情報


購買は、その専門性の高さから、特定の経験やスキルをもつ即戦力を優遇する傾向が強く、特に同業界や近しい領域における購買・調達経験が応募の要件になっているケースも珍しくありません。さらに、前職で担当していた商材や取り扱っていた物量の規模など、業務の親和性が厳しく見極められることもあります。

また、近年のトレンドとして、デジタル化やDXの流れを受け、SAPなどのERP(統合基幹業務システム)や電子発注システムの導入・運用に関与した経験をもつビジネスパーソンに対する需要の高まりも顕著です。さらに、SAP、OracleなどのERPを導入しているグローバル企業や、サプライチェーン全体を可視化・効率化したいと考える大手メーカーでは、データドリブンな購買業務経験が必須となるケースも増えています。

ここからは、購買の最新求人・転職情報を紹介します。

なお、本記事で紹介している求人は、JACが取り扱う求人の一部です。JACが取り扱う求人は、大半が非公開となっています。そのため、非公開求人も含め購買に関する求人の紹介を受けたい方は、ぜひJACにご登録ください。
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製造業:物流管理【トヨタ自動車×パナソニック】

大手製鉄:資材・機材購買

検査装置メーカー 東証プライム上場企業:【リーダー候補】購買調達(先端半導体向けマスクブランクスの検査装置シェア100%)

自動車部品メーカー:購買/調達

中国ハイエンド試験機器・設備のリーディングメーカー:【購買】光通信・パワーデバイス検査設備/海外調達と開拓/在宅勤務可能/資材購買・物流・貿易

非公開:購買管理職候補

非公開:購買【部長候補】老舗の菓子メーカー

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未経験から購買に転職できるのか


まったくの未経験者がいきなり購買に転職することは、容易ではありません。

購買は企業の利益に直接的な影響を与えるコスト管理を担い、サプライヤーとの交渉や納期管理といった専門的なスキルも求められるため、即戦力となる経験者を採用するケースが一般的です。特に近年は、ERPや在庫管理システムの操作経験も必須要件になることが多く、未経験から購買への転職は、非常に難易度が高いといえます。

一方で、資材管理・物流調整・仕入管理などのバックオフィス業務や、営業部門でのサプライヤー折衝経験など、購買業務と類似する職種経験がある場合、それらを強みとして転職の可能性を広げることは可能です。特に調達やSCMなどのポジションは、購買と業務領域が重なる部分もあり、段階的に購買業務にシフトするケースや転職を機にキャリアチェンジするケースは珍しくありません。

未経験から購買への転職を目指す場合は、まず隣接領域で経験を積んで購買部門への異動を目指すか、転職支援サービスを活用して、購買業務と親和性の高い実務経験を評価してくれる企業へ転職することが現実的です。

購買への転職で求められる経験・スキル・マインド・資格


ここでは、購買への転職で求められる、次の4つの素質について解説しています。

  • ●調達・購買の実務経験や物流管理・在庫管理経験
  • ●情報収集力・交渉力・進捗管理能力
  • ●強い責任感や結果を追求する姿勢、忍耐力・柔軟性
  • ●海外サプライヤーとの折衝機会がある求人では、語学系資格

調達・購買の実務経験や物流管理・在庫管理経験

購買への転職では実務経験が必須となります。原材料や部品の発注業務をはじめ、価格交渉や納期管理、サプライヤーとの折衝などの経験は、即戦力として高く評価されます。特に、取り扱っていた商材や規模が近い場合、業務上の親和性も見込まれ、採用選考で優遇される可能性が高まります。

また、単に「買う」だけでなく、製品の安定供給を支える物流管理や、欠品や過剰在庫を防ぐための在庫管理に関する知識や経験も、コスト最適化の観点から重宝されるでしょう。

購買は、価格だけでなく納期や品質も考慮した意思決定が求められるため、現場の運用や需給バランスの感覚を持ち合わせた経験者が特に歓迎される傾向があります。

情報収集力・交渉力・進捗管理能力

購買業務では、調達先の選定から価格交渉、契約締結、納入後の品質・納期フォローまで、非常に広範囲な業務を担います。そのため、市場動向やコスト変動、代替素材の情報などを能動的に収集する情報感度の高さが不可欠です。また、サプライヤーとの価格交渉では、単なる価格の引き下げ交渉ではなく、長期的な関係性を構築しつつ双方の利益を尊重するバランス感覚も求められます。

さらに、発注から納入までの進捗を適切に把握し、遅延があれば早期にリカバリ策を講じるなど、プロジェクトマネジメントスキルも重視されます。特に複数部門との連携や海外拠点とのやり取りが発生するポジションに応募する場合、調整力と状況把握能力を示せる実体験の有無が採否に影響を与えることもあります。

強い責任感や結果を追求する姿勢、忍耐力・柔軟性

購買業務の成果は会社の利益に直結します。そのため、設定された目標に対して、粘り強く、最後までやり遂げる責任感と結果を追求する姿勢が何よりも重要です。また、サプライヤーとの交渉は、常にスムーズに進むとは限りません。時には、タフな交渉を根気強く続ける忍耐力や、予期せぬトラブルに対して、冷静かつ臨機応変に対応できる柔軟性も購買担当者にとって不可欠なマインドセットです。

例えば納期遅延や品質不良などサプライヤー起因の課題に直面した際には、代替案を即時に検討し、関係各所と調整を進めながら、最終的な供給責任を果たす必要があります。また、原価低減や品質向上など多岐にわたる目標に対して、柔軟に対応し部署横断的な提案や改善活動に貢献する姿勢は、選考でも厳しく問われる素養です。

変化に対して柔軟に適応し、新しい調達手法やサプライヤー開拓にも前向きに取り組める人物は、購買でのキャリアを着実に高めていくことができるでしょう。

海外サプライヤーとの折衝機会がある求人では、語学系資格

海外のサプライヤーと取引を担うポジションでは、語学力を客観的に証明する資格が転職活動時のアドバンテージになることがあります。特に、TOEIC® L&R TESTなど、認知度の高い英語資格における一定水準以上の得点は、英語を用いた業務をスムーズに推進できることの証左になります。また、応募先企業の事業領域によっては、中国語や韓国語などのスキルも歓迎されます。

語学力は、外資系企業やグローバルに事業を展開する企業では必須スキルとして、応募要件に含まれることがあります。転職活動では、求められる語学レベルの把握に努めるとともに、必要に応じて語学力を証明できる資格の取得に取り組みましょう。

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購買へ転職した場合の年収相場


購買・調達職の年収相場は、メンバークラスの購買担当者の場合、一般的に500万円〜600万円程度が目安です。一般事務職と比較すると高い水準にあり、購買がサプライチェーン全体のコスト最適化を担う責任の重い業務であること、業務の専門性が高いことが収入に直結していると考えられます。

さらに取り扱う商材の価格帯や物量、国内外の調達先との折衝頻度なども、年収決定に直接的な影響を与える要素です。特に海外サプライヤーとの折衝が発生するポジションや原価低減活動における実績が評価対象となる企業では、比較的高い報酬が設定されます。また、事業規模が大きく、取り扱う物量や金額が大きい企業ほど、購買担当者に求められる責任範囲も広くなるため、年収も上昇する傾向にあります。

国内の大手メーカーや総合商社の調達部門責任者などのポジションでは、年収1,000万円〜1,500万円を目指すことも十分可能です。

購買の転職事例


本章では、JACが提供する転職支援サービスを利用し、購買への転職を実現した事例を紹介します。

外資系eコマース企業の購買スペシャリストへ転職した事例

Mさん(30代前半/男性)

業種職種年収
転職前メーカー特許575万円
転職後流通購買1,000万円

Mさんは、大学卒業後大手メーカーにて知財法務を経た後、需給・調達業務に携わり、グループ全体の在庫削減やシステム構築プロジェクトを推進してきました。在庫最適化に向けたタスクチームでは、対策運用の設計からメンバー教育まで幅広く担い、業務改善力と調整力を発揮しています。

転職を検討し始めた背景には、ワークライフバランスの改善と、よりグローバルで成果を評価される環境への挑戦意欲がありました。JACのコンサルタントは、Mさんの需給調整とプロジェクト推進の実績に着目し、購買戦略の立案から実行まで一貫して担える外資系eコマース企業の購買スペシャリストポジションを提案しました。

本転職を機に、Mさんは新たな領域でグローバルな調達戦略の中核を担うキャリアをスタートさせることができました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

建設機械メーカーの購買マネージャーへ転職した事例

Kさん(40代前半/女性)

業種職種年収
転職前メーカー法人営業800万円
転職後EMC購買1,000万円

Kさんは、これまで複数のメーカーにて受発注管理や貿易実務に携わった後、海外現地法人にて営業職として長年従事してきました。現地メンバーの育成や顧客対応、予算策定、見込み管理に至るまで、さまざまな業務を担当し、着実に成果を積み上げてきました。真面目で実直な人柄に加え、海外での就業を自ら実現する行動力も持ち合わせた人物です。

転職を検討された背景には、より専門的な営業経験を積みたいという意向がありました。

JACのコンサルタントは、Kさんが持つグローバル対応力やマルチタスク処理能力、そして育成経験に着目し、調達・購買部門のマネジメントポジションに適性があると判断し、グローバルに事業展開する建設機械メーカーにおける購買マネージャー職を提案しました。

結果として、Kさんは、自身の希望であったグローバル調達に携われる環境で新たなキャリアをスタートさせることができました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

医薬品メーカーの購買マネージャーへ転職した事例

Cさん(40代前半/女性)

業種職種年収
転職前不動産メーカー法人営業660万円
転職後メディカル・バイオ購買900万円

Cさんは、新卒で住宅メーカーの営業事務に携わった後、外資系企業にて施設建築のプロジェクトマネジメント業務を経験し、その後携帯キャリアで基地局の購買や調達企画・改善に従事してきました。多様なステークホルダー調整やコスト削減提案を通じて購買領域への興味を深める一方、より専門的な購買業務と管理職としての成長機会を求めるようになりました。

JACのコンサルタントは、Cさんの多岐にわたる調整力やプロジェクト推進力、英語スキルに着目し、グローバルに調達を担う製薬メーカーの間接購買スペシャリストポジションを提案しました。

結果としてCさんは、希望していた専門性の高い購買業務と管理職キャリアを両立できる環境で、新たなキャリアを踏み出すことに成功しました。

※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。

  • 調達・購買の職務経歴書サンプルと書き方

    「調達・購買」の職務経歴書を作成する際に役立つサンプル・テンプレートをご用意。職種別の書き方ポイントも解説しています。 調達/購買では、まず直接購買と間接購買どちらのご経験か(両方ご経験があれば尚可)分かるように記載しま… 続きを読む 調達・購買の職務経歴書サンプルと書き方

購買へ転職後のキャリアパス


本章では、購買から描ける次の3つのキャリアパスについて解説します。

  • ●調達責任者・CPO(最高調達責任者)への昇進
  • ●SCM (サプライチェーンマネジメント)
  • ●生産管理・物流企画

調達責任者・CPO(最高調達責任者)への昇進

購買に従事した後の代表的なキャリアパスとして、調達責任者やCPO(Chief Procurement Officer)への昇進が挙げられます。調達責任者は、調達部門のトップとして組織全体の資材調達戦略を設計し、サプライヤー選定からコスト管理、品質基準の策定、コンプライアンス対応まで幅広く統括する役割を担います。また、CPOは、サプライヤーとの戦略的なパートナーシップの構築、地政学リスクを考慮した調達先の多様化、そしてサステナビリティといった社会的要請への対応など、極めて高度で戦略的な意思決定を担います。

いずれも、企業の競争力を左右する重要なポジションであり、実績が正当に評価されやすいキャリアといえるでしょう。購買担当者としての現場力に加え、全社的視点をもつことが調達責任者やCPOへの昇進を実現するうえで不可欠です。

SCM (サプライチェーンマネジメント)

購買での経験をベースに、SCM領域へのキャリア展開を図るケースもあります。SCMは、調達・在庫管理・物流・生産・販売といった複数部門を横断して全体最適を実現する役割を担っており、購買で培ったサプライヤーとの交渉力や納期管理能力を直接生かすことができます。また、SCMでは部門間の利害調整やKPI設定をリードする役割を担うことがあり、購買で鍛えられた交渉力や全体の工程管理能力が高く評価されることもあります。

将来的にはSCM部門長やグローバルサプライチェーン統括などのポストも視野に入れることができ、購買からより発展したキャリアを築きたい方にとって、魅力的なキャリアパスといえます。

  • SCMの転職事情|難易度や成功のポイントとは

    製造業の企業において、必要な部品や資材を調達するポジションがSCM(サプライチェーンマネジメント/調達購買)です。近年はデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)の影響を受け、ソフトウェア分野にも調達の幅が広がってい… 続きを読む SCMの転職事情|難易度や成功のポイントとは

生産管理・物流企画

購買で培ったスキルセットは、生産管理や物流企画などの隣接部門でのキャリアとも高い親和性を持ちます。

購買と生産管理は、生産計画にもとづく資材の調達・納期調整などの業務で日常的に連携する関係にあり、購買出身者がその知見を生かして生産全体の進捗や需給管理をマネジメントするポジションに就くケースもあります。一方、物流企画職においても、購買業務で培った物流業者との調整経験やコスト最適化の視点が重宝されるでしょう。また、物流の視点を持った購買担当者は、調達段階からトータルコストを意識した判断が可能であり、経営層からの信頼を得やすい側面もあります。

より製造現場やロジスティクスの最前線に近い環境で、自身の専門性を発揮したいと考える方やスキル拡張を図りたい方にとって、ニーズに合致したキャリアパスになると考えられます。

  • 生産管理の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

    安定した供給と高い品質管理が常に求められる製造業にとって、重要な部門である生産管理。パンデミック以降の製造業の回復と成長にともない、DX化や海外進展を推進している業種も近年増加し、より多様性のある生産管理へのニーズが高ま… 続きを読む 生産管理の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

購買への転職なら、JAC Recruitment


購買への転職を目指す際は、各業界のビジネスモデルや求められる人物像を深く理解した転職エージェントの活用が不可欠です。

その点、JACは、各業界に精通したコンサルタントが、一人ひとりのキャリアと真摯に向き合い、特定の商材に関する深い知識、高度な交渉を成功させてきた実績、あるいはサプライチェーン全体の最適化に貢献した経験といった、目に見えにくい価値を的確に言語化し、企業に伝えるサポートを提供します。

また、JACでは、一般的な転職サイトには掲載されていない、大手メーカーの調達部門の管理職やグローバル企業のSCM責任者など、ハイクラスに分類される求人も多数取り扱っています。これまでの経験と将来のビジョンに合致した質の高いキャリア提案を受けることもできるため、満足度の高い転職を実現できる可能性が期待できるでしょう。

これまでのキャリアで培った経験やスキルを最大限に生かして購買に転職したいとお考えなら、ぜひJACにご相談ください。

  • メーカー転職情報

    メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報

この記事の筆者

株式会社JAC Recruitment

 編集部 


当サイトを運営する、JACの編集部です。 日々、採用企業とコミュニケーションを取っているJACのコンサルタントや、最新の転職市場を分析しているJACのアナリストなどにインタビューし、皆様がキャリアを描く際に、また転職の際に役立つ情報をお届けしています。