アプリケーションエンジニアは、製造業などにおいて、自社製品やサービスの技術的なサポートをする職種です。技術的な知識やノウハウを生かし、顧客と開発チームとの橋渡しをするアプリケーションエンジニアは、大きなやりがいを感じられる仕事です。そのため、技術職に就いている方の中にはアプリケーションエンジニアを目指す方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、技術系のアプリケーションエンジニアの転職事情について、JAC Recruitment(以下、JAC)が解説します。
業界のプロがあなたにあった転職支援を行います
今現在、
- 経験を活かして異業界への転職を検討している
- 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
- より年収を上げたい
上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?
登録してプロの転職支援を受ける業界のプロがあなたにあった転職支援を行います
今現在、
- 経験を活かして異業界への転職を検討している
- 業界内でより自分にあった企業へ転職したい
- より年収を上げたい
上記のようなお困りごとがございましたら、私たちJACへ相談してみませんか?
登録してプロの転職支援を受ける目次/Index
アプリケーションエンジニアの転職動向
JACが取り扱うアプリケーションエンジニアの求人数を見ると、2024年は前年比で約1.3倍に伸長しています。シェア拡大にともなう態勢強化を目的とした求人が増加傾向にあり、特に機械・装置、電気・電機、自動車業界における募集が顕著で外資系企業の求人も少なくありません。
以下では、特に増加傾向にある業種と職種について解説します。
機械・装置、電気・電機、自動車業界
技術革新やグローバルプロジェクトが切り離せない業種ゆえに、これに対応するエンジニアが求められています。具体的な職務内容は、装置の納入業務や納入後のサービス、顧客への技術サポート、展示会での製品・技術説明、アプリケーション共同研究開発、学会・研究会での発表などが含まれます。

-
2025年転職市場・中途採用動向|15業界全業界が引き続き活況と予測
下記15の業界別転職動向を、それぞれの領域を専門とする転職コンサルタントが解説します。15業界中、13業界が中途採用動向は引き続き活況、2業界は横ばいから微増と回答しています。 15業界別転職市場・中途採用動向:全業界が… 続きを読む 2025年転職市場・中途採用動向|15業界全業界が引き続き活況と予測

-
自動車業界転職情報
自動車業界の転職ならJAC Recruitment ハイクラス・ミドルクラス転職 顧客満足度 7年連続 2019~2025年 オリコン顧客満足度Ⓡ調査 ※1 No.1 自動車業界に特化したプロがいる登録して転職支援を受け… 続きを読む 自動車業界転職情報
外資系企業
グローバルなコミュニケーションと技術サポートが不可欠な業界では、技術サポートやプロジェクトマネジメントの求人が増加傾向にあります。

-
外資系企業の年収はいくら?年代・業界・職種別の年収相場を解説
外資系企業への転職を検討している方の中には、「外資系企業の年収は高い印象があるけれど、実際いくらくらいか・転職時にどれくらい上がるのかわからない…」という方もいるのではないでしょうか。本記事では、年代・業界・職種別の外資… 続きを読む 外資系企業の年収はいくら?年代・業界・職種別の年収相場を解説
半導体関連
半導体市場の拡大にともない、関連技術の需要が増加している業種。特に新規装置におけるプロセス開発や新素材・新プロセスに関する応用技術の開発、顧客の技術的な課題を解決し、製品の改良や新規開発を行うための技術サポートが重要視されています。
以上のように技術の発展にともない、製品やサービスに付加された機能は高度化し、クオリティが高まったものの、操作方法が複雑になっているケースは少なくありません。そのため、より自社の製品やサービスの魅力を伝えるアプリケーションエンジニアが果たす役割は非常に大きなものとなっているのです。

-
半導体業界の転職市場動向をハイクラス転職に強いJACが解説
世界的な半導体不足の中でも、半導体業界の求人は多く、グローバルに活躍できる求人も多数出ています。半導体業界と言われる中には、半導体デバイスメーカーや半導体製造装置メーカー、そして半導体もロジック系からアナログ・パワー系な… 続きを読む 半導体業界の転職市場動向をハイクラス転職に強いJACが解説
アプリケーションエンジニアで求められるスキル・経験・マインド
アプリケーションエンジニアに求められるスキルや経験は、対象とする製品やサービスの分野によって変わってきます。しかしながら、JACが取り扱うアプリケーションエンジニアの求人を見ると、次のようなスキルや経験、マインドをもつ方を募集する企業が多いようです。
業界に関連する技術的知識
アプリケーションエンジニアは技術的なサポートをする仕事であり、取り扱う製品やサービスに関する専門的な知識は必要不可欠です。従って、自動車業界であれば、自動車業界に必要な技術的知識、半導体メーカーであれば半導体に関する技術的な知識、ソフトウェア業界であればソフトウェアに関する知識が求められます。
コミュニケーション能力

アプリケーションエンジニアでの求人では、コミュニケーション能力を求めるものが多くなっています。顧客に技術的なサポートをするうえでは、顧客の悩みを理解し、適切な説明によって問題を解決する能力が必要不可欠です。また、より良い製品やサービスの提供のため、トラブル時の状況や顧客の要望などを開発部門に伝えることもアプリケーションエンジニアに求められる役割です。そのため、社内において円滑に情報を伝えるという点でもコミュニケーション能力は欠かせません。
英語力
半導体メーカーや自動車業界などでは、グローバル展開を進める企業も多く、英語力を求める企業も多くなっています。海外のグループ会社や取引先などとWeb会議などを行う場合もあり、英語による技術的なやりとりが可能な方を求めるケースも少なくありません。
アプリケーションエンジニアの職務経歴書の書き方はこちら

-
アプリケーションエンジニア(医療)の職務経歴書サンプルと書き方
「医療アプリケーションエンジニア」の職務経歴書を作成する際に役立つサンプル・テンプレートをご用意。職種別の書き方ポイントも解説しています。 経験者の方は、どのような製品群を扱っていたのか、どういった顧客を担当していたのか… 続きを読む アプリケーションエンジニア(医療)の職務経歴書サンプルと書き方
アプリケーションエンジニアの平均年収は818万円
JACが転職をサポートしたアプリケーションエンジニアの方々の平均年収は、818万円です。年収1,000万円以上で転職を決定された方も多く、高年収が期待できる職種だといえるでしょう。
JACがサポートした事例の中でも、40代で年収約1,600万円や、20代で1,000万円を超える年収で決定しているケースもあるため、年齢ではなく、実力が高く評価される職種だといえます。加えて、中級・上級以上の英語スキルを保有されている方は、高額な年収で転職を決定される傾向にあり、平均年収も915.2万円と全体平均より高めです。以上のことからアプリケーションエンジニアの転職において英語スキルは、年収を決める大きな要因の1つになっていると考えられます。
アプリケーションエンジニア職の世代別の平均年収は次のとおりです。

| 役職 | 平均年収 |
|---|---|
| メンバークラス | 778.1万円 |
| 管理職 | 968.1万円 |
| 平均年収 | |
|---|---|
| 日系企業 | 787.5万円 |
| 外資系企業 | 838.3万円 |
アプリケーションエンジニア最新求人情報
JACでは、多数のアプリケーションエンジニアの求人を取り扱っています。その中から抜粋し、ご紹介します。
●大手重工メーカー:HSEに関連する業務全般
●株式会社日立ハイテク:アプリケーションエンジニア(半導体計測検査装置)
●外資系最大手電子測定メーカー:アプリケーションエンジニア
●キヤノン株式会社:アプリケーションエンジニア(半導体露光装置)
●KEBA Japan株式会社:産業用ロボット向けアプリケーションエンジニア
●外資系半導体製造装置メーカー:アプリケーションエンジニア/Applications Engineer
●外資系 理化学機器メーカー:アプリケーションエンジニア
●外資系企業:アプリケーションエンジニア
●ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社:アプリケーションエンジニア 車載用映像伝送LSI開発 (GVIF) の顧客サポートエンジニア
※求人の募集が終了している場合もございます。ご了承ください。(2025年4月最新)
JACでは、上にご紹介したもの以外にも多数のアプリケーションエンジニアの求人を扱っています。しかし、当社が取り扱う求人の約7割は非公開求人であり、Webサイト上で詳細をお伝えすることはできません。非公開求人とは、当社にご登録いただいた方のみにご紹介が可能な求人です。
JACにはアプリケーションエンジニアに詳しいコンサルタントが多数在籍しています。転職にあたっての希望や不安などを詳しくお伺いしながら理想のキャリアを実現する求人の紹介が可能です。アプリケーションエンジニアへの転職をお考えの際には、ぜひJACにご相談ください。
アプリケーションエンジニアへの転職で有利となる資格
アプリケーションエンジニアの仕事に就くにあたって、必須の資格があるわけではありません。しかし、以下の資格を保有していると転職時にスキルを証明でき、転職活動で有利に働く可能性があります。
基本情報技術者試験
独立行政法人情報処理推進機構が実施する資格試験です。合格者は、ITを活用したサービスや製品のシステム設計やアプリケーション開発に必要な知識・技術を保有することの証明となる国家資格を取得できます。ソフトウェアの導入サポートやトラブルサポートなどに携わる場合には、ソフトウェアに関する知識が必要です。ソフトウェアに関わるアプリケーションエンジニアを目指す場合には、取得しておくと転職時に有利に働く可能性があります。
PMP資格
プロジェクトマネージャーのポジションを目指す場合には、プロジェクトマネージャーとして必要な知識を保有していることの証明となるPMP資格の取得がおすすめです。PMP資格は、アメリカに本部のあるPMI(プロジェクトマネジメント協会)が主催する国際資格です。IT業界だけでなく、幅広い業界のプロジェクトをマネジメントする際に必要となるスキルを証明でます。プロジェクトマネージャーを志望する場合には取得を検討するとよいでしょう。
TOEIC
アプリケーションエンジニアの仕事では、英語力を問われるケースが非常に多く、英語力を証明するためにはTOEICのスコアを取得しておくとよいでしょう。TOEICは世界中で実施されている試験であり、テスト結果はスコアで示されるため、英語能力のレベルを示す際に役立ちます。
アプリケーションエンジニアのキャリアパス
アプリケーションエンジニアのキャリアパスとしては、次のような方向性が考えられます。
プロジェクトマネージャーを目指す
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを率いるポジションとして、目標達成に向け、スケジュールを立案したうえで必要なメンバーを集め、チームを牽引する役割を担います。マネジメントに関心がある方やメンバーの育成に強い関心を持っている方などは、プロジェクトマネージャーを目指すとよいでしょう。

-
管理職の転職は難しい?その理由や転職成功のポイントを解説
管理職として転職を検討しているけれど、管理職の転職は難しい印象を持ってしまっている方もいるのではないでしょうか。 本記事では、管理職の転職が難しい理由や転職成功のポイントをJAC Recruitment(以下、JAC)が… 続きを読む 管理職の転職は難しい?その理由や転職成功のポイントを解説
スペシャリストを目指す
アプリケーションエンジニアとして、自社製品やサービス、関連する技術についての知識や技術を高め、自分の手によって困難な課題も解決したいという方もいらっしゃるでしょう。技術者としてのスキルアップに関心が強い方は、スペシャリストを目指すというキャリアパスがあります。
プロジェクトマネージャーは、組織全体の成果を高めるために、組織をマネジメントする役割を担います。一方、スペシャリストは、自身のパフォーマンスを高めることに関心の強い方におすすめのキャリアパスです。

-
スペシャリストとは?ゼネラリストとの違いや転職時のポイントを解説
スペシャリストとしてのキャリアを歩むことを考えている方もいるのではないでしょうか。本記事では、スペシャリストとしての力が必要とされやすい仕事や転職時のポイント・キャリアプランを解説します。 転職を検討中ですか? 今現在、… 続きを読む スペシャリストとは?ゼネラリストとの違いや転職時のポイントを解説
アプリケーションエンジニアの転職を成功させる2つのポイント
アプリケーションエンジニアは、高度な技術知識はもちろん、顧客との良好な関係性を築くコミュニケーション能力も求められる難易度の高い職種です。そのためさまざまな分野においてアプリケーションエンジニアのニーズは高まっています。アプリケーションエンジニアへの転職を成功させるためのポイントをご紹介します。
転職の目的を見失わない
アプリケーションエンジニアの求人を見ると、機械工学についての知識があれば、同じ業界での実務経験を問わず、応募が可能なものもあります。そのため、新たな分野に挑戦したいという方もいらっしゃるでしょう。しかしながら、同じ業界での実務経験をもつ人がいた場合、企業としては即戦力として期待できる経験者を採用する傾向にあります。従って、新たな分野でチャレンジしたいという気持ちが強い場合には、経験のある分野への転職に比べ、難易度が高くなることを認識しておかなければなりません。
転職の目的をどこに設定するかによって、企業選びの基準は変わります。転職によって年収アップやマネジメントにも関わるポジションなどを目指したい場合などは、経験を生かせる分野の求人に応募した方がよいでしょう。反対に、スキルアップのために新たな分野への転職を目指す場合などは、業務内容を重視して企業を選ぶことをおすすめします。
英語の能力や実務における英語の使用経験をアピールする
JACが取り扱うアプリケーションエンジニアの求人では、外資系企業における募集が非常に多くなっています。外資系企業の場合、本国や日本以外の地域のエンジニアとやり取りをするケースや英語で行われるミーティングへの参加が必要になる場合があります。そのため、エンジニアとしての知識に加え、英語力を求める求人が非常に増えています。
英語の実務経験がある場合には、読み書きが中心であったのか、英語でのコミュニケーションを図っていたのか、具体的に英語の活用経験を説明するとよいでしょう。また、英語の実務経験がない場合にはTOEICのスコアなどを示し、ある程度の英語の知識があること、また英語を習得する意欲があることを面接時に伝えると、採用確率を高められる可能性があります。
アプリケーションエンジニアの転職事例
JACが転職をサポートした事例の中から、40代前半の男性のケースをご紹介します。
Kさん(男性/40代後半)
| 業種 | 職種 | 年収 | |
|---|---|---|---|
| 転職前 | 産業用機械部品メーカー | アプリケーションエンジニア | 700万円 |
| 転職後 | 自動車部品メーカー | アプリケーションエンジニア | 1,100万円 |
Kさんは、自動車やバイクの商品開発や商品性評価試験、実証業務などに携わった後、産業用機械の部品を製造する外資系企業において、アプリケーションエンジニアとして勤務された経験をもつ方です。アプリケーションエンジニアとしてチームをまとめるプロジェクトマネージャーも経験されています。また、技術力を生かし、技術営業の業務にも対応されるなど、幅広い業務に携わっていらっしゃいました。
業務内容には満足されていたものの、自動車への思いが強く、50代を前に自分の関心の強い分野に携わりたいとの気持ちが大きくなり、転職を決意されました。
当社では、アプリケーションエンジニアとして技術営業にまで関わったKさんの経験を生かせる仕事として、自動車部品メーカーのアプリケーションエンジニアの職をご紹介しました。面接では、自動車の商品開発に関わった経験があったことに加え、アプリケーションエンジニアとして磨いた高いコミュニケーション能力も高く評価され、すぐに内定が決定しました。前職よりも400万円も高い年収提示がなされ、Kさんのスキルや経歴が大きく評価されたことが分かります。Kさんも、念願だった自動車関係の仕事であり、これまでの経験を存分に生かせる業務であることから入社を快諾し、現在は、受注部門のアプリケーションエンジニアとしてご活躍されています。
アプリケーションエンジニア職への転職なら、JAC Recruitmentへ
アプリケーションエンジニアは、技術面のスキルとコミュニケーション能力の両方が求められる難易度の高い仕事です。しかしながら、顧客と開発部門を結びつける重要な役割を担っており、大きなやりがいを得られる仕事だといえます。
JACでは、アプリケーションエンジニア職に詳しいコンサルタントが在籍しており、転職を希望される方の希望や適性などに合わせ、1人ひとりに最適な求人をご紹介しています。また、キャリアに悩む場合にも業界の状況などを踏まえ、適切なアドバイスを行うことも可能です。
アプリケーションエンジニア職への転職をお考えの際には、ぜひJACにご相談ください。

-
メーカー転職情報
メーカーの転職市場においても、JAC Recruitmentは多くの方々の転職を成功させてきました。JACは業界専任制のコンサルティングを行っているため、高い専門性や業界の知識を豊富に蓄積しており、また市場動向についても… 続きを読む メーカー転職情報



