プロダクトマネージャー(PdM)は、プロダクトの成功と価値最大化に責任をもち、企画戦略・開発からリリース後の改善まで、ライフサイクル全体を指揮する専門職です。
DX推進や新規事業創出の活発化に伴い、転職市場は活況を呈しており、未経験からの転職は難しいものの、関連職種での経験を活かせばチャンスがあります。年収相場は平均約976万円と高水準で、キャリアアップが期待できる職種です。
本記事では、プロダクトマネージャー(PdM)の転職市場の動向や主な転職先、経験・スキル・マインド・資格をJAC Recruitment(以下、JAC)が解説いたします。
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目次/Index
プロダクトマネージャー(PdM)の転職市場動向
ここでは、プロダクトマネージャーの転職市場動向について、次の2つの観点から解説します。
- ●技術革新や競争激化により、プロダクトマネージャーの注目度は高い
- ●スタートアップから大企業まで採用ニーズは幅広い
技術革新や競争激化により、プロダクトマネージャーの注目度は高い
近年、プロダクトマネージャーの転職市場は活況を呈しており、多くの企業が優れた専門性や豊富な経験をもつビジネスパーソンを求めています。
その背景には、AIやクラウド、IoTなどの技術革新が進み、業種を問わずあらゆる企業がデジタルサービスや新規プロダクトの開発に注力している点が挙げられます。
市場競争の激化により、単なる機能提供ではなく、ユーザー価値と体験を最大化する戦略設計が不可欠です。その中核を担うプロダクトマネージャーの役割は重要度を増しており、今後も需要拡大が見込まれる将来性のある職種です。
一方で、要求されるスキル水準は年々高まっており、戦略立案力やマーケット分析力に加え、データドリブンな意思決定力、エンジニアやデザイナーとスムーズに連携するコミュニケーション力など、より多面的な能力が求められるようになっている点には留意が必要です。
スタートアップから大企業まで採用ニーズは幅広い
プロダクトマネージャーは、IT業界に属するプロダクトベンチャーやWebサービス企業を中心に、幅広く求められています。Webサービスやモバイルアプリを展開する企業では、ユーザー体験の向上や継続的なサービス改善が事業成長に直結するため、プロダクトマネージャーの採用が活発です。
特に、エンジニアとしての開発経験やコンサルティングで培った分析力を持つ方は、多様な視点からプロダクトをリードできる存在として高く評価されます。
プロダクトマネージャー(PdM)が求められる主な転職先候補
ここでは、プロダクトマネージャーが求められる次の3つの転職先候補について解説します。
- ●Webサービス企業・アプリ開発・SaaS業界
- ●スタートアップ
- ●大企業のDX推進・新規事業部門
Webサービス企業・アプリ開発・SaaS業界
Webサービス企業やアプリケーション開発、SaaS業界は、プロダクトマネージャーの転職先として代表される分野であり、サービスやアプリケーションの成長戦略立案から実行までを一貫して担います。
具体的には、市場や競合の分析、ユーザーの行動データやフィードバックの収集・分析を通じて、プロダクトの改善点や新機能の企画を推進します。また、エンジニアやデザイナー、マーケティング担当と連携を図り、開発スケジュールや品質を管理するのもプロダクトマネージャーの職務に含まれます。
これらの業界では、プロダクトそのものが事業の根幹を成しており、その成長や改善が企業の収益に結びつきます。そのため、UI/UXへの理解やデータドリブンな意思決定力、俊敏な意思決定スピードが求められる点が特徴です。特に、成長ステージにある企業では短期間で成果の創出が求められるため、事業視点と顧客視点を両立しながらプロダクト価値を最大化できるプロダクトマネージャーは高い評価を受けるでしょう。

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スタートアップ
スタートアップにおけるプロダクトマネージャーは、単なる機能開発の責任者にとどまらず、事業そのものを創造し、成長をけん引する「ミニCEO」としての役割が期待されます。特に、まだ市場に存在しない価値を生み出す「0→1」のフェーズにおいては、プロダクトマネージャーの働きが事業の成否を大きく左右することもあります。
業務範囲は企画や開発ディレクションだけに限らず、資金調達や営業支援、採用戦略への関与まで多岐にわたり、未成熟な市場や新しい技術領域では、仮説検証を繰り返しながら市場ニーズに沿った機能やサービスを素早く提供することが求められます。そのため、高い当事者意識やゼロから価値を創造する過程にやりがいを感じるマインドが不可欠です。また、事業全体を俯瞰しながらも、現場の課題に即応できる実務能力も必須となります。

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大企業のDX推進・新規事業部門
大企業におけるDX推進や新規事業部門におけるプロダクトマネージャーは、既存事業の枠を超えて新しい価値を創出する中心的な役割を担います。主な業務は、既存業務プロセスのデジタル化や効率化、新規デジタルサービスの企画・開発の推進など、多岐にわたります。
大企業ならではの特徴として、豊富な資金力とブランド力を背景に大規模プロジェクトを推進できる点が挙げられます。また、安定した経営基盤や豊富なリソース、ブランド力を活用し、社会に大きなインパクトを与えるスケールの大きなプロダクト開発に挑戦できる点は、大企業ならではの魅力といえるでしょう。
一方で、意思決定のプロセスが複雑になりやすいことから、高度なステークホルダーマネジメント能力が求められる場面も少なくありません。そのため、プロダクトマネージャーには、プロダクト開発の専門知識に加え、組織の壁を越えて合意形成を図る高度なコミュニケーション能力や交渉力も必須となります。

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プロダクトマネージャー(PdM)の最新転職・求人情報
プロダクトマネージャーの求人は、ここ数年で顕著な増加傾向にあり、市場全体として需要が供給を上回る状況が続いています。この活況は、企業のDX化に関連する投資拡大や革新的なサービスを生み出すスタートアップの増加に支えられており、成長分野においては年収1,000万円や1,500万円を超えるハイクラス・エグゼクティブ層を対象とした求人も目立ちます。
近年は、首都圏を拠点とする企業でもフルリモート勤務が可能な求人が増えており、地方在住者や海外居住者も応募しやすい環境が整いつつあります。さらに、特定分野や先端技術への知見を重視する傾向も強まっており、AIやブロックチェーンなどの分野では、業界固有の知識とプロダクト開発経験を組み合わせた「AIプロダクトマネージャー」などの求人も増えています。
一方で、求人票に記載される役割やスキル要件は高度化・細分化しており、なかにはプロダクトマネージャーとプロジェクトマネージャーの定義が混在する求人もあります。このため、求人に応募する際は、業務の実態や責任範囲を慎重に見極める必要があります。
ここからは、プロダクトマネージャーに関連する最新求人・転職情報を紹介します。
本記事で紹介している求人は、JACが取り扱う求人の一部です。JACが取り扱う求人は、大半が非公開となっています。そのため、非公開求人も含めプロダクトマネージャーに関する求人の紹介を希望する方は、ぜひJACにご登録ください。
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●株式会社マネーフォワード:【PdMオープンポジション/バックオフィスSaaS領域】プロダクトマネージャー_東京(田町)
●フルカイテン株式会社:【PdM(プロダクトマネージャーORプロダクトオーナー)】在庫問題を解決するSaaSプロダクト「FULL KAITEN」
●株式会社ヌーラボ:【Backlog】プロダクトマネージャー
●株式会社モノクローム:プロダクトマネージャー<未来の住宅インフラ・ソフトを提供するスタートアップ>
●LINEヤフー株式会社:プロダクトマネージャー / 大規模データプラットフォーム(BtoB領域)
●ESG情報開示支援クラウド スタートアップ:プロダクトマネージャー
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年8月最新)
未経験からプロダクトマネージャー(PdM)に転職できるのか
全くの未経験からプロダクトマネージャーへ転職するのは非常に難しく、特に年収1,000万円を超えるハイクラス求人では、豊富なプロダクト開発経験や高度なスキルセットが求められます。そのため、未経験者が最初からそのようなポジションや年収を目指すのは現実的ではありません。
プロダクトマネージャーは需要に対して経験者が不足しているため、適切な準備を整えることで転職は可能です。
未経験からプロダクトマネージャーへの転職を実現するためには、「実務経験の不足」をいかに補うかがポイントとなります。一部の企業では、エンジニアやデザイナーとしてプロジェクトをけん引した経験がある方や、コンサルティングファームでIT関連プロジェクトを推進した経験がある方などを、育成前提に採用するケースも見られます。
そのため、未経験からプロダクトマネージャーへの転職を志す際は、副業や個人プロジェクトを通じてプロダクト開発の企画からリリースまでを主体的に経験するなど、自ら実践的な経験を創出する取り組みを意識しましょう。また、選考過程では、転職後にアサインされる予定のプロダクトチームとのディスカッションやケース面接が行われることもあるため、事前にプロダクトマネージャー視点で課題分析や改善提案ができるよう、面接や質疑の練習を重ねておく必要があります。
未経験であっても、プロダクトを支える職種で実績を積み、段階的かつ計画的に準備を進めることで、採用される可能性を高めることが可能です。
プロダクトマネージャー(PdM)への転職で求められる経験・スキル・マインド・資格
ここでは、プロダクトマネージャーへの転職で求められる次の4つの要素について解説します。
- ●プロダクト開発ライフサイクル全般に関与した経験
- ●プロダクト思考とプロジェクト推進力
- ●ユーザー志向と情熱を持ち、プロダクトの利益を最優先に考える姿勢
- ●PMP・PSPO/CSPO・中小企業診断士など
プロダクト開発ライフサイクル全般に関与した経験
プロダクトマネージャーに求められる経験の一つとして、構想段階からリリース後の改善まで、開発ライフサイクル全体に当事者として関与した実績が挙げられます。なぜなら、プロダクトを成功に導くためには、全体像を正確に把握したうえで、各フェーズで発生しうる課題を予見し、先回りして解決策を講じる能力が不可欠だからです。要件定義やロードマップ策定、開発チームとの調整、ユーザーテスト、リリース後のフィードバック反映といった一連のプロセスを経験していることは、プロダクトの全体像を俯瞰し、優先順位の決定やリスク管理を適切に行う土台となります。
このように、ビジネス、テクノロジー、ユーザー体験という異なる領域をつなぎ、最適なバランスで意思決定するためには、断片的な関与ではなく、一貫した責任範囲をもってプロジェクトを進めた広い視野と経験・実績が必須です。
プロダクト思考とプロジェクト推進力
プロダクトマネージャーには、プロダクト思考とプロジェクト推進力という二つの能力が求められます。プロダクト思考とは、市場やユーザーに対する深い洞察に基づき、数ある選択肢の中からプロダクトが最も注力すべきことを見極める力を指します。一方で、プロジェクト推進力は、開発・デザイン・営業・サポートなど多様な部門を巻き込み、計画どおりにプロジェクト完遂・成功に導く実行力を意味します。
この二つの能力はどちらか一方だけでは不十分であり、戦略的な正しさを担保する「プロダクト思考」と、それを着実に実現する「プロジェクト推進力」の両方を高いレベルで兼ね備えていることが、優れたプロダクトマネージャーの条件です。また、長期的な活躍や評価に直結する成果を残すためにも必須の能力です。
ユーザー志向と情熱を持ち、プロダクトの利益を最優先に考える姿勢
プロダクトマネージャーには、目先の要望や部門間の利害よりも、ユーザー価値とプロダクトの中長期的な利益を最優先に考える姿勢も求められます。
優れたプロダクトマネージャーは、個人的な好みや一時的な売上目標といった短期的な誘惑に惑わされることなく、常に「プロダクトにとって本当に正しいことは何か」という問いを自身に投げかけます。その判断軸となるのが、ユーザーの声や利用データといった客観的な事実であり、定性的・定量的な情報に基づいて仮説を立て、検証を繰り返しながら、プロダクトを成功へと導きます。
また、プロダクトに対する強い情熱は、チームを鼓舞し、困難な状況でも粘り強く改善を続ける原動力となります。短期的な数字や社内政治に流されず、ユーザー価値を守り抜く姿勢は、信頼されるプロダクトマネージャーの必須条件です。
PMP・PSPO/CSPO・中小企業診断士など
プロダクトマネージャーの職務を遂行する際に、必須となる資格はありません。しかし、関連資格の保有は、専門性や知識体系を客観的に証明する手段として有効です。
関連性の高い資格として、プロジェクトマネジメントの国際資格であるPMP(Project Management Professional)が挙げられます。PMPは、プロジェクトの立ち上げから終結までの一連のプロセス管理に関する体系的な知識を証明する資格です。
また、PSPO(Professional Scrum Product Owner)やCSPO(Certified Scrum Product Owner)は、アジャイル開発環境でプロダクト責任者としての知識を証明できる資格であり、特にスクラム型組織で有効です。
さらに、中小企業診断士は経営全般の知見を裏付ける資格として、事業視点をもったプロダクトマネージャーである旨を示す材料となります。
各資格は実務経験の代替にはなりませんが、学習意欲やプロダクトマネージャーへの適性を示す際の一助にもなります。特に未経験からプロダクトマネージャーを目指す場合、資格はスキルや知識を習得する手段としても有効です。
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プロダクトマネージャー(PdM)へ転職した場合の年収相場
プロダクトマネージャーの年収は、担当するプロダクトの規模や成長フェーズ、業界特性、経験やスキルセットによって大きく変動します。近年では、デジタルサービスやSaaS領域の拡大にともない、プロダクトマネージャーの需要は急速に高まっており、その結果として市場価値も上昇傾向にあります。特に新規事業の立ち上げやグローバル展開を担った実績がある場合、戦略面から実務面まで幅広くリードできる存在として高く評価され、高待遇でのオファーにつながることもあります。
なお、JACが取り扱う求人を分析すると、プロダクトマネージャーの平均年収は約976万円です。年収のボリュームゾーンは750万円~1100万円となっています。転職によって年収1,000万円を実現しているケースも多く、40代以上のミドル層やマネジメント経験者の多くは高い年収レンジを形成しています。
さらに、スタートアップと大企業では評価基準が異なります。スタートアップでは柔軟性とスピードを重視し、成果に応じてストックオプションを含めた報酬体系が提示される場合が多いのに対して、大企業では安定性や福利厚生が整っており、ポジションに応じた年収階級が用意されています。
いずれの場合も、過去の実績を数値などで具体的に示すことが、希望に近い条件でのオファーを得ることにつながります。転職を検討する際は、希望する報酬と自身の市場価値の差を正確に把握し、必要に応じて不足している点を補うことが重要です。
※当社実績(2024年1月~2025年7月分データ)
プロダクトマネージャー(PdM)の転職事例
本章では、JACが提供する転職支援サービスを利用して、プロダクトマネージャーへの転職を成功させた事例を紹介します。
フィンテックから大手メーカーへ、プロダクトマネージャーとして転職した事例
Kさん(30代前半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | フィンテック企業 | プロダクトマネージャー | 700万円 |
| 転職後 | 大手メーカー | プロダクトマネージャー | 1,300万円 |
Kさんは、新卒でIT企業に入社し、ERPパッケージの開発やシステム構築に従事した後、フィンテック分野に活躍の場を移し、バックエンドからフロントエンドまで幅広く対応するなかで、プロダクトマネジメントの役割も兼務し、開発と事業推進をつなぐ役割を担ってきました。
技術的な理解とビジネス視点を併せもつプロフェッショナルへと成長する過程で、よりボトムアップで主体的に組織作りに関与できる環境を求めるようになり、転職を決意しました。
JACのコンサルタントは、Kさんの強みが単なる技術的バックグラウンドにとどまらず、事業立ち上げやユーザー視点を含む幅広いマネジメント力にあると評価し、大手メーカーのプロダクトマネージャーポジションを提案しました。結果として、Kさんは、デジタルサービスだけでなく、リアルなプロダクトやセールスチャネルとの連携も視野に入れた、インパクトの大きい事業を推進できる環境を手にすることができました。
今回の転職は、これまでの技術的な知見とプロダクトマネジメントの経験が、大手メーカーの新規事業立ち上げという新たなフィールドで高く評価され、大幅な年収向上を実現した好例といえます。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
XRテック企業のプロダクトマネージャーへ転職した事例
Fさん(30代前半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 大手テクノロジー企業 | プロダクトマネージャー | 700万円 |
| 転職後 | XRテック企業 | プロダクトマネージャー | 1,100万円 |
新卒でコンサルティングファームに入社したFさんは、デジタル領域の上流工程からシステムの導入まで幅広い経験を積み、その後は国外の大学院で生成AIやアバター制作事業に携わった経歴をもちます。帰国後は大手テクノロジー企業で生成AIを活用したプロダクトのプロダクトマネージャーとして、日中米にまたがる複雑な組織でビジネスを推進してきました。こうした経験を通じてFさんは、より成長性の高い領域でプロダクトを創り上げたいという思いが芽生え、転職を決意しました。
JACのコンサルタントは、Fさんの生成AIやグローバルプロジェクトでの経験を評価し、XRテック企業のプロダクトマネージャーポジションを提案しました。転職後のFさんは、同社の各サービスで使用される統合IDや認証基盤の開発プロジェクトの責任者として、中長期戦略の策定から要件定義、進捗管理まで幅広く業務を担っています。
今回の転職でFさんは、コンサルティングファームで培った戦略策定能力とグローバル企業でのプロダクト開発経験が高く評価され、大幅な年収向上を実現することができました。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
プロダクトマネージャーとしてデジタルソリューション企業へ転職した事例
Bさん(40代後半/男性)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 情報・通信業 | プロダクトマネージャー/エンジニアマネージャー | 1,200万円 |
| 転職後 | デジタルソリューション企業 | プロダクトマネージャー | 1,450万円 |
Bさんは大学卒業後、SEとして多岐にわたるシステムの設計・開発に従事した後、情報・通信企業へ転職し、アプリケーションエンジニア、チームリーダー、エンジニアマネージャーとして、長年にわたり複数のサービス成長に貢献してきました。これまでの経験を通じて、Bさんはより裁量とスピード感が求められる環境にチャレンジしたいという思いが強まり、転職活動を開始しました。
JACのコンサルタントは、Bさんのプロダクト開発における深い知見と複数のサービスを成功に導いた実績に着目し、デジタルソリューションを提供する企業のプロダクトマネージャーポジションを提案しました。大規模なプロジェクトで培った経験と技術力が、社会インフラを支える新しいデジタルサービス開発というフィールドで高く評価され、Bさんは同社への転職を果たしました。
今回の転職でBさんは、自身のキャリアを次のステージに引き上げつつ、地域や社会課題の解決にも貢献できる新たなキャリアを手にすることができました。
※事実をもとにしておりますが、プライバシー保護のため、個人が特定されないように内容を一部変更しています。
プロダクトマネージャー(PdM)へ転職後のキャリアパス
本章では、プロダクトマネージャーへの転職後に描ける、次の3つのキャリアパスについて、解説します。
- ●シニアプロダクトマネージャーや最高製品責任者(CPO)への昇格
- ●新規事業開発責任者
- ●コンサルティングファームやVC(ベンチャーキャピタル)などへの転職
シニアプロダクトマネージャーや最高製品責任者(CPO)への昇格
プロダクトマネージャーとしての経験を積んだ後のキャリアパスとして、シニアプロダクトマネージャーや最高製品責任者(Chief Product Officer)への昇格が挙げられます。シニアプロダクトマネージャーは、単一プロダクトにとどまらず複数のプロダクトやサービス群を統括し、より広範な事業戦略や組織運営に関与します。CPOは経営陣の一員として、全社の事業戦略と連動したプロダクト戦略の策定と実行に最終的な責任をもちます。
プロダクトマネージャーとして培った市場分析力やユーザー理解、組織全体を見渡すマネジメント能力は、経営視点での意思決定に役立ちます。特に急成長企業やグローバル展開を目指す企業では、CPOはCEOに次ぐ重要なポジションとされ、企業価値の向上に大きく貢献します。プロダクトマネージャーとして専門性を高め、経営の視点からプロダクトの将来を描きたい方にとって、魅力的なキャリアパスです。

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CPO(最高製品責任者)とはどんな役職?役割・必要な能力や導入事例を解説
「CPO(最高製品責任者)ポジションに興味があるけど自分に適しているかわからない…」という方もいるのではないでしょうか。本記事では、CPOポジションの役割・必要な能力・経験や導入事例などを解説します。 エグゼクティブ転職… 続きを読む CPO(最高製品責任者)とはどんな役職?役割・必要な能力や導入事例を解説
新規事業開発責任者
プロダクトマネージャーとして培った経験は、新規事業開発の領域でも生かすことができます。特に責任者や管理者は、ゼロから事業の立ち上げを主導し、市場機会の発掘からビジネスモデル設計、プロダクトの企画・開発までを包括的に管理します。
プロダクトマネージャー時代に磨いてきた、市場を見極める分析力、プロダクトのコンセプトを具体化する構想力、そして社内外の関係者を巻き込みながら事業を推進する実行力などは、新規事業開発責任者に求められる資質と親和性が高く、即戦力として活躍できる可能性が期待できます。特に、不確実性の高い環境下で仮説検証を繰り返しながらプロダクトマーケットフィットを目指した経験は、新しい事業を立ち上げる際に直面するさまざまな困難を乗り越える際に生きるでしょう。
既存のプロダクトを成長させるだけでなく、自らの手で新たなビジネスをゼロから生み出し、会社全体の成長をけん引したいという志向をもつ方にとって、新規事業開発責任者へのキャリアチェンジは、挑戦しがいのある魅力的な選択といえます。

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新規事業開発の転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説
VUCAの時代と表現される現代において、社会のニーズは多様化し、これまでにないスピードで変化しています。そのような状況下で企業が持続的な成長を続けるためには、ほかにはない唯一無二の革新的な価値の創出が必要です。 従来のビ… 続きを読む 新規事業開発の転職事情|年収相場や求められるスキル・経験を解説
コンサルティングファームやベンチャーキャピタル(VC)などへの転職
プロダクトマネージャーとしての経験は、事業会社の内部だけでなく、外部から企業の成長を支援する立場でも高く評価されます。代表的なキャリアパスとして、コンサルティングファームやベンチャーキャピタルへの転職が挙げられます。
コンサルティングファームでは、顧客が抱えるプロダクト戦略上の課題に対し、専門的な知見を提供する役割を担います。プロダクトマネージャー経験者はプロダクト開発の現場で培ったリアルな体験に基づき、より実践的で効果的な戦略立案や組織変革を提供できると考えられます。
一方、VCでは、投資先のスタートアップ企業に対して、プロダクト戦略評価や成長支援に関与することが多く、自らがプロダクトマネージャーとして体験した成功や失敗の知見を投資先企業に還元し、その成長を加速させることが期待されます。また、ユーザー起点の思考や開発現場との調整経験は、事業計画の実現可能性を見極める際に重宝するでしょう。
これまでのように一つのプロダクトに深くコミットするのではなく、より多様な業界やビジネスモデルに触れながら、自らの知見を多くの企業の成功に役立てたいと考える方にとって、コンサルタントやベンチャーキャピタリストは、ニーズに合致するキャリアとなり得ます。

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ベンチャーキャピタル(VC)への転職は未経験でも可能?最新求人や転職市場動向を解説
ベンチャーキャピタル(VC)とは、急成長が期待されるスタートアップ企業に対し、資金提供や経営支援を行う投資ファンドのことで、企業価値向上とイグジット戦略(IPOやM&A)を通じた高いリターンを狙うことがその特徴で… 続きを読む ベンチャーキャピタル(VC)への転職は未経験でも可能?最新求人や転職市場動向を解説
プロダクトマネージャー(PdM)への転職なら、JAC Recruitment
プロダクトマネージャーに求められるスキルや適性は、業界や企業によって大きく異なります。近年はデジタル化や顧客体験の高度化が進み、従来のプロダクト企画や進行管理に加えて、データに基づく意思決定や部門を横断したリーダーシップなど、幅広い能力が必要とされています。こうした市場動向を踏まえ、プロダクトマネージャーへの転職を成功させるには、業界や企業の事業戦略に詳しい転職エージェントを活用することが重要です。
JACでは、プロダクトマネージャーの採用事情に詳しいコンサルタントが、一人ひとりの経歴や得意分野、今後のキャリアビジョンを丁寧にヒアリングし、最適な企業やポジションを提案します。また、一般には公開されていない新規事業開発やグローバル市場向けのプロダクト責任者などの求人も取り扱っているため、幅広い選択肢の中から希望に合ったキャリアを選ぶことができます。
プロダクトマネージャーへの転職をお考えの方は、ぜひJACにご相談ください。

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メーカー転職情報
メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報



