人事は、企業を支える従業員の採用や育成に関わる重要な役割を担う職種です。では、人事職から転職を考える人は、どのような職種へ転職するケースが多いのでしょうか。
本記事では、人事から転職をしたい方向けに、人事経験者の主な転職先や評価されやすい経験などについて、JAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。
業界のプロがあなたにあった転職支援を行います
今現在、
- 経験を活かして異業界への転職を検討している
- 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
- より年収を上げたい
上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?
目次/Index
人事からの転職を検討する理由
人事経験者が転職を目指す理由には次のようなものがあります。
- ●人事として、より専門性を高めたい
- ●会社の経営方針や育成方針と合わない
- ●経営に関わる業務を目指したい
人事として、より専門性を高めたい
人事職は採用・育成・配置・労務・制度設計など多岐にわたる業務を担いますが、企業によって担当領域が限定されることも少なくありません。特にハイクラス層では、単なるオペレーションではなく、戦略人事や人材開発領域への関与を志向する傾向が強まっています。
直近の転職市場では、即戦力へのニーズが高まっており 、人事領域でも「人材ポートフォリオ設計」「エンゲージメント向上施策」「タレントマネジメント」など、より高度な専門性が求められています。こうした背景から、自身の関心領域に深く携われる環境を求めて転職を検討するケースが増えています。
会社の経営方針や育成方針と合わない
人事は経営戦略と密接に連動する部門である一方で、企業文化や方針との齟齬が生じた際には、理想とする組織づくりが難しくなることもあります。特に近年では、人的資本経営やD&I推進、ウェルビーイング施策など、人事が果たすべき役割が拡大しており、経営との価値観の一致がより重要視されています。
自らが描く「人が活きる組織」を実現するために、より共感できるビジョンをもつ企業への転職を選択する人が増えています。
経営に関わる業務を目指したい
人事は「人」を通じて組織全体のパフォーマンスを最大化する役割を担っており、経営視点をもつことが不可欠です。ハイクラス転職市場では、戦略人事やHRBP(HRビジネスパートナー)として経営層と連携し、事業成長に貢献するポジションへのニーズが高まっています 。
そのため、人事経験を活かしつつ、より経営に近い立場で意思決定に関与したいという志向を持つ方が、キャリアの次のステージとして転職を選ぶケースが増加しています。
人事経験者の主な転職先
人事経験者の主な転職先を5つご紹介します。
- ●人事・労務
- ●人事コンサルタント
- ●経営企画
- ●総務
- ●人材サービス会社の営業職
人事・労務
人事経験者は、経験を活かし、人事・労務職に転職するケースが非常に多くなっています。JACのサポート事例を見ても、約6割の人が人事・労務に転職しています。人事業務にやりがいは感じているものの、前職とは異なる業務を担当したい場合や経営方針や人事育成方針などに共感する企業へ転職したい人が、人事・労務に転職するケースが多く見られます。

-
人事の転職事情
近年、グローバル化を推進する企業が増えた影響で、人事に求められる職務に変化がみられます。今回は、主に大手企業における、ハイクラス・ミドルクラスの人事転職について、JAC Recruitment(以下、JAC)の管理部門専… 続きを読む 人事の転職事情

-
労務への転職は未経験でも可能?転職市場動向や最新求人を解説
労働基準法などの法令に基づいて、従業員の労働条件や労働環境を管理・調整する役割を担う労務職。 本記事では、労務の転職市場動向や主な転職先候補、経験・スキル・マインド・資格をJAC Recruitmentが解説いたします。… 続きを読む 労務への転職は未経験でも可能?転職市場動向や最新求人を解説
人事コンサルタント
人事の経験を活かし、人事コンサルタントに転職する例も少なくありません。経営戦略に基づいた戦略を立て、経営目標実現につながる即戦力の採用や育成、組織文化の形成などに携わった経験は、人事コンサルタントでも大いに役立つ経験です。一社だけでなく、さまざまな企業の成長を人事面からサポートしたいと考える方は、人事コンサルタントが向いているでしょう。

-
人事コンサルタントの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説
かつては就職氷河期と呼ばれるほど転職希望者が求人需要を上回っていた時代がありましたが、現在では労働力不足が深刻化しており、多くの企業が従業員の確保や育成に大きな課題を抱えています。経済産業省が人的資本を重視し、個々の成長… 続きを読む 人事コンサルタントの転職事情|仕事内容や年収、転職動向を解説
経営企画
経営企画も人事から転職できる可能性が高い職種です。人的資本経営が推進される中、人事と経営企画部門は連携するケースも多く、親和性の高い部門だともいえるでしょう。経営戦略に基づいた人事戦略の立案経験や人材開発、組織開発などに携わった経験は、会社自体の運営に関わる経営企画の業務にも大いに役立てることができます。

-
経営企画の転職は難しい?年収相場、成功のポイントなどを解説
「経営企画」「事業企画」とはどのような役割を担い、どのような転職チャンスがあるのでしょうか。 仕事内容・採用動向・向いている人・目指す方法・キャリアパスなど… 続きを読む

-
経営企画の職務経歴書サンプルと書き方
「経営企画」の職務経歴書を作成する際に役立つサンプル・テンプレートをご用意。職種別の書き方ポイントも解説しています。 経営企画の業務は、M&Aなど経営戦略の策定や、経営分析、財務分析、業績管理、管理会計業務、経営層に近い… 続きを読む 経営企画の職務経歴書サンプルと書き方
総務
人事と同じ、バックオフィス業務である総務も人事から転職しやすい職種です。企業によって、勤怠管理や給与計算は、総務が担当する場合もあります。そのため、人事で給与計算に関わった経験がある方の場合は、総務も転職先候補の職種となるでしょう。また、社内のさまざまな部門との連携や調整が必要になる点も人事と総務の共通点です。人事で培った部門間の良好な関係性を構築するコミュニケーション能力も総務で活かすことができます。

-
総務職の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説
働き方の多様化や業務のデジタル化が進む中で、その役割がさらに重要性を増している職種の一つ、総務職。特に、総務職・庶務・ファシリティ関連の業務が増加しており、これにともない総務職の需要が急増。 求人市場においては… 続きを読む 総務職の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説
人材サービス会社の営業職やキャリアコンサルタント
人事で採用に携わった経験がある場合、人材サービス会社の営業職やキャリアコンサルタントも転職先の候補となり得ます。人材サービス会社の営業職に転職した場合、採用担当者だったからこそ、クライアント企業が求める人物像も的確に把握することが可能です。また、転職希望者に対しても採用担当者の視点から的確なアドバイスを送れます。

-
人材業界の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説
少子高齢化が加速し、労働人口が減少しつつある現在の日本において、マンパワーの獲得は、企業にとって最優先で取り組むべき課題。その一方でキャリア形成の主体が企業から個人へと変わり、自分のキャリアをどう形成していくべきか悩む人… 続きを読む 人材業界の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説
ハイクラス人事経験者の転職先|専門性と経営視点を活かすキャリアの広がり
人事経験者の転職先として最も多いのは、やはり人事・労務職です。JAC Recruitmentの2024年実績でも、人事・労務職への転職は全体の約60%を占めており、依然として高い人気を誇ります 。ただし、単なる「同職種への横移動」ではなく、より戦略的な人事やグローバル人事、タレントマネジメントなど、専門性を深める形でのキャリアアップが目立ちます。
一方で、近年注目されているのが「人事×経営」の視点を活かした転職です。例えば、経営企画部門への転職は、人的資本経営の潮流を背景に増加傾向にあります。人事として組織開発や戦略に携わった経験は、経営戦略の実行部隊としての経営企画でも高く評価されます。
また、人事コンサルタントへの転身も、ハイクラス層にとっては魅力的な選択肢です。特に「一社の人事」から「複数企業の変革支援」へと視座を広げたい方にとっては、やりがいのあるフィールドです。JACのデータでも、コンサルティング職は年収アップ率が高く 、専門性を活かしながら報酬面でも期待が持てる職種です。
さらに、意外性のある転職先としては、スタートアップのCXO候補や人材サービス企業の事業開発職なども挙げられます。特にスタートアップでは、組織づくりの初期段階から関われるため、人事経験者の「ゼロイチ力」が重宝されます。
総務職やキャリアコンサルタントといった従来型の転職先も依然として有力ですが、ハイクラス層においては「経営に近いポジション」や「複数企業を支援する立場」への志向が強まっているのが近年の特徴です。
このように、単なる職種の延長ではなく、「人事経験をどう活かすか」という視点で転職先を選ぶことが、ハイクラス転職成功の鍵となります。
人事からの転職で評価される経験・スキル
JACが取り扱っている求人情報を見ると、人事経験者が転職をする場合、次のような経験やスキルが評価される傾向にあります。
- ●中途採用や新卒採用に携わった経験
- ●組織開発や人材開発に携わった経験
- ●社内外と良好な関係性を築くコミュニケーション能力
中途採用や新卒採用に携わった経験
採用は、人事の中心的な業務の一つです。経営目標の実現を叶えるスキルやポテンシャルを持つ方を採用するためには、自社の経営方針をしっかりと理解したうえで、応募者の能力を見極めなければなりません。これらの能力は、人事だけでなく、人事コンサルタントや人材サービス会社の営業職などへの転職時にも高く評価されます。
組織開発や人材開発に携わった経験
組織全体のパフォーマンスを最大化させる組織開発や従業員の個々の能力やスキルを向上させる人材開発などに携わった経験もさまざまな業界で活用できるスキルです。組織の成長のためには、従業員の成長や組織全体の生産性の向上が欠かせません。人材開発や組織開発につながる研修や企画の立案や運営をした経験を求める企業は数多くあります。
社内外と良好な関係性を築くコミュニーション能力
人事では、さまざまなシーンでコミュニケーション能力が問われます。採用時には、面接において応募者の本音を引き出す質問能力や傾聴力が必要です。また、採用後も定期的に面談の機会を持ち、モチベーションを維持しながら業務を遂行できるようフォローするケースも少なくありません。組織全体が円滑に機能するよう、人事が窓口となり、従業員の悩みや相談に応じることもあるでしょう。社内外の人と良好な関係性を構築できる高いコミュニケーション能力は、あらゆる業界のさまざまな職種において評価されるものです。
【年代別】人事からの転職事情
人事経験者の転職事情を年代別に分けてご説明します。
20代人事からの転職事情
20代で人事職に従事する場合、新卒採用やインターンシップ対応など、学生との接点が多い業務を担うことが一般的です。年齢が近いことから、応募者との距離感を縮めやすく、説明会や面接対応においても自然なコミュニケーションが可能です。
この年代で人事経験を積んでいる方は希少性が高く、転職市場ではポテンシャルと実務経験の両面で評価されやすい傾向があります。特に、プレゼンテーションスキルや選考業務の経験は、採用職に限らず、営業や広報など他職種への展開も可能です。
なお、2024年の調査では、20代の転職率は前年より微減したものの、依然として高水準を維持しており、柔軟なキャリア形成を志向する傾向が見られます
30代人事からの転職事情
30代では、採用計画の立案から面接、研修企画まで、より戦略的な人材開発に関与する機会が増えてきます。特に、階層別研修やオンボーディング施策の設計・運営など、組織の成長を支える役割を担うことが多くなります。
人的資本経営が注目される中、戦略人事やHRBPとしての経験は、コンサルティングファームや事業会社の人事企画職など、幅広い分野で高く評価されます。実際、30代男性の転職後の年収増加率は高く、全世代の中でも特に高い水準を記録しています
この年代は、専門性とマネジメント力の両立が求められるフェーズであり、キャリアの軸を明確にすることで、より高い市場価値を築くことが可能です。
40代人事からの転職事情
40代になるとマネジメントのポジションに就くケースも増え、採用の責任者として採用の目標を立て、部下と求める人物像を共有し、応募者の人選に関わります。また、従業員のエンゲージメント向上やキャリア開発サポートのため、適切な研修の企画や組織開発プロジェクトの企画、実行を行うケースも増えるでしょう。さらに評価制度の改革などにも関わり、データ分析のもと、適切な配置を検討する役割なども担います。
一方で、転職市場では年齢によるハードルも存在しますが2024年の調査では、40代の転職率は上昇傾向にあり、特に男性では年収増加額が最も高いという結果が出ています 。これは、経験値の高さが報酬に反映されやすいことを示しています。
40代の転職成功には、これまでの実績を定量的に示し、組織変革や育成における成果を明確に伝えることが重要です。
50代人事からの転職事情
50代では、マネジメント職やHRBPとしての役割が中心となり、経営層との連携を通じて人事戦略を推進するポジションが求められます。ダイバーシティ推進、グローバル人事、制度改革など、企業の変革期においてリーダーシップを発揮できる人が評価されます。
転職市場では難易度が高まるものの、2025年4月の「高年齢者雇用安定法」改正により、65歳までの雇用確保が義務化されるなど、シニア層の活躍を支援する制度整備が進んでいます 。
50代の転職では、専門性の高さと、若手育成や組織文化の醸成に貢献できる柔軟性が鍵となります。急成長企業やスタートアップなど、人事制度の整備が急務な組織において、経験豊富な方が求められる場面も増えています。
人事からの転職を成功させるためのポイント
人事経験者が転職を成功させるために重要となる3つのポイントをご紹介します。
- ●人事戦略の立案経験や成果を具体的にアピールする
- ●スキルの棚卸をし、採用後に転用できるスキルを明確にする
- ●人事経験者のサポート実績が豊富な転職エージェントの活用
スキルの棚卸をし、採用後に転用できるスキルを明確にする
人事は採用から人材開発、組織開発、勤怠管理、給与計算、社会保険関連の手続きなど、幅広い業務に携わります。転職時には、人事で培った経験やスキルを採用後にどのように活用できるかが転職の成功に大きく関わります。従って、まずは自身のスキルやキャリアの棚卸をし、自身の強みを把握することが重要です。そのうえで、応募企業に合わせ、採用後に自身のスキルをどのように転用できるのか、具体的なアイデアを含めながらアピールすると採用担当者に良い印象を与えられるでしょう。
人事戦略の立案経験や成果を具体的にアピールする
人事戦略の立案時には、経営戦略を十分に理解する必要があります。経営目標の実現に向け、どのような点に注力し、採用や育成、人事制度の整備などを行ってきたのか、戦略の具体的な内容をアピールしましょう。また、戦略の実行によって得られた成果も採用達成度や離職率の低下の推移など、数値で表せるよう準備を進めると説得力を高めることができます。
人事経験者のサポート実績が豊富な転職エージェントの活用
転職エージェントの活用も転職を成功させるうえでは重要です。人事で採用活動を担当していた場合、転職エージェントを利用した経験も多いのではないでしょうか。転職エージェントでは、まず、エージェントが求めるスペックを満たす人を選定し、ニーズに合う人を紹介するため、効率的な採用を進められます。そのため、中途採用に関しては、転職エージェントを中心に採用活動を進める企業も少なくありません。企業によっては信頼できるエージェントのみに求人を依頼しているケースもあり、転職エージェントを活用することでより多くの求人の中から理想のキャリアの実現に最も近い求人に出会う確率を高められます。
人事経験者のサポート経験を豊富にもつ転職エージェントであれば、人事経験者の訴求ポイントも把握しています。効率よく転職活動を進めるためにも、転職エージェントの活用をおすすめします。
人事からの転職事例
実際にJACが転職をサポートし、人事からの転職を成功された方の事例を3つご紹介します。
人事コンサルタントから人事コンサルタントへの転職事例①
Nさん(男性/30代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 経営コンサルティング | 人事・労務 | 1,000万円 |
| 転職後 | 経営コンサルティング | 人事・労務 | 1,200万円 |
Yさんは、コンサルティング会社において、クライアントに常駐しながら代表取締役の補佐として、人事戦略の立案に関わるプロジェクトマネジメントや経営執行に関わる支援を行ってきた方です。
より規模の大きな企業を対象としたコンサルティング業務に関わりたいとの希望から転職を決意されました。当社からは、売上規模100億円~5,000億円の企業の価値向上を図る人事コンサルタントの業務をご紹介しました。幹部候補者の育成や管理職の育成なども含む、難易度の高い業務ですが、Nさんの豊富な経験が高く評価され、面接後、すぐに採用が決定しています。実務経験の豊富さはもちろん、クライアントの価値向上を重視するコンサルタントとしての視点が採用の決め手になったとのことです。
人事から人事コンサルタントへの転職事例②
Wさん(男性/30代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | 自動車部品メーカー | 人事 | 750万円 |
| 転職後 | コンサルティングファーム | 人事コンサルタント | 850万円 |
Wさんは、自動車部品メーカーの経営企画部において、海外の現地法人の経営改善に取り組まれた後、人事部に異動となり、人事制度の変革やダイバーシティ向上に取り組んで来られました。今後、人事領域でのキャリアアップを目指したいとのことで当社にご相談をいただきました。
当社からご紹介したのは大手コンサルティングファームの人事コンサルタントの求人です。クライアント先にて、マネジメント戦略の立案や組織設計、人事制度の整備、次世代リーダーの育成など幅広い業務に携わることができます。
Wさんは、経営企画部で経営黒字化を達成した経験もあることから、経営視点からクライアントの課題を捉えられる人事コンサルタントとしての活躍が期待され、見事、採用が決定しています。
人事労務から経営企画への転職事例③
Oさん(男性/30代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
| 転職前 | サービス業 | 人事労務 | 700万円 |
| 転職後 | 物流会社 | 経営企画 | 900万円 |
Oさんは、テーマパークを運営する企業において1,000名の採用や契約、労務管理、人事評価制度の立案・運用などに従事された経験をもつ方です。また、パーク内のコンテンツ企画やプロジェクトマネジメントの業務も並行して担当されるなど、幅広い業務に携わってこられました。
Oさんのマルチタスクに対する高い適応力を活かせる仕事として当社からご紹介したのは、大手物流会社の経営企画職です。グループ全体の経営企画や新規事業開発などのほかジョブローテーションによってさまざまな業務に携わることができる点がOさんの意向に合い、面接を設定したところ、無事に採用が決定しました。Oさんのコミュニケーションの高さや人事評価制度の立案実績などが評価につながったとのことです。
実際、人事出身者はどのような業種/職種に転職している?
JACが転職をサポートした人事出身者は、どのような業種や職種に転職しているのでしょうか。人事出身者の転職先の業種と職種のトップ10を以下の表にまとめました。
【人事出身者が転職先として選んだ業種トップ10】
人事経験者の転職先を見ると、EMC業界が38.7%と最も多く、サービス業界、消費財業界、建設・不動産業界、IT・通信業界、サービス業界と続きます。EMC業界は企業数も多く、採用も積極的に進めていることから転職先業種として多くなったものと推測されます。
| 順位 | 業種 | 割合(%) |
| 1 | EMC | 38.7% |
| 2 | サービス | 9.4% |
| 3 | 消費財 | 7.8% |
| 4 | 建設・不動産 | 7.7% |
| 5 | IT・通信 | 7.3% |
| 6 | メディカル・バイオ | 6.0% |
| 7 | 商社 | 4.9% |
| 8 | 流通 | 4.5% |
| 9 | 金融 | 3.1% |
| 10 | コンサルティング・シンクタンク・事務所 | 3.4% |

-
メーカー転職情報
メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報

-
建設業界転職情報
建設業界の転職ならJAC Recruitment ハイクラス転職 建設業界の転職に特化したプロに相談転職支援サービスに登録する 建設業界 求人検索 – Job Search – 建設業界全ての公開… 続きを読む 建設業界転職情報

-
不動産業界転職情報
不動産業界の転職ならJAC Recruitment ハイクラス転職 不動産業界の転職に特化したプロに相談転職支援サービスに登録する 不動産業界 求人検索 – Job Serch – 不動産業界全て… 続きを読む 不動産業界転職情報

-
消費財(コンシューマー)業界転職情報
変動する消費財(コンシューマー)業界の転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。食品・飲料、化粧品・トイレタリー、宝飾・アパレル(繊維)・スポーツといった、さまざまな業種の… 続きを読む 消費財(コンシューマー)業界転職情報
【人事出身者が転職先として選んだ職種トップ10】
人事出身者の60.1%は、転職後も経験を活かせる人事・労務の職へ転職をしています。また、経理・財務、総務・広報などのバックオフィス業務に転職する例も多くなっています。
| 順位 | 職種 | 割合(%) |
| 1 | 人事・労務 | 60.1% |
| 2 | 経理・財務 | 10.2% |
| 3 | 総務・広報 | 8.6% |
| 4 | 経営・事業企画 | 6.4% |
| 5 | 営業 | 3.5% |
| 6 | コンサルティング・アドバイザリー | 2.5% |
| 6 | 技術系 | 1.9% |
| 8 | 秘書・アシスタント・事務・顧客対応 | 1.7% |
| 9 | 法務・知財 | 1.3% |
| 10 | IT | 0.6% |

-
経理の転職事情
近年、海外展開を進める企業が増えた影響で、経理の転職トレンドにも変化が見られ、国内外で活躍ができる「グローバル求人」が増加傾向にあります。国によって異なる税制度、課題や事象、投資ガバナンスの強化などにより、スキルの高度化… 続きを読む 経理の転職事情

-
総務職の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説
働き方の多様化や業務のデジタル化が進む中で、その役割がさらに重要性を増している職種の一つ、総務職。特に、総務職・庶務・ファシリティ関連の業務が増加しており、これにともない総務職の需要が急増。 求人市場においては… 続きを読む 総務職の転職事情|年収相場や求められるスキル経験を解説

-
法務の転職事情
新規事業開発や海外展開の活発化、コンプライアンスやガバナンスへの意識の高まりを背景に、法務職の求人が増加しています。法務職の転職市場動向、求められる経験・スキル、年収相場、転職成功のポイント、転職成功事例などについて、J… 続きを読む 法務の転職事情
人事からの転職なら、JAC Recruitmentへ
人事は、会社を支える従業員の採用や育成に関わる重要な役割を担う職種です。採用面接や入社後のフォロー、社内研修などで、さまざまなフェイズの従業員と接する機会も多く、従業員のキャリアの悩みについて相談を受けてきた方も少なくないでしょう。人事担当者として従業員のキャリア開発をサポートしてきた経験を活かし、人事経験者は自身のキャリアパスについても熟考されている方がほとんどです。しかし、キャリアを考えるうえでは、新たな視点からの意見が気付きになる場合もあります。
当社には、さまざまな業界や職種に詳しいコンサルタントが多数在籍しています。豊富なキャリアコンサルティングの実績を活かし、じっくりと理想のキャリアをお伺いしながら、さまざまな可能性についてのご提案が可能です。思いもよらなかった分野で、自身のスキルや適性が発揮できる可能性もあります。コンサルタントが理想のキャリアの実現まで丁寧にサポートいたします。人事からの転職をご検討の際には、ぜひJACにご相談ください。



