バイオとは、バイオロジー(生物学)とテクノロジー(技術)を掛け合わせたバイオテクノロジーの略語です。バイオは、近年、医薬品開発をはじめとする医療分野やライフサイエンス、農業、食品製造など、さまざまな分野で積極的に活用されています。では、バイオ関連分野への転職を希望する場合、どのような求人があるのでしょうか。
今回は、バイオ業界への転職の際に求められるスキルや経験、年収相場、最新の求人情報などについてご説明します。
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バイオの転職動向
JACが取り扱う求人を見ると、2024年のバイオ業界に関連する求人は、前年比で1.09倍とわずかに増加しています。職種では、創薬部門の技術者、ライフサイエンス関連企業の営業職、品質保証や品質管理に関する求人が多い傾向にあります。
バイオテクノロジーの応用によって作られる医薬品はバイオファーマと呼ばれ、現在、多くのバイオファーマの研究・開発が進められています。そのため、バイオファーマの開発に関連する求人が多く見られます。
また、バイオテクノロジーの応用により、患者の身体から取り出した細胞を増殖させ、新たな臓器を再生・移植することで、これまで治療が難しかった疾患の克服を目指す再生医療に関連する求人も増加中です。そのほか、診断薬の臨床開発やライフサイエンス機器の製造、医療機器の設計開発などの求人も見られます。
>> 創薬研究の転職事情|難易度や成功のポイントとは
>> 製薬業界の転職市場動向
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バイオで求められるスキル・経験・マインド
JACの取り扱う求人を見ると、バイオでは次のようなスキル・経験・マインドをもつ方が求められる傾向にあります。
生物学や分子生物学、生物工学などの知識
バイオ関連企業の多くは、バイオファーマの研究・開発やライフサイエンス分野に関連する製品の製造などに携わっています。バイオ関連事業に携わるためには、事業の根本的な理解が必要となるため、理学部や薬学部、工学部、農学部などにおいて、生物学や分子生物学、生物工学などを学んだ経験をもつ方を求める傾向にあります。
また、研究・開発においては、専門性の高い知識が不可欠です。そのため、関連分野の修士号や博士号などを取得している場合は、より高く評価される傾向があります。
バイオベンチャーや製薬企業での経験
バイオファーマの開発に関連する求人が多いため、製薬企業やバイオベンチャー、CDMO(医薬品開発製造受託機関)などでの医薬品の開発や製造、抗体分析、薬理試験、安全性試験などに携わった経験を求める企業が多くなっています。また、技術職だけでなく、営業やマーケティング、ライセンス関連の職に就いていた経験も、転職時に評価されるでしょう。
前向きに業務に取り組めるマインド
バイオ関連の事業は、まだ新しい分野です。従って、前例も少なく、試行錯誤を繰り返しながら、粘り強く業務に取り組む姿勢が求められます。失敗しても失敗の原因を探求し、失敗から学びを得られる前向きな姿勢は、多くのバイオ関連企業が求めるものです。また、バイオ関連企業には歴史の浅い企業も少なくないため、前向き、かつ主体的に業務に取り組むことができる方のニーズが高くなっています。
バイオの想定平均年収は789.5万円
JACが転職をサポートした事例では、バイオ企業へ転職された方の平均年収は、789.5万円となっています。年齢別の平均年収を見ると、年齢が上がるほど年収は高くなる傾向にあります。
30代で1,000万円を超える年収で転職している方も複数おり、高いスキルをもつ方の場合は高年収で転職を実現できる業界であるといえるでしょう。これは、バイオ関連企業の場合、まだ歴史が浅い企業が多いため、外部から専門的な知識やスキルを保有する方を募集する傾向があるためと推測できます。

| 役職 | 平均年収 |
| メンバークラス | 659.4万円 |
| 管理職 | 1,035.7万円 |
| 平均年収 | |
| 日系企業 | 782.1万円 |
| 外資系企業 | 920.7万円 |
※当社実績(2023年1月~2025年6月、想定年収)より
一般的なバイオ関連企業の平均年収は、職種や企業規模によって異なるものの、600万円~700万円程度になるといわれています。一方で、バイオテクノロジーを応用し、革新的な治療薬などを開発している企業では、平均年収が1,500万円を超える場合もあり、バイオ関連企業の年収は、企業の業績によっても大きく左右されると考えられます。
バイオの最新求人情報
JACでは、多数のバイオ関連の求人を取り扱っています。当社がご案内できる求人の一部をご紹介します。
●東証一部上場 プラント機械メーカー:バイオ関連装置・バイオプラントの開発
●AGC株式会社:バイオ医薬品原薬の製造管理業務(微生物あるいは動物細胞)
●日揮ホールディングス株式会社:バイオものづくり生物化学工学エンジニア
JACが取り扱う求人の約7割は、非公開求人であり、企業名を含めた詳細な情報をここでご紹介することはできません。転職を成功させるためには、自身の可能性を広げるためにもできるだけ多くの求人の中から自分に合ったものを探すことが大切です。
JACでは、上にご紹介した求人以外にも多数のバイオ関連求人を取り扱っています。転職希望者には非公開求人も含めた豊富な求人の中から希望に合った最適な求人のご紹介が可能です。
バイオへの転職をお考えの際には、ぜひJACにご登録ください。
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年7月最新)
バイオへの転職で有利となる資格
バイオへの転職を検討する場合、特別な資格が必要になるわけではありません。しかしながら、次のような資格がある場合、スキルの証明となるため、転職時に役立つ可能性があります。
TOEIC
バイオ関連企業では、英語の能力を求めるものが多くなっています。英語での交渉経験がある方や英語を使った会議への参加経験、メールでの交渉ができる方を募集する求人が増加中です。TOEICの目安を800点以上としている求人もあり、英語を使った実務経験がない場合などは、800点以上のスコアを目指し、TOEICを受験しておくとよいでしょう。
参照: TOEIC

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修士号または博士号
資格ではないものの、大学院の修士課程や博士課程を修了した方を募集する企業が非常に多くなっています。バイオ分野は、研究開発と深い関連のある分野であり、大学院において生物工学や創薬、分子生物学に関する知識や研究に携わった経験が重視される傾向にあります。
修士号は大学院の修士課程、博士号は大学院の博士課程を修了することで取得できますが、簡単に取得できる学位ではありません。しかし、科学技術分野における研究開発職を希望するのであれば、求められる可能性が高い学位です。
MBA
MBA(Master of Business Administration)も資格ではなく、経営学修士号と呼ばれる学位ですが、バイオ関連企業ではMBA取得者を優遇する傾向にあります。MBAの取得方法には、大学院やビジネススクールに通学する方法のほか、オンラインでMBAプログラムを受講する方法などがあります。
バイオベンチャー企業などでは、組織が小さい分、経営などに関する知識も求められるケースが見られます。バイオ分野に関連する専門的な知識に加え、MBA資格を取得している場合、転職時に高い評価を得られるでしょう。
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バイオのキャリアパス
バイオ関連企業では、次のようなキャリアパスを目指すケースが一般的です。
スペシャリストを目指す
創薬の研究や試験、品質管理など、技術的なスキルや知識が必要になる業務においては、それぞれの分野で専門性を追求し、高い知識やスキルをもつスペシャリストを目指す方法があります。
また、マーケティングやデータ分析などの業務においても、専門性を追求することが可能です。関心の強い分野を深く突き詰めたいという意欲の高い方や一つのことに粘り強く取り組むことができる方などは、スペシャリストが向いています。
>> スペシャリストとは?ゼネラリストとの違いや転職時のポイントを解説
マネジメントのポジションを目指す
企業には専門性を深く追求するスペシャリストも必要ですが、組織が成長するうえでは、チームやプロジェクトをまとめるマネジメントの力をもつ方も必要です。目標を設定し、目標を管理する能力やメンバーの状況を把握しながらきめ細やかにフォローする能力など、マネジメントのポジションにはさまざまな能力が求められます。
組織全体で目標を達成することにやりがいを感じる人や、スタッフの育成に関心が強い人などは、マネジメントのポジションが向いているでしょう。
バイオへの転職を成功させる3つのポイント
JACの取り扱い求人をもとに、バイオへの転職を成功させるために意識すべきポイントを3つご紹介します。
製薬企業での経験をアピールする
JACの取り扱い求人を見ると、バイオファーマ関連企業からの求人が非常に多くなっています。そのため、製薬企業での就業経験を重視する企業が多く、研究開発に関わった経験はもちろん、製造や品質管理、マーケティング、営業など、製薬ビジネスに関するノウハウを保有している方は転職時に高く評価される可能性があります。
製薬業界や関連するCROなどで就業した経験がある場合などは、具体的な業務内容を示し、応募先企業でどのような経験を生かせるのか、積極的にアピールすることが大切です。
事業開発や事業企画に携わった経験をアピールする
バイオ関連企業の中には、バイオベンチャーと呼ばれる小規模の企業が少なくありません。自社が開発した技術や自社のノウハウを生かしたビジネスを成長させるためには、具体的な事業計画を立て、どのように市場を開拓するのかの施策を打ち出せる事業開発や事業企画の経験が求められます。
特に、バイオ関連の技術を用いて事業開発や事業企画に関わった経験がある場合には、転職時に大きなアドバンテージとなります。
折衝能力や交渉経験をアピールする
歴史の浅いバイオ関連企業が成長していくうえでは、販路拡大とともに、資金調達も進める必要があります。これまで、顧客や仕入れ先、得意先、株主など、さまざまなステークホルダーと折衝した経験は、バイオベンチャー企業で存分に生かすことができます。折衝や交渉に関わった経験をもつ場合には、具体的な経験や成果をアピールすると効果的です。
バイオの転職事例
JACが転職をサポートし、バイオへ入社された方の事例をご紹介します。
1. 化学メーカーからバイオへの転職事例
Lさん(男性/40代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 化学メーカー | 研究開発 | 1,100万円 |
| 転職後 | バイオ関連企業 | プロセス開発ディレクター | 1,600万円 |
Lさんは、化学メーカーで基礎研究、プロセス開発、上市製品の技術サポートなど幅広い業務を経験されてきた方です。TOEIC900点以上、技術経営修士(MOT)なども取得され、技術的な知識だけでなく、英語力や経営的な視点も身につけるなど、意欲的に業務に取り組んでこられました。しかし、組織変更に伴う異動の可能性が高いことから、これまで培ってきた知識とスキルを生かせる環境への転職を決意されました。
Lさんは、医薬品の製造プロセス材料の研究開発グループに所属されていた経験もあり、これまでの経験を存分に発揮できることから、当社では、バイオ関連企業のプロセス開発研究者の求人をご紹介しました。Lさんの実績はもちろん、新たな分野にも積極的に挑戦する意欲的な姿勢も高く評価され、無事に採用が決まりました。
2. 科学機器製造・販売会社からバイオへの転職事例
Mさん(男性/40代前半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 科学機器メーカー | 技術営業 | 500万円 |
| 転職後 | バイオ関連企業 | フィールドアプリケーションサイエンティスト | 750万円 |
Mさんは、科学機器メーカーにおいて、分析装置の販売や技術サポートに携わってきた方です。研究所や大学において、バイオインフォマティクスや微生物の研究などにも携わった経験があり、経験を生かし、よりグローバルな環境で活躍できる業務を希望され、当社にご相談をいただきました。
当社からは、バイオ関連企業のフィールドアプリケーションサイエンティストの求人をご紹介しました。海外顧客に対し、装置のデモンストレーションやオペレーショントレーニングなどを行う業務であり、海外での学会や展示会にも参加するグローバル色の強い業務です。
Mさんは、英語に加え、中国語、フランス語にも堪能であったことから、面接後はすぐに採用が決定。知識やスキルを最大限に発揮できる環境であり、Mさんからもすぐに入社をご希望いただき、現在、新たな環境で意欲的に業務に取り組んでいるとの報告を受けています。
3. CDMOからバイオへの転職事例
Nさん(女性/50代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | CDMO(受託開発製造機関) | 品質保証 | 970万円 |
| 転職後 | バイオ関連企業 | 品質管理部シニアマネージャー | 1,150万円 |
Nさんは、医療用医薬品の品質管理や品質業務に長く携わってきた方です。勤務先の将来性に不安を感じられ、これまでの品質管理に関する経験を生かせる環境への転職を希望され、ご相談をいただきました。
当社からご紹介したのは、バイオ関連企業の品質管理部におけるシニアマネージャーの求人です。再生医療に関連する製品や製造に関連する品質管理の業務であり、品質管理部門でのマネジメント経験をもつNさんの豊富な実績と明るく前向きな人柄が評価され、すぐに採用が決定しました。現在、もち前のコミュニケーション能力を生かし、新たな環境でメンバーをまとめながら、意欲的に業務に取り組んでいらっしゃるとのことです。
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バイオ関連の業界は、高い将来性が期待されており、今後ますます成長していく分野だと考えられています。特に、再生医療やバイオファーマなど、医療分野におけるバイオ研究の進化は目覚ましく、医療分野にも貢献できる大きなやりがいを感じられる業界です。
JACにはバイオ関連企業に詳しい専任コンサルタントが在籍しています。業界の豊富な知識をもつコンサルタントが、転職希望者のこれまでの経験や今後の希望などを丁寧にお伺いし、理想のキャリアを実現できる最適な求人をご案内します。
バイオ関連企業への転職をご検討の際には、ぜひJACにご相談ください。
>> 医療業界転職情報



