高度な専門知識と顧客課題の理解を活かし、製品企画から提案・導入、運用フォローまで幅広く価値を提供できる技術営業は、転職先として非常に魅力的な職種です。
近年はDXやクラウド、IT技術を含めたスマートファクトリーの進展を背景に、「技術理解を深めたい」「大規模プロジェクトで事業成長に関わりたい」と考える方にとって大きなチャンスが広がっています。
本記事では、技術営業の転職市場動向や最新求人情報に加え、未経験(異職種)からの転職難易度も合わせてJAC Recruitment(以下、JAC)が詳しく解説します。
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技術営業の転職市場動向
技術営業職は、製造業をはじめ半導体や自動車、電子部品、医療機器、産業機械など幅広い業界の高度な専門知識をもつ方への需要が高まっています。自社製品の技術的優位性を理解し、クライアント企業の技術部門と専門的な対話ができる営業担当者は、ものづくり企業にとって欠かせない存在であるためです。
また、近年は企業のDX推進やクラウド化の加速にともない、ITソリューション営業の採用ニーズが急増しています。DX推進の中で、顧客課題を正確に把握し最適なクラウドサービスやソフトウェアを提案できる「技術理解力の高い営業」が各社で求められている状況です。そのため、たんなる製品販売ではなく課題解決型・ソリューション提案型営業へシフトする動きが活発です。
さらに、IoTやAIの普及による産業構造の高度化にともない、専門知識を備えた営業の重要性はいっそう高まると予想されます。例えば、自動車業界では電動化や自動運転技術の進展により、電装・制御ソフト・通信技術など新たな知見をもつ技術営業の需要が急増しています。
製造業全般でもスマートファクトリー化が進んでいる状況です。よって、複雑化する製品・システムの価値を的確に訴求しながらプロジェクトマネジメントを担える方は、今後ますます重要な戦力となっていくとみられます。
技術営業が求められる主な転職先候補
技術営業は多様な業種で活躍しますが、特に次のような業界でニーズが顕著です。
- ●メーカー(製造業界)
- ●IT・ソフトウェア業界
- ●医療機器業界
- ●自動車業界
- ●プラントエンジニアリング業界
メーカー(製造業界)
製造業の各分野(機械、電気電子、化学材料、環境技術など)では、自社製品に関する高度な専門知識を背景に、顧客企業の課題解決を担う技術営業が、営業活動の中核を担っています。
この職種は、一般的な法人営業とは一線を画します。製品の仕様や性能を深く理解したうえで、クライアント企業の開発・技術部門と直接コミュニケーションを取り、技術的な観点から最適なソリューションを設計・提案することが求められるためです。
具体的な業務例としては、産業機械メーカーにおいて、技術営業が顧客の生産ラインや工程を詳細に把握し、自社の工作機械やロボットを顧客仕様に合わせてカスタマイズ提案するケースが挙げられます。また、環境装置メーカーでは、汚染処理設備に関する専門知識を有する営業担当者が、ゼネコンや自治体に対して、部門条件に応じたシステムを構築・提案する場面も見られます。
このように、製造業界の技術営業には、「製品の技術的強みを正確に伝える力」と「顧客の部門ニーズを的確に把握し、解決策を提示する力」の両方が不可欠です。こうした背景から、各分野のメーカーでは、技術系出身で専門知識を備えた方の採用を積極的に進める傾向が強まっています。

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メーカー転職情報
メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報
IT・ソフトウェア業界
近年、クラウドサービスや業務システム、各種ソフトウェア製品を扱うソリューション営業職に対する需要が、IT・ソフトウェア業界全体で急速に高まっています。
この職種に求められるのは、単なる製品販売ではなく、顧客企業の業務プロセスや課題を深く理解した上で、SaaSやセキュリティ製品などを組み合わせた最適なITソリューションを設計・提案する、コンサルティング型の営業スタイルです。
営業担当者には、IT技術への理解を前提に、クライアントの業務KPIやシステム要件を的確にヒアリングし、クラウドサービスやソフトウェアを組み合わせた課題解決策を提示する能力が求められます。提案内容はインフラからアプリケーション領域まで多岐にわたり、エンジニアリング知識と提案力の双方が不可欠です。
さらに、IT業界ではサービス導入後のアカウント管理も重要な業務の一部とされており、技術営業が導入支援から運用フォローまで一貫して技術的サポートを担うケースも少なくありません。
DX(デジタルトランスフォーメーション)が加速する現在、IT・ソフトウェア分野の技術営業は、単なる営業職ではなく「事業成長を支える戦略的パートナー」として位置付けられており、日系・外資を問わず、継続的に高い需要が見込まれています。

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ソフトウェア業界の転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説
近年、クラウド環境の利用拡大やIoTなどの技術発展にともない、ソフトウェア業界では新たなニーズに対応するため、積極的に採用を進めています。しかし、多種多様な求人があるからこそ、ソフトウェア業界に転職する際にどのようなスキ… 続きを読む ソフトウェア業界の転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説
医療機器業界
医療機器業界では、専門性の高い製品を取り扱う営業職として、技術営業が重要な役割を担っています。人工心肺装置、内視鏡、MRIなどの高度医療機器を扱うメーカーでは、製品の技術的特性を理解し、医療従事者に対してその使用方法や導入メリットを的確に説明できる営業担当が不可欠です。
こうした背景から、技術営業には医学・工学の知識に加え、医師や臨床工学技士といった高度専門職との対話に必要な基礎知識――解剖学、生理学、医療法規など――が求められます。さらに、自社製品の技術仕様や操作方法を熟知していることが、信頼構築の前提となります。
業務範囲も広く、技術営業は医療機器の導入提案から納入後のトレーニング、さらには手術立ち会いによる技術支援までを一貫して担当します。例えば、手術用ロボットを扱うメーカーでは、技術営業が執刀医や病院スタッフに対して操作方法を指導し、安全かつ効果的な運用を支援する場面が一般的です。
加えて、医療機器業界では法規制の影響も大きく、高度管理医療機器販売管理者などの資格保持が求められるケースもあります。営業担当自身がこうした専門資格を有していることは、医療機関からの信頼性向上にも直結します。
このように、医療機器の技術営業には高い専門性と顧客理解力が不可欠であり、同業界での経験をもつ方や、バイオ・医工学系のバックグラウンドを有する方が特に重宝される傾向にあります。

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医療機器業界の転職市場動向
業界のプロがあなたにあった転職支援を行います 今現在、 経験を活かして異業界への転職を検討している 業界内でより自分にあった企業へ転職したい より年収を上げたい 上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談… 続きを読む 医療機器業界の転職市場動向
自動車業界
自動車業界では、完成車メーカーやTier1部品サプライヤー向けの技術営業が、近年ますます存在感を高めています。車載製品の高度化・複雑化が進む中、エンジン部品から電子制御ユニット(ECU)、センサー、ADAS(先進運転支援システム)、EV向け電池・モーター部品に至るまで、幅広い製品領域で専門知識を活かした提案営業のニーズが拡大しています。
こうした環境下で、技術営業は自社の技術ソリューションを自動車メーカーの開発・設計部門に対して提案し、顧客の次世代車両開発を支援する役割を担います。特に近年では、AI・IoTを活用したコネクテッドカーの登場や、自動運転技術の進展が加速しており、これらの先端領域に精通した営業担当の重要性がいっそう高まっています。
加えて、自動車業界特有の品質規格や安全基準(例:ISO 26262)への理解も不可欠です。そのため、機械工学や電気電子分野での技術職経験をもつ方は、提案の説得力や技術的信頼性の面で高く評価される傾向にあります。
また、大手自動車部品メーカーでは、技術営業としての経験を経て、製品企画やプロジェクトマネージャーなど、より上流の職務へとステップアップするケースも多く見られます。専門知識とビジネスセンスの両方を兼ね備えた方に対する期待は、今後ますます高まっていくでしょう。

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自動車業界転職情報
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プラントエンジニアリング業界
エネルギー・インフラ分野を含むプラントエンジニアリング業界では、技術営業が果たす役割は非常に大きなものとなっています。石油化学プラントや発電所設備、水処理プラントなどの大規模設備・プロジェクトにおいては、機械工学、電気制御、土木建築など複数分野にまたがる技術知識が求められます。
こうした複合的な技術領域を背景に、技術営業は顧客企業の設備投資計画に対して、自社のプラント設備やエンジニアリングサービスを提案する役割を担います。提案内容は施設の基本設計から納入・運用まで長期にわたるため、プロジェクトマネジメントの視点と技術的な信頼性の両面が重視されます。
さらに、プラント系の営業職では海外案件も多く、技術英語の運用力や国際的な調整能力が強みとなる場面も少なくありません。クロスボーダーでの折衝や契約交渉を含む業務に対応できることは、競争力のある技術営業としての重要な要素です。
総じて、プラントエンジニアリング業界の技術営業には、高度な専門知識と大型案件を動かす折衝力が求められます。そのため、同領域で豊富な実務経験を積んできた方は、転職市場においても高く評価される傾向にあります。
技術営業の最新転職・求人情報
JACでは数多くの技術営業関連の求人情報をお預かりしています。そのうちの一部をご紹介します。
●日系技術商社:技術営業~製薬業界向けに強みをもつ独立系技術商社~
●東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社:技術営業/コンサルティングの受注営業
●【社名非公開】大手メーカーグループ企業:技術営業職【名古屋】
●社名非公開:技術営業(ものづくりの未来を切り拓く自動化設備メーカー)
●精密加工技術の装置メーカー:【技術営業】スマートファクトリー
上記は公開求人の一例であり、実際には非公開求人も多数存在します。JACでは企業戦略上、公にできない非公開求人を豊富に取り扱っています。より多くの選択肢を知りたい方は、転職コンサルタントに相談されることをお勧めします。
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年9月最新)
未経験から技術営業に転職は難しいのか
結論からいえば、技術営業の経験がまったくない状態から同職種への転職を成功させるのは容易ではありません。技術営業は専門知識と営業力の両方が求められるため、未経験からの習得には高いハードルがあります。
関連職種の経験がない場合、企業側は即戦力としての採用をためらう傾向があり、書類選考で不利になるケースもあります。
しかし、「技術または営業のどちらかに強みがある方」であり、受注営業のような難易度がさほど高くないポジションであれば、未経験から技術営業に評価されるケースもあります。
エンジニア経験者が培った専門知識と論理的思考力を武器に技術営業へ転身するパターン、あるいは営業職経験者が同じ業界・商材の知識を深めたうえで技術要素の比較的少ない製品の営業に応募するパターンです。
いずれの場合も、転職希望者が過去の経験で培った強みを明確に示し、未経験分野の知識は積極的な学習で補っていく熱意を伝えることが重要です。
転職市場においても、「エンジニア経験+折衝力」や「営業経験+技術リテラシー」をもつスペシャリストは一定の需要があり、ポテンシャル採用が行われるケースがあります。
技術営業への転職で求められる経験・スキル・マインド・資格
技術営業では、即戦力となる実務経験に加え、キャリアパス形成を見据えた若手〜中堅層のポテンシャル採用も進んでいます。
グローバル展開や新規事業開発にともない語学力や海外対応経験が評価されるほか、求人の背景は退職補充よりも事業拡大や技術革新への対応を目的とした戦略的な増員が中心です。こうした動きを踏まえ、転職に求められるスキルやマインドなどは次のとおりです。
- ●同業界での営業経験と技術系職種の経験、大口顧客・プロジェクト営業の実績
- ●専門技術知識の深い理解力、および顧客企業の業務課題を発見し提案に結びつける力
- ●自ら課題を解決する志向性と、テクノロジーの変化に対応する継続的な学習意欲
- ●担当分野の専門知識やスキルを客観的に証明できる資格の保有
同業界での営業経験と技術職職種経験、大口顧客・プロジェクト営業経験
転職市場では、「業界経験を備えた営業職」や「技術系職種から転身した営業職」は技術営業ポジションで高く評価されます。
同業界での営業経験がある方は、その業界特有の商習慣や顧客ネットワーク、競合製品動向に通じており即戦力になりやすいためです。特に半導体や自動車、医療機器、産業機械、電子部品といった分野での経験は高く評価されます。
また、設計・開発・生産技術などの技術職経験をもつ方は、製品・サービスの仕組みへの深い理解と技術者視点のコミュニケーション力を備えている点が強みです。電気・電子・機械・化学・材料工学といった基礎知識や、製品開発・設計・評価に関わった経験は、営業における技術的信頼性を高めます。
同時に、大口顧客への提案や大規模プロジェクトの営業経験があるかどうかも重視されます。システムインテグレーターやプラントメーカーなどで複数部署を巻き込んだ大型案件を受注・推進した経験は、高い調整能力と提案力の証しとなり、管理職ポジションではマネジメント経験やプロジェクトリード経験がさらに強みとなります。
さらに、外資系企業や海外顧客を担当するケースも多く、TOEIC600〜800点以上の英語力が求められる求人も増えています。実際、金融業界や製造業界など特定業界に精通し、3〜10年と長期にわたる関係構築型営業で実績を上げてきた方は技術営業でも歓迎される傾向があります。
「同業界×技術素養×大型案件経験」に加え、語学力や国際対応経験を備えた方は、技術営業への転職で大きなアドバンテージです。

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英語は転職で有利になる?英語力が求められる最新求人も紹介
転職活動をされている方々のなかには、「英語力を生かした仕事に就きたい」という転職に対する意欲は強く、企業側からも「英語ができる人を採用したい」という需要が常に高い傾向です。 本記事では、英語力が求められる最新求人・転職情… 続きを読む 英語は転職で有利になる?英語力が求められる最新求人も紹介
専門技術知識の理解力、業務課題の発見・提案力
技術営業には、扱う製品・サービスに関連する専門技術についての深い理解力が欠かせません。エンジニアほどの高度な開発スキルまでは不要でも、顧客の要件を正確に把握し自社の技術的優位性を伝えられるレベルの知識は必須です。
例えば、IT分野の技術営業であれば、クラウドやネットワーク、セキュリティといったインフラ技術の基本を理解し、専門部署と協働して適切な提案をまとめ上げる力が必要です。また、顧客企業のビジネス全体を俯瞰して課題を見抜き、解決策を提案するコンサルティング力も重要です。
たんなるスペックの説明にとどまらず、相手の課題と成果を結び付けて提案できる営業が強く求められます。この課題発見・提案力は一朝一夕に身につくものではありませんが、常に顧客の業務フローや業界トレンドにアンテナを張り、技術的視点と経営的視点の双方で思考することで磨かれていきます。
技術の専門性と課題解決型の提案力を兼ね備えた方は、顧客からの信頼も厚く長期的なビジネスパートナーとして高い評価を受けるでしょう。
課題解決志向や継続的な学習意欲
技術営業として活躍するためには、困難な課題にも粘り強く向き合う課題解決志向と、新しい知識を貪欲に吸収する継続的な学習意欲が不可欠です。
顧客の抱える技術課題はケースごとに異なり、前例のない問題に直面することもあります。そのような場面で「どうすれば解決できるか」を主体的に考え抜き、社内外のリソースを活用して道筋を示せる人は技術営業に向いています。
また、テクノロジーの進歩が速い現代において、専門知識は常にアップデートが求められます。クラウドやAI、カーボンニュートラル技術など日々登場する新技術へのキャッチアップを怠らず、自社製品・サービスにどのような影響や機会があるかを学び続ける姿勢が重要です。
さらに、業界内外の技術動向や競合他社のサービスにも目を配る好奇心も大切です。これら継続的なインプットを続けることで提案の幅が広がり、顧客から頼られる存在へと成長できます。
「学び続ける姿勢」を持つ技術営業は、急速な環境変化にも柔軟に対応し、長期的に価値を提供できるスペシャリストとして高く評価されます。
対象分野の専門知識やスキルを証明する資格
技術営業では実務経験やスキルセットが重視されますが、関連分野の資格を取得しておくことも自らの専門性を客観的に証明する手段の一つです。
資格保有そのものが必須条件になるケースは多くないものの、特定領域の知識習得に前向きであることや一定レベルのスキル習熟を示すアピール材料になります。
例えば、IT系の技術営業であればAWS認定ソリューションアーキテクトやGoogle Cloud認定資格など、セキュリティ分野であればCISSP、プロジェクトマネジメント分野であればPMPなどが代表的です。
製造業領域では、化学プラント関連であれば公害防止管理者や高圧ガス製造保安責任者などの資格、機械系であれば技術士やCAD利用技術者試験などが役立つ場合があります。
医療機器分野では先述のとおり高度管理医療機器販売管理者や臨床工学技士などの資格保有者が優遇される求人も見られます。
さらに、営業職全般に通じる資格として「営業士」検定や、中小企業診断士・MBAといった経営視点の資格もキャリアアップに役立ちます。
重要なのは、自分の担当分野・商材に関連する資格取得を通じて専門知識の底上げを図り、その取得過程で得た知見を実務の提案に生かすことです。資格はあくまで手段ですが、取得努力も含めた積極性が評価につながり、技術営業としての信頼性向上に寄与します。

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ハイクラス転職で資格は取得した方がよい?役立つ資格を解説
ハイクラス転職を目指すうえで「資格」が選考に及ぼす影響について、気になっている方も多いでしょう。 資格の中にはあまり意味がないものも含まれますが、ハイクラス転職では確かに有利になる資格も存在します。 この記事では、ハイク… 続きを読む ハイクラス転職で資格は取得した方がよい?役立つ資格を解説
技術営業へ転職した場合の年収相場
2023年~2025年上半期にJACが転職をサポートした事例を見ると、技術営業に転職された方の平均年収は751.5万円です。ボリュームゾーンは700万円~850万円台で、30代前半で平均が700万円を超え、40代後半には850万円近くに到達する事例も多く見られます。管理職クラスでは平均858.4万円とさらに水準が上がり、役割の違いが収入に明確に反映される傾向です。
外資系・日系間で大きな差はなく、いずれの企業でも安定して高水準のオファーが提示されている点も特徴です。JACの支援実績の中には、40〜50代以上で1,000万円以上のオファーを受けている事例も複数あります。長期的にキャリアを積み重ねることで高い報酬を得られる可能性が高い職種だともいえるでしょう。

| 役職 | 平均年収 |
|---|---|
| メンバークラス | 715.2万円 |
| 管理職 | 858.4万円 |
| 平均年収 | |
|---|---|
| 日系企業 | 735.5万円 |
| 外資系企業 | 758.0万円 |
※当社実績(2023年1月~2025年9月、想定年収)
一般的に、技術営業の平均年収は600万円前後になるといわれており、JACの実績水準はそれより高くなっています。
営業職全般と比べても技術営業自体が高めの水準に位置しており、個人の成果や役職による差も大きいのが特徴です。企業規模や担当領域によっては大きな収入格差が生まれるケースもあるため、キャリア形成の方向性次第で年収の伸び方に幅が出る職種といえます。
技術営業の転職事例
半導体製品開発からガラスコア基板の技術営業へ転職した事例
Tさん(40代後半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 製造業(精密機器) | CSP製品開発 | 1,000万円 |
| 転職後 | 製造業(化学・EMC) | 技術営業 | 1,200万円 |
Tさんは、半導体ウェハプロセスやOLED材料の製品立ち上げを経験したあと、半導体パッケージ基板の試作・量産立ち上げを担ってきました。工場新設にともなう生産ライン構築や顧客技術対応を通じて、製造工程全体に精通し、海外顧客との折衝も英語で主導してきた点が強みです。
これまで培った知見をさらに材料分野で活かしたいとの思いから、とある製造会社の新規事業であるガラスコア基板の技術営業職に関心を抱き転職を決意。
JACのコンサルタントは、Tさんが開発・製造・海外顧客対応を横断的に経験している点に注目し、戦略事業として掲げる先端パッケージ基板分野における技術営業ポジションを提案しました。結果として、Tさんは年収アップを実現すると同時に、新規事業立ち上げというダイナミックな環境で専門性をさらに高めるキャリアを切り開くことができました。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
技術営業へ転職後のキャリアパス
技術営業として培った知見とスキルは、将来的に多様なキャリアパスにつながります。経験を積んだ技術営業の方が歩む主なキャリアの方向性には、次のようなものがあります。
- ●マネジメント層・経営層への昇進
- ●事業企画や製品企画部門への転身
- ●テクニカルアカウントマネージャーへのキャリア
- ●コンサルティングファームへの転職
- ●海外駐在し、現地法人の営業責任者を担う
マネジメント層・経営層への昇進
技術営業として成果を上げることで、将来的に営業部門のマネージャーや事業部門のリーダー層へ昇進するケースは少なくありません。
技術と営業の双方に精通した方は、組織内でも貴重な存在であり、管理職に登用されることでその強みを組織全体に波及させることが期待されます。例えば営業マネージャー職では、若手営業への技術知識のレクチャーや戦略提案の指導など、プレイングマネージャーとして活躍することになります。
また、さらなるキャリアとして、事業部長や執行役員など経営層へのステップアップも狙えます。技術営業として培った「技術への理解×顧客視点×収益感覚」のバランス感覚が、経営判断において極めて有用だからです。
マネジメント層に上がると直接の営業部門からは離れますが、配下のチームを指導し組織全体で高度な提案営業ができる体制構築のスキルが求められます。
技術営業出身者ならではの感覚をもったマネジメントは社員の共感も得やすく、組織力強化につながるはずです。ゆくゆくは経営陣として事業戦略全般に関与することで、自らのキャリアの幅をいっそう広げられます。

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管理職の転職は難しい?その理由や転職成功のポイントを解説
管理職として転職を検討しているけれど、管理職の転職は難しい印象を持ってしまっている方もいるのではないでしょうか。 本記事では、管理職の転職が難しい理由や転職成功のポイントをJAC Recruitment(以下、JAC)が… 続きを読む 管理職の転職は難しい?その理由や転職成功のポイントを解説
事業企画や製品企画部門への転身
技術営業で培った知見は事業企画・製品企画といった社内の企画系ポジションでも大いに活かせます。顧客との最前線で市場ニーズや競合状況を肌で感じ取ってきた技術営業は、「顧客目線での商品開発」や「マーケットインの事業戦略」を立案できるため貴重です。
実際、多くのメーカーでは営業部門から事業企画部門へ異動し、新製品のロードマップ策定に携わるケースがあります。
技術営業出身者が企画職に就くメリットは、エンドユーザーの声を熟知している点です。営業時代に得た「どのような機能・サービスが顧客に喜ばれるか」「競合製品と比べて自社の優位性・弱点は何か」といった洞察を企画業務に反映できるため、より市場適合性の高いビジネスプランや製品設計が可能です。
また、営業の経験から利益計算やコスト意識も身についているため、収益バランスの取れた事業計画立案にも強みを発揮します。技術への理解があることで開発部門とのコミュニケーションも円滑に行えるので、社内の橋渡し役としてプロジェクトをリードできます。
このように技術営業から企画職への転身は、企業にとっても本人にとっても戦略的価値が高く、新たなキャリア形成の有力な選択肢となります。

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事業企画への転職は未経験でも可能?最新求人や転職市場動向を解説
ベンチャー企業・大手企業に関わらず、新規事業への取り組みが活発化。大手企業においては、これまで築き上げた事業についても、時代の変化に合わせて刷新を図っています。特にDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が加速するなか、事業企画職の… 続きを読む
テクニカルアカウントマネージャー
テクニカルアカウントマネージャー(TAM)とは、主にIT業界などで導入済みの顧客企業に対し技術的なフォローや追加提案を行う専任担当者のことです。
技術営業として顧客との信頼関係を築いたあと、TAMとして特定顧客の技術パートナーになるキャリアもあります。技術営業出身者がTAMになると、より深く1社1社の顧客環境に入り込み、技術コンサルタントに近い立場でカスタマーサクセスに寄与します。
具体的な業務としては、定期的な技術レビューの実施やトラブル発生時のエスカレーション対応、新製品のベータ版提案など多岐にわたります。TAMは単月の目標に追われる通常の営業と異なり、中長期的な顧客価値の最大化がミッションであり、より技術寄り・顧客寄りのポジションです。技術営業時代に培った技術知識とコミュニケーション力を活かしつつ、「攻めの営業」より「守りと深耕の営業」に軸足を移したい方に適したキャリアです。
TAMとして経験を積んだあと、再度セールス部門に戻りアカウント営業のマネージャーになる人もいれば、そのまま専門職としてシニアTAMやテクニカルコンサルタントに進む人もいます。
いずれにしても、顧客視点で技術支援に徹するTAMは、顧客満足度の向上や契約継続率アップの要となる重要な役割を担います。技術営業経験者が目指す価値のあるキャリアパスの一つです。
コンサルティングファーム
培った専門知識と課題解決力を武器に、戦略系・IT系のコンサルティングファームへ転職する道も開かれています。技術営業は常に顧客企業の経営課題と向き合いながらソリューションを提供する職種なので、論理的思考力やコミュニケーション力はコンサルタント業務にも通用するスキルです。
コンサルティングファームでは多様な業界のクライアントに対し、課題分析から施策立案、実行支援まで包括的なサービスを提供します。技術営業出身者はクライアント企業の内部事情や製品技術に精通している分、具体的で実現可能性の高い提案ができる点が強みです。営業経験で培った折衝力・プレゼン力が大いに役立ちます。
もちろん、コンサルタントには高度な分析スキルや資料作成能力など新たに習得すべき能力もあります。そのため、技術営業からのキャリアチェンジは容易ではないものの、業界知見とソリューション提案力を兼ね備えたスペシャリストとして高く評価される可能性があります。
特に近年はDXやIoT推進支援の需要が高まっており、そうした領域で実績のある技術営業出身者はコンサルティングファームでも即戦力として歓迎される傾向が強いです。

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コンサルティングファームの転職情報
業界のプロがあなたにあった転職支援を行います 今現在、 経験を活かして異業界への転職を検討している 業界内でより自分にあった企業へ転職したい より年収を上げたい 上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談… 続きを読む コンサルティングファームの転職情報
海外駐在し、現地法人の営業責任者
グローバル展開する企業の場合、技術営業として経験を積んだあとに海外現地法人へ赴任し営業マネージャーや拠点長を務めるキャリアも考えられます。
日本国内で培った製品知識や営業手法を海外市場に応用し、新規顧客開拓や代理店管理、現地スタッフの指導育成などを担うポジションです。このような海外駐在のポジションでは、言語力や異文化適応力はもちろん必要です。しかし、それ以上に自社製品・サービスの真価を異国の市場へ伝える技術的洞察力と営業力が求められます。
技術営業出身者であれば、製品の細かな仕様から使い方まで熟知しているので、現地の顧客や販売代理店に対して的確なトレーニングやプレゼンテーションが可能です。また、国内外の開発部門との橋渡し役となり、現地特有のニーズを本社開発にフィードバックして製品改良につなげる役割も期待されます。
海外で営業責任者を経験することは、視野が広がり大きな成長機会となるだけでなく、帰任後に本社でグローバル営業統括や経営企画に携わるステップにもつながります。
生活環境や商習慣の違いから困難もありますが、「世界を相手に自社技術を売り込む」というダイナミックな経験はキャリアの大きな財産になります。グローバル志向をもつ技術営業の方にとって、海外駐在はぜひ視野に入れたいキャリアパスです。

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海外駐在とは?最新の海外駐在求人やメリット・デメリットを解説
「海外駐在として働いてみたい…」という方もいるのではないでしょうか。 海外駐在として働くイメージが湧くように、最新の海外駐在求人や海外駐在のメリット・海外駐在員になる方法を、わかりやすく解説します。 海外駐在へ興味があり… 続きを読む 海外駐在とは?最新の海外駐在求人やメリット・デメリットを解説
技術営業への転職なら、JAC Recruitment
JACは業界構造や技術トレンドなどの最新動向や企業ニーズを常に把握しています。マーケットに精通したプロのコンサルタントが在籍しているため、営業と技術職の専門性が求められる技術営業への転職の手厚いサポートが可能です。
また、JACは一般公開されていない非公開求人を多数保有しているため、「募集枠1名の戦略ポジション」や「新規事業立ち上げにおける技術営業マネージャー募集」といった、非公開求人案件を紹介できる場合もあります。
もし転職活動に不安がある方でも、応募書類のブラッシュアップから面接対策、年収交渉に至るまでコンサルタントが丁寧に伴走します。
特に技術職から営業職へのキャリアチェンジなど一見ハードルが高いケースでも、経験の棚卸しやアピールポイントの整理を専門家がサポートするので安心です。技術営業への転職を成功させたい方は、ぜひ一度JACにご相談ください。

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営業職(セールス)の転職ならJAC Recruitment
営業(セールス)職の転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職支援を行い、成功させてきました。 営業(セールス)職の転職と一言で言っても、IT、コンサルティング、金融といった業界の違いや、クライ… 続きを読む 営業職(セールス)の転職ならJAC Recruitment



